鐘守錫為
灰吏が持ち込んだ手土産を皿に盛って、リビングのテーブルへと戻ってくる。
煤木野灰吏
クラッカーと鴨肉のパテと燻製チーズ。
煤木野灰吏
鐘守の家を訪ねる時、この後輩が手土産を欠かしたことはない。
鐘守錫為
表面的な振る舞いに反して礼を重視する男であることはわかっている。
鐘守錫為
素直に受け取った方が気が楽なのも。
鐘守錫為
お構いなくとは口にするものの。
鐘守錫為
ローテーブルに平皿を置く。パテはざっくりと切って並べてある。
煤木野灰吏
「ありがとうございます~」
鐘守錫為
「こちらこそ、いつもどうも」
鐘守錫為
鐘守の酒の趣味は広い、というよりこだわりがないので、
鐘守錫為
手土産に合わせて酒を用意しているというか、先に酒を決めて手土産を合わせているというか、
鐘守錫為
概ね半々。ざっくばらんに。
鐘守錫為
今日はウイスキー。
鐘守錫為
氷やミネラルウォーターやトニックウォーターやレモンや炭酸水など、
鐘守錫為
これまたあまりこだわりなく煩雑に並べてある。
煤木野灰吏
その時々で色々手土産を持ち込めるので楽しい。
鐘守錫為
気の利いた後輩はいつも趣味の良い選択をするので、鐘守の方がそれに口を出したこともない。

ラウンド1

GM?
*何もわかりませんがかけひきをはじめましょう
GM?
*行動順の決定!
GM?
*ランダムらしいので1D6でいいんじゃないですか シノビは基本6面ダイスしか使わないので
煤木野灰吏
1d6 (1D6) > 4
鐘守錫為
1d6 (1D6) > 4
鐘守錫為
1d6 振り直し (1D6) > 2
煤木野灰吏
1d6 re (1D6) > 4
煤木野灰吏
いやだーっ
鐘守錫為
よっ! 話し上手!
GM?
*灰吏さんが先攻です。何を攻めるんだ
煤木野灰吏
3d6 (3D6) > 11[3,4,4] > 11
鐘守錫為
3d6 (3D6) > 8[2,5,1] > 8
[ 煤木野灰吏 ] がダイスシンボルを3 に変更しました。
[ 煤木野灰吏 ] がダイスシンボルを4 に変更しました。
[ 煤木野灰吏 ] がダイスシンボルを4 に変更しました。
[ 鐘守錫為 ] がダイスシンボルを2 に変更しました。
[ 鐘守錫為 ] がダイスシンボルを5 に変更しました。
鐘守錫為
お前誘い受けしかないのか!?
煤木野灰吏
………………
煤木野灰吏
*パスします…………
GM?
*はい……
GM?
なんかRPしないんですか?
煤木野灰吏
します 適当なところで鐘守さんの手番に入ってください
鐘守錫為
はい。
煤木野灰吏
こうやって鐘守の家に邪魔するようになってからしばらく経つ。
煤木野灰吏
最初の頃は、表には出さないものの多少緊張したものだが、
煤木野灰吏
今は気を抜いた様子でローテーブルの前に腰を下ろしている。
煤木野灰吏
「鐘守さん何で割ります~?」
鐘守錫為
「ロックで」
煤木野灰吏
「はーい」
鐘守錫為
お互い酒に強いのでそこそこのペースで飲める。
鐘守錫為
無理に進めてこないこともわかってるし……
鐘守錫為
宅飲みの特権とばかりにだらだらと飲むことが多い。
煤木野灰吏
鐘守のグラスに氷を入れて、ウィスキーを注ぐ。
鐘守錫為
リモコンでエアコンの温度を確認してから改めて腰を下ろす。
鐘守錫為
どっかり。
鐘守錫為
190cmある鐘守の家なので、割とどこも空間が広め。
煤木野灰吏
宅飲みでも職場の飲み会でも、目上の人間に対してこの後輩は進んでこういう役を請け負う。
煤木野灰吏
最初に訪れた時は、思わず天井高!と声が出た。
鐘守錫為
さすがに公安はそこそこ給料がいいのでこういう部屋に住める。
鐘守錫為
酒を注ぐのはさせるがままにしている。
煤木野灰吏
自分のグラスにも氷を入れる。
鐘守錫為
ホストだからとか言って奪うほど奉仕精神に満ちた男ではないし、
鐘守錫為
したがることはさせておく方。
煤木野灰吏
ウィスキーを注ぎ、炭酸水を足して、マドラーでくるりと混ぜる。
鐘守錫為
そうしている様子を眼鏡越しに眺めている。
煤木野灰吏
二人分の酒の準備ができるとグラスを手に取る。
鐘守錫為
こちらも手に取る。
煤木野灰吏
「じゃあ~、今週も勤労お疲れさまでしたー」
鐘守錫為
鐘守の手に収まるとグラスが一回り小さく見える。
煤木野灰吏
「乾杯~」
鐘守錫為
「乾杯」
鐘守錫為
言葉少なにグラスを触れ合わせる。
煤木野灰吏
澄んだ音が小さく響く。
煤木野灰吏
くぴ、とハイボールを一口。
鐘守錫為
ロックを軽く煽っている。
鐘守錫為
山崎12年。
鐘守錫為
グラスを置いてチーズをつまみながら、
鐘守錫為
「もとはこちらから誘っておいてなんだが」
煤木野灰吏
「?」
鐘守錫為
「正直、来るとは思っていなかったな」
鐘守錫為
「最初は」
鐘守錫為
クラッカーに乗せてチーズをかじる。
煤木野灰吏
「え~、俺が鐘守さんの誘いを断るわけないじゃないですか~」
煤木野灰吏
へらへらと笑っている。
煤木野灰吏
酔っているからではなく、大体いつもこのような様子。
鐘守錫為
誰に対しても。
鐘守錫為
「”予定が合わない”可能性もあると思っていた」
鐘守錫為
手拭きで指先を清めてからグラスを握って、揺らす。
煤木野灰吏
「いや~俺全然ヒマですからね」
煤木野灰吏
「なんか仕事してるか女遊びしてるかみたいに言うやつもいますけど~」
鐘守錫為
「酒も飲む」
煤木野灰吏
クラッカーにパテを盛り付けている。
煤木野灰吏
「酒も飲みます」
鐘守錫為
軽く口に含んでいる。
煤木野灰吏
さく、とクラッカーをかじる。
鐘守錫為
「まあ」
鐘守錫為
「嬉しいよ、こうして来てくれるぶんには」
鐘守錫為
*2を切ってアピールします・・・
煤木野灰吏
*3 誘い受け…………
GM?
*判定どうぞ……
煤木野灰吏
2d6=>5 (2D6>=5) > 5[3,2] > 5 > 成功
鐘守錫為
*素で振ります
鐘守錫為
2D6>=5 (2D6>=5) > 8[5,3] > 8 > 成功
[ 煤木野灰吏 ] 情緒 : 0 → 1
煤木野灰吏
「マジすか~?」
鐘守錫為
「あまり親しい者のない人間でね」
煤木野灰吏
「喜んでもらえてるなら、後輩冥利に尽きますよー」
煤木野灰吏
「まあ正直言うと、俺も結構びっくりしたんですよね」
鐘守錫為
そうだろうな、と目で灰吏に頷いている。
鐘守錫為
酒を飲みながら。
煤木野灰吏
「社交辞令だろうな~と……」
煤木野灰吏
思っていたので……
鐘守錫為
まあ、と前置いて、
鐘守錫為
「社交辞令ならば、それでも構わなかったよ」
鐘守錫為
「別に」
煤木野灰吏
だろうな~この人は……

ラウンド2

GM?
*2巡目 行動ダイスを振り直しましょう
煤木野灰吏
3d6 (3D6) > 12[4,6,2] > 12
[ 煤木野灰吏 ] がダイスシンボルを2 に変更しました。
[ 煤木野灰吏 ] がダイスシンボルを6 に変更しました。
鐘守錫為
*持ってるぶんはキープしてusedの1個のみ振り直します
鐘守錫為
1d6 (1D6) > 4
[ 鐘守錫為 ] がダイスシンボルを4 に変更しました。
煤木野灰吏
*2 アピール
鐘守錫為
*4 誘い受け
鐘守錫為
2D6>=5 (2D6>=5) > 4[2,2] > 4 > 失敗
鐘守錫為
げっ。
鐘守錫為
ハプです
鐘守錫為
1D6 (1D6) > 4
鐘守錫為
>何気ない所作にドキッ!ランダムな対象1人の情緒+1。
鐘守錫為
Choice[鐘守,灰吏] (choice[鐘守,灰吏]) > 鐘守
鐘守錫為
クソ………………
煤木野灰吏
鐘守さん?
鐘守錫為
オラッ 判定しろ!
煤木野灰吏
2d6=>5 (2D6>=5) > 8[3,5] > 8 > 成功
鐘守錫為
アアアッ
[ 鐘守錫為 ] 情緒 : 0 → 3
煤木野灰吏
「寂しいこと言うじゃないですか~」
煤木野灰吏
「俺もまあ、びっくりもしましたけど」
煤木野灰吏
「マジで誘ってもらってたの結構嬉しかったんですよ」
鐘守錫為
飲み干したグラスをテーブルに置く。
鐘守錫為
灰吏の言葉を聞きながら、ウイスキーの瓶へと手を伸ばした。
煤木野灰吏
「あ、注ぎますよ」
鐘守錫為
「ああ」
煤木野灰吏
鐘守の代わりに瓶を取る。
鐘守錫為
手を止めた。
鐘守錫為
手持ち無沙汰にクラッカーを取ってパテを塗っている。
鐘守錫為
「よく誘われるんじゃないのか?」
煤木野灰吏
「ロックでいいですか~?」
鐘守錫為
頷く。
煤木野灰吏
「あ~……」
煤木野灰吏
鐘守のグラスにウイスキーを注ぎ……
煤木野灰吏
「まあ」
煤木野灰吏
瓶を置く。
煤木野灰吏
「大学の友だちとか、結構誘ってくれるんすけど」
鐘守錫為
聞いている。
煤木野灰吏
「あっちはシノビとか公安とかなーんも知らないですからね」
煤木野灰吏
「楽しいっちゃ楽しいんですけど」
鐘守錫為
「話を合わせるのは得意だろう」
煤木野灰吏
「そうなんですけど~」
鐘守錫為
どうも、と謝辞とともにグラスを受け取る。
煤木野灰吏
「俺だってたまには話を合わせなくていい時間がほしいんですよ~」
鐘守錫為
「おや」
鐘守錫為
「俺には合わせていなかったか?」
煤木野灰吏
「あ、気を使ってないとかではないですからね?」
鐘守錫為
頷いている。
煤木野灰吏
「鐘守さんとだと変に騒いだりとかしないでいいですし~」
煤木野灰吏
「まあ別にああいうノリも嫌いじゃないんですけど」
鐘守錫為
「うん」
鐘守錫為
酒を口に含んでいる。
煤木野灰吏
自分の方のグラスを開けて、酒を注ぎ足している。
鐘守錫為
特に手は出さずに見ている。
煤木野灰吏
「まあ合わせてってのはあんましてないですよ、鐘守さんには」
煤木野灰吏
「自然体で~す」
鐘守錫為
「…………」
鐘守錫為
飲んでいます。
煤木野灰吏
ストレートの酒を煽って、またへらへら笑っている。
煤木野灰吏
普段どおりに。
鐘守錫為
こちらも普段どおりの仏頂面ではあるが。
鐘守錫為
「まあ」
鐘守錫為
「自然体でいられるなら、良かった」
鐘守錫為
強めに酒を煽った。
鐘守錫為
飲み干して置く。
鐘守錫為
*1切ってアピール 5の距離を測るを組み合わせます
煤木野灰吏
*4 誘い受け
煤木野灰吏
2d6=>5 (2D6>=5) > 3[2,1] > 3 > 失敗
[ 煤木野灰吏 ] 情緒 : 1 → 2
鐘守錫為
2D6+2>=5 (2D6+2>=5) > 5[1,4]+2 > 7 > 成功
[ 煤木野灰吏 ] 情緒 : 2 → 3
鐘守錫為
「正直」
鐘守錫為
「最初は真逆のタイプだと思っていた」
煤木野灰吏
「真逆」
鐘守錫為
「真逆じゃないか」
煤木野灰吏
「見た目通りですよ~俺は」
鐘守錫為
「ああ」
鐘守錫為
いや、と首を振って、
鐘守錫為
自分を示した。
煤木野灰吏
「あ~」
鐘守錫為
グラスを前に出します。
鐘守錫為
「ストレートで」
煤木野灰吏
「はーい」
煤木野灰吏
頼まれれば、すぐに次を用意する。
鐘守錫為
頼んだほうが早い。
煤木野灰吏
わりと嬉々としてこういうことをする。
鐘守錫為
したがりだな……
煤木野灰吏
グラスの隣にチェイサーも準備して添える。
煤木野灰吏
「真逆か~」
煤木野灰吏
「まあ、そうですね」
鐘守錫為
礼に軽く頭を下げてグラスを取った。
鐘守錫為
灰吏を見ている。
煤木野灰吏
「正直、鐘守さんは俺みたいなタイプ苦手なんじゃないかと思ってましたよ」
鐘守錫為
「騒がしいタイプが?」
煤木野灰吏
ですです、と頷く。
煤木野灰吏
酒に口をつける。
鐘守錫為
少し黙る。考え込む。
鐘守錫為
「苦手なタイプというようなものは、あまりないな」
煤木野灰吏
「なるほど」
鐘守錫為
「遠巻きにされることは多い」
煤木野灰吏
はは、と笑ってまた酒を煽る。
煤木野灰吏
「鐘守さん顔コエ~もんなぁ……」
鐘守錫為
「それほどには思わないが……」
鐘守錫為
首を傾げている。
鐘守錫為
酒を少し飲んで、
鐘守錫為
「だから」
鐘守錫為
「無闇矢鱈に人に近づかないようにはしている」
煤木野灰吏
「そういう感じだから人嫌いだと思われるんですよ~」
鐘守錫為
「脅かしてしまうよりいいだろう」
鐘守錫為
最近入った受付の子とか用事があって声かけると竦み上がる。
煤木野灰吏
「話してれば皆慣れると思うんですけどねぇ」
煤木野灰吏
「鐘守さん怖いのは見た目だけなのにな~」
鐘守錫為
「そう思うか」
煤木野灰吏
「思いますよ~」
鐘守錫為
「…………」
鐘守錫為
くるりと手元のグラスを回して、
鐘守錫為
「お前が」
鐘守錫為
「ただの騒がしい男だったなら、招きはしなかっただろうな」
鐘守錫為
酒を飲んでいます。
煤木野灰吏
「…………」
鐘守錫為
思い出したように箸を取ってパテを齧る。
煤木野灰吏
「まあ俺は気の利いたできる後輩ですからねー」
鐘守錫為
「そうだな」
鐘守錫為
「これも美味い」
煤木野灰吏
「……」
煤木野灰吏
「それうまいっすよね」
煤木野灰吏
「友達の家で飲んだときに出してもらって、うまかったんで」
鐘守錫為
「なるほど気が利く」
煤木野灰吏
「そうでしょうそうでしょう~」
煤木野灰吏
空になった自分のグラスに氷を足して、酒を注いでいます。

ラウンド3

GM?
*3巡目 いきましょうか・・・・
鐘守錫為
3d6 行動ダイス振り直し (3D6) > 11[6,2,3] > 11
[ 鐘守錫為 ] がダイスシンボルを6 に変更しました。
[ 鐘守錫為 ] がダイスシンボルを2 に変更しました。
煤木野灰吏
3d6 (3D6) > 11[2,4,5] > 11
[ 鐘守錫為 ] がダイスシンボルを3 に変更しました。
[ 煤木野灰吏 ] がダイスシンボルを5 に変更しました。
煤木野灰吏
*5距離を測る 2アピール
鐘守錫為
*3誘い受け
鐘守錫為
2D6>=5 (2D6>=5) > 12[6,6] > 12 > 成功
鐘守錫為
ウケてる
煤木野灰吏
オイ!!!
鐘守錫為
1D6 ハプ (1D6) > 6
鐘守錫為
Choice[鐘守,灰吏] (choice[鐘守,錫為]) > 鐘守
[ 鐘守錫為 ] 情緒 : 3 → 2
煤木野灰吏
2d6=>12 (2D6>=12) > 9[5,4] > 9 > 失敗
煤木野灰吏
+2だったけどどうでもいいですねもう
[ 煤木野灰吏 ] 情緒 : 3 → 4
煤木野灰吏
ぐい、とロックの酒を煽る。
鐘守錫為
灰吏の用意したチェイサーを飲んでいる。
煤木野灰吏
「そういえば鐘守さん飲み会でもいつも隅っこにいますけど」
煤木野灰吏
「せっかくだし皆ともっと話していったらいいんじゃないですか」
鐘守錫為
「…………」
鐘守錫為
少し首を傾けた。
煤木野灰吏
つられて首を傾げている。
鐘守錫為
「想像がつかない」
煤木野灰吏
「ははは」
鐘守錫為
「前も言ったが」
鐘守錫為
「真ん中にいたら邪魔になるだろう」
煤木野灰吏
「背高いのも大変ですねえ」
鐘守錫為
「お前のように人好きがするだとか、愛嬌があるだとか」
鐘守錫為
「そういう特徴を備えているならともかく」
鐘守錫為
「俺は中身もこれだ」
煤木野灰吏
「や~、鐘守さん普通に話せるじゃないですか」
煤木野灰吏
「マジでヤバいやつは挨拶返してくれないとかありますからね」
鐘守錫為
「それは仕事に支障を来たすだろう……」
鐘守錫為
酒を取って煽って、
鐘守錫為
「普通に話せるのはお前だからじゃないのか」
煤木野灰吏
グラスを持ち上げた手が止まる。
煤木野灰吏
「なんですか~、口説いてんすか?」
鐘守錫為
飲んでいます。
鐘守錫為
「?」
鐘守錫為
ちらと目線だけ寄越す。
煤木野灰吏
「男の子は苦手だけど煤木野くんなら話せる~❤ みたいなやつじゃないですか~」
鐘守錫為
「よく言われるのか?」
煤木野灰吏
「たまに言われますねえ」
煤木野灰吏
結構言われる。
鐘守錫為
「であれば」
煤木野灰吏
グラスに口をつける。
鐘守錫為
「万人に対して、お前はそうなんじゃないか」
鐘守錫為
「そのように思わせるのが上手い」
鐘守錫為
「そう振る舞っている」
煤木野灰吏
「まあ~……」
煤木野灰吏
くるくるとグラスを傾けている。
鐘守錫為
「プライベートくらいは」
鐘守錫為
「もう少し楽にしていいとも思うがね」
鐘守錫為
空になったグラスを置いた。
鐘守錫為
やや行儀悪く肘をついて灰吏を見る。
煤木野灰吏
「してますよぉ」
煤木野灰吏
「あ、次何にします?」
煤木野灰吏
自分のグラスを置く。
鐘守錫為
「そういうところだ」
鐘守錫為
*6で一押しを切ります。
[ 煤木野灰吏 ] 情緒 : 4 → 5
[ 鐘守錫為 ] 情緒 : 2 → 3
煤木野灰吏
「え?」
煤木野灰吏
瓶にかけた手が止まる。
鐘守錫為
「尽くしたがりは性分もあるだろうが」
鐘守錫為
「もう少し気を抜ける相手を作ってもいいんじゃないか」
煤木野灰吏
「…………」
煤木野灰吏
一瞬、視線がどこか遠くを見るように逸らされる。
鐘守錫為
「まあ」
鐘守錫為
「職場の先輩に言われても、難しいか」
煤木野灰吏
「……これでも気ぃ抜いてるつもりなんですけどね」
煤木野灰吏
「マジで」
鐘守錫為
「わかっている」
鐘守錫為
「……ハイボール。軽めでいい」
煤木野灰吏
「はいはーい」
煤木野灰吏
グラスに氷を落として、ハイボールを作る。リクエスト通りに軽めに。
煤木野灰吏
気を抜ける相手。
煤木野灰吏
自分を置いていってしまった人たちを思う。
煤木野灰吏
灰吏の思い出の大部分は、彼らと過ごした日々に占められている。
煤木野灰吏
「……まぁ、俺は」
煤木野灰吏
「こうしてるのが楽なんですよ」
鐘守錫為
頬杖をついたまま灰吏を見ている。
煤木野灰吏
彼らほどに気を許せる相手を持てないでいる。今更に作れる気もしない。
煤木野灰吏
だけど少なくとも、目の前の相手は
煤木野灰吏
だけど少なくとも、目の前の相手は
煤木野灰吏
灰吏にとって、あまり気を張らずに済む男ではあった。