メインフェイズ第三サイクル第三シーン
シーンプレイヤー:静寂ヶ原志筑
GM
自転車に乗った韴子のクラスメイトが韴子を追い抜きながら、
静寂ヶ原 志筑
そして、校門を過ぎていく人の中から。
静寂ヶ原 志筑
いつも一緒というわけではないし、忍務に直行するとき以外、待ち合わせることもほとんどない。
静寂ヶ原 志筑
そうして忍務に直行するときには、大概、黙雷かいよかが目付に来る。
静寂ヶ原 志筑
だから、二人でゆく帰路は、久しぶりだ。
静寂ヶ原 志筑
「お前のとこ、実力テスト戻ってきた?」
天之 韴子
それでもどちらが言い出すでもなく、自然と歩む速度が合わさって、二人で路を共にする。
天之 韴子
「明日には全クラス揃うらしいよ。同じ日に成績上位は名前出されちゃうって」
静寂ヶ原 志筑
「点数見る限りだと、まあまあいけたと思うけど」
静寂ヶ原 志筑
「そうだな。出そうだなって言ってた引っ掛け、そのまま出たし」
静寂ヶ原 志筑
「応用多かったから、平均ちょっと下がってたしな」
天之 韴子
テストに備えて勉強するのも、テストに挑むのも、その結果を見るのも。
天之 韴子
全部が楽しくて、かけがえのない一瞬のように思える。
天之 韴子
期末のテストが終われば、皆の雰囲気も少し緩む。
天之 韴子
もうすぐ長期の休みだとか、休む暇がないだとか、アルバイトだとか、塾だとか、受験だとか、就職活動だとか。
天之 韴子
季節が変わって、時が過ぎてゆくのを感じる。
天之 韴子
心の奥は、それだけではないかもしれないが。
静寂ヶ原 志筑
夏の休みには、いないかもしれない。誰かが。
天之 韴子
「私の考えてる事、当てられるかどうか」
静寂ヶ原 志筑
「本当に言いたいこと言わずに、おれにそうやって当てさせるの」
天之 韴子
「……自分の口からは、言えない事なんだよ」
静寂ヶ原 志筑
「お前が毎回聞くの嫌にならないくらいには、ちゃんとわかってやれてるって思っていい?」
天之 韴子
「たぶん、そんなに難しくないよ。志筑なら」
静寂ヶ原 志筑
「お前のことちゃんと見て、ちゃんと考えて、それでできることがあったらいいなって思ってるだけだよ」
天之 韴子
「ずっと隠し事してきた。でももうこれで最後」
静寂ヶ原 志筑
「生きてりゃ、この先も隠し事くらいできるから」
静寂ヶ原 志筑
情報判定。韴子ちゃんの秘密、言霊術で
静寂ヶ原 志筑
2D6>=5 (判定:言霊術) (2D6>=5) > 5[1,4]
> 5 > 成功
静寂ヶ原 志筑
「もともと、先がどれだけかわかる人生はない」
静寂ヶ原 志筑
「最後がもうすぐだなってわかってたら、大切にできるだろ。いろんなものをさ」
静寂ヶ原 志筑
「みんな、お互いに。わかってるよ」
静寂ヶ原 志筑
「わかってて、でも、簡単に譲れないからさ」
静寂ヶ原 志筑
「だから、まあ。全部丸くはいかないかもしれない」
静寂ヶ原 志筑
「それでも、成人の儀は来て、結果は出る」
天之 韴子
心の扉が叩かれる。どんどん、ぎしぎし。
天之 韴子
ぼろぼろに壊れた扉が軋んで、今にも崩れそうだ。
天之 韴子
志筑の口から放たれる言葉が、この胸中を見抜いて出されたものなのかどうかが。
天之 韴子
……今度は、確かめる勇気はなかった。嘘を剥がせば、ぼろぼろに崩れてしまいそうで。
静寂ヶ原 志筑
「おれはさ、たぶん、お前の望みが、わかってるけど」
静寂ヶ原 志筑
「ほんとうに、……どうしても、そうしてほしいなら」
静寂ヶ原 志筑
「それは、ちゃんと言葉にしないとだめだ」
静寂ヶ原 志筑
「おれは、考えることからは逃げないよ」
天之 韴子
優しい言葉をかけられれば、自分がとても無様なものに見える。
天之 韴子
そして、全力で立ち向かってきてくれるのだ。
天之 韴子
その状態で、全力で志筑の前に立ちはだかれるだろうか。
静寂ヶ原 志筑
ずっと一緒だった。ずっと見つめて、憧れて、追いつきたくて、追い抜きたくて。
静寂ヶ原 志筑
だから、韴子の望みも、わかる。わかってしまう。
静寂ヶ原 志筑
自分が、そうするにせよ。しないにせよ。
静寂ヶ原 志筑
まずは、勝たなければ始まらない。――終わらない。
静寂ヶ原 志筑
ほんの僅かの手応えを、いつだって追い求めている。
静寂ヶ原 志筑
背景で持っている稽古を行います。
選択するのは神槍。
GM
志筑は以降一度だけ、判定なしに神槍の命中判定を成功させることができます。
◆マスターシーン
シーンプレイヤー:静寂ヶ原志筑
静居 黙雷
しばし迷うような間の後、男は立ち上がった。
静居 黙雷
韴子の帰り道。いよが迎えに来るくらいの時間帯。
静居 黙雷
遊歩道に設置されたベンチに座り、ぼうっとしている。
雨野 いよ
雨野いよはいつになくゆっくりと歩いている。
静居 黙雷
いよの方を見ずに、手招き。隣に座れと言っている。
静居 黙雷
いよに対して、普段から砕けた態度を取っている黙雷にしても、少し雑だ。
雨野 いよ
黙雷の横に腰を下ろす。
いよからすれば、ここしばらく黙雷の様子はどこかおかしいと感じていた。
静居 黙雷
ベンチはちょうど、街路樹の木陰に隠れている。少し薄暗い中に、木漏れ日がちらちらと光った。
静居 黙雷
「お前は、自分がどうなったら幸せだと思う?」
雨野 いよ
こんなにも不安をあらわにすることがあっただろうか。
雨野 いよ
「……役目を果たして、韴子様のことを……」
雨野 いよ
守るのだろうか?助けるのだろうか?それとも、遠ざけるのだろうか?
静居 黙雷
「実現可能かどうかとか、家のしがらみがどうかとか、そういうのはなしだ」
静居 黙雷
「ただの願望とか、欲望とか、エゴの話が聞きたい」
雨野 いよ
「四人と、その周りの世界が続けばいい。今までのように、昨日のように。今日も、明日も、その先も」
雨野 いよ
「世界がどんどん広がればいい。四人の」
雨野 いよ
四人の世界。四人の未来。
すべてに色が付いた、そんな世界。
雨野 いよ
自嘲かあきらめかの混じった言葉を吐露する。
静居 黙雷
膝の上で指を組む。数秒後に、落ち着かない様子でまた指を組み直す。
静居 黙雷
「……でも、韴子様がそれを望んでいなかったら」
雨野 いよ
今朝のことをぼんやりと考える。
あるいは、志筑様との勉強会の日。
静居 黙雷
「俺達は親ではないが、心持ちとしては親のようなものだ」
静居 黙雷
「一般論で言うのなら……、子供の幸せを願うのならば、本人が望むようにさせた方がいい」
静居 黙雷
「……親じゃないとしても、他人に意思を押し付けることはできない」
静居 黙雷
「しかし、見過ごす訳にはいかないこともある」
【秘密:天之 韴子】
あなたは静寂ヶ原
志筑を深く愛している。
しかし同時にあなたはこの世界が限界を迎えつつあることを知っており、シノビガミの血を継ぐ者として世界を救わなければならないと思っている。
そのためにはあなたは人間としての自分を捨て去り、シノビガミとならなければならない。
あなたの本当の使命は【シノビガミとなり、世界を救う】である。
また、あなたはもう一つ秘密を持っている。
【追加の秘密:天之 韴子】
あなたは神となって世界を救わなければならないと考えているが、同時に、静寂ヶ原 志筑とは完全に隔絶した存在になってしまうことに恐れを抱いている。
あなたは静寂ヶ原
志筑が自分に勝ち、自分を殺し、そして一緒に死んでくれるのならば、人間のまま死ぬのも悪くないと思っている。
雨野 いよ
表情からは喜びとも悲しみともつかない感情があふれている。
雨野 いよ
ほんのわずかに漏れた笑い声は一息だけ。
雨野 いよ
「………なるほど、これは、俺がわかりようはずもない、な」
雨野 いよ
感情のはっきりしない表情のまま絞り出すような声が出る。
雨野 いよ
「ふ、ふ。韴子様なら、最後の最期のその瞬間まで隠し通したかっただろう、な」
雨野 いよ
「そうだな……韴子様がこういう気持ちを隠して、それでも隠し切れなかったことが、俺は少し嬉しい」
静居 黙雷
「子供のままなら、こんなこと思いもしないだろうし」
静居 黙雷
「そんな事を思う歳になったのか、と感慨深くはなるよ」
雨野 いよ
「そして、俺みたいにならなくてもいいということが嬉しいんだ」
雨野 いよ
「家のために競わされ、己を捨て、顔を隠し体を隠し、嘘をつき……おおよそ人間らしい生き方なんて捨ててしまった」
雨野 いよ
「シノビガミに近いとは言っても、17歳の女の子だ」
雨野 いよ
「韴子様が隠していたことが、17歳の女の子の、子供のような青い秘密で本当によかったよ」
静居 黙雷
いよは黙雷の幼馴染だ。しかし家の事情については詳しく聞いていない。
静居 黙雷
子供の頃には親しくしていたが、しばらく会っていない時期がある。韴子の世話役を決めるための選抜を行っていた、とだけ知っている。
静居 黙雷
いよは、表向きは男ということになっている。自分も長いこと男だと信じていた。
静居 黙雷
顔だって、隠さずに済むのなら、4人で食卓を囲むことだってできただろう。
静居 黙雷
「聞いたことがなかったから、聞いてみよう」
雨野 いよ
「でも韴子様と、もっくんと、志筑様がいたから、思ったほど辛くはなかったよ」
雨野 いよ
「4人の世界が広がり続ければいいと思えるくらいには」
静居 黙雷
「自分みたいにならなくてよかった、と安心しているくせに」
雨野 いよ
「韴子様はまだ子供だ。子供でいていい」
静居 黙雷
「その子供のような青い秘密を応援するのか?」
雨野 いよ
「できることなら成就させてあげたいよ」
雨野 いよ
「最後の最後。そこだけを俺がやればいい」
静居 黙雷
「ならば、韴子様も後を追うのではないか?」
静居 黙雷
「そんな青臭い事を言わずに、残された方の身になってみろ、身勝手なことはやめろ」
静居 黙雷
「などとは口が裂けても言いたくなくてなぁ~」
静居 黙雷
足を放り出し、ベンチの背もたれの後ろに両腕を回す。
雨野 いよ
「……つまり、何も解決できない無力感と、答えの出しようがない選択で参ってしまっている、って?」
静居 黙雷
「最悪、三人が死んで俺一人になるのだぞ」
雨野 いよ
「いっそのこと世界と一緒に終わりにするか?」
静居 黙雷
「そんなこと、若も韴子様も喜ばないだろう」
雨野 いよ
「韴子様が皆に、志筑様にも俺にも黙雷にも忘れられてもいいと思うか?」
静居 黙雷
「詰みだ詰み。俺にどうしろというのだ」
雨野 いよ
「どういう結末になっても、たとえ一人になっても」
静居 黙雷
「若と、お前と、韴子様がいない俺の人生に、なんの楽しみがあるものか」
静居 黙雷
「取引として成立するかは微妙だが……」
静居 黙雷
「成人の儀で若とお前が勝ち、若と韴子様が共に死んだとする」
静居 黙雷
「そうしたら、天帝の眼を勝ち取ったお前は結界内の生死を決定できる」
静居 黙雷
「多すぎて、死体があと一つ増えるかもしれない」
雨野 いよ
「それなら、もっくんは”納得”してくれるんだな?」
雨野 いよ
マスクの裏で私はほっと胸をなでおろす。
雨野 いよ
取引もなにも、そういう形にできれば一番だ。
出来る限りの望みをかなえ、そして最後は大人が後始末をすればいい。
静居 黙雷
「ああは言ったが、負けてやるつもりはない」
静居 黙雷
言いたいことはいくらでもある。話を聞いてくれてありがとう。死ぬなよ。お互いに頑張ろう。今まで迷惑をかけた。お前のことを大切に思っている。
静居 黙雷
しかしそのどれを選んでも違う気がして。
静居 黙雷
これが言えるのは、あと何回か分からない。
静居 黙雷
老人になっても言えたらいいのに、と思う。
雨野 いよ
夕暮れの道を、韴子を迎えに歩いていく。
雨野 いよ
黙雷から知らされた韴子の秘密には驚いた。
黙雷に告げた感情も、本心だ。
雨野 いよ
幼馴染に出かかった”うらやましい”という言葉をマスクの裏の心の奥にしまい込む。
雨野 いよ
韴子のこれからを見守ることができないなんて、考えられない。
志筑様が韴子と一緒に居られる時間がわずかだなんて、信じたくない。
雨野 いよ
どうにもならないことを、どうにかできないかと必死になれる。
雨野 いよ
あきらめきれない。黙雷自身もわかっているのに、それでもあがいている。
雨野 いよ
そんなことができる黙雷がうらやましい。
雨野 いよ
そんな人間らしさなんてとうに捨ててしまった。
雨野 いよ
世話役の選抜の時に、表向きの性別は男となった。
雨野 いよ
雨野の家の、しきたり。
選抜されるのは次期筆頭。そして世話役を兼ねる。
雨野 いよ
幼い韴子に、選抜候補者がいれかわり立ち代わり世話をする。
雨野 いよ
選抜者以外は死ぬか、もしくはシノビとしても表舞台に一度も立つことはない。
雨野 いよ
生きたかったから。気づいたら選抜に勝ち残っていた。
雨野 いよ
他の世話役候補はどうなったかわからない。
選抜のことも、ほとんど覚えていない。
雨野 いよ
ただ、私が勝ち上がったことで最初は家の中でもめていたことは覚えている。
雨野 いよ
そして結局、表向きは男として過ごすことになった。
雨野 いよ
『そういうしきたりだ』『その方がちょうどいい』
その時はその意味がわからなかった。
雨野 いよ
私の身に先代のシノビガミを降ろすらしい。
なんで?私に?
雨野 いよ
韴子にいずれ降ろすことは知っていた。そういう役目で、韴子を世話するのが私の役目。
雨野 いよ
『韴子に降ろすなら、女に預けておいたほうがいい』
『本当なら選びなおしになるところだったが、成人の儀まで持ちそうになくてな』
雨野 いよ
そんなようなことを言われていた気がする。
雨野 いよ
どうにもならないことに、抵抗する気もなかった。
雨野 いよ
世話役だから、次期筆頭だから。
大人になって、あきらめる。
雨野 いよ
灰色の未来に、どれだけ色を重ねても灰色だった。
雨野 いよ
だから、韴子の秘密は本当にうれしかった。
雨野 いよ
ごめんね、わかってあげられなくて。
ごめんね、勝手に知っちゃって。
雨野 いよ
だからでも、私の命で済むなら安いもの。
シノビとして、誰かのために命を落とす覚悟はできてる。
雨野 いよ
嫌だけど、それはマスクをした時から言えない言葉。
メインフェイズ第三サイクル第四シーン
シーンプレイヤー:天之韴子
天之 韴子
来たる日のために拵えた儀礼用具の一式が、分厚い箱に置かれている。
天之 韴子
戦いが終わった後に行われる、儀式の手順を振り返りながら。
天之 韴子
準備は恙なく、やはり予定通りに通過儀礼は行われるのだということを再確認する。
天之 韴子
これは晴れ着の懐に忍ばせるもの。実際に儀式で使われることはない。
天之 韴子
けれど鞘から抜けば、研ぎ澄まされた刃が光って見える。
天之 韴子
いつからだろう、死にたいと思うようになったのは。
天之 韴子
自身の正体と使命を知らされたのは、齢13の頃。
天之 韴子
韴子には、守りたいものが山ほどあった。
天之 韴子
たとえば高校に入れば、たとえば人里に下りれば、たとえば遊びに行けば。
天之 韴子
新しい出会いがあって、新しい大事な人が生まれていく。
天之 韴子
韴子にとって、彼らは守るべき世界を構成する要素であった。
天之 韴子
人の世界を生きる者と、人と神の境界を生きる者、その目線の違いは大きい。
天之 韴子
彼女がどれほど人を愛しても、人の姿をして、人のように振る舞っていても、その責任感の強さゆえに彼女は人になれないのだ。
天之 韴子
世界を救える立場であるならば、それを果たさねばと、果たしたいと強く思った。
天之 韴子
しかし、世界を救える立場に自分が選ばれたことを──
天之 韴子
死は恐ろしくない。恐ろしいのは、完全に別の物へと変わってしまうことだ。世界で一番好きな人と、心も体も離れてしまうことだ。
天之 韴子
役割を放棄することはできなかった。自分がそれを許さなかった。
天之 韴子
同じく、自ら死に逃げることも許されはしない。理由も告げられないまま、大事な人たちを悲しませたくなかった。
天之 韴子
もしも、好きな人に殺されて終われるのならば、それはどんなに良い事か。
天之 韴子
事情も、本心も、もう伝わってしまった。
天之 韴子
けれど甘えたら、願いは叶ってしまうかもしれないのだ。
天之 韴子
それが無理ならば、せめて少しだけでも皆が納得できる形で。
天之 韴子
成人の儀の前に、もうひとつだけ自分に出来る準備があった。
天之 韴子
山ほどあったポケットマネーも、もう使われることはないだろう。
天之 韴子
それを使ってひとつ調べものをしていた。
天之 韴子
*静居 黙雷の秘密に対して情報判定 判定は経済力
天之 韴子
2D6>=5 (判定:経済力) (2D6>=5) > 9[4,5]
> 9 > 成功
【秘密:静居 黙雷】
あなたは静寂ヶ原 志筑が天之 韴子に執着しすぎていることを危惧している。
このまま天之 韴子への執着を保っていては、静寂ヶ原 志筑さえも天之
韴子と同じようにシノビガミとなってしまうのではないだろうか。
そう危惧したあなたは天之 韴子の家からプライズ『帝光の書』を奪った。
これを調べれば、この心配が杞憂であるかどうかが分かるはずである。
【設定:帝光の書】
天之 韴子の家に受け継がれている古文書。
シノビガミについての記述があるものと思われる。
このプライズには秘密があり、それを調べられるのは所持者のみである。
天之 韴子
「(よかったね、もっくん。大丈夫だよ、もっくん)」
天之 韴子
儀式が成功すれば、シノビガミになるのは韴子だけ。