煤木野灰吏
俺が仕切ったほうがいい空気を感じる……
鐘守錫為
無言でいる。
夜高ミツル
真城の隣に寄り添っている。
真城朔
ミツルの背中に隠れています。
煤木野灰吏
「えー、では」
煤木野灰吏
「とりあえずカード配っちゃいますかね」
鐘守錫為
「頼む」
煤木野灰吏
「はーい」
真城朔
「…………」
夜高ミツル
じっと手札を見ている……
真城朔
ミツルの背中に隠れている……
真城朔
おおきいひとがこわい
真城朔
ミツルの手札は見ないようにしています。
夜高ミツル
気遣うように真城の方を見る。
鐘守錫為
手札を見ている。
煤木野灰吏
こいつら全然しゃべんねえ~
真城朔
ぴと……
煤木野灰吏
「……皆さん5枚ずつありますね~?」
真城朔
「あ」
真城朔
「あります……」
鐘守錫為
「ある」
夜高ミツル
「はい」
煤木野灰吏
「オッケーオッケー」
煤木野灰吏
「じゃあ順番にかる~く自己紹介してもらって」
煤木野灰吏
「それが終わったら始めましょう!」
煤木野灰吏
「じゃあまず俺からねー」
真城朔
おどおど……
煤木野灰吏
「煤木野灰吏です」
煤木野灰吏
「しがないお役人やってま~す」
煤木野灰吏
「ぺーぺーなので、隣の人にたまにお世話になったりしてます」
煤木野灰吏
「よろしく~」
真城朔
「よろしくお願いします……」
真城朔
小さく会釈。
夜高ミツル
「お願いします」
夜高ミツル
同じく会釈して。
鐘守錫為
隣の人です。
夜高ミツル
隣に立つ男を見る。
夜高ミツル
でか…………
鐘守錫為
距離感あるが?
鐘守錫為
本人は気にしてないが……
夜高ミツル
真城が怖がってるから……
鐘守錫為
カードに目を落としていたがそれを一度置いて、
夜高ミツル
怖がってなくてもこうだが……
鐘守錫為
「鐘守錫為」
鐘守錫為
「役人をしている。研究企業への視察に出ることが多い」
鐘守錫為
「よろしく頼む」
鐘守錫為
声が低い。
夜高ミツル
「よろしくおねがいします……」
夜高ミツル
でかいなあ……
夜高ミツル
二回目
真城朔
します……って
真城朔
ミツルに合わせて頭を下げて。
真城朔
ぴと……
煤木野灰吏
軽く拍手してみせて、
煤木野灰吏
促すように対面に視線を移す。
夜高ミツル
「夜高ミツル、です」
夜高ミツル
続ける言葉を探して……
夜高ミツル
「……狩人を、してます」
真城朔
「してます……」
真城朔
こくこく……
真城朔
「あ」
真城朔
「真城朔」
真城朔
「です」
真城朔
「…………」
真城朔
ミツルを見た。
夜高ミツル
真城を見る。
煤木野灰吏
カップルだな~
鐘守錫為
見ている……
煤木野灰吏
カップルだな~と思ってます
煤木野灰吏
ホモだなー
煤木野灰吏
別にいいけど……
鐘守錫為
割とどうでもいいです。
鐘守錫為
「進めるか?」
煤木野灰吏
「……そですねー」
鐘守錫為
見てても仕方ないからな……
真城朔
仕方ないカップル
煤木野灰吏
「じゃあ夜高くんから一枚ずつ引いてもらって……」
煤木野灰吏
「それをそのまま捨てるか、手元のカードと入れ替えるか」
煤木野灰吏
「それを順番にやっていきましょう」
夜高ミツル
頷いた。
鐘守錫為
「ん」
真城朔
こくこく……
夜高ミツル
「じゃあ……引きます」
真城朔
じー
真城朔
「しんか」
夜高ミツル
*深化そのままout
夜高ミツル
「よく分からない……」
鐘守錫為
自分の手札と見比べて、
鐘守錫為
「かなり曖昧な概念だな」
真城朔
進化じゃないんだな……って思ってます。
煤木野灰吏
「受け取り手の解釈によるって感じですねー」
煤木野灰吏
「俺もよく分からんな~」
真城朔
わかんない……
真城朔
無言で引きます。
真城朔
首を傾げた。
夜高ミツル
それを見て更に首を傾げた。
真城朔
ぺっ
夜高ミツル
「誇り……」
真城朔
*誇りそのままout
真城朔
「あんまり……」
真城朔
かなりあんまり。
鐘守錫為
まあそんな感じするなという納得は得ているが口には出さない。
夜高ミツル
「俺も……誇りは……」
夜高ミツル
うーんになっている。
真城朔
揃ってうーん。
煤木野灰吏
「じゃあ次は俺が~」
煤木野灰吏
「ふーん」
真城朔
「?」
煤木野灰吏
「じゃあこれで」
真城朔
なにひいたんだろ……
煤木野灰吏
*仕事in 哲学out
真城朔
そのまま捨てじゃないの初めてなので微妙に気になる。
鐘守錫為
「引く」
夜高ミツル
哲学もよくわかんないな……
鐘守錫為
「…………」
鐘守錫為
*虚無そのまま捨て
夜高ミツル
「虚無…………」
真城朔
「きょむ」
夜高ミツル
ほしい人いるのか……?
鐘守錫為
「後生大事に抱えておくものではないな」
鐘守錫為
本当にそう。
煤木野灰吏
「そうっすねー」
鐘守錫為
「しばらくはこのままでいい。次」
鐘守錫為
ミツルに振ります。
真城朔
視線が来たのでビクッなった。
夜高ミツル
「あ、はい……」
真城朔
ミツルを見るということは真城の方を見るということだ。
夜高ミツル
ちょっと前に出た。
夜高ミツル
*勝利in 道徳out
真城朔
「…………」
真城朔
大事だとは思うけど……
煤木野灰吏
「え~、道徳いらないの?」
真城朔
「う」
夜高ミツル
「道徳じゃ守れないものがあるから……」
真城朔
「…………」
真城朔
しょぼしょぼ……
真城朔
何故か真城が凹んでいる。
夜高ミツル
「大事だと思うけど、いらないです」
真城朔
しゅん……
煤木野灰吏
「まあそういうのあるよなー」
煤木野灰吏
「分かる分かる」
鐘守錫為
「…………」
真城朔
しょぼしょぼになりながら山札に手を伸ばす。
真城朔
引いた。
真城朔
「…………」
真城朔
「?」
真城朔
また首をかしげた。
夜高ミツル
「……?」
夜高ミツル
真城を見ています。
真城朔
かなり長いことぐるぐるしています。
夜高ミツル
「……大丈夫か?」
真城朔
「だ」
真城朔
「だいじょうぶ……」
煤木野灰吏
「悩んでるねー」
真城朔
あわわ……
真城朔
灰吏に言われてあわわになりました。
真城朔
*全力in 正義out
真城朔
しゅん……
鐘守錫為
誇りと道徳と正義が捨てられているのを見ている。
真城朔
すてたかったわけでは……
夜高ミツル
「……狩人は別に正義じゃないって」
夜高ミツル
「前、忽亡さんに言われたな」
夜高ミツル
思い出した……
真城朔
「ん……」
煤木野灰吏
捨てられてるな~
真城朔
少なくとも自分が抱えてる札ではないな……と思い直した。
煤木野灰吏
まあ俺も拾わないけど……
真城朔
かわいそうな正義。
煤木野灰吏
「正義ね~難しいね~」
煤木野灰吏
適当言って、山札に手を伸ばす
鐘守錫為
「…………」
煤木野灰吏
*礼節in 罪out
真城朔
びくっ
煤木野灰吏
「これはいいかな」
真城朔
捨てられた札を見てちょっと固まった。
煤木野灰吏
固まってるな~
煤木野灰吏
心当たりでもあんのかねえ
煤木野灰吏
思うけど、あえて触れることはなく
鐘守錫為
引いてます。
鐘守錫為
*貞操そのまま捨て
煤木野灰吏
「貞操を捨ててる」
鐘守錫為
「捨てたな」
煤木野灰吏
捨ててるな~
真城朔
なんかどんどん肩身が狭くなっています。
夜高ミツル
心持ち真城に寄り添った。
夜高ミツル
山札に手を伸ばす。
鐘守錫為
最初の手札から何一つ変わらない男。
夜高ミツル
ん~……という顔をしている。
真城朔
「?」
夜高ミツル
していたが……
夜高ミツル
*金そのままout
真城朔
「おかね」
夜高ミツル
「大事だけど……」
夜高ミツル
「なくなっても大丈夫」
真城朔
そうかな……?
夜高ミツル
真城がいれば……
煤木野灰吏
「俺はなくなったら嫌だな~」
鐘守錫為
「苦労はするな」
真城朔
苦労はするって……って顔を向けました。
煤木野灰吏
「しそうですよね~」
煤木野灰吏
したことはない。
真城朔
おろ……
夜高ミツル
「苦労は、そりゃ、するだろうけど……」
夜高ミツル
「真城がいたら大丈夫だから……」
夜高ミツル
結局口にした。
真城朔
「う」
煤木野灰吏
わ~……
煤木野灰吏
「そっかぁ……」
鐘守錫為
「…………」
夜高ミツル
頷いている。
真城朔
うーになっていた。
真城朔
なっていたが、思い出したように
真城朔
山札を引いたが。
真城朔
「…………」
真城朔
*個人そのまま捨て
真城朔
*そのまま手札の冷静out 罪in
真城朔
「これ」
真城朔
「で……」
煤木野灰吏
「おや」
真城朔
しょぼしょぼ……
夜高ミツル
「……」
夜高ミツル
寄り添っています。
鐘守錫為
わざわざ拾うのかと思ったが
鐘守錫為
自分のリアクションに真城が怯えることには流石に気付いているので、黙っています。
煤木野灰吏
こいつら人目を気にする気がゼロなのか……?
真城朔
見栄/Zero
煤木野灰吏
すげーな~と思いながらカードを引き……
煤木野灰吏
「じゃこれで」
鐘守錫為
「おや」
煤木野灰吏
*規律out 楽しみin
鐘守錫為
「役人がそれでいいのか」
鐘守錫為
役人を名乗っていたので。
鐘守錫為
未成年の手前。
煤木野灰吏
「いいんです~」
煤木野灰吏
「社会なんて汚いもんですよ!」
鐘守錫為
「それもそうか」
鐘守錫為
特に深追いせずにさくさく引く。
鐘守錫為
*革命そのまま捨て
鐘守錫為
また即捨てた。
真城朔
この人捨てることしかしてなくない……?
夜高ミツル
全部捨ててるよな……?
真城朔
かなり何も見えてこない。
夜高ミツル
*知性out 思い出in
真城朔
「知性……」
夜高ミツル
「大事だけど……」
夜高ミツル
「知性じゃ守れないから……」
真城朔
「うーん……」
夜高ミツル
知略もあるけど……
夜高ミツル
最終的には……
真城朔
あるに越したことはないけど
夜高ミツル
暴力!
真城朔
そして運。
真城朔
引きます。
真城朔
「…………」
真城朔
*怒り捨て
夜高ミツル
「…………」
真城朔
「…………」
夜高ミツル
「俺は真城にもっと怒ってほしいと思ってる……」
真城朔
「え」
真城朔
視線が彷徨った。
真城朔
「で」
真城朔
「でも……」
真城朔
「怒られるのは……」
真城朔
俺の方だし……
真城朔
ごにょごにょ……
煤木野灰吏
なんなんだこいつらは……
鐘守錫為
「引いたらどうだ」
鐘守錫為
灰吏を促した。
煤木野灰吏
「あ、はーい」
煤木野灰吏
*他者out 尊敬in
鐘守錫為
「他者」
夜高ミツル
「他者……」
真城朔
ほかのひと……
真城朔
自分の手札と見比べています。
夜高ミツル
え……と一瞬思いつつ……
夜高ミツル
俺も他者全般でいうと、そんなに……
鐘守錫為
引いている。
鐘守錫為
少し眉を寄せた。
鐘守錫為
*自由そのまま捨て
真城朔
また捨ててる……
煤木野灰吏
「結局捨てるんですね~」
煤木野灰吏
「自由か~」
煤木野灰吏
自由を大事にしてたら公安に入ってないな~
鐘守錫為
大事とは思う。
鐘守錫為
「引け」
夜高ミツル
「……はい」
夜高ミツル
*運命out 喜びin
真城朔
「運命……」
夜高ミツル
「決められてるものはない、と思いたいから……」
真城朔
むずかしい……
夜高ミツル
運命だからじゃなくて……
夜高ミツル
俺がそうしたいから真城といる。
煤木野灰吏
「運命ねぇ……」
煤木野灰吏
ちょっと遠い目をしている。
真城朔
「…………」
真城朔
引いています。
真城朔
固まった。
真城朔
*罰in 節制out
真城朔
節制を捨てたが
煤木野灰吏
「節制」
真城朔
表情は暗い。
真城朔
「……あ」
夜高ミツル
「…………」
真城朔
「あと……」
真城朔
*執念out 他者in
真城朔
「とりあえず」
真城朔
「これで大丈夫」
真城朔
「です……」
鐘守錫為
「…………」
煤木野灰吏
「じゃあ引きまーす」
煤木野灰吏
*命題そのまま捨て
煤木野灰吏
「俺には関係ないっすね」
夜高ミツル
俺もあんまり……
鐘守錫為
「論理学は嫌いか?」
夜高ミツル
よく分からない……
鐘守錫為
引いている。
鐘守錫為
「…………」
鐘守錫為
少し考え込んだ。
夜高ミツル
悩んでる……
鐘守錫為
*感情捨て
真城朔
感情……
煤木野灰吏
「入れるのかと思ったら~」
鐘守錫為
「必要か?」
鐘守錫為
公安に。
煤木野灰吏
「でも悩んだじゃないですか」
鐘守錫為
「そうだな」
鐘守錫為
「人間であれば、あった方がいい」
夜高ミツル
感情……
鐘守錫為
「次だ。引け」
夜高ミツル
うーんになってる
夜高ミツル
「あ、はい……」
夜高ミツル
*自立そのまま捨て
真城朔
「自立……」
真城朔
じりつ……?
夜高ミツル
「前は、大事にっていうか……」
夜高ミツル
「一人で生きてけないとって思ってたけど」
夜高ミツル
「今は違うから」
真城朔
「う」
真城朔
「…………」
真城朔
「ミツは、でも」
真城朔
「一人でも……」
真城朔
助けてくれる人いっぱいいるし……
夜高ミツル
「真城とじゃないと、ダメだから」
夜高ミツル
「だから……」
煤木野灰吏
「はい次次~」
真城朔
「あ」
真城朔
「…………」
真城朔
引いた。
真城朔
「…………」
真城朔
*運in 全力out
真城朔
ちょっと名残惜しそうに全力を手放した。
夜高ミツル
「全力……」
真城朔
「よりも……」
真城朔
「大事なのが来て……」
真城朔
来たから……
煤木野灰吏
全力か~……
煤木野灰吏
まあ俺が取る札じゃないな……
煤木野灰吏
「程々じゃないと疲れるしな~」
鐘守錫為
「…………」
煤木野灰吏
*才能そのままout
鐘守錫為
「要らないのか?」
煤木野灰吏
「大事にしてる訳ではないですねー」
煤木野灰吏
「まあ俺は器用貧乏なので~」
夜高ミツル
才能……
夜高ミツル
あんまり考えたことなかった。
真城朔
ミツは狩人向いてないとおもう……
真城朔
強くなったけど……
夜高ミツル
狩人の才能ないとはよく言われてきたけど……
真城朔
ない……
真城朔
ないとおもう……
夜高ミツル
でもそうする必要があったから……
鐘守錫為
引いている。
鐘守錫為
「…………」
鐘守錫為
*努力捨て
煤木野灰吏
「また捨てた」
煤木野灰吏
「努力……」
煤木野灰吏
努力…………
鐘守錫為
「努力だな」
煤木野灰吏
また遠い目になってる。
鐘守錫為
「悪くはない札だ」
鐘守錫為
捨てたけど。
煤木野灰吏
「よっぽど最初の引きがよかったんですね」
鐘守錫為
「かもしれない」
夜高ミツル
努力……
鐘守錫為
「次」
夜高ミツル
引いて
夜高ミツル
即捨てた。
夜高ミツル
*自然そのままout
真城朔
「……自然……」
真城朔
狩人、自然破壊する。
真城朔
したいわけじゃないけど……
真城朔
したくはない……
真城朔
っていうかモンスターの方がする……
夜高ミツル
「最低限、大事にはしてるつもりだけど……」
夜高ミツル
「こだわりは、別に……」
夜高ミツル
ゴミをポイ捨てしないとかは当たり前だから……
真城朔
あたりまえ……
真城朔
引きました。
真城朔
うーん……
真城朔
うーん……?
煤木野灰吏
自然を見てまた遠い目になった……
鐘守錫為
自分の手札と捨てられた札を見回して少し首をひねっている。
真城朔
*能力そのまま捨て
夜高ミツル
能力……
真城朔
「…………」
真城朔
しょぼ
煤木野灰吏
「能力ね~あるに越したこたないけどね~」
煤木野灰吏
言いながら一枚引き
鐘守錫為
捨てられた能力を見ている。
煤木野灰吏
*思考そのまま捨て
煤木野灰吏
「考えなしみたいで嫌だな~」
煤木野灰吏
「まあ思考そのものはねってことで」
鐘守錫為
「あまり意識しないからな」
煤木野灰吏
「何のために考えるか、何を考えるか」
煤木野灰吏
「かなーって思いますよ」
煤木野灰吏
「だからこれは別にいいですね」
真城朔
うーん……
鐘守錫為
引く。
鐘守錫為
*歴史そのまま捨て
鐘守錫為
そのまま少し考えて
煤木野灰吏
お?
夜高ミツル
歴史……別にだな……
鐘守錫為
*情熱out 捨札から能力in
煤木野灰吏
「お~」
煤木野灰吏
「初めての」
煤木野灰吏
そして捨てられる情熱
煤木野灰吏
……
鐘守錫為
捨てました。
鐘守錫為
情熱を。
煤木野灰吏
まあ、俺が持つものじゃないな……
煤木野灰吏
さっきも思った気がする。
鐘守錫為
「ほら」
鐘守錫為
ミツルに山札を示す。
夜高ミツル
「はい」
夜高ミツル
カードを引いて、
夜高ミツル
「……」
夜高ミツル
*潔白そのまま捨て
真城朔
あー……
真城朔
狩人が持ってるものじゃないな……
夜高ミツル
狩人だから……
真城朔
…………
真城朔
しょぼ……
真城朔
すぐテンション下がる。
煤木野灰吏
シノビが持つものでもねえな~
鐘守錫為
公安だしな……
真城朔
しょぼ引き
真城朔
「う……」
夜高ミツル
真城を見ている。
真城朔
視線を感じてミツルを見た。
真城朔
びくっ
真城朔
「…………」
真城朔
*健康out 繋がりin
夜高ミツル
「健康……」
真城朔
「…………」
真城朔
すてたくなかった……
真城朔
すてたくなかったけど……
真城朔
…………
真城朔
しょぼ……
鐘守錫為
「引いたらどうだ」
鐘守錫為
多分落ち込ませてるといつものが始まると思った。
煤木野灰吏
健康を見てた。
煤木野灰吏
「……あ、はい」
煤木野灰吏
引いて……
煤木野灰吏
*人生そのまま捨て
鐘守錫為
「人生を捨てた」
煤木野灰吏
「国家の犬なので~」
鐘守錫為
「なるほど」
鐘守錫為
引きます。
夜高ミツル
人生……
鐘守錫為
*遊び心即捨て
真城朔
なさそう……って流石に思った。
煤木野灰吏
「ですよね~」
鐘守錫為
「要らん」
夜高ミツル
ないだろうな……
夜高ミツル
思いながら引いて……
夜高ミツル
*創造性そのまま捨て
真城朔
「創造性……」
夜高ミツル
「あんまり……」
真城朔
創造性……?
真城朔
「料理とか……?」
真城朔
でもだいたいレシピ通りに作るし……
夜高ミツル
「レシピ再現してるだけだしな……」
鐘守錫為
するんだな、料理、と思っています。
鐘守錫為
自分が声出したらこのカップルが怯えると思っているぞ。
煤木野灰吏
斜歯とかなら引くんだろうな~
真城朔
引いた。
真城朔
「え」
真城朔
「…………」
真城朔
*理性そのまま捨て
真城朔
しょんぼり……
夜高ミツル
理性……
夜高ミツル
…………
夜高ミツル
まあ……になっている
煤木野灰吏
「お、これで半分か」
鐘守錫為
一回しか変えてないな……
煤木野灰吏
「後半戦引きま~す」
煤木野灰吏
「……?」
煤木野灰吏
*励ますそのまま捨て
鐘守錫為
「どうした」
鐘守錫為
捨てた。
真城朔
はげます
煤木野灰吏
「価値観……?」
鐘守錫為
「動作?」
夜高ミツル
「…………」
夜高ミツル
手札と見比べてる。
鐘守錫為
*安定そのまま捨て
鐘守錫為
*過去out 理性in
鐘守錫為
「以上」
煤木野灰吏
「二回目」
鐘守錫為
「四回に収まるかね」
煤木野灰吏
「どうですかね~」
夜高ミツル
引いて
夜高ミツル
*進化そのまま捨て
夜高ミツル
「深化と別にあるんだな……」
真城朔
「こっちもなんか……」
夜高ミツル
どっちも捨てたけど……
真城朔
むずかしくない……?
真城朔
引く。
真城朔
「…………」
真城朔
表情を曇らせる。
真城朔
*本能そのまま捨て
夜高ミツル
本能……
真城朔
しょぼ……
煤木野灰吏
なんか落ち込んでる……
煤木野灰吏
引いて、
煤木野灰吏
*恋そのまま捨て
鐘守錫為
「おや」
夜高ミツル
恋…………
鐘守錫為
「随分と噂を聞いたものと思ったが」
煤木野灰吏
「え~?」
煤木野灰吏
「別に恋多き男ってわけじゃないっすよ」
煤木野灰吏
恋はしてない!
鐘守錫為
してないだろうな~。
夜高ミツル
捨てられた恋を見ている……
鐘守錫為
引き
鐘守錫為
*混沌そのまま捨て
煤木野灰吏
「公安ですからね~」
鐘守錫為
「困る」
夜高ミツル
引いた
夜高ミツル
「…………」
真城朔
引いている……
夜高ミツル
悩んでいる……
真城朔
悩んでいるのを見ている……
夜高ミツル
*愛in 欲out
真城朔
欲が……
真城朔
「欲……」
煤木野灰吏
こいつ今まで欲を持ってたのか……
煤木野灰吏
無害そうな顔して……
鐘守錫為
持っていたらしいな……
夜高ミツル
「欲、自体は、多分」
夜高ミツル
「そんなに……」
鐘守錫為
ここまでキープしておいて?
真城朔
なんかミツルが捨てるものを見るたびにしょんぼりするし自分が捨てるたびにしょんぼりしている……
真城朔
引きます……
真城朔
「………………」
真城朔
眉を寄せて引いた札を見ている。
真城朔
見ていたが……
真城朔
おろ……
真城朔
ミツルを見た。
夜高ミツル
真城を見る。
真城朔
「う」
煤木野灰吏
こいつらいつも見つめ合ってるな
真城朔
「み」
真城朔
「ミツ……」
夜高ミツル
「……真城?」
真城朔
「…………」
真城朔
俯いた。
夜高ミツル
真城を見ている。
真城朔
俯いて、震える手で自分の手札に手をかけ
真城朔
*運out 幸福in
真城朔
「…………」
夜高ミツル
「運……」
真城朔
「ぜったい」
真城朔
「いる」
真城朔
「けど」
真城朔
「…………」
真城朔
しょぼしょぼ……
夜高ミツル
「……まあ、アテにはできないしな」
真城朔
小さく頷いた。
煤木野灰吏
「あったら嬉しい~くらい」
煤木野灰吏
引いて
煤木野灰吏
「……」
煤木野灰吏
*好敵手そのまま捨て
煤木野灰吏
「次どうぞ~」
鐘守錫為
頷いて、引く。
鐘守錫為
*世界そのまま捨て
夜高ミツル
世界が捨てられた……
鐘守錫為
世界を捨てた男。
煤木野灰吏
…………
煤木野灰吏
捨てられた世界を見ている。
夜高ミツル
*秩序そのまま捨て
真城朔
「うーん……」
真城朔
ハンターに秩序はない……
夜高ミツル
「ハンターだし……」
鐘守錫為
手札と見比べている。
夜高ミツル
個人的にもD7を襲撃している男
鐘守錫為
逮捕した方がいいのか?
夜高ミツル
見逃してほしい……
真城朔
引き引き……
真城朔
*縁そのまま捨て
煤木野灰吏
秩序や規律や道徳が捨てられているなあ
鐘守錫為
世界も捨てた
煤木野灰吏
…………
夜高ミツル
縁……
煤木野灰吏
引いて
煤木野灰吏
*変化そのまま捨て
真城朔
変化……?
真城朔
変化……
真城朔
………………
真城朔
勝手に身につまされている。
煤木野灰吏
「意識高い系のやつですかね?」
煤木野灰吏
…………
煤木野灰吏
「それよりこれもらっちゃお~」
煤木野灰吏
*世界in 夢out
鐘守錫為
「へえ」
煤木野灰吏
「公安ですから~」
煤木野灰吏
適当を言っている。
鐘守錫為
「今まで大事に抱えていたわけだ」
鐘守錫為
引きます。
鐘守錫為
*勇気そのまま捨て
鐘守錫為
*手札から自分out 秩序in
煤木野灰吏
「公安だ」
夜高ミツル
狩人が捨てた秩序を拾ってる……
鐘守錫為
「正しいだろう」
夜高ミツル
引いて……
夜高ミツル
…………
夜高ミツル
悩んでいる。
真城朔
「?」
夜高ミツル
「……捨てたくは」
夜高ミツル
「ないけど」
真城朔
おろ……
夜高ミツル
*友情捨て
真城朔
あっ……
真城朔
「…………」
煤木野灰吏
「捨てるんだ」
鐘守錫為
高校生くらいの男が友情を捨てるのを見ている。
夜高ミツル
「友情……だけじゃ」
夜高ミツル
「なくなったから」
真城朔
小さくなっている。
真城朔
引き……
真城朔
「…………」
真城朔
*孤独そのまま捨て
煤木野灰吏
そりゃそうだろうな……
鐘守錫為
納得しかない。
煤木野灰吏
ぴったりくっついてる二人を見る。
真城朔
ぴと……
夜高ミツル
くっつき……
煤木野灰吏
引いて……
煤木野灰吏
……
煤木野灰吏
*信念そのまま捨て
鐘守錫為
信念を捨てているな……
鐘守錫為
公安には要らないのは解る。
煤木野灰吏
お上の意向の方が大事ですね~
鐘守錫為
引く。
鐘守錫為
*信頼そのまま捨て
煤木野灰吏
「信頼が~」
煤木野灰吏
まあシノビだしな……
鐘守錫為
「次」
鐘守錫為
いらないわけではないが……
夜高ミツル
引いて……
夜高ミツル
*自律そのまま捨て
煤木野灰吏
してねえもんな~
真城朔
くっついてます。
煤木野灰吏
律してほしいですよ
鐘守錫為
まだ若いし……
真城朔
引いた。
真城朔
捨てた。
真城朔
*刺激そのまま捨て
夜高ミツル
そうだな……
真城朔
刺激とかいらない……
真城朔
へいわにくらしたい
夜高ミツル
おだやかに……
真城朔
のんびりゆったり
煤木野灰吏
引き、
煤木野灰吏
「ん~……」
煤木野灰吏
*人格そのまま捨て
鐘守錫為
「人格」
鐘守錫為
人格。
煤木野灰吏
「5枚に残しておくものかというと……」
鐘守錫為
「まあそうか……」
煤木野灰吏
「大事ですけどね~」
煤木野灰吏
「なくなったら困る」
鐘守錫為
引いた。
鐘守錫為
*誠実そのまま捨て
煤木野灰吏
「信頼に続いて誠実が~」
夜高ミツル
何持ってるんだろう……
鐘守錫為
「人格が捨てられた直後だぞ」
鐘守錫為
今更では?
夜高ミツル
引いて……
夜高ミツル
*娯楽そのまま捨て
真城朔
ごらく……
夜高ミツル
「あんまり……」
夜高ミツル
真城がいれば……
夜高ミツル
それで……
真城朔
「ミツは」
真城朔
「もっと遊んでも……」
真城朔
俺のせいで……
夜高ミツル
「真城と一緒なら」
煤木野灰吏
「次~!」
真城朔
あっ……
真城朔
引いて捨てた。
真城朔
*笑いそのまま捨て
煤木野灰吏
笑いって感じじゃないなあ
煤木野灰吏
引いて
煤木野灰吏
手札と見比べています。
鐘守錫為
「大事なものを引いたか?」
煤木野灰吏
「ないと困るもんですね~」
鐘守錫為
「そうか」
煤木野灰吏
*味方in 楽しみout
鐘守錫為
「へえ」
煤木野灰吏
「捨てたくなかったな~」
真城朔
意外な感じはする……
鐘守錫為
*宗教そのまま捨て
煤木野灰吏
そっすね~
鐘守錫為
比良坂だけど公安。
煤木野灰吏
公安だから……
夜高ミツル
聖印効くんだよな……
真城朔
別に信仰心なくてもけっこうつよいよあれ……
夜高ミツル
引いてそのまま捨てた
夜高ミツル
*平等そのまま捨て
煤木野灰吏
あ~……
真城朔
「びょうどう」
夜高ミツル
「いらない」
鐘守錫為
無害そうな顔して強火だな……
真城朔
引いて……
真城朔
「…………」
真城朔
眉が寄った。
夜高ミツル
「……?」
真城朔
*経験そのまま捨て
夜高ミツル
あ…………
真城朔
しょぼ……
夜高ミツル
「…………」
夜高ミツル
身体を寄せた。
真城朔
「…………」
真城朔
ぴと……
煤木野灰吏
引こ~っと
煤木野灰吏
引いて捨てた
煤木野灰吏
*食事そのまま捨て
煤木野灰吏
「俺はそんなにかなあ」
真城朔
しょくじ……
真城朔
いらないけど……
煤木野灰吏
「こだわる人はめっちゃこだわりますけどね~」
鐘守錫為
「腹さえ満たせればいいな」
鐘守錫為
その量が相当だが……
煤木野灰吏
「同じく~」
鐘守錫為
*血統即捨て
夜高ミツル
食事を見ている。
夜高ミツル
血統はよく分からない
夜高ミツル
わからないまま引き……
夜高ミツル
うーん……
夜高ミツル
うーんになって捨てた
夜高ミツル
*嫉妬そのまま捨て
真城朔
「…………」
真城朔
おず……になってミツルを見た。
夜高ミツル
「……なんていうか」
夜高ミツル
「手札に持っておくものではない……」
真城朔
「…………?」
煤木野灰吏
含みがあるな~
煤木野灰吏
するんだな~
真城朔
きょと……
真城朔
きょとになっていたが
真城朔
はたと引く。
真城朔
「…………?」
真城朔
*思想そのまま捨て
煤木野灰吏
「思想」
鐘守錫為
なさそうだな……
煤木野灰吏
「範囲がでけ~」
真城朔
わかんない……と思ってます。
夜高ミツル
思想の中身を話してるしな……
煤木野灰吏
引いて……
煤木野灰吏
*暴力そのまま捨て
真城朔
「暴力」
煤木野灰吏
「必要ではありますけどねえ」
真城朔
ハンターには一番大事だけど……
鐘守錫為
「振りかざしたくはないな」
夜高ミツル
必要なくなるならそれがいい……
鐘守錫為
相槌を打ちながら引いて捨てた。
鐘守錫為
*恋人捨て
夜高ミツル
あ……
真城朔
びく……
鐘守錫為
「次」
夜高ミツル
捨てられた恋人を横目に見つつ引く
夜高ミツル
*寛容そのまま捨て
真城朔
おろ……
夜高ミツル
*勝利out 恋人in
真城朔
あっ……
真城朔
えっ……
真城朔
え…………
真城朔
勝利が捨てられた……
真城朔
捨てられて……
真城朔
え…………
夜高ミツル
「……真城がいないと」
夜高ミツル
「勝っても、意味ない」
煤木野灰吏
あっそ~
真城朔
「う……」
鐘守錫為
自分が捨てた恋人を勝利と引き換えにpickする推定男子高校生がいるなあ。
真城朔
う……になりながら引いて
真城朔
*成長そのまま捨て
夜高ミツル
成長……
真城朔
しないし……
煤木野灰吏
………………
煤木野灰吏
黙って引きます。
煤木野灰吏
*悲しみそのまま捨て
真城朔
悲しみ……
煤木野灰吏
「持ってたくはないですねえ」
夜高ミツル
ない方がいい……
真城朔
それはそうなので頷いている。
真城朔
ミツが悲しくないといい……
鐘守錫為
引いた。
夜高ミツル
真城を悲しませたくない……
鐘守錫為
「…………」
鐘守錫為
眉を寄せるが、捨てる。
鐘守錫為
*憎悪そのまま捨て
鐘守錫為
「次だ。引け」
夜高ミツル
憎悪……になって
夜高ミツル
引き……
夜高ミツル
…………
夜高ミツル
固まっている。
真城朔
「?」
真城朔
気遣うようにミツルを見る。
夜高ミツル
「…………」
真城朔
「ミツ……?」
夜高ミツル
*家族そのまま捨て
真城朔
「あ」
真城朔
「…………」
真城朔
肩を落とす。
煤木野灰吏
恋人を取って家族を捨てたな……
真城朔
しょぼしょぼ……
夜高ミツル
大丈夫、と軽く頭を撫でた。
煤木野灰吏
撫でとる…………
真城朔
なでられ……
煤木野灰吏
自律を捨てるな
真城朔
撫でられながら引きます。
真城朔
止まった。
真城朔
「…………」
夜高ミツル
真城を見ている……
真城朔
ちょっと悩んでいたが……
真城朔
*情そのまま捨て
煤木野灰吏
情………………
真城朔
しゅん……
煤木野灰吏
ちょっと手札と見比べたりしつつ……
煤木野灰吏
ちょっと悩んで……
煤木野灰吏
*青春そのまま捨て
煤木野灰吏
「…………」
煤木野灰吏
「それもらお~」
煤木野灰吏
*情in 味方out
真城朔
あっ……
鐘守錫為
へえという顔をしたが口には出さず。
鐘守錫為
引く、捨てる。
夜高ミツル
情なんだ……
鐘守錫為
*多様性そのまま捨て
鐘守錫為
別に蔑ろにしているわけでもないが。
煤木野灰吏
まあね~
夜高ミツル
引いて……
夜高ミツル
*趣味そのまま捨て
真城朔
しゅみ……
真城朔
趣味……?
煤木野灰吏
なさそうな顔してる
鐘守錫為
恋人はいるようだ。
真城朔
首を傾げながら引きます。
真城朔
逆方向に首を傾げた。
夜高ミツル
趣味が恋人の男です
真城朔
*学習そのまま捨て
真城朔
高校には好きな人に会いに行くために通っていました。
夜高ミツル
好きな人のために高校を辞めました。
夜高ミツル
そうだな……になってる
煤木野灰吏
こいつらしゃべんねえなしかし……
鐘守錫為
無言
煤木野灰吏
*敵そのまま捨て
煤木野灰吏
「いない方がいい~」
鐘守錫為
「違いない」
夜高ミツル
頷いている……
鐘守錫為
引いて捨てるいつもの動作。
夜高ミツル
結構強めに。
鐘守錫為
*闘争そのまま捨て
夜高ミツル
闘争もいらないな……
真城朔
こわい……
夜高ミツル
引いて
夜高ミツル
*発展そのまま捨て
真城朔
はってん
真城朔
うーん……
夜高ミツル
今みたいな生活がずっと続いたらいい……
真城朔
それはそう……
真城朔
*挑戦そのまま捨て
煤木野灰吏
…………
真城朔
したくない……
煤木野灰吏
大事な人達の大事なものが捨てられていくのを見ている……
真城朔
いたいのやだ……
煤木野灰吏
でもそれを俺が拾うこともできず……
煤木野灰吏
引いて……
煤木野灰吏
「……………………」
鐘守錫為
「?」
煤木野灰吏
*感謝in 仕事out
鐘守錫為
「公安じゃなかったのか」
煤木野灰吏
「ここまで残してたことを褒めてほしいですね」
鐘守錫為
「それもそうか」
夜高ミツル
今までずっと持ってたのか……
鐘守錫為
引いた。
鐘守錫為
捨てた。
夜高ミツル
仕事を……あの感じで……
鐘守錫為
*優しさそのまま捨て
夜高ミツル
優しさが……
真城朔
やさしさ……
夜高ミツル
納得があった
真城朔
ミツルにくっついてる
煤木野灰吏
見た目ほど怖い人じゃないんですけどね~
夜高ミツル
くっつかれている
夜高ミツル
引いて
夜高ミツル
「……あ」
真城朔
「え」
夜高ミツル
「そろそろ終わりか……?」
真城朔
あ……になった。
真城朔
ほんとだ……
煤木野灰吏
「この一巡で終わりですかね~」
鐘守錫為
「長かったな」
夜高ミツル
*論理そのまま捨て
真城朔
よくわかんないな……
夜高ミツル
糸賀さんがすごかった
真城朔
引いた。
真城朔
「…………」
真城朔
しょぼ……
夜高ミツル
「……」
真城朔
しょぼ しょぼしょぼ
真城朔
*倫理そのまま捨て
夜高ミツル
「…………」
真城朔
もっていられない……
夜高ミツル
身体を寄せた。
真城朔
ミツルの肩に頭を寄せる。
煤木野灰吏
あの子よっぽどやらかしてるんだろうな……
煤木野灰吏
「最後の引き~」
鐘守錫為
しかも気に病んでいる。
煤木野灰吏
「うわ」
煤木野灰吏
「ははは」
鐘守錫為
「ん?」
煤木野灰吏
*性そのまま捨て
鐘守錫為
「ああ……」
煤木野灰吏
「はははは」
真城朔
微妙な顔で見ている。
真城朔
性……
夜高ミツル
同じく……
鐘守錫為
頓着せずラス1を引きます。
鐘守錫為
「…………」
鐘守錫為
ため息をついた。
鐘守錫為
*支配そのまま捨て
鐘守錫為
「終わりだ」
煤木野灰吏
「終わりましたね~」
煤木野灰吏
「じゃあ公開しますか」
鐘守錫為
「ああ」
煤木野灰吏
「引いたのと同じ順番で~」
真城朔
自分の手札を見ている……
煤木野灰吏
促しておいて、公開するのか…………という気持ちになってる
夜高ミツル
*未来、思い出、愛、恋人、喜び
真城朔
*他者、繋がり、幸福、罪、罰
煤木野灰吏
*情、尊敬、世界、感謝、礼節
鐘守錫為
*理性、能力、秩序、行動、命
真城朔
しょぼ……
夜高ミツル
真城の手札を見ている。
夜高ミツル
罪と罰……
真城朔
ミツルの肩に頭を預けています。
真城朔
愛と恋人……
真城朔
…………
夜高ミツル
肩に手を回す。
真城朔
嬉しいような それじゃよくないような
真城朔
回されて
煤木野灰吏
愛と恋人だな~
真城朔
瞼を伏せた。
煤木野灰吏
愛と恋人の男だな~
鐘守錫為
「仕事を捨てて残したのがそれか」
煤木野灰吏
「そうですけど~?」
煤木野灰吏
「鐘守さんのお手本すぎません?」
鐘守錫為
「見習い給え」
煤木野灰吏
「嘘ついてないですか~?」
鐘守錫為
「どこを疑う?」
煤木野灰吏
「うーん」
煤木野灰吏
適当を言っていた。
煤木野灰吏
まあ確かに印象と違うとこはないけど……
鐘守錫為
堂々としています。
煤木野灰吏
まあ別に嘘でもどうでもいいしな……
真城朔
自分で罪を入れました。
夜高ミツル
勝利を捨てて恋人を取った……
煤木野灰吏
信念:情
煤木野灰吏
寄り添い合ってるカップルに目をやり……
煤木野灰吏
「……じゃあ」
煤木野灰吏
「適当に解散!」
煤木野灰吏
「お疲れ様でした~!」
鐘守錫為
「お疲れ様でした」
夜高ミツル
「……あ」
夜高ミツル
「お疲れ様、です」
鐘守錫為
捨札を適当にまとめて山札にしている。
真城朔
「お」
真城朔
「つかれさま」
真城朔
「でした……」
真城朔
ぎゅ……
煤木野灰吏
あとは勝手にやってろ~
夜高ミツル
気にしている素振りもない。
夜高ミツル
真城の頭を撫でている。
真城朔
撫でられる手に頭を寄せて、瞼を閉じた。