メインフェイズ サイクル2
マスターシーン
荒鹿火唯史
2D6>=5 (判定:分身の術) (2D6>=5) > 11[5,6] > 11 > 成功
霧渡匣
「ちゃんと本気で来てくれないと、いやだよ」
[ 霧渡匣 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
[ 荒鹿火唯史 ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
[ 荒鹿火唯史 ] がダイスシンボルを公開。出目は 6 です。
荒鹿火唯史
■奥義
《荒渦火龍巻》
指定特技 :縄術
エフェクト:クリティカルヒット
霧渡匣
いつもであれば、唯史の攻撃は匣にはさほど怖くない。
霧渡匣
唯史の先手必勝を躱して、匣の方が一撃を入れる。
霧渡匣
いつもの二人の手合わせの、それがそれなりによくあるパターン。
荒鹿火唯史
共に研鑽し、技を高め合った、勝手知ったる二人。
荒鹿火唯史
いつものやり方では、いつもと同じ結果にしかならない。
荒鹿火唯史
だけど今は──一つだけ、ハコも、誰も知らない技を持っている。
荒鹿火唯史
いくつもの影に別れて、そして──炎に変わっていく。
荒鹿火唯史
炎が重なって、撚り合わさって、より大きな炎となる。
荒鹿火唯史
ハコの隠れる闇ごとに焼き払うような、龍のごとく大きな炎。
霧渡匣
糸を焼き切られ炎に追い立てられ、たまらず唯史のすぐ近くに姿を現す。
霧渡匣
炎に焼き切られながらも、負けじと黒絃を展開しようとする。
荒鹿火唯史
RTT ランダム指定特技表(3,6)
> 『忍術』腹話術
荒鹿火唯史
RCT ランダム分野表(3) >
忍術
荒鹿火唯史
RCT ランダム分野表(5) >
戦術
荒鹿火唯史
RCT ランダム分野表(1) >
器術
霧渡匣
忍術、戦術、器術、被りは体術に受け、脱落します。
[ 霧渡 匣 ] 器術 : 1 → 0
[ 霧渡 匣 ] 体術 : 1 → 0
[ 霧渡 匣 ] 忍術 : 1 → 0
[ 霧渡 匣 ] 戦術 : 1 → 0
霧渡匣
炎の龍に牙を立てられ、高速機動より脱落していく。
荒鹿火唯史
解放されたハコの体が地上に激突するその前に、
霧渡匣
やがてゆっくりと瞼を上げて、唯史を見返した。
荒鹿火唯史
「お前が何を思っているのか。教えてくれ」
霧渡匣
わざとらしいまでのそれが、匣に許され、そして強いられたぎりぎりの恭順。
荒鹿火唯史
言いたくても言えない理由があるのならば。
秘密:PC2
【背景固定:絆(愛情→PC1)】
貴方は人ではない。
今の貴方は、PC1を育て上げるために用意された血徒(p192)だ。
身体に埋め込まれた「血核」がある限り、貴方は里の者の言葉に逆らう事ができない。
PC1が里の次代を担う忍として相応しければ、貴方の本当の使命はPC1に殺される事だ。
だが、ふさわしくないと判断されれば、貴方の本当の使命はPC1を殺す事になる。
プライズ:血核
里の秘宝。
その者が血徒である証にして楔。
このプライズの所有者は、誰かの攻撃によって生命力が0になった時必ず【死亡】し、その相手に【奥義】を1つ特例習得させる。(奥義の内容は、その時にプライズの所持者が決定する)
このプライズはPC2が所有しており、所有者の移動が出来ない。
このプライズの所有者は、常にこのプライズの秘密を知る事が出来る。
このプライズが破壊された時、PC2は全ての弱点を失い、本来の力を解放する。
荒鹿火唯史
唯史の知らない、幼なじみの秘密が開かれる。
中忍頭
「……どの道、最早そのようなことは在りえぬ」
中忍頭
二人を見下す黒装束の視線は冷ややかなものとは言えず。
中忍頭
「確かに殺せと命ぜられて、尚この体たらく」
荒鹿火唯史
「思い通りになってやれなくて悪いな!」
中忍頭
「里の秘伝を盗み出し、里抜けを目論もうというのであれば、最早試練に値せぬ」
中忍頭
気配がより濃く深まり、練り上げられた殺意が荒鹿火唯史の身を叩く。
中忍頭
その者の言葉の意図は、もはや確認するまでもなかった。
GM
【クライマックスフェイズ、中忍頭は荒鹿火唯史に戦闘を仕掛けます】
中忍頭
「……あぁ、だがまったく楽しみだよ、荒鹿火唯史」
中忍頭
「ついに、ようやく、今日がお前の命日となる……」
GM
言葉と共に、何処とも知れずもうもうと煙が立ち込める。
GM
煙が視界を塞ぎ、黒装束の姿が見えなくなるも、気配は消えず。
GM
返答はない。しかし何より雄弁な殺意が、相手が今この一刻一刻も隙を伺っている事を知らせ続けた。
メインフェイズ サイクル2 荒鹿火唯史
荒鹿火唯史
2D6+1>=5 (判定:意気) (2D6+1>=5) > 8[2,6]+1 > 9 > 成功
荒鹿火唯史
「……まあ、俺に心当たりがないってことはよっぽどどうでもいいことなんだろうな?」
荒鹿火唯史
「俺たちごと忘れちゃった方が精神の健康にいいと思うぜ!」
霧渡匣
身を竦ませながらちらちらと唯史を窺っている。
中忍頭
「己自身の事も、己の周囲の事も、己がどのように望まれていたのかも」
荒鹿火唯史
言葉を交わしながら、気配の揺らぎを探り続ける。
霧渡匣
匣の指先は、今は唯史の胸元を握り締めている。
中忍頭
「だが……特に貴様の無知蒙昧ぶりは救いがたい」
中忍頭
「何も知らず!気づかず!家畜の如く愚鈍に育てられた貴様が!!」
中忍頭
「”その場所”に立っているという事が!万死に値する罪なのだ!!!!!」
秘密:中忍頭
貴方は、PC2に焦がれていた。
相手からすれば貴方の顔も覚えていないだろうが、それでも心にへばりついた執着は、PC2が里に利用され、使役される血徒という形で再会する事になっても消えなかった。
PC2をかつて焦がれた姿に戻すために全てを捧げる決意をした貴方は、外部の忍を装ってPC1を唆し、この舞台を整えた。
貴方の本当の使命は、PC2に本来の姿を取り戻させる事だ。
霧渡匣
その細く白い指先は、今も唯史の胸元を縋っている。
中忍頭
「……在ってはならぬ!在ってはならぬのだァ!!!」
中忍頭
「わかるか!そのような……そのような姿など!!!」
荒鹿火唯史
その恫喝を受けても、ハコを離しはしない。
中忍頭
「今のこの場のっ全てが間違いだ!あまりにも耐え難い、唾棄すべき間違いだ!」
中忍頭
「アアァァッ耐え難いッ耐え難い耐え難い耐え難いィィ…………!!」
中忍頭
「私は間違いを正し……あるべき自由を取り戻す」
中忍頭
「よって死ね、それでお前の役目は終わりだ」
荒鹿火唯史
話は終わりとばかりに、煙の中に無数の分身が現れる。
中忍頭
煙の中から飛び交う無数の針がそれを迎え撃つ。
中忍頭
「お前が自由になれる場所なぞが、どこにあると!?」
荒鹿火唯史
十重二十重に分かれた分身はその分弱い。だが目をくらまし、隙を作ることはできる。
中忍頭
「予定通り、秘伝書を手土産に連盟にでも加わろうとでもするか……?」
中忍頭
「実在もしない連盟に、どうして加わろうと言うのだかな!」
中忍頭
「お前の行き場などあるものか!はは、ははははははは!」
荒鹿火唯史
「俺たち二人で殺し合えだとか強制されない」
荒鹿火唯史
「その結果死んだとしても、それが自由だ」
荒鹿火唯史
分身に紛れて、殺意を放つ男と距離を取る。
GM
しかし、相手は中忍頭。完全に撒けたとは言い難い。
GM
それでも稼げた時間の中で、準備を整える事はできるだろう。
メインフェイズ サイクル2 霧渡匣
霧渡匣
荒鹿火唯史と霧渡匣の二人が幼きからを過ごした山を流れる、その川辺。
荒鹿火唯史
川のほとりにそっとハコの身体を寝かせる。
霧渡匣
空は少しずつ白み始め、迫る刻限を示しゆく。
霧渡匣
唯史の渾身の一撃を受けた、その肌が無惨に爛れている。
荒鹿火唯史
かつては力の制御がおぼつかず、唯史自身がよく使っていたもの。
荒鹿火唯史
傍らに腰を下ろしてハコを見つめている。
霧渡匣
弱々しいながら、むすっとした態度を取り繕っている。
荒鹿火唯史
「どうするか……待ってくれ……。考える。考えてる……」
荒鹿火唯史
「気にかける理由がないわけないだろ!」
霧渡匣
抵抗。力の入らない腕で、唯史を押し退けようとして。
荒鹿火唯史
「お前の中にあるやつの、壊し方。書いてあった」
荒鹿火唯史
「それでお前は、里の支配から解放される」
霧渡匣
「それで何が起こるか、分かってないくせに」
荒鹿火唯史
「考えてなかったら今すぐにでもやってるっつーの!」
荒鹿火唯史
「壊したいよ。お前がそうやって苦しんでるのが、俺は嫌だから」
荒鹿火唯史
「でも、それでお前に何が起きるか分からないから怖い」
荒鹿火唯史
「……知ってるなら、教えてくれないか」
霧渡匣
意味もなく躊躇いに唇を動かして、結局黙って、俯いて。
荒鹿火唯史
「お前がどうなっても、一緒にいたいよ」
霧渡匣
唯史にプライズ『血核』の秘密を譲渡します。
秘密:血核
血核は単なる血徒の証ではない。
それは妖魔を人の形に押し込め、支配し、死をもってその力を忍に吸収させるための拘束具だ。
この魔具によって拘束された妖魔は、拘束されている限り、術者が設定した人格としての振る舞いを強制される。
このプライズが破壊された時、PC2は生命力を全て回復した上で、以降、自分のデータをエネミーデータ「中級妖魔」のうちのいずれかとして扱う。(どのエネミーになるのか、及び奥義の種類などは、キャラクター作成時に決定しておくこと)
またこのプライズが破壊された時、PC2は全ての長所を失い、取得していた感情の内容を任意のものに変更できる。
また、本当の使命も失う。(HO表面の使命が本当の使命になる)
荒鹿火唯史
傷に障らないようにそっと。けれどしっかりと。
荒鹿火唯史
「一緒に訓練して、飯食って、遊んで……」
荒鹿火唯史
「覚えてるだろ? 初めて一緒に街に連れてかれた時のこととかさ……」
荒鹿火唯史
「でも、その時も今も、感じたことが偽物ってことはないだろ」
霧渡匣
「唯史がそう思ってくれてるのは、嬉しいよ」
霧渡匣
「匣を開けてしまったら、ハコはなくなるの……」
荒鹿火唯史
「ここにいるお前が偽物だから、作り物だからって消えるのは、消すのは」
霧渡匣
「本当なら、こうして話している時間だって惜しくて、危ないくらいで」
霧渡匣
「唯史はハコを殺すか、ハコに殺されるしか、なくて」
荒鹿火唯史
「里を出れば、もうお前にそうしろって命令するやつもいないだろ」
霧渡匣
「いくら唯史がちょっと強くなっていたからって」
霧渡匣
「今のまま、ハコを連れて出ていけるはずない……」
荒鹿火唯史
「……もう一つ、奥の手があるって言ったらどうする?」
秘密:禍魂の欠片
生命を操作する力を持つこの秘宝は2つの役割を持っている。
ひとつは、力を吸収する受け皿。
もうひとつは、この秘宝を持って育った者を、里が行う実験に都合の良い存在に育て上げる矯正装置だ。
この秘宝が存在する限り、この秘宝の所有者は術者が設定した【背景】を1つ強制される。
このプライズが破壊された時、PC1は全ての弱点を失い、感情を結んでいた場合、感情表を振ってその内容を再決定する。
その後、奥義を一種特例習得する。
荒鹿火唯史
「……本当は、だから俺に任せて休んでろ! って言いたいんだけどな」
荒鹿火唯史
「でも、いくらなんでもそこまで調子には乗れねーわな」
荒鹿火唯史
「……俺は見込みが甘い。すぐ調子に乗る」
霧渡匣
「それで満足して、唯史のこと、見逃すかもしれない……」
荒鹿火唯史
「……それは、珍しくお前の見込みが甘いんじゃないのか?」
霧渡匣
「唯史のこと、悪く思ってないかも、だし……」
荒鹿火唯史
「いなくなって、消えて、二度と会えなくなるなら」
荒鹿火唯史
「それじゃあ里を抜けようと思った意味がない」
霧渡匣
「それで死んじゃうかもしれないのは、やだ……」
荒鹿火唯史
「俺がハコを守るから、ハコが俺を守ってくれ」
荒鹿火唯史
「使えば、お前も新しい術が使えるようになるはずだ」
荒鹿火唯史
唯史がこっそりと持ち出した秘伝書。そこには里の秘術も記されている。
荒鹿火唯史
「あれだけ人がいるんだ。どこかに紛れて暮らす道があるはずだ」
荒鹿火唯史
「噂だけど……抜け忍の隠れ里ってのもあるらしい」
霧渡匣
2D6>=5 (判定:呪術) (2D6>=5) > 8[2,6] > 8 > 成功
荒鹿火唯史
「いや……ここでそしたらどうしよう……とか言えるかよ!」
霧渡匣
*秘伝書の効果により奥義を習得し、この場で即座に使用します。
霧渡匣
■奥義
《霧鬢風鬟》
指定特技 :呪術
エフェクト:不死身/定め/回数制限
[ 霧渡 匣 ] 器術 : 0 → 1
[ 霧渡 匣 ] 体術 : 0 → 1
[ 霧渡 匣 ] 忍術 : 0 → 1
[ 霧渡 匣 ] 戦術 : 0 → 1
霧渡匣
黒く艶やかな黒絃が焼け爛れた患部へと集まり、撚り合わされて、
霧渡匣
頬を落ちる涙は未だ止められぬままの、ただのハコ。
霧渡匣
ゆっくりと身を起こして、唯史の肩へと頭を寄せる。
荒鹿火唯史
手を握るときとは違って、ためらいがちにその背中に腕を回す。
GM
それは別個のものでありながら、ただ側にある事を許し合う事。
GM
故にこそ、それは混ざり合う濁りとは違えども。