煤木野灰吏
ローテーブルの上に、紙袋から取り出した箱を置く。
煤木野灰吏
地元の珍しい酒を持っていきます、と事前に告げた通り。
煤木野灰吏
「冷がうまいんで冷やして来てますよ~」
鐘守錫為
酒の収められた化粧箱まじまじと視線を向けている。
鐘守錫為
「一応つまみも用意できるが」冷蔵庫の方を指し示し、
煤木野灰吏
また袋から取り出したものを、テーブルに並べていく。
煤木野灰吏
白身魚のカルパッチョとか、クリームチーズの味噌漬けとか、
鐘守錫為
途中で化粧箱を手にとって眺めたりなどしている。
煤木野灰吏
手土産自体はいつも持ってくるのだが、今回はいつにもまして多い。
鐘守錫為
なにせもとが前回の件の埋め合わせだという話なので。
鐘守錫為
前回の件というのは要するにあの中忍頭試験の直後のことで、
煤木野灰吏
酔いつぶれた挙げ句ベッドを使わせてもらった……
鐘守錫為
別に気にしなくていい、とは繰り返し伝えてあるのだが。
煤木野灰吏
そうは言われても気にせずにいられない性分だった。
鐘守錫為
そうらしいとは察しているので、好きにさせている。
鐘守錫為
特に印字などない化粧箱から目を離して、並べられたつまみの方を見た。
煤木野灰吏
「合うつまみで飲んでほしいですからね~」
鐘守錫為
タンブラーグラスを並べます。日本酒用のお猪口とかはない。
鐘守錫為
そもそもが初めての飲みではグラスすら不揃いだったのが、三度目あたりからはグラスのバリエーションが増えてきた。
煤木野灰吏
箱を開けて、これまたシンプルな瓶を取り出す。
鐘守錫為
常の冷めた視線と大差はないように映るが、興味は示している。
煤木野灰吏
「一般に流通してないんで、名前とかもないんですよねえ」
鐘守錫為
言いながらグラスを灰吏の方へと差し出します。
煤木野灰吏
蓋を開けて、澄んだ液体をグラスに注ぐ。
煤木野灰吏
鐘守の分が注ぎ終われば、今度は自分の方も。
鐘守錫為
自分の手元にグラスを引き寄せて、手元で軽く揺らしている。
煤木野灰吏
灰吏もグラスを持ち上げて、軽く打ち合わせる。
煤木野灰吏
それに視線をやりつつ、灰吏もグラスを傾ける。
鐘守錫為
「なるほど」グラスに視線を落としながら。
煤木野灰吏
「里では冗談で水とか呼んだりしますね」
鐘守錫為
2d6 (2D6) >
7[1,6] > 7
煤木野灰吏
2d6 (2D6) >
8[5,3] > 8
煤木野灰吏
3d6 (3D6) >
14[5,6,3] > 14
鐘守錫為
3d6 (3D6) >
7[1,2,4] > 7
[ 煤木野灰吏 ] がダイスシンボルを5 に変更しました。
[ 鐘守錫為 ] がダイスシンボルを1 に変更しました。
[ 煤木野灰吏 ] がダイスシンボルを3 に変更しました。
[ 鐘守錫為 ] がダイスシンボルを2 に変更しました。
[ 鐘守錫為 ] がダイスシンボルを4 に変更しました。
[ 煤木野灰吏 ] 情緒 : 0 → 1
[ 鐘守錫為 ] 情緒 : 0 → 1
煤木野灰吏
また一口煽って、ゆらゆらとグラスを回す。
煤木野灰吏
「最近帰ってないんで、俺も飲むの結構久しぶりです」
煤木野灰吏
「ラベルがないのでお察しいただけると思うんですけど~」
鐘守錫為
めちゃくちゃそっけない化粧箱にも目を向ける。
煤木野灰吏
「外の人でこれ飲める人は滅多にいませんよ~」
鐘守錫為
「埋め合わせでこれが飲めるんだから、俺は得をしたな」
鐘守錫為
「埋め合わせてもらわなければならないものも」
鐘守錫為
「そもそもそんなにはないと思っているがね」
煤木野灰吏
2d6+2=>5 (2D6+2>=5) >
10[6,4]+2 > 12 > 成功
鐘守錫為
2D6>=12 (2D6>=12) > 9[6,3] > 9 > 失敗
[ 鐘守錫為 ] 情緒 : 1 → 2
煤木野灰吏
「床に転がしててくれてよかったのに~」
鐘守錫為
「散々に殴り倒した直後だったからな……」
煤木野灰吏
「家主をソファで寝かせた俺も忍びないですよ」
煤木野灰吏
「次は床に……と言いたいところですが」
煤木野灰吏
「まあ、そもそも次なんてないようにしたいものですね」
煤木野灰吏
「家主を差し置いてベッド使って、そうそういい気分にはなれませんよ~」
鐘守錫為
「あまり固辞されすぎるのも寂しいものだぞ」
煤木野灰吏
「鐘守さん、意外とそういうこと言いますよね」
煤木野灰吏
「まあ、初対面の頃の印象と比べてなんで」
煤木野灰吏
3d6 (3D6) >
12[5,1,6] > 12
[ 鐘守錫為 ] がダイスシンボルを3 に変更しました。
[ 煤木野灰吏 ] がダイスシンボルを1 に変更しました。
鐘守錫為
2D6>=5 (2D6>=5) > 8[5,3]
> 8 > 成功
煤木野灰吏
2d6+2=>8 (2D6+2>=8) >
9[3,6]+2 > 11 > 成功
[ 鐘守錫為 ] 情緒 : 2 → 3
鐘守錫為
タンブラーグラスの酒を飲み干して、テーブルに置く。
鐘守錫為
灰吏の方へと滑らせたグラスに酒が注がれていく。
煤木野灰吏
「普段は鐘守さんにいい酒飲ませてもらってますからね」
鐘守錫為
「言ってもそう珍しいコレクションはないからな」
鐘守錫為
「そういったものを独占するのに、抵抗がある」
煤木野灰吏
「まあ、いつでもとはいかないですけど~」
煤木野灰吏
「どうせ一人で飲んでも……寂しいですからね~」
鐘守錫為
2D6>=5 (2D6>=5) > 7[3,4]
> 7 > 成功
[ 煤木野灰吏 ] 情緒 : 1 → 2
鐘守錫為
「かわいい後輩のお言葉に甘えるとするよ」
煤木野灰吏
「無認可の酒もここだけにしていただいてね……」
鐘守錫為
アウトロー的なものにはどんどん厳しくなっている。
煤木野灰吏
2d6 (2D6) >
4[1,3] > 4
鐘守錫為
2D6 (2D6) >
8[2,6] > 8
[ 煤木野灰吏 ] がダイスシンボルを3 に変更しました。
[ 鐘守錫為 ] がダイスシンボルを6 に変更しました。
煤木野灰吏
「当然、うまいから持ってきたんですけど」
煤木野灰吏
「里の外の人と飲むのは初めてなもんで」
[ 鐘守錫為 ] 情緒 : 3 → 4
[ 煤木野灰吏 ] 情緒 : 2 → 3
[ 煤木野灰吏 ] 情緒 : 2 → 3
煤木野灰吏
「そう誰にでもは持っていけませんから」
煤木野灰吏
なんせこれなので……と、銘柄もない瓶を指先で叩く。
鐘守錫為
「送られてきたと言ってもせいぜい一本だろう」
煤木野灰吏
「かわいい後輩を持ってよかったですね~」
煤木野灰吏
2d6=>5 (2D6>=5) > 9[4,5]
> 9 > 成功
鐘守錫為
2D6>=9 (2D6>=9) > 6[4,2] > 6 > 失敗
[ 鐘守錫為 ] 情緒 : 4 → 5
煤木野灰吏
言って、止まった鐘守を見て首をかしげる。
煤木野灰吏
向けられるままに瓶を取って、酒を注いだ。
煤木野灰吏
3d6 (3D6) >
11[5,2,4] > 11
[ 煤木野灰吏 ] がダイスシンボルを5 に変更しました。
鐘守錫為
2D6 (2D6) >
4[2,2] > 4
[ 煤木野灰吏 ] がダイスシンボルを4 に変更しました。
[ 鐘守錫為 ] がダイスシンボルを2 に変更しました。
[ 煤木野灰吏 ] がダイスシンボルを2 に変更しました。
煤木野灰吏
「まあ、鐘守さんは見た目ちょっととっつきにくいですからねえ」
煤木野灰吏
「他の後輩にも言ってやればいいんじゃないですか」
鐘守錫為
「距離感掴めてない人間の言動にならないか」
鐘守錫為
「ある程度距離が近くないと無理だろ、そういうの」
煤木野灰吏
「もっと話してみたらどうですかってことで……」
鐘守錫為
言いつつ、あまり乗り気ではなさそうな空気感ではある。
煤木野灰吏
「まあ、それで鐘守さんが人気者になっちゃったら今度は俺が寂しいですからね~」
鐘守錫為
2D6>=5 (2D6>=5) > 6[1,5]
> 6 > 成功
煤木野灰吏
2d6+2=>6 (2D6+2>=6) >
7[5,2]+2 > 9 > 成功
[ 鐘守錫為 ] 情緒 : 5 → 6
鐘守錫為
「付き合う相手には困らないと思っていたが」
煤木野灰吏
軽い調子で頷いて、天ぷらなど齧っている。
煤木野灰吏
「でも、これを持って行ったのは鐘守さんが初めてですよ」
煤木野灰吏
そういうことにしておきましょう、とばかりに酒を煽った。
鐘守錫為
そのようにされればこちらもあとは追求せず、
鐘守錫為
代わりに、多めに残っていた酒を全部呷った。
鐘守錫為
やや渋々といった気配でグラスを差し出した。
鐘守錫為
グラスに透明な液体が揺れるのを見つめながら。