クライマックスフェイズ

斑雲 密月
相変わらず、胸が痛くなるような静寂が揺蕩う、木造の病院の中で。
向き合っている、貴方と二人。
斑雲 密月
「……不思議ですね」
斑雲 密月
「……本当は」
斑雲 密月
「時計の針を戻せるのなら、私は、貴方と出会うべきではなかったんです」
斑雲 密月
「なかったことにすべきで、本当は」
斑雲 密月
「……本当は、始まるべきじゃなかった。間違えたんです。私は。……私たちは」
斑雲 密月
「……それなのに」
斑雲 密月
「私は、随分とこの、道を間違った迷路に迷い込んだまま、ずっと」
斑雲 密月
「……………………ずっと、キラキラとした、夏の日差しに焦がれてしまった」
斑雲 密月
「手を、伸ばすべきではなかったのに」
斑雲 密月
「……」
斑雲 密月
「だから」
斑雲 密月
「……終わらせましょう」
斑雲 密月
「穏やかで、優しくて」
斑雲 密月
「悲しくて、辛くて」
斑雲 密月
「きらきらとした……昔、子供の頃憧れたような、宝物のような日々を」
斑雲 密月
「……私の”罪”は」
斑雲 密月
「私が、背負います」
斑雲 密月
「……その罪は」
斑雲 密月
「”貴方”のような人が、背負って良いものではないのだから」
斑雲 密月
静かな、穏やかな、物悲しい夏の足音がする。
斑雲 密月
終わりに向けて進む、夏の、足音が。
如月 飛波
「それでも……」
如月 飛波
「それでも私は」
如月 飛波
「密月さん。貴女に出会えて良かったと思っているんです」
如月 飛波
「貴女に出会わなければ…」
如月 飛波
「私は夏の日差しの眩しさも。青々と伸びる草木のことも」
如月 飛波
「そんな美しいものを。
そんな、細やかな美しさを何一つとして見ずに。
気付かずに」
如月 飛波
「ただ、忍務を果たすべく、生きていました」
如月 飛波
「だから」 
如月 飛波
「そんな私こそが、この”罪”を背負うには相応しい」
如月 飛波
ポツリ、ポツリと語りながら。
如月 飛波
窓から入り込む日差しだけが季節を指し示して。
けれど、虫の声すらしない夏の世界で。
如月 飛波
パチリ、パチリと木が弾ける音が混じりだした、”かつて安穏だった終わりゆく場所”で。
如月 飛波
「在るべき罪は罪は在るべき場所へ」 
如月 飛波
「例え、貴女がそれを許せずとも。
その”罪”は確かに私が頂きましょう」
GM
穏やかな日々を過ごした場所が、惨撃の舞台が、焔に呑まれてゆく。
GM
最後に残るのは、果たして。
GM
クライマックス戦闘を開始します。
GM
クライマックスの戦場は極地となります。
GM
極地:宇宙や深海、溶岩、魔界など。ラウンドの終わりにGMが1D6を振り、経過ラウンド以下なら全員1点ダメージ。ここから脱落したものは変調表を適用する。
[ GM ] ラウンド : 0 → 1
GM
◆ラウンド1
GM
プロットをどうぞ!
斑雲 密月
OKです!
如月 飛波
OKです
GM
ではプロットの開示をお願いします!
[ 如月 飛波 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
[ 斑雲 密月 ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
GM
プロット3:密月
プロット2:飛波
GM
◆プロット3
斑雲 密月
では、春雷で攻撃します。
GM
はい!骨法術から判定をどうぞ。
斑雲 密月
2D6>=5 (判定:骨法術) (2D6>=5) > 4[1,3] > 4 > 失敗
斑雲 密月
すみません、
斑雲 密月
神通丸をきります
GM
OK
GM
ではもう一度どうぞ
如月 飛波
感情修正を入れます
斑雲 密月
2D6+1>=5 (判定:骨法術) (2D6+1>=5) > 3[1,2]+1 > 4 > 失敗
GM
逆凪です
GM
◆プロット2
如月 飛波
接近戦攻撃で密月さんに攻撃します
GM
どうぞ!
如月 飛波
2D6>=5 (判定:骨法術) (2D6>=5) > 8[2,6] > 8 > 成功
GM
成功ですね。
GM
密月は逆凪につき回避不能。
GM
接近戦ダメージ1点と、後の先による射撃戦ダメージ1点が入ります。
GM
接近戦ダメージは頑健に飛びますすね。
GM
密月は射撃戦ダメージを受ける分野を選択してください。
斑雲 密月
器術でお願いします。
GM
了解です。
[ 斑雲 密月 ] 頑健 : 1 → 0
[ 斑雲 密月 ] 器術 : 1 → 0
[ 斑雲 密月 ] 忍具 : 3 → 2
如月 飛波
続けて風饗を行います。
GM
了解です。判定をどうぞ。
如月 飛波
2D6>=5 (判定:骨法術) (2D6>=5) > 5[1,4] > 5 > 成功
GM
成功です。続けて攻撃判定をどうぞ。
如月 飛波
2D6>=5 (判定:骨法術) (2D6>=5) > 12[6,6] > 12 > スペシャル(【生命力】1点か変調一つを回復)
GM
スペシャル!
如月 飛波
1d6 (1D6) > 1
GM
ダメージは変わらず接近戦ダメージ1点に射撃戦ダメージ1点。
GM
飛波さんはRCTを1回振ってください。
如月 飛波
RCT ランダム分野表(6) > 妖術
GM
密月は射撃戦ダメージ1点を受ける部位を選んでください
斑雲 密月
忍術でお願いします
[ 斑雲 密月 ] 妖術 : 1 → 0
[ 斑雲 密月 ] 忍術 : 1 → 0
GM
RPの方をどうぞ。密月さんからかな。
斑雲 密月
白衣から再び、ダーツナイフを取り出そうとして構えようとしたところで、ふと、貴方と目が合い。
斑雲 密月
一瞬の迷いに気を取られ、反応できず。
横から舞い込んだ火の粉で手元を狂わせ、姿勢を崩します。
如月 飛波
こうなった”今”。
如月 飛波
その隙は決して見過ごされるものではない。
如月 飛波
これまで決して自らは動かなかった飛波は、ここで初めて踏み込んで。
如月 飛波
一息に2連。その動きを、抵抗する力を奪い去るように組み伏せて。”骨”を外す。
如月 飛波
軸を逸らせば、完全に外されきらずには済むだろう。自ら骨を嵌め直すことも出来るだろう。
如月 飛波
…但し、それでも密月のその動きは確実に鈍る。
GM
1d6 極地 (1D6) > 4
GM
何も起こりません
[ GM ] ラウンド : 1 → 2
GM
◆ラウンド2
GM
プロットをどうぞ。
如月 飛波
OKです
斑雲 密月
OKです
GM
プロットの開示をどうぞ!
[ 如月 飛波 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
[ 斑雲 密月 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
GM
プロット2:飛波、密月
GM
行動順を決めましょう。2d6で低い方から動きます。
如月 飛波
2d6 (2D6) > 6[2,4] > 6
斑雲 密月
2d6 (2D6) > 7[2,5] > 7
GM
飛波>密月で
GM
飛波さんから行動をどうぞ。
如月 飛波
接近戦攻撃を密月さんに行います
GM
了解です。判定をどうぞ。
如月 飛波
2D6>=5 (判定:骨法術) (2D6>=5) > 6[1,5] > 6 > 成功
GM
成功ですね。密月は骨法術から回避をどうぞ。
如月 飛波
感情修正を入れましょう
斑雲 密月
2D6+1>=5 (判定:骨法術) (2D6+1>=5) > 9[4,5]+1 > 10 > 成功
斑雲 密月
成功です。
GM
回避成功!
GM
では続いて密月の手番をどうぞ。
斑雲 密月
判定はしません、奥義を撃ちます。
GM
了解です。奥義情報を公開してください。
斑雲 密月
■奥義
《月に斑雲》
指定特技 :伝達術
エフェクト:クリティカルヒット/滅び/射程低下
効果・演出:取り出したダーツナイフが真円を描く。順番に、どこか奇術的に、読めない軌跡を描きながら。月の満ちる時間が、来た。
GM
何もなければ4点ダメージ。
如月 飛波
奥義の絶対防御を行います。
GM
了解です。
如月 飛波
■奥義
《朧柩》
指定特技 :結界術
エフェクト:絶対防御/くらまし/防御低下
効果・演出:特殊な薬品とチャクラをかけ合わせた自身の血液を操り、硬質化させることによりあらゆる攻撃を防ぐ。
GM
奥義破りは結界術から-2
斑雲 密月
GM、奥義破り判定の前に兵糧丸を使用います、回復部位は妖術です
GM
OK
[ 斑雲 密月 ] 妖術 : 0 → 1
[ 斑雲 密月 ] 忍具 : 2 → 1
斑雲 密月
ここで回想を使用します。
GM
了解です。秘密を公開して回想シーンを演出してください。
斑雲 密月
「……私は」
斑雲 密月
「……私はもう、本当は」
斑雲 密月
「今でも時々、何が正しくて、自分が誰だったのか」
斑雲 密月
「……………………でも、本当は、そんなものはどうでも良かったのかもしれません」
斑雲 密月
「私は、医者です。傷つき、混乱した貴方を助け、癒やし」
斑雲 密月
「……そして、私の罪を、私の手に」
斑雲 密月
【斑雲 密月の秘密】
あなたには分かっている。罪を犯したのは実は彼ではない。あなただ。
PC1は、あなたが病院の人々を殺戮したショックからか記憶に混乱をきたしている。事件の記憶の中の犯人、つまりあなたを、自分自身と取り違えてしまっているのだ。
主治医として、彼が自ら思い出せるよう少しずつカウンセリングを続けていたが、タイムリミットが迫っている。
あなたは決断した。彼の記憶を修正し、思い出させねばならない。もう手段は選ばない。彼に憎まれ追われることになろうとも、それがあなたへの罰となり贖罪の手段となるだろう。
あなたの【本当の使命】は、あなたからPC1にプライズを渡し、かつ最終的なプライズの所持者となることだ。
GM
奥義破りの判定に+3がつきます。
GM
-2+3ですね。判定をどうぞ!
斑雲 密月
2D6-2+3>=7 (判定:召喚術) (2D6-2+3>=7) > 8[4,4]-2+3 > 9 > 成功
GM
成功!
GM
では4点のランダムダメージが飛波に入ります。内2点は頑健に入りますね。密月はRCTを2回振ってください。
斑雲 密月
RCT ランダム分野表(5) > 戦術
斑雲 密月
RCT ランダム分野表(5) > 戦術
GM
重複なので、1点は飛波が任意で選べます。
如月 飛波
では、1点は器術で受けます
[ 如月 飛波 ] 頑健 : 2 → 0
[ 如月 飛波 ] 戦術 : 1 → 0
[ 如月 飛波 ] 器術 : 1 → 0
GM
では、RPの方をやっていきましょう。飛波さんからどうぞ。
如月 飛波
組み伏せた勢いのまま、次いで手刀を放ち密月を無力化しようとする。
斑雲 密月
させない。
どれだけ我が身が軋もうとも、シノビの技術はそれを可能にする。
斑雲 密月
かわし、抜け出し、広がった白衣の裾から飛び出すのは、四本のダーツナイフ。
それぞれが、意志を持つように貴方を穿つ。
斑雲 密月
「……貴方には!!」
斑雲 密月
「握らせない」
斑雲 密月
「渡さない」
斑雲 密月
「……私は、貴方に、それしかしてあげられることがない」
如月 飛波
超至近距離からの、意識の外から繰り出される4撃。
如月 飛波
「…ッ…!!」
如月 飛波
2本までは血晶にて防ぐことが出来たが、けれど、それでも。残る2本は飛波の背中へと深々と突き刺さる。
如月 飛波
それを受けて、咄嗟に飛び退いて。
如月 飛波
体内から溢れる血もまた血晶となり、内から押しだされるようにしたナイフを床へと落とすと密月を見据える。
如月 飛波
「…貴女にはもう、多くをしてもらった」
如月 飛波
「だから、これ以上はもう良いんです」
如月 飛波
だからこそ。それを握るべきなのは自分だ。
そう伝えるようにまっすぐに見る。
GM
1d6 極地 (1D6) > 5
GM
何も起こりません。脱落する人もいないでしょう。
[ GM ] ラウンド : 2 → 3
GM
◆ラウンド3
GM
プロットをどうぞ!
如月 飛波
OKです
斑雲 密月
okです
GM
プロットの開示をお願いします
[ 如月 飛波 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
[ 斑雲 密月 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
GM
プロット2:飛波、密月
GM
同時行動ですね。2d6をどうぞ
如月 飛波
2d6 (2D6) > 10[4,6] > 10
斑雲 密月
2d6 (2D6) > 6[1,5] > 6
GM
密月>飛波で
GM
◆プロット2
斑雲 密月
奥義を使用します、クリティカルヒット/滅び/射程低下/伝達術
GM
了解です。
GM
奥義破りは伝達術からですね
如月 飛波
奥義破りを行います
GM
はい。判定をどうぞ
如月 飛波
2D6>=8 (判定:経済力) (2D6>=8) > 2[1,1] > 2 > ファンブル
GM
んっ
GM
逆凪ですが、ラウンド終了時に適用なのであんまり関係ないですね
GM
とりあえず奥義破りは失敗になります
如月 飛波
絶対防御を行います
GM
では絶対防御の破りの判定を……結界術から-2ですね
斑雲 密月
2D6-2>=7 (判定:召喚術) (2D6-2>=7) > 10[5,5]-2 > 8 > 成功
GM
成功!
GM
今度こそRCTを4回どうぞ!
斑雲 密月
RCT ランダム分野表(5) > 戦術
斑雲 密月
RCT ランダム分野表(1) > 器術
斑雲 密月
RCT ランダム分野表(2) > 体術
斑雲 密月
RCT ランダム分野表(4) > 謀術
GM
えーと 器術戦術が任意ですが、どっちにしろ全部潰れますね。
GM
このままだと生命点0になり脱落ですが……
如月 飛波
兵糧丸を使います
GM
了解です。回復する分野はどこでしょう
如月 飛波
戦術を回復します
GM
了解です。
[ 如月 飛波 ] 戦術 : 0 → 1
[ 如月 飛波 ] 忍具 : 2 → 1
GM
戦術、体術、謀術が潰れます。器術は任意ですね。
GM
どこに受けますか?
如月 飛波
忍術で受けます
GM
了解です。処理はプロット2終末に行います。
GM
続いて飛波の行動をどうぞ
如月 飛波
接近戦攻撃で密月を攻撃します
GM
OK 判定を
如月 飛波
2D6>=5 (判定:骨法術) (2D6>=5) > 11[5,6] > 11 > 成功
GM
高い!
GM
では骨法術から回避をどうぞ
斑雲 密月
2D6>=5 (判定:骨法術) (2D6>=5) > 11[5,6] > 11 > 成功
GM
たっけ~
GM
回避成功ですね。では密月さんの方からRPを
斑雲 密月
一度距離を置いた貴方と、再び、まっすぐに向かい合い。
その真摯な視線を見つめ返して。
斑雲 密月
「私は、他の生き方を、シノビとしての技術以外を知りません」
斑雲 密月
「だから、」
斑雲 密月
「私は、私に、できることをします」
斑雲 密月
貴方のために、できることを。
斑雲 密月
広がる白衣の裾を掴み。
再び、四本のダーツナイフが。
斑雲 密月
貴方へ、飛びかかる。
如月 飛波
それを、避けようとして。
如月 飛波
自らの身を切り裂くナイフの軌跡よりも。
自分を想い、案じてくれる儚げなその笑顔が目に入ってしまって。
如月 飛波
「は、ハハッ…」
如月 飛波
気がつけば、その全てを体で受けていた。
如月 飛波
切り裂かれた体は血を流し。
それは自らの忍術によるもの以上に零れ落ちていて。
如月 飛波
「はは……」
如月 飛波
けれど。
如月 飛波
「貴女の方が余程に痛そうだ」
如月 飛波
体に走る痛みよりも。
それを負わせたことを痛む彼女の顔を見て、困ったように笑う。
如月 飛波
そんな痛みを与えていることに痛みを覚える。
如月 飛波
けれど、それでも戦いを止めることは出来ない。
如月 飛波
けれど、それでも止めたいと願ってしまったのだろうか。
如月 飛波
互いに痛みを覚えながらの一撃は届かず、燃えて崩れる屋根によって、2人の距離は再び遠ざけられた。
[ 如月 飛波 ] 体術 : 1 → 0
[ 如月 飛波 ] 忍術 : 1 → 0
[ 如月 飛波 ] 謀術 : 1 → 0
[ 如月 飛波 ] 戦術 : 1 → 0
GM
1d6 極地 (1D6) > 4
GM
おっと まだ何もなしだ
[ GM ] ラウンド : 3 → 4
GM
◆ラウンド4
GM
プロットをどうぞ!
如月 飛波
OKです
斑雲 密月
OKです
GM
ではプロットの開示をどうぞ
[ 如月 飛波 ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
[ 斑雲 密月 ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
GM
プロット3:密月
プロット1:飛波
GM
◆プロット3
斑雲 密月
……神槍を撃ちます。
GM
了解しました。判定を
斑雲 密月
2D6>=5 (判定:手裏剣術) (2D6>=5) > 3[1,2] > 3 > 失敗
GM
ファンブル。逆凪です。
GM
◆プロット1
如月 飛波
集団戦攻撃を密月に行います。
如月 飛波
同時に回想シーンも。
GM
了解です。秘密を公開して回想シーンを演出してください
如月 飛波
効果は達成値に+3
如月 飛波
「…他者の痛みに傷つき。
混乱した心に寄り添い、癒やす」
如月 飛波
「…そんな貴女は確かに、誰よりも医者らしい医者でした。あまりにもそれは”理想的”すぎるほどに」
如月 飛波
「…だからこそ、貴女に罪は相応しくない」
如月 飛波
「献身が過ぎるが故に、負うべきでない罪まで貴女が負うべきではない」
如月 飛波
「…罪を犯したのは、他ならぬ私なのだから」
如月 飛波
【如月 飛波の秘密】

実はあなたこそがこの病院の医師である。
あなたはある理由(PLの任意)からこの病院の人々を殺した。その場に居合わせたショックからか、PC2は記憶に混乱をきたした。PC2の中で、匿われた忍者であるPC2と、その主治医であるあなたが逆転してしまっているのだ。
あなたが患者を演じているのは治療の手段だった。ごく僅かずつ事件の情報を伝えることで、PC2の状態を探っていたのだ。
そして判断し、決断した。PC2の記憶を修正し、思い出させねばならない。もう手段は選ばない。PC2に憎まれ追われることになろうとも、それがあなたへの罰となり贖罪の手段となるだろう。
あなたの【本当の使命】は、あなたからPC2にプライズを渡し、かつ最終的なプライズの所持者となることだ。
GM
+3をつけて判定をどうぞ!
如月 飛波
2D6+3>=10 (判定:結界術) (2D6+3>=10) > 12[6,6]+3 > 15 > スペシャル(【生命力】1点か変調一つを回復)
GM
わ~~~~~っっっ
GM
えーっと 変調はないのでまず好きな分野を1点回復させてください
如月 飛波
体術を回復させます
[ 如月 飛波 ] 体術 : 0 → 1
GM
集団戦攻撃のスペシャルなので、任意の変調を入れることができます。
GM
1つ選んでください。
如月 飛波
重傷を与えます
GM
了解しました。
GM
後の先で射撃戦ダメージ1点も入りますね。密月はダメージを受ける分野を選んでください
斑雲 密月
謀術でお願いします。
[ 斑雲 密月 ] 謀術 : 1 → 0
GM
ではRPをどうぞ
斑雲 密月
「痛そうだというなら、」
斑雲 密月
「貴方のほうが……………………」
斑雲 密月
戦わず、引いてくれたなら。
怪我など、せずにいてくれたら。
斑雲 密月
「……」
斑雲 密月
それでも、再び、ダーツナイフに手を伸ばそうとして、
斑雲 密月
明らかな迷いで、手から、ナイフが滑り落ちる。
斑雲 密月
声にならない噛み殺した驚きが、”どうしようもない”ミスなのだと伝えてくる。
斑雲 密月
”間違えて”いる。
如月 飛波
「はは……それなら、お互いに忍なんて向いていなかったのかもしれません」
如月 飛波
忍になど生まれず。ただの飛波と密月同士で出会えたなら。このようなことをせずとも良かった。
如月 飛波
…けれど、忍に生まれてしまったから。
如月 飛波
”瀕死の素振り”を止めて。
愛する人のミスを逃すこともなく。
如月 飛波
これまでに散々撒き散らした血を硬質化させて、背後から密月のことを穿つ。
如月 飛波
それは、例え身を躱そうとも躱しきれぬ一撃で。
”重大な損傷”を体へともたらす。
如月 飛波
「…罪を明け渡すと。私に任せると言ってください」
如月 飛波
「…そうすればこの戦いは終わる。罪は負うべき者の手に渡って、貴女はまた安穏に生きることが出来る」
如月 飛波
そう伝えて、それ以上の追撃はしない。
GM
ラウンド終末。脱落はなし。
GM
1d6 ワクワク極地ダイス (1D6) > 5
GM
出ないなー!
[ GM ] ラウンド : 4 → 5
GM
◆ラウンド5
如月 飛波
OKです
斑雲 密月
プロットOKです
GM
開示をお願いします!
[ 如月 飛波 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
[ 斑雲 密月 ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
GM
プロット4:飛波
プロット3:密月
GM
◆プロット4
如月 飛波
接近戦攻撃を密月へと行います。
GM
了解です。判定をどうぞ
如月 飛波
2D6>=5 (判定:骨法術) (2D6>=5) > 8[4,4] > 8 > 成功
GM
成功!
GM
密月は骨法術から回避判定を
斑雲 密月
2D6>=5 (判定:骨法術) (2D6>=5) > 8[2,6] > 8 > 成功
GM
こちらも成功です
GM
◆プロット3
斑雲 密月
……春雷を撃ちます
GM
了解しました。重傷のダメージを受けますが、まずは判定からどうぞ。
斑雲 密月
2D6>=5 (判定:骨法術) (2D6>=5) > 4[1,3] > 4 > 失敗
GM
失敗……っ
GM
えーと……とりあえず重傷の1点ダメージを
GM
RCT ランダム分野表(4) > 謀術
GM
重複。任意ですね
GM
どこにダメージを受けますか?
斑雲 密月
戦術でお願いします……
[ 斑雲 密月 ] 戦術 : 1 → 0
GM
ラウンド終末
GM
1d6 極地! (1D6) > 4
GM
流石にですね。両者1点のダメージ
GM
RCT 飛波 ランダム分野表(1) > 器術
GM
RCT 密月 ランダム分野表(1) > 器術
GM
二人共任意ですね
如月 飛波
妖術で受けます
斑雲 密月
妖術でお願いします
[ 如月 飛波 ] 妖術 : 1 → 0
[ 斑雲 密月 ] 妖術 : 1 → 0
GM
二人共残すは体術と忍具一つのみ!
[ GM ] ラウンド : 5 → 6
GM
◆ラウンド6
斑雲 密月
OKです
GM
炎が勢いを増す。
GM
木造の病院を包み、熱が二人のシノビの肌をジリジリと焦がす。
GM
残された時間は、ほんのわずか。
如月 飛波
プロットOKです
GM
OK!開示をお願いします
[ 如月 飛波 ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
[ 斑雲 密月 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
GM
プロット4:密月
プロット1:飛波
GM
◆プロット4
斑雲 密月
……神槍で、撃ちます。
GM
えーと 実はこのタイミングで兵糧丸で重傷を回復することができますが
斑雲 密月
アッ
斑雲 密月
ありがとうございます……兵糧丸を使います
GM
重傷かどこかの分野を回復しないと、死!
GM
重傷回復には回さないようなので、まずは判定をどうぞ。
斑雲 密月
2D6>=5 (判定:骨法術) (2D6>=5) > 4[1,3] > 4 > 失敗
GM
逆凪です
GM
RCT 重傷ダメージ ランダム分野表(6) > 妖術
GM
潰れているので、任意ですね
斑雲 密月
兵糧丸で妖術を回復させます
GM
その前に任意で受けるダメージを教えてね~
斑雲 密月
体術で受けます
GM
了解です!
[ 斑雲 密月 ] 体術 : 1 → 0
[ 斑雲 密月 ] 妖術 : 0 → 1
GM
こうなりますね
GM
では……
GM
◆プロット1
如月 飛波
兵糧丸を使用して、戦術を回復します
[ 斑雲 密月 ] 忍具 : 1 → 0
[ 如月 飛波 ] 戦術 : 0 → 1
[ 如月 飛波 ] 忍具 : 1 → 0
如月 飛波
集団戦攻撃を密月へと行います
GM
了解です。判定をどうぞ
如月 飛波
2D6>=5 (判定:記憶術) (2D6>=5) > 8[2,6] > 8 > 成功
GM
成功。密月は逆凪につき回避不能
GM
集団戦ダメージが1点、射撃戦ダメージが1点
GM
まずはKWTをどうぞ
如月 飛波
KWT 怪変調表(6) > 呪い:修得している忍法の中からランダムに一つを選び、その忍法を修得していないものとして扱う。この効果は、修得している忍法の数だけ累積する。各サイクルの終了時に、《呪術》で行為判定を行い、成功するとこの変調はすべて無効化される。
GM
1d5を振ってください。上から選びます
如月 飛波
1d5 (1D5) > 4
GM
頑健ですね
GM
続いて射撃戦ダメージ。こちらは密月の任意です
斑雲 密月
最後の分野の、妖術で受けます……
GM
はい。
[ 斑雲 密月 ] 妖術 : 1 → 0
GM
密月は生命点が0になり脱落。
GM
勝者は飛波。
GM
戦果の宣言をお願いします。
如月 飛波
プライズ【秘密】を獲得します。
GM
了解しました。
「あなたは(1)[3日前]、[敵対勢力の実験場であったこの病院を壊滅させる忍務を果たす]ために、この病院の人々を全て殺した。あなたは[これまで過ごした日々が終わることを、積み上げた穏やかな思い出が壊れることを恐れながら、それでもシノビの宿命から逃げられず]彼らを殺した。
目の前の相手だけは殺さなかった。(4)[境遇を自分と重ねて情が移りすぎてしまっていた]からだ。記憶の混乱の治療にはもっと時間を掛けたかったが、今日までが限界だった。あなたは[手にかけることの出来なかった相手を生かす為に、無理矢理にでも記憶を取り戻させて逃がすことにした]。
 これこそが、これだけが、(6)[ 真実 ]である。」
GM
(3)が書き換えられています。
GM
飛波は今書き換えを行って公開することができます。
如月 飛波
では、描写から…
如月 飛波
「…………」
如月 飛波
深手を負い、攻撃もままならなくなった密月へと歩み寄ると、自らの血で密月の体を包み込む。
如月 飛波
それは命を奪うように締め付けることもなく。
如月 飛波
ただ、これ以上激しく動くことのないように。
これ以上密月の体から血が溢れることのないように、労るようにして行われる”血の抱擁”。
如月 飛波
それは優しくて。
けれど、決して抜け出すことは出来ない。
如月 飛波
そうして、身動きの取れなくなった密月を抱きかかえると、燃え盛る病室を抜け出して歩いて行く。
如月 飛波
「…密月さん」
如月 飛波
歩きながら。腕の中の彼女へと語りかける。
如月 飛波
「私は元々、この病院を壊滅させるために送り込まれた忍者でした」
如月 飛波
この病院で過ごした思い出が焼け落ちていく中を歩きながら。ポツリ、ポツリと。
如月 飛波
「…けれど。ここに居た人たちの多くは殺されて良いような人ではなくて」
如月 飛波
「そんな人達を騙しながら、己を偽りながら過ごす日々にいつしか耐えられなくなっていて」
如月 飛波
「そんな中で、同じ忍である貴女に出会えて。互いの境遇を語ることで、理解りあえて」 
如月 飛波
「…それが、一体どれだけ私の救いになったことか」
如月 飛波
医師として過ごした診察室の前を通り過ぎて。
何度も振る舞われた食事が作られていた調理室の前を通り過ぎて。
如月 飛波
「……けれど、行うべき忍務が消えたわけではなかった。忍務を果たさないわけにはいかなかった」
如月 飛波
「…”この病院に居る、全ての人物を殺す”」 
如月 飛波
「それをしないわけにはいかなくて」
如月 飛波
「けれど、貴女を殺すことだけはどうしても出来なくて」
如月 飛波
「……忍の貴女ならば。貴女だけならば、逃すことが出来るかもしれないと、そう思って」
如月 飛波
「シノビの宿命に絡め取られながらも、全てを自らの手で壊しながらも、」
如月 飛波
「貴女だけは逃がす算段を立てて、その準備をしてました」
如月 飛波
それは、何百本もの針の穴に糸を通し続けるかのようなもの。実現は限りなく困難で、それを行える”機”も極僅かに潰える。
如月 飛波
…それが、今だ。
斑雲 密月
ぎゅっと。
斑雲 密月
貴方の服の裾を、かすかに動く指先だけでつかみ。
如月 飛波
語りかけながら、病院の外に向かって。
向かおうとして。
斑雲 密月
いえ、もう、つかむほどの力などなく。
如月 飛波
その感触に気付き、視線を合わせる。
斑雲 密月
「……………………あなたと、」
斑雲 密月
「……………………あえて、よかった……」
斑雲 密月
「……ほんとうに、」
斑雲 密月
「それだけは、ほんとの、」
斑雲 密月
「……………………こたえ、だったから……」
斑雲 密月
だから、背負いたかった。
斑雲 密月
だから、腕を伸ばしたかった。
斑雲 密月
だから、どこかに、遠いどこかに。
斑雲 密月
出口のない迷宮の先の、夏の日差しが待つ世界の先まで。
斑雲 密月
貴方だけでも、逃げてほしかった。
斑雲 密月
この、出口のない世界から。
斑雲 密月
キラキラした夏の日差しに。
斑雲 密月
もう、手が、
斑雲 密月
……………………とどかない。
如月 飛波
「……ええ、私も」
如月 飛波
「貴女と出会えて幸せでした」
如月 飛波
空っぽな人生を照らすようなお日様のような人。
そんな貴女に出会うことが出来たのは、紛れもない幸福で。
斑雲 密月
「……………………よかった」
斑雲 密月
間違いばかりだった、私の人生の中で、数少ない、”間違い”じゃなかったこと。
斑雲 密月
「……わたしの、」
斑雲 密月
「きらきら」
斑雲 密月
波の水が、きらきらと夏空の下を飛び舞うような。
輝くような、美しい夏の思い出でした。
如月 飛波
「………………」
如月 飛波
密月の言葉を聞いて。想ってくれているであろう心を感じて、胸の内に携えて。
如月 飛波
こうして過ごせるのも最期だからと、口を開く。
如月 飛波
「貴女のことを…お慕いしております」
如月 飛波
「…こんな時に伝えるのはずるいかもしれませんが、それだけはどうしても伝えたかった」
如月 飛波
はは、と悪びれたように笑って。
斑雲 密月
どこにも行けない、未来のない、閉じた二人の夏の迷路に。
斑雲 密月
ふっと、一瞬、日が差したような。
斑雲 密月
ちらりと、一瞬だけ見えた気がする、真夏の蜃気楼のような”出口”が。
斑雲 密月
「……………………私も、」
斑雲 密月
「お慕い申し上げております、……飛波さん」
斑雲 密月
よかった。
今度こそ、”間違えて”いない。
斑雲 密月
迷った言葉の、思考の、迷路の答えが見つかって。
それだけは本当に、間違いのない、自分だけのキラキラとした、夏の日の記憶。
斑雲 密月
もう、間違えない。
斑雲 密月
「……叶うなら、」
斑雲 密月
「……………………最後まで、お側に……」
斑雲 密月
すがろうとする指先には、もう、力は残されていないのだけれど。
如月 飛波
「…愛した方の、愛して下さった方の願いなら。
……お望みのままに」
如月 飛波
ここからどれだけ共にいられるか。
どれだけ2人の間に時間が残っているかは理解っている。
如月 飛波
その上でそう伝えて。
燃え盛る病院を背にして、想い出に別れを告げて。
如月 飛波
彼女を生かすための道を。
彼女と過ごすことの出来る僅かな時間を歩いて行く。
斑雲 密月
一分でも、一秒でも。
もうあと、幾ばくの時間が残されているのか。
斑雲 密月
不安になるばかりだった、出口のない日々を捨てて。
斑雲 密月
「最期まで、貴方のお側に」
如月 飛波
一歩一歩、想い出から離れながら。
如月 飛波
代わりに、かけがえのない最期の時間を新たな想い出として刻んで。
如月 飛波
それは決して多くを拾い集めるものではないけれど、けれど、けれど飛波にとってはそれで十分過ぎる程で。
如月 飛波
そうして、2人の姿は森の中へと消えていく。
如月 飛波
あなたは(1)[3日前]、[敵対勢力の実験場であったこの病院を壊滅させる忍務を果たす]ために、この病院の人々を全て殺した。
如月 飛波
あなたは[これまで過ごした日々が終わることを、積み上げた穏やかな思い出が壊れることを恐れながら、それでもシノビの宿命から逃げられず]彼らを殺した。
如月 飛波
目の前の相手だけは殺さなかった。(4)[境遇を自分と重ねて情が移りすぎてしまっていた]からだ。
如月 飛波
記憶の混乱の治療にはもっと時間を掛けたかったが、今日までが限界だった。
如月 飛波
あなたは[手にかけることの出来なかった相手を生かす為に、無理矢理にでも記憶を取り戻させて逃がすことにした]。
如月 飛波
 これこそが、これだけが、[斑雲 密月という女性に魂を救われた如月 飛波という男が捧げることの出来る”愛”]である。
GM
GM
GM
GM
シノビガミ『出口なし』
GM
おしまい
GM
GM
お疲れ様でした!!!!!
如月 飛波
お疲れ様でした!!!!
斑雲 密月
お疲れ様でした!!!!!!