キャラ紹介
GM
シノビガミシナリオ『神様のヒマ潰し』、はじめていきましょう!
GM
きっとだれも見ていないさ。
きっとだれも気付けない。
成人の儀を控えた忍者たちと、彼らを取り巻く世界の話。
もうすぐ子供でなくなってしまう二人は、かみさまの姿に何を見るか。
GM
という感じで……ジュブナイルなシナリオとなっています!
GM
では、シナリオを開始する前に各々キャラ紹介をしてもらいましょう。
GM
GMの方から導入を貼りますので、その後キャラシートを公開して自己紹介をお願いします。キャラ目線でもPL目線でもやりやすいように。
GM
【導入:天立羽琉】
あなたは名だたる忍者の家系に生まれた。
家の期待を一身に背負い、鍛錬を欠かさず生きて来たが、何をしても幼馴染である晴嵐路花楽に勝つことが出来ない
成人の儀を迎える前に一度でいいから、なんとかして晴嵐路花楽を負かしてみたいと思っている。
【使命】
晴嵐路花楽に敗北を教える。
天立 羽琉
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天立 羽琉
天立 羽琉(アマダテ ウリュウ)
15歳の男の子です!
天立 羽琉
地元では知らぬ者の無い名立たる名家、天立家の一人息子です!
元々は武門で名を成した家で、開祖のご先祖様は剣閃で雲を斬り裂いた伝説があります!
彼自身も家の期待を一身に負って、家ではビシバシ鍛えられて育ちました!
天立 羽琉
厳しい家に育った反動か、オフでは外の情報に興味津々です。
普段は幼馴染の所で様々な勝負を挑んだり、姉のように慕う分家の家に遊びに行って息を抜いています。
高校に通い、また成人の儀式も近いことから、彼の関心はより広く多様に芽吹いています!
天立 羽琉
自己紹介としては以上のような形となります! 幼馴染を、きっと負かしてみせるぞ!!
GM
【導入:晴嵐路花楽】
あなたはシノビガミの血を色濃く継ぐ一族の嫡子である。
人間と神の境界を彷徨いながら眺める世界には、今のところ退屈していない。
正真正銘人間の身でありながら自分に突っかかってくる天立羽琉の存在も酷く小気味良い。
もうすぐ天立羽琉ともども成人の儀を迎えるが、ずっとこうして生きていければいいと思っている。
【使命】
天立羽琉と共に生きる。
晴嵐路 花楽
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晴嵐路 花楽
晴嵐路 花楽、15歳。
山中に隠れ潜む名家・晴嵐路の家に生まれた、生まれ持ってこの方『神の子』と讃えられる神の血を色濃く引く女の子です。
晴嵐路 花楽
学校にも通わず、人の世、人間らしさに触れないまま育ちました。
また、人前に姿を表すようになってから一時も仮面を外したことはありません。
晴嵐路 花楽
晴嵐路の価値観は古く、子供は『神の領分』のもの。
大人になって、人間になって初めて、人の世に触れることが許されるその日まで、花楽の仮面は外れることはありません。
晴嵐路 花楽
幼馴染を通じて見る『人の世』を心から楽しみ、慈しみ、過ぎていく日々をのんびりと愛しています。
いつまでも、この日々が続きますように。
GM
これからも続くといいですね。ありがとうございます!
GM
【導入:隠岐乞】
あなたは天立羽琉の家系の分家の人間である。
天立羽琉が晴嵐路花楽に挑み、負かされ続けている姿をずっと見守ってきた。
躍起になって晴嵐路花楽に挑むのもいいが、そろそろお守りをするのも限界である。
もうすぐ成人の儀を迎えるのだし、いい加減落ち着きを持ってくれないものだろうか。
【使命】
天立羽琉を守る。
隠岐 乞
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画像元:picrew「いきおいでなんかしていけ」さんより
https://picrew.me/image_maker/35054
隠岐 乞
隠岐乞(オキ-ネダリ)
20歳、大学2年生です~。
隠岐 乞
天立家の分家……ですが、こちらは武より技術に振った家系とのこと。
家はわりあい開放的。おおらか。ルンバならぬ忍バが闊歩する姿を年中見ることができます。弟分の羽琉が晴嵐路さまに挑み続ける件はやれやれ……と思いながら見守っています。
隠岐 乞
晴嵐路花楽さまにはうちのウリュウがいつもすまんねえと感じています。
古縁塚命さんには憧れめいた親しみを持っています。
隠岐 乞
二人を見守りながら……やれやれします!(守ります)
GM
【導入:古縁塚命】
あなたは晴嵐路花楽の家系の分家の人間である。
あなたは天立羽琉や晴嵐路花楽、隠岐乞を微笑ましく見守ってきた。
彼らが笑っていられるこの世界がいつまでも続けば良いと思っている。
【使命】
彼らの世界を守る。
古縁塚 命
https://character-sheets.appspot.com/shinobigami/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYwNOh2wQM
古縁塚 命
古縁塚 命(こふちづか みこと)
26歳で…皆のお兄さんだよ。
古縁塚 命
シノビガミの血を色濃く受け継ぐ晴嵐路家の分家であり、古き縁(えにし)の塚という名前の通りに、シノビガミにまつわる過去の色々なものを取り扱い管理をする家の者です。
古縁塚 命
幼い頃は神童と呼ばれていましたが、二十すぎれば…という言葉があるように。
普段は家の仕事をこなしながら、空いた時間は縁側で庭を眺めながらお茶を啜ったりして日々を過ごしています。
古縁塚 命
…いや、過ごしていた…でしょうか。
花楽様の儀式が迫ったこの一年は晴嵐路家に住み込みで働き、古縁塚家として儀式が滞りなく行われるよう日々の助けを行っています。
古縁塚 命
花楽様には本家の者としての敬いと妹のような存在としての親愛。
羽琉くんにはそんな花楽ちゃんの楽しみになってくれている感謝。
古縁塚 命
そして乞ちゃんには……一番近い存在として温かな親しみを感じています。
古縁塚 命
儀式はもう間もなく迫り、色々と変わってしまうことは多いけれど。それでも、これからも皆で笑顔で過ごせたら良いなと思っています。
GM
皆さんありがとうございました! では、この4人でやっていきましょう。
導入
導入:天立羽琉、晴嵐路花楽、隠岐乞
晴嵐路 花楽
いつもの待ち合わせ場所、いつもの時間。
この顔ぶれには慣れた光景でしたが……けれども今日は、いつも通りでない人が一人。
晴嵐路 花楽
「……乞さま、今日はなんだか、羽流さまのご到着がいつもよりゆっくりな気がしますね。
道中、なにかあったのでしょうか?」
隠岐 乞
「ほんとねえ。花楽さまをお待たせしてまったく悪いやつよ。あいつのことだからたいていのことは大丈夫だとは思うけど……なんたってあーしが鍛えたし?」
晴嵐路 花楽
「まあ! ふふ、わたくし、こうやって乞さまと二人でお話している時間も好きなのですよ? もしかしたら、羽流さまがお気を遣ってくださっているのかも……でも、あまり時間が遅くなってしまうと、羽流さまたちは”がっこう”があるのでしょう?」
隠岐 乞
「あはは……そりゃあ嬉しいね。んーん、学校はもう終わったからだいじょーぶ。何時まで開いてるか決まってる施設なの」
晴嵐路 花楽
「では、羽流さまや乞さまにお会いしている時は、がっこうは開いていないのですね! 閉じている? 玄関に鍵がかかっているのかしら」
晴嵐路 花楽
不思議そうにつぶやく花楽は生まれてこの方、学校に一度も通ったことがありません。
晴嵐路 花楽
「コウコウという場所に通われてから、羽流さまのお話はまた一段と聞き慣れない、面白いお話が増えました! 今日もお会いできるのが楽しみです」
隠岐 乞
花楽さまはえらいお方。学校に一度として通ったことがない。それは乞でも知っていることです。面ごしでも伝わる楽しげな様子に、すこしだけ、すこぅしだけ。
隠岐 乞
「そうそ。玄関に鍵がかかってるし、見張りのおじさんが巡回して悪い子はいねーがー勝手に侵入したらしばくぞーってこわぁ~い顔しててねえ……もっと詳しくは命にーちゃんが話してくれるかなあ?」
隠岐 乞
楽しみだねえ、と相槌打ちながら、少女に微笑むのでした。
天立 羽琉
その時、風を切り地を蹴って近付く音が一つ。
天立 羽琉
遠くの空に一筋の影が引かれたと思えば、それはすぐに大きさを伴って。
ひゅうと高い音が響くや、二人の前に降り立った。
天立 羽琉
「わわ、ごめんなさい!
二人とも待たせちゃったよね?
部屋を出たら丁度お婆様と目が合ってしまってさ!
周り道をしたら余計に遅くちゃって――」
隠岐 乞
小さな声あげて一歩退きます。忍者条件反射です。
「わっ…………遅かった、な………………」
「……………」
現れた姿に、固まりました。
晴嵐路 花楽
「……………………。すごい! そのお洋服は、どうなさったのですか? なんだかとっても……ハイカラ? あばんぎやるど……?」
晴嵐路 花楽
まあ、まあ! と、困惑と驚きと興奮が均等に混ざったような様子で首を傾げています。
隠岐 乞
「ひ、……ひ、ひ………! いいカッコしてきたじゃん!! はは、似合ってる!」
晴嵐路 花楽
「はい! なんだか、見慣れない装いで、とってもビックリしてしまいました! 今日の羽流さまは、すごくオシャレさんなのですね!」
隠岐 乞
爆笑です。その裏には『あーしが鍛えた……』の自負が見え隠れしているかもしれません。
晴嵐路 花楽
乞の様子には首を傾げつつ、でも、喜んでいらっしゃるのかな? の解釈。
隠岐 乞
「カッコいいよ。で~も、女の子をお待たせするのはいけないねえ?」
隠岐 乞
帽子の狐さんに向かってデコピンをえいっと。年上からの教育的指導です。
天立 羽琉
「乞姉さんの家で見た本を研究してさ。
お小遣いたくさん貯めて、全身一式揃えたんだ。
いやー取り寄せるの結構大変でさ。」
天立 羽琉
「て、うわ!
ちょっと乱暴にしないでよ、乞姉さん!
欠けたりしちゃったらどうするのさあ!」
晴嵐路 花楽
「わたくし、乞さまや羽流さまにお会いできるならいくらでもお待ちいたしますよ! でも、忍務に遅れたら怒られてしまうかも……それは少し、困るでしょうか……?」
晴嵐路 花楽
「すごいですね、いつもと違う見慣れない羽流さまと今日は遊べるのですか? とっても楽しみ! 今日はどんな勝負になるのかしら」
天立 羽琉
「うん、その……
遅刻したのは本当にごめんなさい。
さっきも言った通り、僕の格好を見たお婆様が見たことも無い表情してたものだから自然と足が動いちゃって……」
隠岐 乞
「ちょっとこづいたくらいで壊れるようじゃお狐さんとして半人前。つよぉ~い狐面じゃなきゃね」
ちゃんと謝れた羽琉の頭をわしゃります。わしゃ。
「あんたちのお婆ちゃんには刺激が強すぎたねえ。皆が皆、花楽さまみたいにおおらかならいいんだけど」
晴嵐路 花楽
「遅れてしまった分は、今日はみんなで少し急いで参りましょうか! 大丈夫ですよ、今日のわたくし、とっても気合が入っていますから! 妖魔に遅れなんて取りません!」
天立 羽琉
「ふふん、今日の勝負はいつものようには行かないよ。
見ての通り、いま僕は全身に気が漲っているからね。
流石の花楽も分が悪いんじゃないかな?」
【頭を撫でられながらドヤ顔】
晴嵐路 花楽
羽流さまのおばあさま、どうしちゃったのかなぁ……と、なにも分かっていない様子。帰ったら怒られないといいですね。
天立 羽琉
「うん! そろそろ行こうか。
遅れた分を取り戻すくらいは腕を振るってみせるよ。」
隠岐 乞
「はいはい。競い合いもいいことですけど、目的は忍務ですからね。そこは忘れずに、ね」
隠岐 乞
それじゃ行きますか、と。乞は二人の背を追う所存。
晴嵐路 花楽
「はい、乞さま!
羽流さま、参りましょう?」
晴嵐路 花楽
ひらり、風に花びらが舞うように。
一度足を踏み出せば、人ならざるものの速度へ。
天立 羽琉
その速度に遅れまいと、横に付いて地を駆けて行く。
隠岐 乞
二人に連れそう足取りは普段と変わらず。
常人の視界にも残らず、ただ速く。
GM
羽琉は宣言通り、遅れを取り戻す程の活躍を見せた。
天立 羽琉
「まさか…木刀を忘れて来るなんて……」
隠岐 乞
「栞に書きそびれたあーしも悪いのかしら……」
晴嵐路 花楽
ひとたび足を踏み出せば、風が踊りだし。
ひとたび扇子がひらり舞えば、人ならざる神の領分へ。
地に足をつけて微笑めば、はらりと風が止み。
晴嵐路 花楽
「ふふっ、今回もわたくしの勝ちですね、羽流さま! 乞さま、羽流さまのご活躍もすごかったですね!」
天立 羽琉
得物は無くとも、その身に流れるは武門の血。
巧みな立ち回りで敵を大いに翻弄することは出来れども、敵を倒すには到底至らず。トドメは、幼馴染の手に譲られるのだった。
晴嵐路 花楽
「お言葉の通り、すばらしい気合でしたよ、羽流さま! 木刀は、その……残念でしたね……」
天立 羽琉
「うーん、今日は自信あったのになあ…
流石に鋲だけで妖魔を倒すのは……鍛錬が足りなかったかも……」
【慰めを受けながら肩を落とした。】
天立 羽琉
「それもこれも!
元を正せば、僕がお婆様を見て気が動転したのが良くなかったんだ!
服から纏った自信で心を揺らさなければ、ちゃんと何も忘れずに来れた筈なんだから!」
晴嵐路 花楽
「その装いで、木刀を握ったらきっとさぞや素敵だと思いますよ! 次はぜひ、万全の状態で勝負いたしましょうね、楽しみにしております」
天立 羽琉
「うん! 次こそは花楽に勝って見せるから!
ところで、これからどうするの?
退治の報告が終わったら、今日はもう予定は無かったよね?」
隠岐 乞
「花楽さま。お見事。よいご活躍でした」
「ウリュ~もよ~く頑張った。でも万全の状態は天から得るんじゃなくて自らつくるもの、だぞ」
二人を見守りながら、そう感想を乗せて。
天立 羽琉
【乞が作成した栞をペラペラ捲って確認中。】
隠岐 乞
「栞には載ってないかもな~……」
だれかに昔言われたとか、そんな言葉かもしれませんね。
晴嵐路 花楽
「素敵なお言葉ですね。自らつくるもの……まるで今日の羽流さまのお洋服のよう!」
隠岐 乞
「羽琉はその格好でいくしかないね…………」
おばあさんがいないといいなあと思いました。
天立 羽琉
「むむむ、それなら心に刻んでおかないと……
万全の機会は天から得ず自ら作り出す……」
晴嵐路 花楽
「……羽流様のおばあさま、いらっしゃるのでしょうか……?」
鉢合わせしちゃったらどうしましょうかね?
隠岐 乞
「さて。立ち話もこんなところで。待ってる人が首を長くしすぎてキリンになる前に行きましょうか」
天立 羽琉
「…その時は、乞姉さんの後ろに隠れようかな……」
隠岐 乞
「どうしよっかな~? あーたももうちょっとで大人だし、そろそろ乞ちゃんの背に隠れられないんじゃないかな」
なんて軽口を叩きながら。行きとは逆に先頭をとって、報告場所へ赴きましょうか。
導入:古縁塚命
GM
命さんが花楽さんたちの帰りを待っているとですね……
GM
なにかが、がさりと木の葉を揺らして現れます。
GM
お屋敷に近づいて、何やら悪さをしようとしている様子。
古縁塚 命
ひらり、命の元から焔の蝶が舞い。
音もなく妖魔の身を灼き尽くす。
古縁塚 命
あとはもう、平穏な一幕に元通り。
帰ってくる花楽様を出迎えようと、門の外へと視線を戻す。
GM
今日花楽と羽琉に与えられていた忍務も、妖魔退治。
GM
しっかりと結界の貼られた晴嵐路のお屋敷の近くに妖魔が出ることなど、今まではなかったのですが。
隠岐 乞
引率するように先頭を陣取っていたものの、屋敷を前にすれば背にした空気の揺らぐ気配。
晴嵐路 花楽
引率してくれていた乞の後をお行儀よく追いかけていましたが、命の姿を見ると嬉しそうな声を上げて。
もう成人の儀も間近ですので、子供の頃のように飛びつきこそしませんでしたが。
晴嵐路 花楽
「命お兄様、わたくし、今日も羽流さまに勝ちましたよ! 乞さまにもお褒めのお言葉を頂いたんです!」
古縁塚 命
周りを見て。身内しか居ないことを確認をしてから、様付けではなく親しげな呼び方で出迎える。
天立 羽琉
【ちょっと悔しいけど事実なので止めずに、乞と並んで少し離れた後ろに立ってます。】
古縁塚 命
「今日もお勤めをお疲れ様。怪我もないようでなによりだよ」
古縁塚 命
「それに、今日は2人も来てくれているみたいだし…」
古縁塚 命
と、言いながら羽琉くんと乞ちゃんの方を見ます。
隠岐 乞
「次は木刀を忘れずに……」
などと小声でお喋りしていました。
晴嵐路 花楽
「でも、今日は羽流さまもすごいんですよ、ほら!」
天立 羽琉
「ぐぬぬ…次は忘れないから……」
小声でお返事。
晴嵐路 花楽
と、あちらを見てくださいの素振り。
とっても素敵なおめかしですものね。
隠岐 乞
視線に「や」と片手をあげる。
ぽん、と羽琉の背を叩きます。いっといで、です。
天立 羽琉
「わ」
背中を押されて前に出る。
「あ、今日もお世話になります。古縁塚さん。」
ぺこりと丁寧に頭を下げた。
古縁塚 命
そう。乞ちゃんの片手に同じく「やぁ」と片手を上げて応えて。
…そうして今丁度、羽琉くんの服装が目に入った。
隠岐 乞
「命にーちゃん、おつかれ」
羽琉の後ろついてきます。こちらは会釈もせず、じぃと命を見て。
古縁塚 命
「羽琉くん、乞ちゃんこんばんは。
今日も花楽ちゃんと仲良くしてくれていてありがとうね」
古縁塚 命
”乞ちゃんのいたずら?”と、まず視線で乞ちゃんへと確認をします。
隠岐 乞
なにも答えません。にやにや、我慢しきれないとばかりに頬をゆるめて声は抑えながら。
古縁塚 命
この顔は、無関係ではないけど…でももっと面白いことに勝手になったって感じの顔だな…。
天立 羽琉
「はい。こちらこそ!」
元気の良いお返事。
隠岐 乞
「正解! そんなにーちゃんには『以』『心』『伝』『心』シールをプレゼント!」
"お取り寄せ"のノベルティなんだそうですよ。
晴嵐路 花楽
視線のやりとり。なんだろう、静かなんだけど、言葉がかわされてるような……?
フシギの気配、オトナの時間。
古縁塚 命
「あはは…そっか。そっか。なるほどね…」
古縁塚 命
「…うん。じゃあ、もらおうかな。そのシール…」
古縁塚 命
自信満々に。とても良いものというように同じものを着けている子の前で。それは要らないとは言えなかった。
天立 羽琉
よく分からないけど、今は幼馴染に対してとても優位に立っている気がする。そんな思いがして、ちらりと視線を送った。
隠岐 乞
「花楽さまはこちらの『一』『獣』『角』シールをどうぞ」
ちゃんと用意しているんです。
晴嵐路 花楽
「まぁ! シール! 一角獣!? すごい、初めて見ました……!」
何も分からないけど、仮面の奥で気配だけでニコニコ。
隠岐 乞
「あーたには以心伝心バッジあげたでしょ~が」
晴嵐路 花楽
(羽流さまは、今のやりとり、わかったのかしら?)
視線の方に顔を向けつつ、表情が伺い見えることはなく。
それでもなんとなく、お互いの考えていることが分かる気がするのは付き合いの長さでしょうか。
晴嵐路 花楽
「フフッ! その……ばっじ?、乞さまからの贈り物だったのですね!」
晴嵐路 花楽
ばっじってなんだろうなぁって思ってる顔。
古縁塚 命
そんなやり取りを眺めて。
羽琉くんの方へと少し耳打ちをする感じで。
天立 羽琉
「ふふん、良いでしょ?
何処にでも付けられて便利だしさ。
一つだけ字を書き替えちゃったけど。」
隠岐 乞
おや、おやや…………と二人を眺めています。
晴嵐路 花楽
まあ、まあ……みたいな雰囲気で、乞の横へ。見守り。
天立 羽琉
「あ、はい。何ですか?」
声がよく聞こえるように、少し顔を寄せる。
古縁塚 命
「うん。羽琉くんがね、普段と違って格好良く見えるから……オシャレに目覚めたのかなって思って…」
古縁塚 命
傷つけないようにクッションを置いてから。
古縁塚 命
「僕の部屋にも色々とファッション雑誌があるんだけど、良かったらこの後何冊か持っていくかい?」
古縁塚 命
さり気なく、今の方向性以外のファッションを示唆するべく新たな情報源を与えようとします。
隠岐 乞
うんうん、オシャレだよね~と満更でもない顔をしています。忍者、すごく耳がいいので多少のひそひそ声は聞こえます。もしくは、【以心伝心】。
天立 羽琉
「え……本当ですか!!
もしご迷惑でなければ頂きたいです!!
乞姉さんの家の本は擦り切れるくらい何度も読んで読み尽くしてしまったから、新しい本がずっと読みたくって……」
声を弾ませながら、うんうんと頷いている。
古縁塚 命
「うん、それじゃ是非持っていってよ。
僕はもう読み終わったやつだからさ」
晴嵐路 花楽
なんだかよく分からないけど、みんなが嬉しそうになったので嬉しい!
古縁塚 命
色んなファッションを見た上で、その上で今の格好が一番良いって言うなら良いんだ。
でもね。まずは色々と知ってからでないとね。
天立 羽琉
「やった! ありがとうございます!
大事に読ませて貰います!!」
うきうきのワクワク!
隠岐 乞
ファッション誌も増やしたげようかなあ……。
隠岐 乞
「……花楽さまもたまには和装以外の装いもいいんじゃないかしら。その服装じゃなきゃダメっていうなら髪飾りとか……」
お洋服の話は波及して、おんなのこの方へも。色々と知ってからの方がいいですから。
晴嵐路 花楽
「……!」
まあ……まあまあ、なんということでしょう……。
殿方たちには聞こえない、本気のヒソヒソ声でなにやら、もにょもにょ……仮面の奥から好奇心の叫び声が聞こえてきそう。
晴嵐路 花楽
そんないつもの、いつもどおりの一幕。
これもきっと、よくある日常、いつもの風景。
晴嵐路 花楽
今日も、明日も。
こんな日がずっとずっと続いていってほしいと思える、大事な『人の世』の日々。
GM
羽琉と花楽、二人の成人の儀は近く。
けれど今はまだ、いつも通りの日常。