クライマックスフェイズ

GM
空の白きも進む森の中。
GM
覚悟を決める二人には、しかし襲い来る気配はなく。
GM
傷も癒え、移動をしようと思い立ったその時に、荒鹿火唯史が踏み出した足に、わずかに何かひっかかるような感触。
荒鹿火唯史
「……!」
GM
同時、横の立ち木から針が射出され、飛びかかる。
荒鹿火唯史
炎でそれを迎え撃つ。
霧渡匣
「――!」
GM
盛る炎の勢いに針は撃ち落とされる。
GM
だが、それで終わりの筈もなく。
GM
今まさに踏み出そうとしていた木立の中に、更には、今自分たちを取り巻く森の中に。
GM
たった今作動したのと同様の”仕掛け”が張り巡らされているのだと、気を巡らせれば察する事ができる。
霧渡匣
涙を拭い、森へと視線を走らせる。
荒鹿火唯史
「……囲まれてるっぽいな」
荒鹿火唯史
クナイを構える。
中忍頭
「……逃がす訳がなかろうよ」
中忍頭
罠によって作り上げられた籠の中に、黒装束が降り立つ。
中忍頭
「今この時を……ずっと待っていた」
霧渡匣
現れたその姿に、身構える。
霧渡匣
唯史の隣で。
荒鹿火唯史
「……こっちとしても、迷惑なストーカーをどうにかする機会があって助かるぜ」
中忍頭
「戯言を……」
荒鹿火唯史
「諦めて見送ってくれるなら見逃してやってもいいけど?」
霧渡匣
唯史の言葉に添うように、黙りこくって中忍頭を見ている。
中忍頭
数刻前、二人の前に姿を表したこの忍びは、まだ平静を装おうとするだけの余裕があった。
中忍頭
だが今、忍びの声はがらがらとひび割れ、懊悩と共に吐き出される吐息は獣のように荒い。
中忍頭
「贋物と……玩具だ。貴様らは」
中忍頭
「あるはずが無いもの。はじめからなにものでも無いもの」
荒鹿火唯史
「お前がどう思おうと関係ない」
霧渡匣
「…………」
荒鹿火唯史
「俺たちはここを出ていく」
荒鹿火唯史
「里の思惑も、お前の妄執もどうでもいい」
中忍頭
「……そうだろうなぁ……」
中忍頭
「お前が里に執着を抱く筈もない……」
中忍頭
「まさに里こそ、お前に何の執着も持ってはいなかったのだから」
荒鹿火唯史
「まだどうでもいい裏話があるのか?」
中忍頭
「上手く行けば御の字、駄目でになればそれまで。使い捨ての玩具なぞそんなものだ」
中忍頭
「……だが私は違う」
中忍頭
「私はずっと決めていた……」
霧渡匣
中忍頭を見ている。唯史の隣で。
中忍頭
「長く」
中忍頭
「長く」
中忍頭
「長く……」
中忍頭
「祈るように、願うように、決めていたのだ」
中忍頭
「お前はこの手で殺すとなァ!!!!!!!!!」
荒鹿火唯史
「やってみろよ。やれるもんなら!」
霧渡匣
「……殺させない。唯史は」
霧渡匣
「ハコは、そのために戦うよ」

クライマックスフェイズ ラウンド1

荒鹿火唯史
影分身を使います
中忍頭
影分身を使用!
荒鹿火唯史
2D6>=5 (判定:分身の術) (2D6>=5) > 3[1,2] > 3 > 失敗
中忍頭
2D6>=5 (判定:分身の術) (2D6>=5) > 10[5,5] > 10 > 成功
荒鹿火唯史
振り直しません
霧渡匣
プロットOKです。
中忍頭
プロットOK
荒鹿火唯史
OK
[ 荒鹿火唯史 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
[ 霧渡匣 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
[ GM ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
[ GM ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
中忍頭
2を選択!
霧渡匣
1D100 (1D100) > 73
荒鹿火唯史
1d100 (1D100) > 69
GM
・プロット4 霧渡匣の手番(同時行動)
霧渡匣
*黒絃>中忍頭
 痛打を噛ませます。
霧渡匣
2D6>=5 (判定:火術) (2D6>=5) > 3[1,2] > 3 > 失敗
霧渡匣
えっ。
霧渡匣
うーーーーーーーーーーーーーーん
霧渡匣
通します
霧渡匣
*同時攻撃なので逆凪の適用は後、黒絃の判定します。
霧渡匣
2D6>=5 (判定:第六感) (2D6>=5) > 4[1,3] > 4 > 失敗
霧渡匣
霧渡匣
通します……
霧渡匣
腕を引く。黒絃を引き絞る。
霧渡匣
が、その糸のひとつひとつが、張り巡らされた針に妨げられる。
霧渡匣
バランスを崩す。舌打ち。
中忍頭
がりがりと頭を掻きむしる。
中忍頭
「あってはならない筈の光景が眼前に広がる様というのは、どこまでも苛立たせる……」
GM
・プロット4 荒鹿火唯史の手番(同時攻撃)
荒鹿火唯史
中忍頭は唯史の間合いの外に陣取っている。
荒鹿火唯史
クナイを構え、踏み込む隙を伺う。
荒鹿火唯史
行動終了で。
中忍頭
・プロット2 中忍頭の手番
中忍頭
「殺意を……」
中忍頭
「向けるのは、良い」
中忍頭
「それは、至極、良い。むしろ当然の摂理と言える」
霧渡匣
「……?」
中忍頭
「だが、だとしたらば……理不尽に!無慈悲に!あるべきなのにっ……!」
中忍頭
「その様はなんだ!?」
霧渡匣
「……私に」
中忍頭
「どうして!あってはならない!許されるはずが無い!」
霧渡匣
「言っている?」
中忍頭
「違う!」
中忍頭
「貴様などに!”どこにもない存在”に、語りかけてなんになる!」
霧渡匣
「…………」
中忍頭
「私は、私はァ!ただ、あの方に今一度……!」
中忍頭
「……耐え難いっ」
中忍頭
「……耐え難いっ耐え難いっ耐え難いィィ!!!」
中忍頭
「私の前から!消え失せろ!」
中忍頭
半ば発狂したような叫びが木立を駆け巡り、仕掛けを次々に作動させる。
中忍頭
闇に紛れ風を切り、四方八方から針が舞う。
中忍頭
■奥義
《殺戮教本》
指定特技 :言霊術
エフェクト:範囲攻撃/乱れ/人数制限
効果・演出:
中忍頭
対象:荒鹿火唯史と霧渡匣
荒鹿火唯史
禍魂の欠片を破壊して奥義を習得し、この場で使用します。
荒鹿火唯史
■奥義
荒禍火双焔
指定特技 :意気
エフェクト:範囲攻撃/滅び/人数制限
GM
滅びの効果によって打ち消し!
GM
狂えども全ての針が急所を狙う。そこにあるのは純然たる殺意。
GM
里長が示唆した、忍びに必要な素質はまさにこのこと。
躊躇いなく研ぎ澄まされた、命を奪う技術。
GM
それは殺戮によってなる教本。
荒鹿火唯史
腐っても中忍頭。その攻撃は唯史とハコの技量を凌駕する。
荒鹿火唯史
忍び同士の戦いにおいては、刹那の判断が生死を分ける。
霧渡匣
躱せない。それを悟って表情を強張らせる。
荒鹿火唯史
出し惜しみをしていられる曲面ではない。
荒鹿火唯史
躊躇なく自身の中の秘宝を狙い──火をつける。
荒鹿火唯史
「ぐ……!」
GM
熱が走る。
GM
肉に感じる熱ではない。
荒鹿火唯史
魂に打ち込まれた楔を、焔が焼き尽くす。
GM
それは奥深く、魂までに食い込んだ異物。
荒鹿火唯史
それらを燃やし尽くして、灰にして、
荒鹿火唯史
それを以て、唯史に新しい力が宿る。
霧渡匣
すぐ隣で膨れ上がる熱を見る。
GM
熱も、力も、無から湧き上がる事はない。
荒鹿火唯史
異物を焼いた焔は更に熱を上げ、溢れて、唯史を包む。
GM
それは元より内に秘められしもの。
GM
そして則ち、その熱を抑えていた”匣”が消失してこそ、表に出るものである。
荒鹿火唯史
「……ハコは」
荒鹿火唯史
「どこにもない存在なんかじゃない!」
GM
湧き上がる熱は、力だけではない。
霧渡匣
そのまばゆい焔に頬を照らされ、
霧渡匣
吹き上がる熱風に髪が揺れる。
GM
楔を打ち込まれ、抑え込まれていた様々な情理、情動。
荒鹿火唯史
言葉とともに、より一層に焔が膨れ上がる。
霧渡匣
ハコのよく知る焔。
霧渡匣
ハコをずっとあたためてきた熱が、
霧渡匣
目の前で、更に苛烈さを増して。
GM
里によって、無い方が都合が良いとされていたそれらの名は
荒鹿火唯史
焔が振りかぶられ、迫る殺意を荒々しく迎え撃つ。
GM
不信、妬み、侮蔑、劣等感、殺意、
GM
そして、怒り。
荒鹿火唯史
薙ぎ払い、溶かして、灰にする。
荒鹿火唯史
撃ち込まれた針の、唯一つも届かない。
荒鹿火唯史
届かせない。
中忍頭
「砕いた、か……!」
荒鹿火唯史
「もういらねーだろ?」
中忍頭
「……同感だな。これから死ぬ者には不要だろうさ!」

クライマックスフェイズ ラウンド2

GM
・プロット
中忍頭
影分身を使用
荒鹿火唯史
影分身します
中忍頭
2D6>=5 (判定:分身の術) (2D6>=5) > 6[1,5] > 6 > 成功
荒鹿火唯史
2D6>=5 (判定:分身の術) (2D6>=5) > 5[1,4] > 5 > 成功
霧渡匣
プロットOKです
中忍頭
プロットOK
荒鹿火唯史
OK
[ 霧渡匣 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
[ 中忍頭 ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
[ 中忍頭 ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
[ 荒鹿火唯史 ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
[ 荒鹿火唯史 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
GM
影分身どっちから決めるか 1d100で低い方から!
荒鹿火唯史
1d100 (1D100) > 11
中忍頭
1d100 (1D100) > 86
荒鹿火唯史
2で。
中忍頭
5!
GM
・プロット5 
GM
中忍頭の手番
中忍頭
【開眼】!
中忍頭
【意気】を獲得
[ 中忍頭 ] 生命力 : 12 → 10
中忍頭
・奥義 殺戮教本 対象二人で発動
霧渡匣
*では唯史の判定に感情修正を入れます。
荒鹿火唯史
奥義破りします。意気から。
荒鹿火唯史
2D6+1>=8 (判定:意気) (2D6+1>=8) > 4[1,3]+1 > 5 > 失敗
荒鹿火唯史
神通丸使います。
[ 荒鹿火唯史 ] 忍具 : 3 → 2
荒鹿火唯史
2D6+1>=8 (判定:意気) (2D6+1>=8) > 7[3,4]+1 > 8 > 成功
中忍頭
じゃあ遁甲符どうぞ
[ 中忍頭 ] 忍具 : 2 → 1
荒鹿火唯史
2D6+1>=8 (判定:意気) (2D6+1>=8) > 6[2,4]+1 > 7 > 失敗
霧渡匣
*遁甲符
[ 霧渡 匣 ] 忍具 : 2 → 1
荒鹿火唯史
2D6+1>=8 (判定:意気) (2D6+1>=8) > 6[3,3]+1 > 7 > 失敗
霧渡匣
*奥義破り
霧渡匣
2D6>=8 (判定:記憶術) (2D6>=8) > 7[1,6] > 7 > 失敗
荒鹿火唯史
*遁甲符
[ 荒鹿火唯史 ] 忍具 : 2 → 1
霧渡匣
2D6>=8 (判定:記憶術) (2D6>=8) > 9[3,6] > 9 > 成功
中忍頭
奥義破り成功!
中忍頭
再び四方八方より針が舞う。
霧渡匣
糸を手繰る。
中忍頭
鈍色に輝く針の他、黒色に塗られた針も交じり、死角を交え音を超えるそれを回避するのは限りなく困難だろう。
霧渡匣
針に糸の流れを妨げられたならば、逆に糸で針の動きを妨げることも叶う。
霧渡匣
が。
霧渡匣
数限りなく張り巡らされたそれを、ハコが一人で捌くのは困難だった。
荒鹿火唯史
撃ち漏らされた針は、唯史の焔が焼く。
霧渡匣
「!」
霧渡匣
「…………」
霧渡匣
ほほえみ、再び糸を構える。
中忍頭
「ああああ゛あ゛あ゛あ゛ッッッッッ!!!!」
中忍頭
「人などと!息を!合わせるなァ!!!」
荒鹿火唯史
俺がハコを守るから、ハコは俺を守ってくれと言ったとおりに。
中忍頭
振り絞るような絶叫も、明け方の暗がりに虚しく響くのみ。
霧渡匣
互いを守りながら、共通の敵と相対する。
霧渡匣
「ハコは」
霧渡匣
「わたしは」
霧渡匣
「あなたの望むものじゃないよ」
GM
・プロット4
GM
・霧渡匣の手番
霧渡匣
*黒絃>中忍頭
 痛打を組み合わせます。
霧渡匣
2D6>=5 (判定:火術) (2D6>=5) > 10[4,6] > 10 > 成功
霧渡匣
*黒絃は第六感で振ります。
霧渡匣
2D6>=5 (判定:第六感) (2D6>=5) > 7[3,4] > 7 > 成功
中忍頭
2D6>=7 (判定:分身の術) 回避 (2D6>=7) > 7[1,6] > 7 > 成功
霧渡匣
糸が中忍頭へと迫る。
中忍頭
「黙れェ!喋るな、喋るな、喋るなっ」
中忍頭
「その口から、人の言葉等をォ!!!」
中忍頭
狂乱しながらも、その動きには曇り無く。
中忍頭
磨き上げた技術に裏打ちされた精確な動作で糸を打ち払う。
GM
・プロット2
GM
・荒鹿火唯史の手番
荒鹿火唯史
奥義を中忍頭に使用。意気/範囲攻撃/滅び/人数制限
中忍頭
*奥義破り
中忍頭
2D6>=5 (判定:意気) (2D6>=5) > 9[4,5] > 9 > 成功
荒鹿火唯史
ハコの攻撃を捌いているのを隙と見て、焔を向ける。
荒鹿火唯史
熱が中忍頭に迫る。
中忍頭
迫る炎が、そのまま黒装束を焼き払う。
中忍頭
だが、、炎の中にに燃える影は無い。
中忍頭
そして、樹上より声。
中忍頭
「下忍頭如きがぁ!」
中忍頭
「里抜けなど叶うと、夢を見るな!」
荒鹿火唯史
焔が虚しく草を焼く。
霧渡匣
黒絃を躱され、焔を躱され。
荒鹿火唯史
舌打ちして、再び仕掛けるべく機を伺う。
霧渡匣
その背中に降り立って、
霧渡匣
「慎重に」
霧渡匣
「根気強く、だよ」
荒鹿火唯史
「……おう」
霧渡匣
微笑み返して、
霧渡匣
地を蹴った。

クライマックスフェイズ ラウンド3

GM
・プロット
荒鹿火唯史
影分身!
中忍頭
影分身
荒鹿火唯史
2D6>=5 (判定:分身の術) (2D6>=5) > 9[4,5] > 9 > 成功
中忍頭
2D6>=5 (判定:分身の術) (2D6>=5) > 3[1,2] > 3 > 失敗
霧渡匣
プロットOKです
中忍頭
プロットOK
荒鹿火唯史
プロットOK
[ 霧渡匣 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
[ 中忍頭 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
[ 荒鹿火唯史 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
[ 荒鹿火唯史 ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
荒鹿火唯史
5!
GM
・プロット5
GM
荒鹿火唯史の手番
荒鹿火唯史
奥義>中忍頭 クリヒ/縄術
[ 中忍頭 ] 生命力 : 10 → 6
荒鹿火唯史
ここまでの戦いの中で、この相手が格上であることは十分に理解している。
荒鹿火唯史
それでも、慎重に、根気強く窺えば……どこかに必ず隙が見える。
荒鹿火唯史
その隙を見逃さない。
荒鹿火唯史
分身が中忍頭を囲む。
中忍頭
疾る。跳ぶ、分身。その身のこなしは忍びとして洗練されている。
中忍頭
だが忍びといえども、人の身だ。いつかは呼吸のタイミングが訪れる。
霧渡匣
そして、針と同じく、いつしか森中に張り巡らせた糸。
霧渡匣
霧などではない。中忍頭を苛立たせる、霧渡匣の渡した髪。
荒鹿火唯史
焔を纏う。
荒鹿火唯史
ハコの渡した糸に足をかけ、その反動で中忍頭に向かって跳びかかる。
中忍頭
「…………ッはぁっ!」
中忍頭
反応も、迎撃も、全てが一瞬遅れる。
荒鹿火唯史
まっすぐに。
荒鹿火唯史
その拳が、中忍頭を捉えた。
中忍頭
あと一瞬。
少しでもそこに躊躇いがあれば、迎撃が間に合ったであろう一瞬。
中忍頭
しかしまっすぐだからこそ、届いた。
中忍頭
中忍頭の身が吹き飛ばされる。
中忍頭
「がっ!!!」
荒鹿火唯史
振り抜いた拳の軌跡に火の粉が散った。
中忍頭
地面に一度叩きつけられてからの受け身。黒装束の隙間からは血が滴る。
中忍頭
「玩具如きがァ…………!」
荒鹿火唯史
ふふん……と笑いかけて、
荒鹿火唯史
は、と顔を引き締める。
霧渡匣
唯史の隣に着地する。
霧渡匣
匣は隙なく中忍頭を睨み据えている。
荒鹿火唯史
まだ勝ちを確信するには程遠い。
霧渡匣
「もう一撃」
霧渡匣
「だよ」
荒鹿火唯史
「ああ」
GM
・プロット4
GM
同時行動!
GM
1d100 (1D100) > 86
霧渡匣
1D100 (1D100) > 43
霧渡匣
*中忍頭に接近戦攻撃。
 痛打を組み合わせます
霧渡匣
2D6>=5 (判定:火術) (2D6>=5) > 6[1,5] > 6 > 成功
霧渡匣
2D6>=5 (判定:呪術) (2D6>=5) > 7[2,5] > 7 > 成功
中忍頭
2D6>=8 (判定:伝達術) 回避 (2D6>=8) > 7[1,6] > 7 > 失敗
GM
命中!
霧渡匣
痛打と合わせて2点ですね。
[ 中忍頭 ] 生命力 : 6 → 4
霧渡匣
唯史に投げかけた言葉の通り。
霧渡匣
指を引き絞れば、
霧渡匣
中忍頭の足元に絡んでいた黒絃が張り詰める。
霧渡匣
動きを止めて、一撃。
霧渡匣
その胸元へと蹴撃を叩き込む。
中忍頭
回避を試みても、縫い留められた身体は動かない。
中忍頭
衝撃を受け流す事もできず、一打のエネルギーが骨を砕き、肉を潰し、体の中を駆け巡る。
中忍頭
「グッ……」
中忍頭
けして浅い一撃ではない。それは実感している。
中忍頭
それでも。
中忍頭
それでも。
中忍頭
「違う…………」
中忍頭
「このような、小手先の技を……!」
惡夢
あの惡夢の振るう暴虐の一撃とは、程遠い。
霧渡匣
目の前に存在する者は、ただの下忍頭。
中忍頭
あの日、あの時。
中忍頭
目に焼き付いたあの姿。
己の父を、母を、姉を、溶かし尽くした暴虐。
中忍頭
その姿があまりに遠い。
中忍頭
「どうしてっ」
霧渡匣
目の焦点が合わされば、
中忍頭
「どうしてだァッッ!!!!!!!!!!!!}
霧渡匣
ごく近く、霧渡匣の姿。
霧渡匣
あなたを睨み据える、幼い少女の眼差し。
中忍頭
胸に焼き付いた光景と目の前にある現実との差異が、軋む肉体以上に心を苛む。
中忍頭
「このような矮小な存在であっていいはずが、無いィ!」
中忍頭
・中忍頭の行動
中忍頭
奥義 殺戮教本 対象2体
霧渡匣
*唯史の判定に感情修正を入れます
荒鹿火唯史
2D6+1>=8 (判定:意気) (2D6+1>=8) > 10[4,6]+1 > 11 > 成功
荒鹿火唯史
破ります 破りました
中忍頭
破られました
中忍頭
木々の中から射出される針。
中忍頭
無尽蔵に思えるそれは、実際仕掛けられた罠の数を上回る。
中忍頭
言霊に呼応して針が生成される。これはそういう奥義であり、
中忍頭
従って、言霊の強さに呼応して数も、勢いも、増加する。
中忍頭
「認めん、認めん、認めん」
中忍頭
「在り得ざるものだ……あってはならぬものだ……そのようなもの……認めてなるものかァァ!」
中忍頭
「消え去れェエエエエ!」
霧渡匣
黒絃がぴん、と空を張る。
霧渡匣
それが、あなたが空を渡る道標となる。
荒鹿火唯史
「消させたりするもんか!」
荒鹿火唯史
足をかける。跳ぶ。
荒鹿火唯史
無数襲い来る針を、焔が捉えて溶かしていく。
中忍頭
「黙れェェェェ!」
中忍頭
「お前は!ただそこに生きているだけで!私の世界を足蹴にする!!」
中忍頭
「お前が生きて!呼吸する限り!私の安息は在りえん!」
中忍頭
「故にッ……消えろ!!!」
霧渡匣
中忍頭の足元には黒絃が絡み、唯史のゆく先は黒絃が導く。
荒鹿火唯史
「そりゃいい気味だ」
荒鹿火唯史
「絶対死んでやんねー!」
霧渡匣
唯史の隣に降り立ち、それを肯んずる。

クライマックスフェイズ ラウンド4

GM
・プロット
中忍頭
影分身!
荒鹿火唯史
影分身!
荒鹿火唯史
2D6>=5 (判定:分身の術) (2D6>=5) > 7[2,5] > 7 > 成功
中忍頭
2D6>=5 (判定:分身の術) (2D6>=5) > 10[5,5] > 10 > 成功
霧渡匣
プロットOKです
荒鹿火唯史
OK
中忍頭
OK
[ 荒鹿火唯史 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
[ 霧渡匣 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
[ 中忍頭 ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
[ 荒鹿火唯史 ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
[ 中忍頭 ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
中忍頭
影分身の優先決定
荒鹿火唯史
1d100 (1D100) > 59
中忍頭
1d100 (1D100) > 72
荒鹿火唯史
2で
中忍頭
5!
中忍頭
・プロット5 中忍頭の手番
中忍頭
奥義!
霧渡匣
*唯史に感情修正
荒鹿火唯史
2D6+1>=8 (判定:意気) (2D6+1>=8) > 7[2,5]+1 > 8 > 成功
中忍頭
おわりです
中忍頭
・プロット4
霧渡匣
*接近戦攻撃に痛打を組み合わせ、中忍頭を攻撃します
霧渡匣
2D6>=5 (判定:火術) (2D6>=5) > 5[1,4] > 5 > 成功
霧渡匣
2D6>=5 (判定:呪術) (2D6>=5) > 4[2,2] > 4 > 失敗
霧渡匣
通します。
GM
・プロット2
荒鹿火唯史
範囲攻撃>中忍頭 意気/範囲攻撃/滅び/人数制限
中忍頭
奥義破り!
中忍頭
2D6>=5 (判定:意気) (2D6>=5) > 5[2,3] > 5 > 成功
中忍頭
凪!!
中忍頭
神通丸!!!!!!!!!
[ 中忍頭 ] 忍具 : 1 → 0
中忍頭
2D6>=5 (判定:意気) (2D6>=5) > 7[1,6] > 7 > 成功

クライマックスフェイズ ラウンド5

GM
・プロット
中忍頭
影分身
荒鹿火唯史
影分身!
荒鹿火唯史
2D6>=5 (判定:分身の術) (2D6>=5) > 6[2,4] > 6 > 成功
中忍頭
2D6>=5 (判定:分身の術) (2D6>=5) > 10[4,6] > 10 > 成功
[ 荒鹿火唯史 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
[ 荒鹿火唯史 ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
霧渡匣
プロットOKです
荒鹿火唯史
OKです
中忍頭
OK
[ 霧渡匣 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
[ GM ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
[ GM ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
[ 荒鹿火唯史 ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
[ 荒鹿火唯史 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
GM
影分身バトル
荒鹿火唯史
1d100 (1D100) > 44
中忍頭
1d100 (1D100) > 92
荒鹿火唯史
2
中忍頭
5
中忍頭
・プロット5 中忍頭の手番
中忍頭
奥義!
霧渡匣
*感情修正>唯史
荒鹿火唯史
2D6+1>=8 (判定:意気) (2D6+1>=8) > 6[2,4]+1 > 7 > 失敗
霧渡匣
匣が破ります
霧渡匣
2D6>=8 (判定:記憶術) (2D6>=8) > 3[1,2] > 3 > 失敗
霧渡匣
*神通丸切ります
[ 霧渡 匣 ] 忍具 : 1 → 0
霧渡匣
2D6>=8 (判定:記憶術) (2D6>=8) > 11[5,6] > 11 > 成功
中忍頭
破られて失敗!
GM
・プロット4 霧渡匣の手番
霧渡匣
*接近戦攻撃+痛打>中忍頭
霧渡匣
2D6>=5 (判定:火術) (2D6>=5) > 7[1,6] > 7 > 成功
霧渡匣
2D6>=5 (判定:呪術) (2D6>=5) > 6[2,4] > 6 > 成功
中忍頭
2D6>=8 (判定:伝達術)  (2D6>=8) > 5[2,3] > 5 > 失敗
中忍頭
サカナギ!
[ 中忍頭 ] 生命力 : 4 → 2
霧渡匣
糸を蹴り、空を切り、中忍頭へと肉薄する。
霧渡匣
腕には黒絃を纏わせて。
霧渡匣
その口と腕を縛り上げながら、着地する。
中忍頭
針が踊るも、すり抜ける。
中忍頭
「ふっっぎ…………」
霧渡匣
呪力の込められた糸が、その言霊をもきつく戒める。
霧渡匣
ぎり、と腕を引き絞りながら。
霧渡匣
「――唯史!」
霧渡匣
幾度となく繰り返してきたように、叫んだ。
中忍頭
言霊を封じるその糸を、引きちぎる事もできる。
だがそれに要する時間は、忍びにとっては永遠のように長い。
霧渡匣
そして、
霧渡匣
匣が呼びかけ待つ相手も、同じく忍びだ。
荒鹿火唯史
「おう!」
荒鹿火唯史
その声に答える。
荒鹿火唯史
範囲攻撃!>中忍頭
荒鹿火唯史
中忍頭を戒めるのが糸ならば、唯史を助けるのもまた糸。
荒鹿火唯史
足をかけて、跳んで、繰り返す都度に速度を上げる。
荒鹿火唯史
軌跡に火の粉が散り、燃え上がり、龍と化す。
中忍頭
ぷつり、ぷつりと糸が切れる。
荒鹿火唯史
「──これで」
中忍頭
全て断ち切れば、言霊による奥義で迎撃を行う事ができる、
霧渡匣
しかし、それを許さない。
荒鹿火唯史
「終わり、だ!!」
中忍頭
一本、また一本、もう少し────
霧渡匣
糸に呪力を流し込み、その抵抗を封じ込む。
霧渡匣
その呪力は”霧”の力から得たもの。
霧渡匣
彼が匣の中に見出し、だからこそ認めなかったその本質の片鱗でもって、
霧渡匣
霧渡匣は中忍頭をその場へと縛りつける。
中忍頭
その力を感じ取る。
中忍頭
身体が強張り、目が見開かれ、びくりと一度震え
中忍頭
そして一瞬、一瞬だけ……
中忍頭
ふ、と抵抗する力が緩んだ。
荒鹿火唯史
その身体を、焔が飲み込んだ。
中忍頭
「ひ……ぃ」
中忍頭
忍びの鍛錬の賜か、業火の中に飲み込まれても断末魔の悲鳴はあがらない。
中忍頭
代わりに、小さな声が漏れた。
中忍頭
「…………」
中忍頭
「…………死ねよ」
中忍頭
「……死ね」
中忍頭
「頼む」
中忍頭
「死んでくれ…………」
中忍頭
か細く、懇願するように、擦り切れた声は
中忍頭
炎の中で、次第に聞こえなくなっていった。
[ 中忍頭 ] 生命力 : 2 → 0
霧渡匣
その動きが完全に止まってしまうまで、糸を放すことはなかった。
荒鹿火唯史
「……誰が死ぬか」
霧渡匣
やがて焔とともに、呪力をも炙られ尽くした糸が焼き切れる。
荒鹿火唯史
焔が散ってゆく。
霧渡匣
熱に攫われ、乾いた頬を手の甲で拭いながら、
霧渡匣
匣は唯史の隣に立ち、燃え残った灰へと視線を向ける。
霧渡匣
*ラウンド終末、匣は自主脱落します。
荒鹿火唯史
戦果として霧渡匣に愛情を取ります。

エンディング

GM
戦いが終わり、明け方に差し掛かった森の中は静寂に覆われる。
荒鹿火唯史
は~…………と大きく長く息をつく。
霧渡匣
唯史の隣、ふにゃふにゃと身体から力が抜けていく。
GM
本人の意図はどうあれ、中忍頭が里の差し向けた忍びであった事には間違いが無い。
荒鹿火唯史
傷こそ負っていないものの、ほんの一瞬の緩みが命取りとなりかねない戦いだった。
GM
ひとたび、戦いの気配は去ったと見ても良いだろう。
GM
今は、まだ。
霧渡匣
最後まで気を抜けなかった。気を抜かなかった。
霧渡匣
それそのものは、間違いなく忍びとしての正しい在り方。
荒鹿火唯史
「ハコ……大丈夫か?」
霧渡匣
唯史を振り返る。
霧渡匣
質問の意図を計りかねたように、小さく首を傾げる。
荒鹿火唯史
「ほら、あれ、治ったとはいえ大怪我させた後だから……」
荒鹿火唯史
「痛くなったりとかしてねーか?」
霧渡匣
「ううん、と」
霧渡匣
自分の胸に手を添える。
そこから検めるように、焔を撃ち込まれた肩口をぺたぺたと触って。
荒鹿火唯史
じっと見ている……。
霧渡匣
「……大丈夫そう」
霧渡匣
「動けるよ。ハコは」
荒鹿火唯史
「……そか」
荒鹿火唯史
「なら、よかった」
霧渡匣
「休めるなら、休んだ方がいいのかもだけど……」
霧渡匣
「流石にそれは」
霧渡匣
「調子に乗り過ぎ、だと思う」
荒鹿火唯史
「だな……」
荒鹿火唯史
休むには流石に里から近すぎる。
霧渡匣
中忍頭を討ち果たし、こちらを向く殺気は一先ず消え失せたとはいえ。
霧渡匣
唯史は村の秘宝を持ち出した身で、ハコは本来村に縛られるはずの血徒。
荒鹿火唯史
「次の追手が来る前に、できるだけ離れよう」
霧渡匣
「うん」
霧渡匣
「……急がないと」
荒鹿火唯史
頷いて、ハコの手を取る。
荒鹿火唯史
「……絶対は、ちゃんと絶対だったろ?」
霧渡匣
目を丸くする。
霧渡匣
けれど、すぐに微笑んで、
霧渡匣
握り返す。
霧渡匣
「……うん」
霧渡匣
「絶対、だった」
荒鹿火唯史
戦いの後の、未だ冷めやらぬ熱がハコの手を包んでいる。
荒鹿火唯史
「だから」
荒鹿火唯史
「これからも絶対」
霧渡匣
「うん……」
荒鹿火唯史
「ハコのこと守るし、はぐれても見つけに行くし」
霧渡匣
「うん」
荒鹿火唯史
「……ま、はぐれさせたりしねーけど!」
霧渡匣
その熱に指を絡め合わせる。
霧渡匣
「……それも」
霧渡匣
「絶対、にしてね」
荒鹿火唯史
「ああ」
荒鹿火唯史
「……絶対、だ」
霧渡匣
「…………」
荒鹿火唯史
強く、手を繋ぎ合う。
霧渡匣
二度と引き離されることのないように。
荒鹿火唯史
比翼の鳥となって、鳥かごを飛び立つ。
荒鹿火唯史
自由へと。
霧渡匣
揺れる焔に映し出される影のように。
霧渡匣
ただその隣に寄り添っていた。
GM
朝焼けの中、長い影が2つ並ぶ。
GM
足音は小さく、しかし止まらず続く。
GM
闇に沈んだ夜が終わり、明日の行方は知れずとも。
GM
きっと明るくなると、そう信じてくれる人が隣にいれば。
GM
中身の見えぬ、未明の世界にも進んでいける。
荒鹿火唯史
「……クレープ」
荒鹿火唯史
「次は全然わかんねー味のやつ食べてみようぜ」
荒鹿火唯史
「これからは行き放題なわけだし!」
霧渡匣
「うん」
霧渡匣
「一緒に、挑戦してみよ!」
GM
箱が一つ、開けられぬまま。
GM
ただそのままに愛された。
GM
これはそうした物語。
GM
 
GM
 「殺戮教本」 完