決戦フェイズ
結果フェイズ 結城礼央
GM
やっていきましょうか ロケーションなどどうします?
結城 礼央
どうしようかな 比較的安心して二人きりで話せる場所がいいんですが……
結城 礼央
さんくちゅありの経営する喫茶店、その奥まった半個室で。
結城 礼央
立ち上がれなくなった十余二くんを、漆間さんと協力して女学院の保健室へと運び込んだ。
結城 礼央
さすがは魔女狩人の学院と言うべきか。
あそこには入院できる程度の設備が整っている。
結城 礼央
……様々の事情に対しても、まあ、受け入れてはくれるだろう。
結城 礼央
自分はと言えば、魔女の血を軽く浴びせられた程度。
顔を洗ってしまえば他に外傷はなく。
結城 礼央
今はのんびりと紅茶を啜りながら、待ち人の訪れるのを待っている。
結城 礼央
そういうレベルの問題じゃないことが起こってはいるのだが……。
結城 礼央
さまざまなことを。あんまり具体的に言いたくない!
結城 礼央
確かめれば確かめるほどに、自分の身体が女のそれに変化したことは、
結城 礼央
否定のできない事実として再確認されることとなった。
結城 礼央
魔女を討伐したら戻るパターンも、ないわけではないので……
GM
ドリームキャッチャーが朝の光に消えた後も、残念ながら。
結城 礼央
ここまで来たら、まあ、もうだろう。もうなんだよな。
結城 礼央
こういうのは積み重ねによる実感というか、直感で分かる。
魔女の魔法によって、不可逆に捻じ曲げられた現実がここにある。
結城 礼央
結城の家が。
自分たちに重い期待をかけながらも、裏腹の愛情を抱いていなかったはずのない両親たちが。
結城 礼央
完膚無きにその存在を喪失したのと同じように。
結城 礼央
自分の、男のものだったはずの身体は、女のものになっている。
結城 礼央
いや、説明はしなければならないのだが……
結城 礼央
少なくともメッセージアプリの文面で伝えることではないなと……これも……考えが古風かもしれないが……そういう家の……悪い習慣かもな……
結城 礼央
とにかく、直接会って話して、説明するしかない。
結城 礼央
そう思って学外に呼びつける形で、こうして彼女を待っている。
結城 麻央
あなたの待つ半個室に、麻央がやってくる。
結城 礼央
これしなくていいように、学外に出たつもりだったんだが……
結城 麻央
と思っていたところに丁度促されて、頷く。
結城 礼央
やっぱりそんなに違和感ないんだな……。
結城 麻央
椅子を引き、礼央の向かいに腰を下ろします。
結城 礼央
一日普通に過ごしたけど、誰にも何も指摘されないで来ました。
結城 礼央
店員さんを呼んで注文など済ませてから……
結城 礼央
「眠りについた少女たちが目覚めつつあるという話もある」
結城 麻央
言いたいことが……聞かないといけないことが……たくさんある気がするのですが……!
結城 礼央
「漆間さんは本当に頼りになるハンターだった。彼女がいなかったらどうなったことか……」
結城 麻央
「……兄さんに、怪我がなかったみたいで、よかった」
結城 麻央
朋世ちゃんはいっぱい怪我したみたいで、しんぱい……。
結城 礼央
「十余二くんには大きな負担をかけてしまったが……」
結城 礼央
「なんか……執着されてたんだよな……」
結城 礼央
朋世に言及する一瞬王子モード入ったな……
結城 礼央
「弱みに付け込まれそうになっていた、というか……」
結城 礼央
「まあ、そういうふうに集中攻撃してくるの、あるからな」
結城 礼央
まあ正しくは余裕とテンションと激情の問題なのだが……
結城 礼央
「友人だろう? 気にかけてやってくれ」
結城 麻央
よくわからなくなって、彼氏みたいなことを言ってしまった。
結城 礼央
妹に彼氏みたいなこと言われる実績解除。
結城 麻央
「……体も……ケープで隠れるところはいいとしても……」
結城 麻央
「みんな兄さんを見る時なんかキラキラフィルターかかってるんだもん……」
結城 礼央
なんかいつの間にかそういうポジションになっちゃったけど……
結城 麻央
それで顔以外がぼんやりして気づけてないんだ……!
結城 礼央
「これは驚かな……いや……驚かないのは無理だな」
結城 礼央
「まあ、とにかく、嘘や冗談で言うことじゃないから」
結城 礼央
そういえばこんなこと、前もあったな、と思う。
結城 礼央
結城の家がなくなった時。
あの時は言う側は麻央で、言われる側が自分だったけれど。
結城 麻央
緊張に背筋を伸ばして、兄の言葉を待っている。
結城 礼央
何言ってるんだろうな……という感情になってきました。
結城 麻央
改めて兄の口からそう聞かされると…………
結城 礼央
もう兄じゃな……いや兄です! 兄です!!
結城 礼央
思わず、薄く笑みが浮かぶ。きっと麻央にとっては笑い事じゃないのだけれど。
結城 麻央
「…………女になってほしいとは、思ってないけど」
結城 麻央
「それで、兄さんにはたくさん大変な目にあわせちゃってるし……」
結城 麻央
「……女子校じゃなくて、共学の学校だったらな、とか、」
結城 麻央
「『女の子になっちゃえば女子校潜入に気を使わなくていいよね☆』みたいな」
結城 礼央
「今回はされてないの、自分でまあまあ分かるだろ」
結城 礼央
「俺もまあ……魔女に変なことされたの、ないわけじゃないから分かるけど」
結城 礼央
「されたな、っていうのはさ、結構わかるもんじゃん」
結城 麻央
力いっぱい言うと思ってたみたいになっちゃう……!
結城 礼央
「そりゃ、色々とんでもないことにはなってるけど」
結城 礼央
家は吹っ飛ぶし女にはなるし……女にはなるしのあとに1プロセスなんか挟まってるのは忘れてえな……忘れるか……
結城 麻央
兄さんが……とんでもないことになってしまった……。
結城 麻央
聞いてないことは聞いてないのでわからないです。
結城 礼央
「女子校に入ってるのとか、相当罪悪感すごいし」シンプルに犯罪だし……
結城 礼央
「相当……痛いキャラやってるなとは……思うけど……」
結城 礼央
「そりゃよかったが……」よくはなくないか!?
結城 礼央
「思ったより自分の意思で選んでやってるんだなって」
結城 礼央
あの人、多分俺が男だってことには最後まで気づいてなかったけど……
結城 礼央
でも、まあ、色々と。納得するというよりは、気持ちの置きどころになるような。
結城 礼央
そういう言葉を、いっぱいもらえたな、とは思う。
結城 礼央
会社爆破したらしいんだよな……大丈夫かな……
結城 礼央
「まあないっつったら嘘になるけどさ……」
結城 礼央
「でも、俺がお前の言う事絶対聞かなきゃなんない理由ってさ」
結城 礼央
「期待されるとか、求められるとか、そういうの」
結城 礼央
……だから気ついたらよくわかんない王子様キャラが作り上げられてしまったわけだが……!!
結城 礼央
「麻央が相手なら、特別叶えてやりたいって」
結城 麻央
「……私も、もっと頼れる妹になるから」
結城 麻央
さっそく!? とちょっとうきうきしている。
結果フェイズ 漆間 るま
漆間 るま
漆間はとりあえず普通に帰っていいかなピンシャンしてっし
GM
導入タイプこれ幸福事前に指定しておかないといけなかったんだな。
GM
まあ流れ的に礼央さんの幸福が守られてるので達成でしょう。
漆間 るま
知らなかった……まあどっちも壊れてないしセーフセーフ
漆間 るま
五体満足とは言わないけれど、少なくとも漆間は完璧に無事に帰ってきた。
漆間 るま
一人暮らしの、小さいながらも過ごしやすく、地価の高い部屋に帰ってきた。
漆間 るま
ふう、と一息ついてカーディガンをネットに入れて洗濯機に放り込む。
漆間 るま
ピ、ピ、ピ、とボタンを押して、じゃばじゃばと水の投入される音が一人暮らしの部屋に響く。
漆間 るま
慣れた手付きで洗剤を入れて、蓋を閉める。
漆間 るま
大きいビーズクッションに座って、ベロア生地のパステルカラー猫クッションを膝に置いて……ようやく狩りの終わりを実感する。今回も生きて帰れたのだと、安心する。
漆間 るま
無事に帰ったというのに、表情を曇らせて漆間は思い悩む。
漆間 るま
テレビを付ければツイッター投稿動画から提供された華々しく吹き飛んだ社屋の臨場感溢れる動画。
漆間 るま
華々しく吹き飛んだ社屋は、同時にるまの将来計画も吹き飛ばしたのだ。
漆間 るま
スマートフォンを取り出して、銀行口座アプリを開く。
漆間 るま
かわいくない事務的なUIと、そこに表示されたかわいい貯金額を見て……
漆間 るま
かわいくしたお部屋のかわいくない家賃引き落とし額を思う……
漆間 るま
「明日から、しばらくランチパックにしないと……」
漆間 るま
かわいくない現実が私の未来に横たわって微笑んでる……
漆間 るま
今すぐにふかふかベッドで眠って、何も考えずに眠りたい。ホットミルクを飲んで眠りたい……
漆間 るま
好きなことをして生きていくとyoutuberみたいな事を言った(言ってない)ドリームキャッチャーが少しだけ羨ましくなるほど……
漆間 るま
それでも、やらなければならないことがある。
漆間 るま
私は社会人だから……洗濯機も終わったらすぐに干さないとだから……
漆間 るま
転職エージェント……マイ○ビ……リ○ルート……
漆間 るま
かわいくなくなるであろうこれからの日々に思いを馳せ、漆間はぽろりと涙を溢す……
漆間 るま
2D6>=7 (判定:待つ) (2D6>=7) > 10[5,5] > 10 > 成功
GM
成功です。るまさんの幸福『背徳:会社爆破』は修復されました。
漆間 るま
漆間のスマートフォンが突然かわいい音を出し始めます。電話です。
漆間 るま
なんだろう、見たことあるような無いような番号。漆間はとりあえず電話に出ます。
漆間 るま
『漆間るまさんのお電話でよろしかったでしょうか?』
漆間 るま
『人事課の○○です、この度の社屋倒壊に関しまして連絡がございまして、詳細の方メールでご覧いただければと』
漆間 るま
すわ、自分の行為が露見したのか、と冷や汗が吹き出るのも束の間。
人事部の人間は要件だけ伝えるとあっさりと切ってしまった。
漆間 るま
少し考えてもわからなくて、とりあえずスマホから会社のメールを確認する……
漆間 るま
いつも通りの、社内メールのテンプレートから始まって、そこにあったものは──
漆間 るま
『仮オフィスは○○となりますので、明日以降定刻通りの出勤を──』
漆間 るま
魔法少女のやさしファイヤーは魔女を焼き、かわいくないを吹き飛ばす。
漆間 るま
「会社って、爆破しても……なくならないんだ……」
漆間 るま
狩人の時間は終わり、これから社会人の時間がやってくる。
結果フェイズ 十余二朋世
十余二朋世
2D6>=9 (判定:日常) (2D6>=9) > 7[3,4] > 7 > 失敗
十余二朋世
やっぱりふたなりでやるの興奮するな……ってなりました。
十余二朋世
どうしようかな、一応友達の話したから助けた友達と話すか。
十余二朋世
結構なダメージを受けていたので、二、三日ほど意識がなかったりしました。脳も壊れていたし。
十余二朋世
もう学校の先生方にはその……それについては把握されている。
十余二朋世
でもまあ、死ぬことを覚悟していたので、生きていてびっくりしました。
十余二朋世
友達のお見舞い、と思ったけど、先にあれだな。先輩に連絡します。
結城 礼央
『お久しぶり、十余二くん』挨拶から入ります。
結城 礼央
『流石に気にするなとは言えないが……』
結城 礼央
調べつつ、連絡しつつなのか、反応がちょっと遅めです。
十余二朋世
『あの、大変恐縮? なんですけど……』
十余二朋世
『やっぱり”これ”って”そう”しないとおさまらないんですか……?』
結城 礼央
既読はつきましたが、返信までにはまあまあの間がありました。
結城 礼央
『そうしないで済む時もあるが、そうするのが一番確実で手っ取り早いというのが』
十余二朋世
SNSでやりとりしているのでわかりませんが、布団がこう、テントみたいになっています。
結城 礼央
テントになってるのはスマホの向こうにまでは伝わりません。
結城 礼央
『こればかりは個人差もあるだろうからな……』
十余二朋世
『あとこれがこうなってるとき、座って出来なくないですか?』
結城 礼央
だんだん開き直ってきたな、という感じの返信になってきました。
十余二朋世
『わかりました! ちょっとがんばってみます!!』
結城 礼央
ものすごい葛藤が伝わってくる返信間隔を挟んでから。
結城 礼央
『このままでは新しい被害者を生みかねないようなら……』
十余二朋世
どうしようもなく頼れる相手はまあいないのだけど…………
十余二朋世
『と、とりあえず頑張ってみます! ありがとうございます』
十余二朋世
『それまでにどうにかしないと終わるんです!』
結城 礼央
『意図的に股間のあたりで布団を丸くするとか……』
十余二朋世
『病院食とか乗せるテーブルもなんか持ち上がっちゃって……』
十余二朋世
『先輩こんなのにめちゃめちゃにされちゃったんですね……したの私なんですけど……』
十余二朋世
悪いんですが、このあといっぱい思い出します
結城 礼央
メッセージアプリでのやり取りは文面でのみ交わされる!
結城 礼央
『どうしても隠したいなら具合が悪くなったと言い訳を付けて面会を拒むしかないと思うが』
十余二朋世
毎朝うちにきてどうにかしてくれませんか?
十余二朋世
『とりあえずその方向で頑張ってみます!』
十余二朋世
『先輩も何か困ったことあったら言ってくださいね!!』
結城 礼央
多分スマホの向こう側ではアフターピルの調達とか婦人科の予約とかが済まされたりしてますが。
十余二朋世
めちゃめちゃよがってる先輩かわいかったな……と想いを馳せています。
結城 礼央
バベルネットのかわいい寄りスタンプが最後に押されました。
墓石の下から魔女が手を振ってるスタンプ。
十余二朋世
同じシリーズの、魔女が半開きのアイアンメイデンから手を振ってるスタンプで返します。
十余二朋世
先輩とSNSでやりとりをしたあと、今度はスマホの写真などがストレージされているやつを開き。
十余二朋世
あのとき、すべて消されたはずの動画を開く。
十余二朋世
ベッドの傍らのゴミ箱は、すでにティッシュが山積みになっている。
GM
ブラッドムーンシナリオ
『どり~むきゃっちゃー』