決戦フェイズ

結果フェイズ 結城礼央

GM
修復判定はなし。導入タイプは挑戦でした。
結城 礼央
あったな 導入タイプ……
GM
ハンター全員生き残ってるので、達成ですね!
結城 礼央
逃がして良かった~!
十余二朋世
わ~
結城 礼央
マジのギリギリだった
GM
後輩を守ってえらい さすが純潔騎士様
結城 礼央
矜持を保ったぞっ
GM
やっていきましょうか ロケーションなどどうします?
結城 礼央
どうしようかな 比較的安心して二人きりで話せる場所がいいんですが……
結城 礼央
寮はそうじゃないからなあ
GM
むずかしい
結城 礼央
さんくちゅありのお店かなあ
結城 礼央
麻央はさんくちゅありなので……
GM
ではなんかお店の奥まった辺りで……
結城 礼央
カフェとかで……
結城 礼央
さんくちゅありの経営する喫茶店、その奥まった半個室で。
結城 礼央
魔女を討伐した後。
結城 礼央
立ち上がれなくなった十余二くんを、漆間さんと協力して女学院の保健室へと運び込んだ。
結城 礼央
さすがは魔女狩人の学院と言うべきか。
あそこには入院できる程度の設備が整っている。
GM
光の闇医者が常駐しています。
十余二朋世
背徳が背徳した子が来ても結構大丈夫。
結城 礼央
……様々の事情に対しても、まあ、受け入れてはくれるだろう。
結城 礼央
大変背徳が背徳していても……
結城 礼央
自分はと言えば、魔女の血を軽く浴びせられた程度。
顔を洗ってしまえば他に外傷はなく。
結城 礼央
純潔騎士の証は替えを羽織り。
結城 礼央
今はのんびりと紅茶を啜りながら、待ち人の訪れるのを待っている。
結城 礼央
…………
結城 礼央
……いや。
結城 礼央
外傷はないから大丈夫、とか、
結城 礼央
そういうレベルの問題じゃないことが起こってはいるのだが……。
結城 礼央
後始末を終えた後、寮に戻って……
結城 礼央
さまざまなことを確かめた。
結城 礼央
その……なんというか……
結城 礼央
さまざまなことを。あんまり具体的に言いたくない!
結城 礼央
……残念な話ながら。
結城 礼央
確かめれば確かめるほどに、自分の身体が女のそれに変化したことは、
結城 礼央
否定のできない事実として再確認されることとなった。
結城 礼央
魔女を討伐したら戻るパターンも、ないわけではないので……
結城 礼央
希望を捨ててはいなかったが……
GM
ドリームキャッチャーが朝の光に消えた後も、残念ながら。
結城 礼央
ここまで来たら、まあ、もうだろう。もうなんだよな。
結城 礼央
こういうのは積み重ねによる実感というか、直感で分かる。
魔女の魔法によって、不可逆に捻じ曲げられた現実がここにある。
結城 礼央
結城の家が。
自分たちに重い期待をかけながらも、裏腹の愛情を抱いていなかったはずのない両親たちが。
結城 礼央
完膚無きにその存在を喪失したのと同じように。
結城 礼央
自分の、男のものだったはずの身体は、女のものになっている。
結城 礼央
……と、いうのを……
結城 礼央
まだ、麻央には伝えていない。
結城 礼央
というか。
結城 礼央
どう説明すればいいんだよこんなん!
結城 礼央
いや、説明はしなければならないのだが……
結城 礼央
少なくともメッセージアプリの文面で伝えることではないなと……これも……考えが古風かもしれないが……そういう家の……悪い習慣かもな……
結城 礼央
閑話休題。
結城 礼央
とにかく、直接会って話して、説明するしかない。
結城 礼央
そう思って学外に呼びつける形で、こうして彼女を待っている。
GM
と、そうしている内に……
結城 麻央
あなたの待つ半個室に、麻央がやってくる。
結城 麻央
「ごめんね、遅くなって」
結城 礼央
「いや」
結城 礼央
「いいんだ。今来たところ……」
結城 礼央
「あー」
これ王子様モードだよ。
結城 麻央
「……」
結城 麻央
「………………」
結城 礼央
これしなくていいように、学外に出たつもりだったんだが……
結城 麻央
なんか……
結城 礼央
「…………」
結城 礼央
見られてるな……
結城 麻央
なんか…………なんですが…………
結城 礼央
ずいぶん……
結城 礼央
まじまじと……
結城 礼央
「……麻央?」
結城 礼央
「とりあえず、座らないか?」
結城 麻央
とりあえず……席につきますね……。
結城 麻央
と思っていたところに丁度促されて、頷く。
結城 礼央
やっぱりそんなに違和感ないんだな……。
結城 麻央
椅子を引き、礼央の向かいに腰を下ろします。
結城 礼央
一日普通に過ごしたけど、誰にも何も指摘されないで来ました。
結城 礼央
幸か不幸かどちらかという話だが……
結城 礼央
店員さんを呼んで注文など済ませてから……
結城 礼央
「……とりあえず」
結城 礼央
「あの魔女はもう、やったから」
結城 麻央
「…………うん……」
結城 礼央
「眠りについた少女たちが目覚めつつあるという話もある」
結城 麻央
言いたいことが……聞かないといけないことが……たくさんある気がするのですが……!
結城 麻央
とりあえず、黙って話を聞いています。
結城 礼央
「今回の件はひとまずこれで解決」
結城 礼央
「という」
結城 礼央
「こと」
結城 礼央
「で」
結城 礼央
「大枠は……」
結城 礼央
「…………」
結城 麻央
「……うん」
結城 礼央
気まずくなって視線が泳ぎ始めました。
結城 麻央
「お疲れ、さま」
結城 礼央
「麻央も、お疲れ」
結城 礼央
「漆間さんは本当に頼りになるハンターだった。彼女がいなかったらどうなったことか……」
結城 礼央
「君の」
結城 礼央
「…………」
結城 礼央
「お前のお陰で、助かった」
結城 麻央
「ん……」
結城 麻央
こくこく……
結城 麻央
「兄さんが…………」
結城 麻央
「……兄さんに、怪我がなかったみたいで、よかった」
結城 礼央
「ははは……」
結城 麻央
朋世ちゃんはいっぱい怪我したみたいで、しんぱい……。
結城 礼央
「十余二くんには大きな負担をかけてしまったが……」
結城 礼央
「なんか……執着されてたんだよな……」
結城 礼央
朋世に言及する一瞬王子モード入ったな……
結城 礼央
もどしもどし……
結城 麻央
「しゅうちゃく……」
結城 礼央
「魔女に狙われている、というかね」
結城 礼央
「弱みに付け込まれそうになっていた、というか……」
結城 礼央
「まあ、そういうふうに集中攻撃してくるの、あるからな」
結城 礼央
「波長の問題なのかどうなのか……」
結城 麻央
わぁ……
結城 礼央
まあ正しくは余裕とテンションと激情の問題なのだが……
結城 礼央
「彼女も頼もしいハンターだった」
結城 礼央
「友人だろう? 気にかけてやってくれ」
結城 礼央
「…………」
結城 麻央
「うん……」
結城 麻央
「帰りに、お見舞いに」
結城 麻央
「何か……」
結城 麻央
「…………」
結城 礼央
「…………」
結城 麻央
「………………」
結城 礼央
十余二くんの話をしていると……
結城 礼央
思い出される…………
結城 礼央
事実ッ……………!!!
結城 麻央
「………………あの」
結城 礼央
「………………はい」敬語なった。
結城 麻央
「…………」
結城 麻央
なんと……言えばいいのか……
結城 礼央
「…………」
結城 麻央
もごもごしたり、視線が泳いだり……
結城 麻央
「…………今日、なんだか……」
結城 礼央
「……なんか」
結城 麻央
「雰囲気違う、ね…………?」
結城 礼央
「……はい」
結城 礼央
「…………」
結城 麻央
よくわからなくなって、彼氏みたいなことを言ってしまった。
結城 礼央
妹に彼氏みたいなこと言われる実績解除。
結城 礼央
「……違和感、あるか……?」
結城 麻央
「ある……………………」
結城 礼央
あるかあ…………。
結城 麻央
「声、ちょっと高いし……」
結城 礼央
「はは……」
結城 麻央
「……体も……ケープで隠れるところはいいとしても……」
結城 麻央
「よくはないけど!?」
結城 礼央
よくはないな~
結城 礼央
「他の人は」
結城 礼央
「誤魔化せて来たんだけど……」
結城 礼央
「ま~麻央は無理か……」
結城 麻央
「みんな兄さんを見る時なんかキラキラフィルターかかってるんだもん……」
結城 礼央
「不思議だよな……」
結城 礼央
なんかいつの間にかそういうポジションになっちゃったけど……
結城 麻央
それで顔以外がぼんやりして気づけてないんだ……!
結城 礼央
すっと真顔に戻ります。真剣な表情に。
結城 礼央
「……麻央」
結城 麻央
「……う、ん」
結城 礼央
「これは驚かな……いや……驚かないのは無理だな」
結城 礼央
「まあ、とにかく、嘘や冗談で言うことじゃないから」
結城 麻央
「…………」
結城 礼央
「とにかく聞いてほしいんだけど……」
結城 麻央
こくりと頷く。
結城 礼央
そういえばこんなこと、前もあったな、と思う。
結城 礼央
結城の家がなくなった時。
あの時は言う側は麻央で、言われる側が自分だったけれど。
結城 礼央
「…………」
結城 礼央
「………………」
結城 麻央
「…………」
結城 礼央
「……その」
結城 礼央
「…………」
結城 麻央
緊張に背筋を伸ばして、兄の言葉を待っている。
結城 礼央
その、麻央の顔を見つめて。
結城 礼央
深呼吸。
結城 礼央
「……女に」
結城 礼央
「なった…………」
結城 礼央
いや…………
結城 礼央
何言ってるんだろうな……という感情になってきました。
結城 麻央
「……………………」
結城 礼央
「…………」
結城 麻央
予測はしていたのですが……
結城 礼央
沈黙が重い…………
結城 麻央
改めて兄の口からそう聞かされると…………
結城 礼央
ずっと重い…………
結城 礼央
もう兄じゃな……いや兄です! 兄です!!
結城 礼央
まだ兄!! 俺は男!!!
結城 麻央
「………………あの」
結城 礼央
「はい」
結城 麻央
「もしかして」
結城 礼央
「何?」
結城 麻央
「また、私のせい」
結城 麻央
「だったり」
結城 麻央
「する…………?」
結城 礼央
「いや…………」
結城 礼央
思わず、薄く笑みが浮かぶ。きっと麻央にとっては笑い事じゃないのだけれど。
結城 礼央
「麻央は、別に」
結城 礼央
「俺に女になってほしいとか」
結城 礼央
「思ったりとか、ないだろ?」
結城 礼央
……………
結城 礼央
ないよな!?
結城 麻央
「…………女になってほしいとは、思ってないけど」
結城 麻央
「なんていうか……」
結城 礼央
「うん」
結城 麻央
「家のことも、あったし」
結城 麻央
「だから、前科がね? あって……」
結城 礼央
まあなあ~……
結城 礼央
前科は前科。
結城 麻央
「それで、兄さんにはたくさん大変な目にあわせちゃってるし……」
結城 麻央
「……女子校じゃなくて、共学の学校だったらな、とか、」
結城 麻央
「思ったことはあって……」
結城 礼央
「思うのは、誰でもあるだろ」
結城 礼央
「……悪いのは付け込む側でさ」
結城 麻央
「『女の子になっちゃえば女子校潜入に気を使わなくていいよね☆』みたいな」
結城 麻央
「ありそうじゃん…………」
結城 礼央
「ありそうだけど」
結城 礼央
「今回はされてないの、自分でまあまあ分かるだろ」
結城 礼央
「俺もまあ……魔女に変なことされたの、ないわけじゃないから分かるけど」
結城 礼央
「されたな、っていうのはさ、結構わかるもんじゃん」
結城 麻央
「まあ…………」
結城 礼央
「だから、麻央のせいじゃないよ」
結城 麻央
「…………うん……」
結城 礼央
「…………」
結城 礼央
「あ」
結城 礼央
「俺の願望とかでもないからな!?」
結城 礼央
一応……
結城 礼央
一応……!!!
結城 麻央
「え」
結城 麻央
「あ」
結城 麻央
「……大丈夫!」
結城 麻央
「疑ってないよ!!」
結城 礼央
「はは……」
結城 麻央
力いっぱい言うと思ってたみたいになっちゃう……!
結城 礼央
思われてたのか……!?
結城 麻央
思ってないよ……!
結城 礼央
わかんねえ 怖い 確認したくない
結城 礼央
こほん。咳払い。
結城 礼央
「……でも、さ」
結城 礼央
「今回結構、俺、思ったのが」
結城 麻央
「……?」
結城 礼央
「そりゃ、色々とんでもないことにはなってるけど」
結城 礼央
家は吹っ飛ぶし女にはなるし……女にはなるしのあとに1プロセスなんか挟まってるのは忘れてえな……忘れるか……
結城 麻央
「…………ん」
結城 麻央
兄さんが……とんでもないことになってしまった……。
結城 麻央
聞いてないことは聞いてないのでわからないです。
結城 礼央
「女子校に入ってるのとか、相当罪悪感すごいし」シンプルに犯罪だし……
結城 麻央
「うん………………」
結城 礼央
「相当……痛いキャラやってるなとは……思うけど……」
結城 礼央
思うけど……!!
結城 礼央
自覚は……あるが……!!!
結城 麻央
「……」
結城 麻央
「でも……みんな憧れてるよ……!」
結城 礼央
「そりゃよかったが……」よくはなくないか!?
結城 礼央
咳払い!!
結城 麻央
はい……
結城 礼央
「まあ、なんか、諸々引っ包めて」
結城 礼央
「思ったより自分の意思で選んでやってるんだなって」
結城 礼央
「そう、思ったよ」
結城 礼央
漆間さんにかけられた言葉。
結城 麻央
「…………本当に?」
結城 礼央
あの人、多分俺が男だってことには最後まで気づいてなかったけど……
結城 礼央
でも、まあ、色々と。納得するというよりは、気持ちの置きどころになるような。
結城 礼央
そういう言葉を、いっぱいもらえたな、とは思う。
結城 麻央
「……私は、ずっと」
結城 礼央
会社爆破したらしいんだよな……大丈夫かな……
結城 麻央
「兄さんに、負担ばっかりかけて……」
結城 礼央
ニュース……なってたもんな……
結城 礼央
「まあないっつったら嘘になるけどさ……」
結城 麻央
「…………」
結城 礼央
「でも、俺がお前の言う事絶対聞かなきゃなんない理由ってさ」
結城 礼央
「別にないじゃん」
結城 麻央
「……それは」
結城 麻央
「そう」
結城 麻央
「だけど……」
結城 礼央
「嬉しいんだよ、頼れられると」
結城 礼央
「昔から」
結城 礼央
「兄ちゃんだしさ」
結城 礼央
「期待されるとか、求められるとか、そういうの」
結城 礼央
「されるの、俺は嫌いじゃないし」
結城 礼央
「結構好きで」
結城 礼央
……だから気ついたらよくわかんない王子様キャラが作り上げられてしまったわけだが……!!
結城 麻央
「ん……」
結城 礼央
「それで」
結城 礼央
「麻央が相手なら、特別叶えてやりたいって」
結城 礼央
「そう思うよ」
結城 礼央
「だからまあ、したい無茶をする」
結城 礼央
「俺が選んで、そうしてるんだ」
結城 麻央
「兄さん……」
結城 麻央
「…………うん」
結城 麻央
「ありがとう」
結城 礼央
「どういたしまして」
結城 麻央
「……私も、もっと頼れる妹になるから」
結城 麻央
「疲れたり、大変だったり……」
結城 麻央
「……そうじゃなくても!」
結城 礼央
「うん」
結城 麻央
「私にも、いっぱい頼ってね」
結城 礼央
「はは」
結城 礼央
「頼もしいな」
結城 礼央
「……うん」
結城 礼央
「頼らせてもらうよ」
結城 礼央
「………………」
結城 礼央
「……じゃあ」
結城 礼央
「あのさ、麻央」
結城 麻央
「うん?」
結城 麻央
さっそく!? とちょっとうきうきしている。
結城 礼央
「男に戻るための方法の噂話とか」
結城 礼央
「どっか、転がってないか……?」
GM

結果フェイズ 漆間 るま

漆間 るま
漆間はとりあえず普通に帰っていいかなピンシャンしてっし
GM
帰りますか。
GM
導入タイプこれ幸福事前に指定しておかないといけなかったんだな。
漆間 るま
帰ります。一人暮らしの我が家へ……
GM
まあ流れ的に礼央さんの幸福が守られてるので達成でしょう。
漆間 るま
知らなかった……まあどっちも壊れてないしセーフセーフ
漆間 るま
わあ~い
GM
背徳の修復先にやる?
漆間 るま
途中でやっていい?
GM
はーい。では任意タイミングでどうぞ。
漆間 るま
ワア~
漆間 るま
五体満足とは言わないけれど、少なくとも漆間は完璧に無事に帰ってきた。
漆間 るま
一人暮らしの、小さいながらも過ごしやすく、地価の高い部屋に帰ってきた。
漆間 るま
もう朝でいいか。
漆間 るま
ふう、と一息ついてカーディガンをネットに入れて洗濯機に放り込む。
漆間 るま
ピ、ピ、ピ、とボタンを押して、じゃばじゃばと水の投入される音が一人暮らしの部屋に響く。
漆間 るま
慣れた手付きで洗剤を入れて、蓋を閉める。
漆間 るま
大きいビーズクッションに座って、ベロア生地のパステルカラー猫クッションを膝に置いて……ようやく狩りの終わりを実感する。今回も生きて帰れたのだと、安心する。
漆間 るま
目を閉じて一息ついて……目を開ける。
漆間 るま
無事に帰ったというのに、表情を曇らせて漆間は思い悩む。
漆間 るま
これからの生活についてだ。
漆間 るま
テレビを付ければツイッター投稿動画から提供された華々しく吹き飛んだ社屋の臨場感溢れる動画。
漆間 るま
華々しく吹き飛んだ社屋は、同時にるまの将来計画も吹き飛ばしたのだ。
漆間 るま
「うう……」
漆間 るま
スマートフォンを取り出して、銀行口座アプリを開く。
漆間 るま
かわいくない事務的なUIと、そこに表示されたかわいい貯金額を見て……
漆間 るま
かわいくしたお部屋のかわいくない家賃引き落とし額を思う……
漆間 るま
「明日から、しばらくランチパックにしないと……」
漆間 るま
かわいくない現実が私の未来に横たわって微笑んでる……
漆間 るま
今すぐにふかふかベッドで眠って、何も考えずに眠りたい。ホットミルクを飲んで眠りたい……
漆間 るま
好きなことをして生きていくとyoutuberみたいな事を言った(言ってない)ドリームキャッチャーが少しだけ羨ましくなるほど……
漆間 るま
それでも、やらなければならないことがある。
漆間 るま
私は社会人だから……洗濯機も終わったらすぐに干さないとだから……
漆間 るま
転職エージェント……マイ○ビ……リ○ルート……
漆間 るま
かわいくなくなるであろうこれからの日々に思いを馳せ、漆間はぽろりと涙を溢す……
漆間 るま
というところで判定します
GM
はい。日常の修復判定ですね。
GM
近いですね。どうぞ!
漆間 るま
2D6>=7 (判定:待つ) (2D6>=7) > 10[5,5] > 10 > 成功
GM
高~
漆間 るま
うっうっ
GM
成功です。るまさんの幸福『背徳:会社爆破』は修復されました。
漆間 るま
漆間のスマートフォンが突然かわいい音を出し始めます。電話です。
漆間 るま
なんだろう、見たことあるような無いような番号。漆間はとりあえず電話に出ます。
漆間 るま
『漆間るまさんのお電話でよろしかったでしょうか?』
漆間 るま
「? はい……」
漆間 るま
『人事課の○○です、この度の社屋倒壊に関しまして連絡がございまして、詳細の方メールでご覧いただければと』
漆間 るま
すわ、自分の行為が露見したのか、と冷や汗が吹き出るのも束の間。
人事部の人間は要件だけ伝えるとあっさりと切ってしまった。
漆間 るま
「? ?……?」
漆間 るま
少し考えてもわからなくて、とりあえずスマホから会社のメールを確認する……
漆間 るま
「…………」
漆間 るま
いつも通りの、社内メールのテンプレートから始まって、そこにあったものは──
漆間 るま
『この度は突然の災害により──』
漆間 るま
『今こそ社員一丸となって復興を──』
漆間 るま
『仮オフィスは○○となりますので、明日以降定刻通りの出勤を──』
漆間 るま
出勤の、辞令だった……
漆間 るま
人生は続く……
漆間 るま
会社を爆発しても……
漆間 るま
魔法少女のやさしファイヤーは魔女を焼き、かわいくないを吹き飛ばす。
漆間 るま
人の命に優しい炎。
漆間 るま
やさしくて、誰も死ななかった。
漆間 るま
それはとってもいいこと、だけど……
漆間 るま
わたし、知らなかった……
漆間 るま
「会社って、爆破しても……なくならないんだ……」
漆間 るま
狩人の時間は終わり、これから社会人の時間がやってくる。
漆間 るま
漆間は今度こそ、泣いた。
GM

結果フェイズ 十余二朋世

GM
導入タイプは復讐。
GM
モンスターは死亡していますので、達成!
十余二朋世
やった~~!
GM
おめでとうございます。
GM
幸福の修復タイミングはどうしますか?
十余二朋世
背徳の修復判定を先にしたいです。
GM
はい。では人脈ですね。
GM
9か……
十余二朋世
かなり大変ですが……
十余二朋世
ふります!
十余二朋世
2D6>=9 (判定:日常) (2D6>=9) > 7[3,4] > 7 > 失敗
十余二朋世
あっ
GM
ああっ
十余二朋世
やっぱりふたなりでやるの興奮するな……ってなりました。
十余二朋世
そういう方向でまとめていきます。
GM
はい。
十余二朋世
どうしようかな、一応友達の話したから助けた友達と話すか。
GM
やりましょうか。
GM
お見舞いに行きますね。
十余二朋世
結構なダメージを受けていたので、二、三日ほど意識がなかったりしました。脳も壊れていたし。
十余二朋世
回復するまで、保健室で寝泊まりです。
十余二朋世
もう学校の先生方にはその……それについては把握されている。
十余二朋世
終わりだ………………。
十余二朋世
でもまあ、死ぬことを覚悟していたので、生きていてびっくりしました。
十余二朋世
あのあと勝ったんだ。すごいなあ。
十余二朋世
絶対死んだと思ったもん……。
十余二朋世
”介錯”も頼んだし……。
十余二朋世
友達のお見舞い、と思ったけど、先にあれだな。先輩に連絡します。
十余二朋世
先輩のLINEに
十余二朋世
『先輩大丈夫でしたか?????』
十余二朋世
と送る
結城 礼央
『お久しぶり、十余二くん』挨拶から入ります。
結城 礼央
『意識が戻ったんだね』
結城 礼央
『何よりだ』
十余二朋世
『あははおかげさまです、でもあの』
十余二朋世
『あの、妊娠検査薬……』
十余二朋世
『妊娠検査薬確認しました??』
結城 礼央
既読だけつきました。
結城 礼央
返信が止まっています。
十余二朋世
『あ、アフターピルとか……?』
結城 礼央
『ちょっと』
結城 礼央
『調べる』
結城 礼央
『然るべき機関に相談する』
結城 礼央
『ありがとう』
十余二朋世
『調べましょう!!』
結城 礼央
『完全に忘れてた』
十余二朋世
『ほんとすみません』
結城 礼央
『流石に気にするなとは言えないが……』
結城 礼央
『生きていてくれていて何よりだ』
結城 礼央
『お大事に』
十余二朋世
『先輩たちのおかげです』
十余二朋世
『あの』
結城 礼央
調べつつ、連絡しつつなのか、反応がちょっと遅めです。
十余二朋世
『あの、大変恐縮? なんですけど……』
結城 礼央
『なんだい』
十余二朋世
『あの……』
十余二朋世
『やっぱり”これ”って”そう”しないとおさまらないんですか……?』
結城 礼央
既読はつきましたが、返信までにはまあまあの間がありました。
結城 礼央
『そうしないで済む時もあるが、そうするのが一番確実で手っ取り早いというのが』
十余二朋世
SNSでやりとりしているのでわかりませんが、布団がこう、テントみたいになっています。
結城 礼央
『私の認識なのだが』
結城 礼央
テントになってるのはスマホの向こうにまでは伝わりません。
結城 礼央
『こればかりは個人差もあるだろうからな……』
十余二朋世
『あとこれがこうなってるとき、座って出来なくないですか?』
結城 礼央
『それはサイズが悪い』
結城 礼央
だんだん開き直ってきたな、という感じの返信になってきました。
十余二朋世
『そうですよね……』
十余二朋世
『わかりました! ちょっとがんばってみます!!』
結城 礼央
『あまり力になれなくてすまない』
十余二朋世
『手伝いますか……?』
結城 礼央
『何を言ってるんだ?』
十余二朋世
『手伝ってくれてもいいですよ』
結城 礼央
返信が止まっています。
十余二朋世
『すみません変なこといって』
結城 礼央
ものすごい葛藤が伝わってくる返信間隔を挟んでから。
結城 礼央
『本当にどうしようもなくて』
結城 礼央
『他に頼れる相手もなく』
結城 礼央
『このままでは新しい被害者を生みかねないようなら……』
十余二朋世
どうしようもなく頼れる相手はまあいないのだけど…………
十余二朋世
流石に先輩ちょっとチョロすぎると思う
十余二朋世
よくないよ
十余二朋世
よくないよ!!
結城 礼央
『軽率なことはするなよ!』
結城 礼央
全く説得力のないことを言っています。
十余二朋世
『と、とりあえず頑張ってみます! ありがとうございます』
結城 礼央
『応援している』
十余二朋世
『このあと友達がお見舞いにくるから』
十余二朋世
『それまでにどうにかしないと終わるんです!』
結城 礼央
『何か上に被せて誤魔化せないか?』
結城 礼央
『意図的に股間のあたりで布団を丸くするとか……』
十余二朋世
『病院食とか乗せるテーブルもなんか持ち上がっちゃって……』
結城 礼央
『規格外すぎる』素朴感想
十余二朋世
『先輩こんなのにめちゃめちゃにされちゃったんですね……したの私なんですけど……』
結城 礼央
『あまり思い出さないでくれ』
結城 礼央
切実!
十余二朋世
悪いんですが、このあといっぱい思い出します
十余二朋世
『気をつけます』
十余二朋世
いっぱい思い出します!
結城 礼央
メッセージアプリでのやり取りは文面でのみ交わされる!
結城 礼央
『どうしても隠したいなら具合が悪くなったと言い訳を付けて面会を拒むしかないと思うが』
結城 礼央
『時間稼ぎにしかならないな……』
結城 礼央
そのサイズだと……もう……
十余二朋世
『ですよね……』
十余二朋世
毎朝うちにきてどうにかしてくれませんか?
十余二朋世
『とりあえずその方向で頑張ってみます!』
結城 礼央
『健闘を祈る……』
十余二朋世
『先輩も何か困ったことあったら言ってくださいね!!』
結城 礼央
『はは』
結城 礼央
『ありがとう』
結城 礼央
『何かあったら頼らせてもらうよ』
結城 礼央
多分スマホの向こう側ではアフターピルの調達とか婦人科の予約とかが済まされたりしてますが。
十余二朋世
めちゃめちゃよがってる先輩かわいかったな……と想いを馳せています。
十余二朋世
『はい!!』
結城 礼央
バベルネットのかわいい寄りスタンプが最後に押されました。
墓石の下から魔女が手を振ってるスタンプ。
十余二朋世
魔女狩人ならみんな持ってるヤツだ。
十余二朋世
同じシリーズの、魔女が半開きのアイアンメイデンから手を振ってるスタンプで返します。
十余二朋世
先輩とSNSでやりとりをしたあと、今度はスマホの写真などがストレージされているやつを開き。
十余二朋世
あのとき、すべて消されたはずの動画を開く。
十余二朋世
ベッドの傍らのゴミ箱は、すでにティッシュが山積みになっている。
十余二朋世
「また保健室の先生に怒られちゃうな」
十余二朋世
病室には動画の音声が響く――。
GM
GM
 
GM
 
GM
 
GM
ブラッドムーンシナリオ
 『どり~むきゃっちゃー』
GM
おわり!
GM
GM
お疲れ様でした!!
十余二朋世
おつかれさまでした~!!
結城 礼央
お疲れ様でした!!
漆間 るま
わ~おつかれさまでした!
GM
かわいいシナリオでしたね!!!!!