GM
では準備ができたようなのではじめていきましょう!
GM
とある地方の山中。ぽつりと建つ古びた木造の病院の入院病棟、2階の203号室。
ベッドに腰掛けた患者の傍らに、ひとりの医師が腰掛けて話を聞いている。
患者は言う。何か大きな罪を犯したのに、それが何なのか思い出せない。
静かな病室で、カウンセリングは続く。
GM
病室の外に人影はない。長い廊下を見渡しても、階下に降りたとしても。
生きて動く者は一人もいない。
ただ、203号室から、話し声がぽつぽつと無人の廊下に漏れ聞こえている。
GM
(――数か月前、忍務の帰途で大怪我を追った忍者をこの病院の医師の1人が保護した。
隠れ潜む忍者であったその医師は、同情か仁愛か気紛れか、傷ついた忍者が身元を隠して心身を癒せるように尽力した。
病院の人々は患者をあたたかく遇し、忍者は生まれて初めて味わうような静かで安らかな日々を過ごした。
その束の間の静穏が、壊れる日までは)
GM
その日壊れたものは、ほんとうは何だったのだろう。
真実は何処に?
GM
――さあ、先生。あなたの患者が待っています。
GM
ということで、まずは自己紹介からお願いしましょうか!
GM
PC1からお願いします。キャラシートも一緒に公開してください。
GM
【導入:PC1】
あなたは数か月前PC2に救われ、この病院に入院している患者である。
何か大きな罪を犯したのに、それが何なのか思い出せない。
何らかのショックによる一時的な記憶障害だろうと医師は言う。
あなたの【使命】は記憶を取り戻すことである。
如月 飛波
俺の名前は如月 飛波(きさらぎ あすは)です。
如月 飛波
流派は鞍馬神流の蓮華王拳で、妖魔を討つべく日々忍務をこなしていました。
如月 飛波
ただ…数ヶ月前に討ち取り損ねた妖魔の残党からの不意打ちをくらい、大怪我を負うことになり…。
如月 飛波
怪我を負いながらも無我夢中でその妖魔は倒したのですが、そのまま意識を失ってしまい…気がつけばこの病院に運ばれていました。
如月 飛波
…それからは、先生もご存知でしょう。
とても、とても穏やかな日々をここで過ごしていたんです。
如月 飛波
穏やかで満ち足りていた日々。…そんな時を過ごさせてくれた病院は今静寂に満ちていて。
如月 飛波
何故そうなったのか。何故”それ”が起きたのか。
如月 飛波
自分が、そうなる原因の何か大きな罪を犯してしまったのだろうという…それだけは分かっていて。
GM
【導入:PC2】
あなたはこの病院の医師である。何らかの理由で隠れ潜む忍者であったあなたは、同情か仁愛か気紛れか、数か月前にPC1を匿い、その主治医をつとめてきた。
体の傷が癒えたというのに、PC1は何らかのショックで起きた記憶障害に悩んでいる。
あなたの【使命】はPC1に記憶を取り戻させることだ。
斑雲 密月
私の名前は斑雲 密月(むらくも みつき)です。
斑雲 密月
流派は鞍馬神流です、……あまりそう見えないと言われることもあります。
斑雲 密月
向いていない仕事をしていると言われることもあります。
斑雲 密月
……けれども、幸いにして、才能がなかった訳ではないようです。
斑雲 密月
それが、幸運だったのか、不幸だったのかは、私にはなんとも。
斑雲 密月
今はそう、……如月さんとお話をしながら、如月さんの記憶が戻るよう、お手伝いをさせて頂いています。
斑雲 密月
きっと、彼にはそれが、必要なことだと思うから。
導入フェイズ
斑雲 密月
2d6 シーン表 (2D6) > 4[2,2]
> 4
GM
04~05:古い木造の入院病棟、203号室。ひどく静かだ。会話の間に落ちる静寂が胸に刺さるほどに
GM
窓の外に夏の日差しが落ちている。開け放たれた窓から、ぬるい風が吹き込む。
斑雲 密月
「こんにちは、如月さん。
今日のお加減はいかがですか?
調子の悪いところなどがあったら、すぐに教えて下さいね」
斑雲 密月
静かな病棟の中に、驚かせないように控えめに声をかけます。
如月 飛波
窓の外を眺めていたところに声をかけられて、そちらの方を向いて。
如月 飛波
「…こんにちは密月さん。
体の具合は…ええ。大丈夫です。なんなら今にも忍務に戻れそうなくらいには快復をしていると思います」
斑雲 密月
「……もう。如月さんはすぐにそう仰るんですから」
斑雲 密月
「でも、良かった。
……お体以外はどうですか?
なにか……思い出したことや、気になったことはありますか?」
斑雲 密月
振り向いた貴方と、窓から差し込む日差しを交互に眺め見ながら、患者用の寝台の側の椅子に腰掛けます。
如月 飛波
そう言われて。
思い出そうとして、顔を歪ませる。
如月 飛波
「……思い出さなくてはいけないのだと、分かっているのですが………」
如月 飛波
「…どうすれば、思い出せるのか……分からないのです」
斑雲 密月
「……!
如月さん、大丈夫ですよ、如月さん、落ち着きましょう。
ゆっくり息を吸って……吐いて……」
如月 飛波
そう言われて、荒くなり始めた息を整えようと深く吸って、吐く。
斑雲 密月
何度か呼吸を繰り返す貴方の背中へ、撫でるように手のを伸ばします。
斑雲 密月
「ごめんなさい、急かせるように感じてしまいましたか?
ゆっくりで大丈夫、大丈夫なんです。
……なにか気づいたことや、感じたことがあれば教えてほしかっただけなので」
斑雲 密月
内心、どこかで焦っている自分の気持が、伝わってしまったのでしょうか。
申し訳ない気持ちで、ただ、側に寄り添います。
斑雲 密月
「……何もお変わりがないのなら、悪くなったり、困ったことがないのなら、それで充分なんです。
今日も暑そうな日差しですね、もうそろそろ夏も終わりかと思っていたのですが」
如月 飛波
「はい……すみません、ありがとうございます」
如月 飛波
気遣い、寄り添ってくれるその声に。
背中を撫でられるその優しさに。
如月 飛波
少しだけほっとしたような。
少しだけ悲しむような、そんな表情を浮かべてから…そう答えて。
如月 飛波
「……夏もまだまだ終わる気はないようですね。この日差しでは病院の外の草刈りも、またそろそろしなくては…」
如月 飛波
気を紛らわせるように言ってくれたその言葉に、そう伝えて。
如月 飛波
貴女さえ良ければ、”病室の外に出て”それをしますよという意思を示す。
斑雲 密月
「ああ、もうそんな時期でしたね。夏前に一回、手を入れたから……そんなには伸びてはいないと思いたいのですけど……」
斑雲 密月
貴方の表情をそうっと、伺い見て。
悲しみを少しでも、解こうとするように笑いかけます。
斑雲 密月
「この時期の、草木の生命力には驚かされます。
ああ、大丈夫ですよ、今日はまだゆっくりしていてください。
……急ぐことはないんですよ、まずは心を落ち着けて。
自分を安心させてあげてください」
メインフェイズサイクル1
シーンプレイヤー:斑雲密月
斑雲 密月
優しい言葉をかけることも、技術の一つ。
そういう技術を、仕事を、自分は生業として生きてきました。
斑雲 密月
だから、それが本心なのか、体裁のものなのか。
迷ってはいけない、そういう世界で生きてきたのです。
斑雲 密月
2D6+1>=5 (判定:対人術) (2D6+1>=5) > 4[2,2]+1 > 5 > 成功
【秘密:如月飛波】
実はあなたこそがこの病院の医師である。
あなたはある理由(PLの任意)からこの病院の人々を殺した。その場に居合わせたショックからか、PC2は記憶に混乱をきたした。PC2の中で、匿われた忍者であるPC2と、その主治医であるあなたが逆転してしまっているのだ。
あなたが患者を演じているのは治療の手段だった。ごく僅かずつ事件の情報を伝えることで、PC2の状態を探っていたのだ。
そして判断し、決断した。PC2の記憶を修正し、思い出させねばならない。もう手段は選ばない。PC2に憎まれ追われることになろうとも、それがあなたへの罰となり贖罪の手段となるだろう。
あなたの【本当の使命】は、あなたからPC2にプライズを渡し、かつ最終的なプライズの所持者となることだ。
斑雲 密月
内心の動揺を物語るように、椅子から立ち上がりかけたまま、手のひらを自分の口にあてます。
シノビらしくない感情を、圧し殺すように、飲み込むように。
斑雲 密月
「……いえ、……そんな、……………………そんなことは……」
斑雲 密月
なにか、恐ろしい何かを見つけてしまったような。
斑雲 密月
飲み込めない何かに苦しめられているような顔で。
ただじっと、貴方の瞳を見つめます。
如月 飛波
その、心中を推し量るように。
観察をするような眼差しで密月を見る。
如月 飛波
それはまるで医者が患者を見る時のような、視線。
斑雲 密月
「……………………いえ。
すみません、夏の……日差しで一瞬、目が眩んだのかしら」
斑雲 密月
片手に抱えたままのカルテを、ぎゅっと握りしめます。
斑雲 密月
貴方と話す間、草むしりの思い出を懐かしみながら、一瞬だけ。
風でめくれたカルテの下に、見慣れないメモを見つけたのをそっと手で隠したまま、今度は自分が呼吸を整えます。
斑雲 密月
一瞬、幻でも見てしまったかのような顔で。
斑雲 密月
「懐かしい頃を思い出して、くらっと来てしまったのかも」
シーンプレイヤー 如月飛波
如月 飛波
一瞬ちらと見た場所。抱えられたカルテをじっと見据えて、密月に問う。
如月 飛波
「”貴女”こそ、何か気になることが出来たのではないでしょうか」
斑雲 密月
沈黙を抱えたまま、一瞬、迷うようにも悲しむようにも見える視線をさまよわせ。
斑雲 密月
「……これが夏の日差しのせいじゃないとしたら」
斑雲 密月
「これが、懐かしい記憶の起こした立ちくらみで……」
斑雲 密月
「……その方が、そう思ったほうが、幸せなんじゃないかと、少し、思っただけです」
斑雲 密月
「……それでは、いけませんでしたか?」
斑雲 密月
まるで、”先生”に問い返す、生徒か患者か。
そのようなニュアンスで。
一瞬だけ、立場が逆転してしまったかのような空間。
如月 飛波
「それはとても、穏やかで…幸せで。それを選んだなら、得難いものを失わずに済むのでしょう」
如月 飛波
「…けれど、もう”失われた人たち”が居る」
如月 飛波
「このままでいたなら、”失ってしまうもの”がある」
如月 飛波
そう、口にしながら。
頬から不要なものを剥がして。代わりに、必要なものを身に着けて。
如月 飛波
「…貴女は向き合わなくてはならない。
真実と、私が犯した罪に」
如月 飛波
その動きは大怪我を患っていた者のものではなく。
その眼差しは、”戦いに赴く忍”のもの。
如月 飛波
「……貴女が私との時間を失うまいとしてくれたことは、決して忘れません」
如月 飛波
「その上で、私は貴女に戦いを挑みましょう。
…例え記憶を失えど、忍として培われた全てが消え去ることなどはないのだから」
如月 飛波
”戦いの中で貴女に自分を取り戻してもらう”。
…そのために、拳を握りしめて飛波は密月へと踏み込んだ!
如月 飛波
*PC2:斑雲 密月へと戦闘を仕掛けます
GM
戦闘を開始します。二人なので、2ラウンドで終了ですね。
[ 如月 飛波 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
[ 斑雲 密月 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
斑雲 密月
では、神槍でプロット2にいる如月さんを攻撃ます。
斑雲 密月
2D6+1>=5 (判定:手裏剣術) (2D6+1>=5) > 9[3,6]+1 > 10 > 成功
GM
2点射撃戦ダメージですね。回避判定をどうぞ。
如月 飛波
2D6>=6 (判定:手練) (2D6>=6) > 3[1,2] > 3 > 失敗
如月 飛波
■奥義
《朧柩》
指定特技 :結界術
エフェクト:絶対防御/くらまし/防御低下
効果・演出:
特殊な薬品とチャクラをかけ合わせた自身の血液を操り、硬質化させることによりあらゆる攻撃を防ぐ。
斑雲 密月
白衣の裾から取り出したのは、一本の”ダーツナイフ”でした。
如月の気迫に、その言葉に、衝撃と動揺を受けながらそれでも体は”シノビ”として動く。
鋭い一投を、”神の槍”になぞらえるように放ち。
如月 飛波
けれど、金属に弾かれたかのような音を立てて、確かに命中をしたダーツナイフが壁へと突き刺さる。
如月 飛波
怪我を受けての出血ではない。自ら吹き出させた血によって。それを為した。
如月 飛波
硬質化した血の一部は周囲を漂い。一部は飛波の体を這いながら蛇が如き動きを見せていて。
如月 飛波
集団戦攻撃でプロット4にいる密月さんを攻撃します。
如月 飛波
2D6>=5 (判定:記憶術) (2D6>=5) > 4[1,3] > 4 > 失敗
如月 飛波
そう宣言すると共に周囲を漂っていた血晶の群れが密月へと放たれる。
如月 飛波
それは密月の薄皮を僅かに掠めて、飛波には明確に攻撃の意思があるということだけを示す。
如月 飛波
「ひどく動揺をしているようですが…”忠告”はこれで最後です」
如月 飛波
だからどうか、本気を出してくださいと。
そう目で訴えて、再び構える。
[ 如月 飛波 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
[ 斑雲 密月 ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
如月 飛波
先に言いますが、こちらにも感情修正を入れます。
斑雲 密月
2D6+1>=5 (判定:手裏剣術) (2D6+1>=5) > 12[6,6]+1 > 13 > スペシャル(【生命力】1点か変調一つを回復)
如月 飛波
2D6>=6 (判定:手練) (2D6>=6) > 7[1,6] > 7 > 成功
斑雲 密月
「……………………そう。
そうなんですね、如月さん」
斑雲 密月
「もう、私達に残された時間は、多くはないのだから」
斑雲 密月
言葉とともに、再び、今度こそ”本気”の一投を見せます。
如月 飛波
硬質化した血晶によって、こちらも”本気”での回避を行う。
如月 飛波
「…ありがとうございます。貴女が応えてくれる人で良かった」
如月 飛波
そう、呟いて。
攻撃を防いだ血晶が密月へと再び放たれる。
如月 飛波
集団戦攻撃でプロット5にいる密月さんを攻撃します。
如月 飛波
2D6>=5 (判定:記憶術) (2D6>=5) > 10[5,5] > 10 > 成功
GM
成功ですね。密月さんは記憶術から回避をどうぞ。
斑雲 密月
2D6>=8 (判定:対人術) (2D6>=8) > 9[3,6] > 9 > 成功
如月 飛波
密月へと放たれた血晶は、今度は直線的な動きだけではなく追い込むが如き動きを見せる。
如月 飛波
しかしそれは命を奪い取るためのものではなく。
”本来の密月の忍としての動き”を引き出すが如き動きで…
如月 飛波
それを回避する姿を見ながら、”患者の容態”を確認する。あくまでも医者としての一撃。
如月 飛波
愛した人を救いたいと願ったが末の行動。
【プライズ:記憶】
このプライズの真の名称は『罪』である。下記文中の「あなた」はその時点でのこのプライズの持ち主を指す。
このプライズを手に入れたタイミング(配布時を含む)が訪れるたび、持ち主は下の「」内の文章中の、任意の一つの[ ]の中を消して好きに書き換えてよい。この時、書き換えた[ ]についている番号を消去すること。番号の消えた[ ]内は以降上書きされない。
「あなたは(1)[3日前]、[敵対勢力の実験場であったこの病院を壊滅させる忍務を果たす]ために、この病院の人々を全て殺した。あなたは(3)[慣れた手際で、人形のように首を落として]彼らを殺した。
目の前の相手だけは殺さなかった。(4)[境遇を自分と重ねて情が移りすぎてしまっていた]からだ。記憶の混乱の治療にはもっと時間を掛けたかったが、今日までが限界だった。あなたは(5)[痕跡を消すため、既に病棟の下階に火を放った]。
これこそが、これだけが、(6)[ 真実 ]である。」
斑雲 密月
貴方からの一撃を、確かめるように。
”患者の容態”を、確認する医師のようにひらりとかわして、けれども、その動きに殺意はなく。
白衣の裾だけが切り裂かれて、夏の日差しに溶ける雪のように舞うだけでした。
斑雲 密月
「……分かってはいたんです。
もう、時間はない。
急がなくてはならない。
けれども、どうしてでしょうね」
斑雲 密月
「まだ……もうあと少し、一分、一秒でも」
斑雲 密月
「私達には、もうあと、幾ばくの時間が許されているのだろうと」
斑雲 密月
「……そんなことばかり考えていました」
斑雲 密月
すでに抵抗の意思はなく、身のこなしはシノビのもの。
その動きは、その言葉は、貴方の記憶に、貴方の意思に、貴方の感情に、どのように働きかけるのでしょうか。
斑雲 密月
「……もう一度、時間の針が巻き戻って。またこの夏が来るのなら」
斑雲 密月
答えのない、終わらない迷宮の問いかけ。
もし、もう一度だけ願えるなら。
斑雲 密月
「……シノビにはきっと、不要なのでしょうけど」
如月 飛波
「…ええ。忍ならば、忍務を前にしたならば…そのようなものを持ってはならない」
如月 飛波
「…けれど。だからこそなのでしょうね。
…時折それが、酷く眩しく見える」
如月 飛波
自らを取り戻したかのようにひらりと避ける密月を観ながら。
それでもなお、医師としてこちらを観てくる密月を観ながら。
如月 飛波
同調をするようにそう呟くと、攻撃の手を一度緩める。
如月 飛波
「その上で私たちは、得難く眩しいそれに手を伸ばすことを諦めなくてはならない」
如月 飛波
その上で私は、得難く眩しいそれに手を伸ばすことを諦めることが出来ない。
如月 飛波
…その光は掴んで、共に在ることは出来ないけれど。
如月 飛波
堕ちて消えてしまうことを防ぐことは出来るだろうから。
如月 飛波
「……”お体とお心の具合は如何でしょうか?”」
如月 飛波
診療を続ける。自らが願うもののために。
メインフェイズサイクル2
シーンプレイヤー:斑雲密月
斑雲 密月
「”……こんにちは如月さん。
体の具合は…ええ。大丈夫です。なんなら今にも忍務に戻れそうなくらいには快復をしていると思います”」
斑雲 密月
貴方の言葉を、鸚鵡返しのようにピタリと唱えて。
斑雲 密月
「……不思議ですね、ほんの少し前の……ほんのちょっと、時間を巻き戻しただけのことなのに」
斑雲 密月
「……まるで、遠い昔のことのように感じるのは、何故なんでしょうね」
斑雲 密月
誰も答えてくれない問いを、ただただ、虚空に投げかけて。
斑雲 密月
「……眩しくて、キラキラした、夏の日差しのようなものを」
斑雲 密月
「私たちはただ、諦めながら生きていく」
斑雲 密月
夜闇の影に埋もれるように、光ある世界に戻れないように。
斑雲 密月
「その”役目”は、貴方のものではない」
斑雲 密月
「……………………返して、くださいませんか?」
斑雲 密月
「……………………私が、抱えるべきものです」
斑雲 密月
今度こそ。
今度こそ私は”間違えない”。
斑雲 密月
斑雲密月、如月さんに戦闘を仕掛けます。
[ 如月 飛波 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
[ 斑雲 密月 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
斑雲 密月
では、変わらず。
神槍で、如月さんを攻撃します。
斑雲 密月
2D6+1>=5 (判定:手裏剣術) (2D6+1>=5) > 12[6,6]+1 > 13 > スペシャル(【生命力】1点か変調一つを回復)
如月 飛波
2D6>=6 (判定:手練) (2D6>=6) > 4[2,2] > 4 > 失敗
斑雲 密月
くらましとか見破りとかその辺りの説明をお伺いしたく
如月 飛波
■奥義
《朧柩》
指定特技 :結界術
エフェクト:絶対防御/くらまし/防御低下
効果・演出:特殊な薬品とチャクラをかけ合わせた自身の血液を操り、硬質化させることによりあらゆる攻撃を防ぐ。
斑雲 密月
2D6-2>=7 (判定:召喚術) (2D6-2>=7) > 5[1,4]-2 > 3 > 失敗
斑雲 密月
強い意志を隠さず、一投。
今度は、三本を一度に。
強く風に押し流される流れる雲のように、貴方を陰らせるために。
如月 飛波
貴女が”そう願って”くれるから。
”それ”を抱えようとしてしまうから。
如月 飛波
貴女が”そんな人”だから。
…だからこそ、”それ”を背負わせるわけにはいかない。
如月 飛波
強い意志で投げられたナイフは全て、血晶によって弾き飛ばされる。
如月 飛波
罪を渡すことで貴女の人生を陰らせることのないように。
ただそれだけを願う、強い意思を込めて。
如月 飛波
こちらも変わらず、集団戦攻撃で密月さんを攻撃します。
如月 飛波
2D6>=5 (判定:記憶術) (2D6>=5) > 3[1,2] > 3 > 失敗
[ 如月 飛波 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
[ 斑雲 密月 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
斑雲 密月
2D6>=5 (判定:手裏剣術) (2D6>=5) > 10[4,6] > 10 > 成功
GM
通らば射撃戦ダメージ2点ですね。飛波さんは-1をつけて回避をどうぞ。
如月 飛波
2D6-1>=6 (判定:手練) (2D6-1>=6) > 7[1,6]-1 > 6 > 成功
如月 飛波
先ほどと同じく。集団戦攻撃で密月さんを攻撃します。
如月 飛波
2D6>=5 (判定:記憶術) (2D6>=5) > 10[4,6] > 10 > 成功
斑雲 密月
回避をします、ではありがたく感情修正を頂戴して
斑雲 密月
2D6+1>=8 (判定:対人術) (2D6+1>=8) > 3[1,2]+1 > 4 > 失敗
GM
失敗ですね。集団戦ダメージが1点と、後の先で射撃戦ダメージが1点。
GM
飛波さんは変調表を振ってください。KWTですね。
如月 飛波
KWT 怪変調表(2) >
マヒ:修得している特技の中からランダムに一つを選び、その特技が使用不能になる。この効果は、修得している特技の数だけ累積する。各サイクルの終了時に、《身体操術l》で行為判定を行い、成功するとこの変調はすべて無効化される。
GM
飛波さんは1d6をお願いします。左上から順番に選びましょう。
GM
では……密月さんは手裏剣術が使用不能になります。
[ 斑雲 密月 ] 頑健 : 2 → 1
「あなたは(1)[3日前]、[敵対勢力の実験場であったこの病院を壊滅させる忍務を果たす]ために、この病院の人々を全て殺した。あなたは(3)[慣れた手際で、人形のように首を落として]彼らを殺した。
目の前の相手だけは殺さなかった。(4)[境遇を自分と重ねて情が移りすぎてしまっていた]からだ。記憶の混乱の治療にはもっと時間を掛けたかったが、今日までが限界だった。あなたは[手にかけることの出来なかった相手を生かす為に、無理矢理にでも記憶を取り戻させて逃がすことにした]。
これこそが、これだけが、(6)[ 真実 ]である。」
斑雲 密月
「如月さんは、少し、混乱されているようですね」
斑雲 密月
そう言って。
再び、取り出したダーツナイフを投げ放ちます。
迷うような指先で、それでも譲れないという意志だけは確かに。
如月 飛波
「…お気遣いなく。
私は至って健康ですので」
如月 飛波
「…密月さんこそ、どうかお気を確かに。
受け入れるということは恐ろしいでしょうが…どうか」
如月 飛波
言いながら、放たれたダーツナイフを血晶が受け止めて。
如月 飛波
受け止めた血晶が、それを”弾き返す”。
如月 飛波
いつの間にか周囲を囲むように漂っている血晶は密月の動きを狭めていて、そこに向けて弾かれ返されたダーツナイフが飛ぶ。
斑雲 密月
かすめた箇所が、悪い。
体の動きが一瞬、鈍りを見せます。
あまりよくない位置だ。
それでも、まだ、動けるはず。
シーンプレイヤー:如月飛波
如月 飛波
記憶術を使います。それまでの様子や所作から彼女の変化や隠しているものを推察する感じで。
如月 飛波
2D6>=5 (判定:記憶術) (2D6>=5) > 11[5,6] > 11 > 成功
【秘密:斑雲密月】
あなたには分かっている。罪を犯したのは実は彼ではない。あなただ。
PC1は、あなたが病院の人々を殺戮したショックからか記憶に混乱をきたしている。事件の記憶の中の犯人、つまりあなたを、自分自身と取り違えてしまっているのだ。
主治医として、彼が自ら思い出せるよう少しずつカウンセリングを続けていたが、タイムリミットが迫っている。
あなたは決断した。彼の記憶を修正し、思い出させねばならない。もう手段は選ばない。彼に憎まれ追われることになろうとも、それがあなたへの罰となり贖罪の手段となるだろう。
あなたの【本当の使命】は、あなたからPC1にプライズを渡し、かつ最終的なプライズの所持者となることだ。
如月 飛波
戦いながら彼女の様子を見て。
彼女は違和を覚えながらも、自分こそが罪を生んだ存在であると未だ確信していることが分かる。
如月 飛波
それほどまでにショックが大きかったのか。
…それとも彼女こそが正しいのか。
今はまだ答えを出すことが出来ない。
如月 飛波
”どちらがどうであったとしても”、罪を背負うべきは自分なのだ。
如月 飛波
そしてそれを決められるのが誰なのかは。
GM
メインフェイズ終了。このタイミングで変調の回復判定が挟まります。
GM
密月はマヒを受けていますね。身体操術で判定を行ってください。
斑雲 密月
2D6>=6 (判定:歩法) (2D6>=6) > 9[3,6] > 9 > 成功
GM
では、密月のマヒは回復します。手裏剣術使えるよ。