クライマックスフェイズ
GM
枝を踏み分け、木々をかき分け、導かれるように忍たちは辿り着く。
GM
戦場。これまでの八千矛、八十神が刃を交えてきたその場所には、すさまじい跡が残る。
GM
刃の跡、矢が突き刺さり折れて残っている跡、焼けた跡、毒物に溶けた跡……。
神楽坂 千歳
追うというよりかは導かれるように、八千矛たる男は辿り着く。
アガタ
神器を携えたその姿を見る。
同じく、自身の手に宿る神気を湛えて。
神楽坂 千歳
その手に『生大刀』。月光に輝く男が神器。
アガタ
『八十神』とは『名もなき大勢の神』であり。
アガタ
交わりうつろい、神器を手にした今。
女の宿した祈りに触れて。
神楽坂 千歳
目の前の男からの、ついぞ待ち望んだ答えに、
神楽坂 千歳
生まれ落ちたその時より焦がれ続けた相手を前に。
神楽坂 千歳
「此度もその試練――乗り越えてみせようぞ」
勢納 斎
確かにそう言った。根の国の主になった男。
勢納 斎
冥府に住まう姫君の父である男。
八千矛から多くのものを奪われる男。
勢納 斎
これは『神楽八十神追』。
配役は配役であって、それ以上の意味はない。
勢納 斎
私は八千矛に力を与える姫君。そういう配役。
勢納 斎
千歳より数歩下がった所で、深く頭を下げる。
勢納 斎
外套の下から抱え大筒を取り出し、どかりと肩に担ぐ。
勢納 斎
「最初に言った通りだ。好き勝手にやらせてもらう」
勢納 斎
「強ければいい、それだけの話なんだろう?」
花丸 かごめ
だいすきないつきちゃん。だいすきなちとせくん。
花丸 かごめ
以前の自分と変わってしまったとしても、その思いは変わらずに。
花丸 かごめ
だけど今は、こうして敵としてこの場に立っている。
花丸 かごめ
切っ先の向かうのは、おさななじみの二人。
花丸 かごめ
じゃあちとせくんが? いつきちゃんが?
神楽坂 千歳
月に見守られ、戦場に相対す四人の忍び。
クライマックスフェイズ ラウンド1
[ 神楽坂 千歳 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
[ 花丸 かごめ ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
[ 勢納 斎 ] がダイスシンボルを公開。出目は 6 です。
[ 『須佐之男』 ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
GM
*クライマックスフェイズ ラウンド1 プロット6
勢納 斎
「まさか父上殿とは思わなかったぞ。もっとも、この場では配役など意味はないがな」
勢納 斎
「姫君は2人いる。冥府に住まう姫君がどちらかは分からない」
勢納 斎
「お前は、どちらが姫君に相応しいと思う?」
勢納 斎
「だが……、私はお芝居に付き合う気がないものでね」
勢納 斎
痛打と対空千手砲を使用します。対象は『須佐之男』。
勢納 斎
2D6>=5 (判定:絡繰術) (2D6>=5) > 8[3,5] > 8 > 成功
勢納 斎
2D6>=5 (判定:絡繰術) (2D6>=5) > 8[3,5] > 8 > 成功
GM
*神器『生弓矢』の効果により、勢納斎は振り直しを。
勢納 斎
2D6>=5 (判定:絡繰術) (2D6>=5) > 5[2,3] > 5 > 成功
勢納 斎
「姫君だとか、八千矛だとか八十神だとか」
勢納 斎
「そんなものは、構成要素の一つに過ぎない」
勢納 斎
神楽八十神追のために維持されてきた勢納の家。古い血族ではあるが、綻びはある。
勢納 斎
子が生まれぬ年もある。戦で一族が離散しそうになったこともある。
勢納 斎
根来衆に身をやつした分家筋から、ようやく血を復興させたこともあった。
勢納 斎
それを突き止めた時に、斎は常夜の術で戦うことをやめた。
勢納 斎
「私は、私のやりかたでやらせてもらうぞ!」
『須佐之男』
火を噴いた筒に神気を纏った矢が突き刺さる。
勢納 斎
輝く矢が流星のように流れ、砲弾は崩れた。
『須佐之男』
『だからこそ名をつけるのであろうよ』
勢納 斎
「それがどうした! 名前などいくらでも増やせるだろう!」
勢納 斎
「お前も『須佐之男』ではなく、つい先程まではアガタだっただろうが!」
『須佐之男』
『ならば呼ぶがいい、私の名を好きに』
『須佐之男』
『本当の名などどこにもないのだから』
GM
*クライマックスフェイズ ラウンド1 プロット5
『須佐之男』
2D6>=5 (判定:異形化) (2D6>=5) > 4[1,3] > 4 > 失敗
GM
*クライマックスフェイズ ラウンド1 プロット2
神楽坂 千歳
2D6-2>=5 (判定:手裏剣術) (2D6-2>=5) > 7[3,4]-2 > 5 > 成功
神楽坂 千歳
回転しながら空高く、垂直に放り投げられる『生大刀』のもと、
神楽坂 千歳
忍びの指先が、『八千矛』たる男の指先が握り込んだ手の中の、
神楽坂 千歳
男の生きざまのように真直ぐに放たれる、空気の刃。
神楽坂 千歳
ちらと自分よりも遅い動きの花丸かごめを振り返り、
神楽坂 千歳
手は即座に、落下してきた神器を掴み取る。
[ 『須佐之男』 ] 忍術 : 1 → 0
[ 『須佐之男』 ] 謀術 : 1 → 0
GM
*クライマックスフェイズ ラウンド1 プロット1
花丸 かごめ
振り返り、神器を再び手にしたあなたに
花丸 かごめ
かごめは霊装を所持しています。指定特技は呪術。
花丸 かごめ
2D6+1>=5 (判定:刀術) (2D6+1>=5) > 3[1,2]+1 > 4 > 失敗
神楽坂 千歳
穂先はあっさりと、輝く神器によって振り払われる。
神楽坂 千歳
高らかな音を響かせ、追撃を受けぬように一歩引きながら、
花丸 かごめ
「……ちとせくんだって、そうでしょ」
神楽坂 千歳
「俺はお前よりは、戦い方を多く持ってるし」
神楽坂 千歳
「隠しているものの正体だって、分かりづらいと思うがね?」
花丸 かごめ
いつきのことだって何もわかっていなかった自分には。
神楽坂 千歳
あなたの幼馴染は真直ぐにあなたを見つめている。
神楽坂 千歳
見透かすような、誘うような視線を最後に残し、
クライマックスフェイズ ラウンド2
神楽坂 千歳
姿勢を立て直す最中の勢納斎の横に立つ。
神楽坂 千歳
神器を手に視線を流し、小さく微笑んだ。
神楽坂 千歳
「手のかかるこった! 助かったけどな」
勢納 斎
「私はやりたいようにやると、最初から言っている」
神楽坂 千歳
「責めちゃいねえよ。おかげで奴の注意が逸れた」
神楽坂 千歳
「できることなら、共に生きていきたいものなんでね」
勢納 斎
「私はお前と死んでやる気はさらさらないからな」
[ 勢納 斎 ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
[ 花丸 かごめ ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
[ 『須佐之男』 ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
[ 神楽坂 千歳 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
GM
*クライマックスフェイズ ラウンド2 プロット5
『須佐之男』
2D6>=5 (判定:異形化) (2D6>=5) > 7[1,6] > 7 > 成功
『須佐之男』
土蜘蛛の長い手足がだらりと落ち、地面を掻く。
『須佐之男』
八又の影が蛇のようにうねり、背を覆う。
『須佐之男』
ぶちぶちと肉のちぎれる音と共に背が割れ、八つの腕が出づる。
神楽坂 千歳
『須佐之男』たる男の見せる異形のさまを、正面から見つめている。
『須佐之男』
勢納 斎 に接近戦攻撃を使用します。
『須佐之男』
2D6>=5 (判定:結界術) (2D6>=5) > 9[4,5] > 9 > 成功
勢納 斎
2D6>=6 (判定:死霊術) (2D6>=6) > 6[1,5] > 6 > 成功
GM
*クライマックスフェイズ ラウンド2 プロット3
勢納 斎
痛打・対空千手砲を使用。対象は好きに呼んでいいとのことだったので、『アガタ』
神楽坂 千歳
対空千手砲の命中判定に感情修正を入れます。+1
勢納 斎
2D6>=5 (判定:絡繰術) (2D6>=5) > 10[5,5] > 10 > 成功
勢納 斎
2D6+1>=5 (判定:絡繰術) (2D6+1>=5) > 10[4,6]+1 > 11 > 成功
GM
*神器『生弓矢』の効果により、勢納斎は振り直しを。
勢納 斎
2D6+1-2>=5 (判定:絡繰術) (2D6+1-2>=5) > 12[6,6]+1-2 > 11 > スペシャル(【生命力】1点か変調一つを回復)
GM
*命中判定のスペシャルなので1d6の射撃戦ダメージとなります。
GM
*勢納斎にダメージ、変調はないのでその効果は無視。
GM
回避できなければ揺らしと痛打の2点を合わせて射撃戦ダメージ5点ですね。
勢納 斎
「お前の名を、好きに呼んでいいと言ったな」
勢納 斎
「『須佐之男』を名乗るには、私の中のお前は田舎者すぎる」
勢納 斎
斎の祖が根来衆に身を置いていたのは、神仏習合──神と仏を同一視する思想の影響だ。
勢納 斎
そしてまた神へと分離されたり、されなかったり。
[ 『須佐之男』 ] 忍術 : 0 → 1
[ 『須佐之男』 ] 謀術 : 0 → 1
[ 『須佐之男』 ] 忍具 : 2 → 0
GM
【PC3
秘密】
数千年にも及ぶ屈辱の末、ついに綻びが起きる。先代の八十神が儀式に使用され消滅するだった祭具『羽喫鳴鏑』をどうにか残し、今はあなたの手元にある。今回の異常はそれによって引き起こされたものだろう。このまたとない機会を無駄にするわけにはいかない。
あなたはプライズ
祭具『羽喫鳴鏑』を持つ。
『須佐之男』
未だ途切れぬ平定の儀『神楽八十神追』
『須佐之男』
ついに起きた綻びの糸を手繰り、手繰って。
『須佐之男』
もはやこの糸の先も、また世を生きる者へと繋がった。
『須佐之男』
終焉の幻想、滅びへの渇望。
そんな誰かのための物語へ。
『須佐之男』
本当の配役はここにはない。
本当の名前もここにはない。
『須佐之男』
2D6+3>=9 (判定:手裏剣術) (2D6+3>=9) > 2[1,1]+3 > 5 > ファンブル
GM
【PC2
秘密】
あなたはその身に神器を宿して生まれてきた。PC1はあなたの神器の封印を解き、そしてそれはすなわちあなたを娶る定めにある者だ。儀式『神楽八十神追』が国守の儀式であると共に、婚姻の儀式だと教わってきた。しきたりによりPC1を一目見ることさえ許されていなかったが、その宿命を受け入れている。もとよりそれを受け入れなければ、封印されたままの神器があなたを殺すことを知っているからだ。
あなたはプライズ『神器』を持つ。
クライマックスフェイズ開始時まで神器が封印されていた場合、あなたは即座に死亡し、神器は消滅する。
あなたの本当の使命は『神器の封印を解いてもらうこと』だ。
勢納 斎
生まれた時から『姫君』になるため、『八千矛』に嫁ぐため育てられた。
勢納 斎
いのちのあるものは、皆どこかしら宿命を背負っている。
勢納 斎
それを千歳のように好ましく思うか、自分のように疎ましく思うかの違いはあれど。
勢納 斎
全てのものは、最初から決まった道を歩く。
勢納 斎
諦めなければ夢は叶う、なんて安っぽい言葉は嫌いだけれど。
勢納 斎
■奥義PLから演出上奥義を使用したことにしたいという相談があり、GMがこれを許可した。
《本地垂迹摩訶迦羅天》
指定特技 :罠術
エフェクト:クリティカルヒット/断ち/射程低下
効果・演出:ほんじすいじゃくまかきゃらてん/破壊を意味する護法神の加護を得る。
神楽坂 千歳
『姫君』と呼ばわれ、『八千矛』に嫁ぐためと育てられてきた者が。
神楽坂 千歳
『須佐之男』を打ち倒すさまを見ている。
[ 『須佐之男』 ] 器術 : 1 → 0
[ 『須佐之男』 ] 体術 : 1 → 0
[ 『須佐之男』 ] 忍術 : 1 → 0
[ 『須佐之男』 ] 謀術 : 1 → 0
[ 『須佐之男』 ] 戦術 : 1 → 0
[ 『須佐之男』 ] 妖術 : 1 → 0
『須佐之男』
またこの男も手を伸ばすことはなかった。
『須佐之男』
死亡攻撃なし。遺言なし。
脱落します。
勢納 斎
一方的に押し付けられる救いというのは、一方的に押し付けられる思想というのは、ただの暴力だ。
勢納 斎
手を伸ばすことを、やめることはできない。
神楽坂 千歳
『須佐之男』が倒れるその最後を見届けるよりも先に、
GM
*クライマックスフェイズ ラウンド2 プロット2
神楽坂 千歳
2D6>=5 (判定:骨法術) (2D6>=5) > 5[1,4] > 5 > 成功
神楽坂 千歳
2D6>=5 (判定:瞳術) (2D6>=5) > 9[4,5] > 9 > 成功
花丸 かごめ
2D6>=9 (判定:伝達術) (2D6>=9) > 8[2,6] > 8 > 失敗
神楽坂 千歳
血断。生命力を1点コストとして支払い、ダメージを1点上昇。
[ 神楽坂 千歳 ] 頑健 : 2 → 1
神楽坂 千歳
RTT ランダム指定特技表(4,9)
> 『謀術』九ノ一の術
神楽坂 千歳
RTT ランダム指定特技表(3,6)
> 『忍術』腹話術
神楽坂 千歳
RTT ランダム指定特技表(6,10)
> 『妖術』千里眼の術
[ 花丸 かごめ ] 謀術 : 1 → 0
[ 花丸 かごめ ] 忍術 : 1 → 0
[ 花丸 かごめ ] 妖術 : 1 → 0
神楽坂 千歳
ただの『花丸かごめ』が、ここで膝を折る人間ではないことを。
花丸 かごめ
構え直した薙刀で払うよりも疾く、神器がかごめに届く。
神楽坂 千歳
研ぎ澄まされた刃の軌道が、彼女の身を裂く。
GM
*クライマックスフェイズ ラウンド2 プロット1
花丸 かごめ
ちょっとしたイレギュラーこそあったけれど、儀式は滞りなく演目の通りに。
花丸 かごめ
2D6>=5 (判定:刀術) (2D6>=5) > 4[2,2] > 4 > 失敗
神楽坂 千歳
それを腕にするかごめごとに吹き飛ばす。
神楽坂 千歳
『生大刀』を腕に、眼差しは変わらず真直ぐに。
神楽坂 千歳
かごめのよく知る幼馴染のそのままに。
勢納 斎
がんばれ、とも、負けるな、とも口にしない。
神楽坂 千歳
けれど、『須佐之男』の側に立つ者を追う者として、彼の姿はそこにある。
花丸 かごめ
丸い体が宙に浮き、岩にぶつかって強かに背中を打つ。
花丸 かごめ
息が詰まって、背中が痛くて、手が痺れて。
神楽坂 千歳
青い月光の下、『生大刀』の輝きがかごめの目を刺す。
クライマックスフェイズ ラウンド3
[ 花丸 かごめ ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
[ 神楽坂 千歳 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
[ 勢納 斎 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
GM
*クライマックスフェイズ ラウンド3 プロット2
GM
同時行動です。1d6で大きい方から行動します。
勢納 斎
「まぁ、どちらにせよ私はお前に敵対するつもりはない」
勢納 斎
「姫君ではなく、国を造りし武神になりたかった」
勢納 斎
「八十神を討ち、八千矛を破ったのなら……」
勢納 斎
「八千矛を名乗っても許されると思わないか?」
花丸 かごめ
「……いつきちゃんは、かっこいいね」
神楽坂 千歳
「お前の言うこと、だいたい納得できるからな」
勢納 斎
「まったく、お前が理解のある男でよかったよ」
勢納 斎
■奥義
《本地垂迹摩訶迦羅天》
指定特技 :罠術
エフェクト:クリティカルヒット/断ち/射程低下
効果・演出:ほんじすいじゃくまかきゃらてん/破壊を意味する護法神の加護を得る。
勢納 斎
「ずっと、ずっと八千矛を討ち倒す瞬間だけを夢見て来た!」
勢納 斎
「八千矛を倒し、八千矛に成るための、あらゆることだ!」
神楽坂 千歳
「じゃあ、今――お前は最高に楽しいだろうなぁ!」
勢納 斎
光が溢れる。輝きが千歳の体を染めようと迫る。
神楽坂 千歳
■奥義
《神楽八十神追》
指定特技 :怪力
エフェクト:範囲攻撃/くらまし/滅び/射程低下/人数限定
神楽坂 千歳
万力のような力で彼女の腕を掴み、引き寄せる。
神楽坂 千歳
斎から神器を取り出した際の姿勢に近い。
神楽坂 千歳
ごく近くで、あなたの顔を見下ろしている。
神楽坂 千歳
法外な膂力で以て、斎の身体が放られる。
神楽坂 千歳
それが何もかもを掻き消すような、出鱈目な力に満ちているのは、
神楽坂 千歳
この男が『八千矛』として育てられてきたからこそ。
神楽坂 千歳
この身体こそが、神器をも超える武器となるように。
神楽坂 千歳
そのような祈りを込めて、この男は育てられてきた。
神楽坂 千歳
この儀式を、演目を、そうあれかしと定める男!
神楽坂 千歳
「俺だって黙ってるわけにゃあいかねえや!」
花丸 かごめ
わたしだって、めちゃくちゃにしようとしてるのに。
神楽坂 千歳
その視線を断ち切るように『生大刀』が落ちて、
神楽坂 千歳
「実はちょっとだけ、お前が羨ましかったりもするんだぜ」
神楽坂 千歳
「だって、お前には『その世界』が見られる可能性がある!」
神楽坂 千歳
「まつろわぬ者たちによって転覆され、戦火に包まれ、混沌と混乱に包まれた世の中を!」
勢納 斎
千歳の腕の中から、勢いを付けて飛び退ける。
神楽坂 千歳
「俺だって、そんな世の中にするつもりはない」
神楽坂 千歳
「『神楽八十神追』を、成し遂げる者だ」
神楽坂 千歳
「そのように育てられてきたし、俺はそれを肯定してきた」
神楽坂 千歳
「そうなるために、根っこの気性を矯正すらした!」
神楽坂 千歳
「誰が見ても恥ずかしくない、誰にも太鼓判を押されるような」
神楽坂 千歳
「そういう男の型に、俺は俺自身を合わせて育った!」
勢納 斎
「誰が見ても恥ずかしくない、誰にも太鼓判を押されるような男だ」
勢納 斎
「代々続いてきた伝統を、お前の代で果たし損ねさせてやろう!」
神楽坂 千歳
2D6>=5 (判定:骨法術) (2D6>=5) > 7[1,6] > 7 > 成功
神楽坂 千歳
2D6>=5 (判定:瞳術) (2D6>=5) > 8[2,6] > 8 > 成功
花丸 かごめ
2D6>=9 (判定:伝達術) (2D6>=9) > 8[3,5] > 8 > 失敗
[ 神楽坂 千歳 ] 頑健 : 1 → 0
神楽坂 千歳
RTT ランダム指定特技表(5,9)
> 『戦術』見敵術
神楽坂 千歳
RTT ランダム指定特技表(1,11)
> 『器術』壊器術
神楽坂 千歳
RTT ランダム指定特技表(6,10)
> 『妖術』千里眼の術
[ 花丸 かごめ ] 器術 : 1 → 0
[ 花丸 かごめ ] 体術 : 1 → 0
[ 花丸 かごめ ] 戦術 : 1 → 0
花丸 かごめ
■奥義
《花丸印のすっごい兵糧丸》
指定特技 :兵糧術
エフェクト:不死身/定め/回数制限
神楽坂 千歳
千歳は『生大刀』をかごめへと振るう。
花丸 かごめ
回復するのは体術、謀術、戦術、妖術。
[ 花丸 かごめ ] 体術 : 0 → 1
[ 花丸 かごめ ] 謀術 : 0 → 1
[ 花丸 かごめ ] 戦術 : 0 → 1
[ 花丸 かごめ ] 妖術 : 0 → 1
花丸 かごめ
それが力を発揮するのは、食べたその時だけではない。
神楽坂 千歳
神器の背でとんとんと肩を叩いている。
花丸 かごめ
あちこち血に汚れてはいるものの、その下の出血は止まっている。
GM
*クライマックスフェイズ ラウンド3 プロット1
神楽坂 千歳
肩を並べた女に銃口を向けられ、戦うべくとは今も相対している。
神楽坂 千歳
ただの女を前に、『八千矛』として神器を握る。
花丸 かごめ
”あなた”のために戦う、かごめです。
花丸 かごめ
2D6>=5 (判定:刀術) (2D6>=5) > 9[4,5] > 9 > 成功
神楽坂 千歳
2D6-1>=8 (判定:瞳術) (2D6-1>=8) > 12[6,6]-1 > 11 > スペシャル(【生命力】1点か変調一つを回復)
神楽坂 千歳
追加の生命力スロットを1点回復します。
[ 神楽坂 千歳 ] 頑健 : 0 → 1
神楽坂 千歳
研ぎ澄まされた一閃はさらに鋭さを増す。
神楽坂 千歳
『八千矛』は傲慢であっても、侮りはない。
神楽坂 千歳
選んだ男が倒れ臥した、その直後であろうとも。
クライマックスフェイズ ラウンド4
[ 花丸 かごめ ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
[ 勢納 斎 ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
[ 神楽坂 千歳 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
GM
*クライマックスフェイズ ラウンド4 プロット3
勢納 斎
2D6>=5 (判定:絡繰術) (2D6>=5) > 7[1,6] > 7 > 成功
勢納 斎
2D6>=5 (判定:絡繰術) (2D6>=5) > 8[2,6] > 8 > 成功
神楽坂 千歳
2D6>=8 (判定:手裏剣術) (2D6>=8) > 12[6,6] > 12 > スペシャル(【生命力】1点か変調一つを回復)
神楽坂 千歳
2D6>=8 (判定:手裏剣術) (2D6>=8) > 9[4,5] > 9 > 成功
神楽坂 千歳
2D6>=8 (判定:手裏剣術) (2D6>=8) > 9[3,6] > 9 > 成功
[ 神楽坂 千歳 ] 頑健 : 1 → 2
勢納 斎
傷付きながらも決して諦めず、八千矛に立ち向かう幼馴染を、見ていた。
勢納 斎
勝たなければ何も得られない。弱い者は何も掴めない。
勢納 斎
そう理解しているが──好きな女を嬲られて、いい気分はしない。
勢納 斎
「かごめばかりではなく、私と遊んでくれてもいいじゃないか」
神楽坂 千歳
「万一にも、世界を覆させるわけにはいかない」
神楽坂 千歳
上空から降りた腕が、大砲の銃身を掴んだ。
神楽坂 千歳
銃口を下げられ、明後日へと放たれた。
神楽坂 千歳
神楽坂千歳は無傷のままにそこに立つ。
勢納 斎
「そうでなければ、私が焦がれた意味がない!」
神楽坂 千歳
「今すぐお前に斬りかかりたいくらいだ!」
勢納 斎
「八千矛様の攻撃を受けていないんだ、おねだりもしてみせるさ」
勢納 斎
「まぁ、いい。いずれお前は私の方を見る」
GM
*クライマックスフェイズ ラウンド4 プロット2
神楽坂 千歳
2D6>=5 (判定:骨法術) (2D6>=5) > 6[2,4] > 6 > 成功
神楽坂 千歳
2D6>=5 (判定:瞳術) (2D6>=5) > 7[1,6] > 7 > 成功
GM
【PC4
秘密】
あなたが何故この場に立っているのか、全くの心当たりがないわけではない。むしろ、この場に立っていることで、あなたは確信した。自らの内側に感じる巨大な何かは神器だ。いつからか、あなたは自分の内側に神器が封印されている。儀式『神楽八十神追』において、神器は八千矛によって封印が解かれる定めだ。ならば、あなたの配役は……。
あなたはプライズ『神器』を持つ。
あなたの本当の使命は『神器の封印を解いてもらうこと』だ。
花丸 かごめ
神器の封印は解かれ、もはや自分の内にはない。
花丸 かごめ
代わりにその空洞を満たす衝動がある。
花丸 かごめ
役割を押し付けられて、誰かが死ぬようなのは嫌だと言いながら、
花丸 かごめ
わたしは今、ちとせくんを『八千矛だから』殺そうとしてる!
花丸 かごめ
わたしだけが、あなたの本当の名前を知っているから。
花丸 かごめ
わたしだけが、あなたのために戦えるから。
花丸 かごめ
世界のために、そうあれと死を望まれるあなたのために。
花丸 かごめ
役割を押し付けられて、飲まれてしまったあなたのために。
花丸 かごめ
2D6+3>=9 (判定:伝達術) (2D6+3>=9) > 11[5,6]+3 > 14 > 成功
神楽坂 千歳
余談なく、侮りもなく、あなたに神器を振るうてみせる。
花丸 かごめ
八十神を討つために研ぎ澄まされた刃。
花丸 かごめ
「そーゆーとこあるよね、ちとせくんは!」
GM
*クライマックスフェイズ ラウンド4 プロット1
花丸 かごめ
言葉の通り、相対する彼の構えには一分の隙もない。
花丸 かごめ
何度向かっていっても、毛ほどの傷すらも与えられず。
神楽坂 千歳
そして、それを受けて立つ男の瞳に油断はない。
花丸 かごめ
2D6>=5 (判定:刀術) (2D6>=5) > 9[3,6] > 9 > 成功
神楽坂 千歳
2D6-1>=8 (判定:瞳術) (2D6-1>=8) > 7[2,5]-1 > 6 > 失敗
神楽坂 千歳
2D6-1>=8 (判定:瞳術) (2D6-1>=8) > 5[2,3]-1 > 4 > 失敗
[ 花丸 かごめ ] 妖術 : 1 → 0
GM
*神楽坂 千歳に2点の接近戦、1点の射撃戦ダメージ
花丸 かごめ
RTT ランダム指定特技表(3,3)
> 『忍術』潜伏術
花丸 かごめ
RTT ランダム指定特技表(6,6)
> 『妖術』封術
[ 神楽坂 千歳 ] 頑健 : 2 → 0
[ 神楽坂 千歳 ] 忍術 : 1 → 0
花丸 かごめ
それしかできない。それしか能がない。
花丸 かごめ
その事に自分が一番驚いたように、目を瞬かせる。
神楽坂 千歳
「読めてもどうにもならんってのは、困ったもんだ!」
神楽坂 千歳
血を流しながら、かごめを弾き飛ばす。
神楽坂 千歳
「あと一撃……じゃ、足りねえよなあ」
神楽坂 千歳
「俺にゃあ手も一つしかないんでな!」
神楽坂 千歳
「それで相手できるような奴じゃあ――」
花丸 かごめ
「そうしてくれたら、わたしは助かるけど?」
クライマックスフェイズ ラウンド5
[ 神楽坂 千歳 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
[ 勢納 斎 ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
[ 花丸 かごめ ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
GM
*クライマックスフェイズ ラウンド5 プロット3
勢納 斎
「八千矛殿の素晴らしいお力は拝見させて頂いた訳だが」
勢納 斎
本来抱え大筒は静止した状態で使用するものだが、忍にそれほどの甘えは許されない。
勢納 斎
位置を気取られないように、射線を読まれないように。
勢納 斎
2D6>=5 (判定:絡繰術) (2D6>=5) > 11[5,6] > 11 > 成功
勢納 斎
2D6+1>=5 (判定:絡繰術) (2D6+1>=5) > 9[3,6]+1 > 10 > 成功
神楽坂 千歳
2D6>=8 (判定:手裏剣術) (2D6>=8) > 9[4,5] > 9 > 成功
神楽坂 千歳
2D6>=8 (判定:手裏剣術) (2D6>=8) > 8[4,4] > 8 > 成功
神楽坂 千歳
2D6>=8 (判定:手裏剣術) (2D6>=8) > 7[2,5] > 7 > 失敗
神楽坂 千歳
2D6>=8 (判定:手裏剣術) (2D6>=8) > 9[4,5] > 9 > 成功
花丸 かごめ
その視線に込められた意図は分からない。
花丸 かごめ
あるいは、たまたま目が合っただけなのかもしれない。
花丸 かごめ
わからない。わたしには何も。誰のことも。
勢納 斎
白い巫女服を覆い隠すような、袈裟のような色をした外套が。
神楽坂 千歳
死角からの初弾を、音で読み切って飛び退る。
神楽坂 千歳
圧縮した空気を投げ放ち、その弾を迎え撃つ。
勢納 斎
しかしそのふたつは、三弾目のためのデコイ。
神楽坂 千歳
千歳の意識は確かにデコイの方に向いている。
神楽坂 千歳
姿を見失った斎に対して、がら空きの隙を晒していた。
神楽坂 千歳
それが、直近に来たる斎の顔を目の当たりに。
神楽坂 千歳
不意を撃たれたように目を丸くして――
神楽坂 千歳
斬撃を放つことは不可能なはずだった。
神楽坂 千歳
されど、不可能を可能にするからこその神器。
神楽坂 千歳
その力を意に操るがゆえの『八千矛』。
神楽坂 千歳
青い月の下、有り得べからざる斬撃はかろやかに。
神楽坂 千歳
追撃がたまたま斎の肉を穿たなかったのは、
神楽坂 千歳
爆炎の目眩ましによるものと、抱え持った大砲を強かに打ち据える結果になったから、
勢納 斎
それが分かるからこそ、届かないことが悔しい。
勢納 斎
それが分かるからこそ、まだ挑めることが嬉しい!
神楽坂 千歳
自分に刃を向けるもの、銃口を向けるもの、殺意を向けるもの
神楽坂 千歳
その全てを受け止めて、『神楽八十神追』を遂行し続ける。
GM
*クライマックスフェイズ ラウンド5 プロット2
神楽坂 千歳
2D6>=5 (判定:骨法術) (2D6>=5) > 7[3,4] > 7 > 成功
神楽坂 千歳
2D6>=5 (判定:瞳術) (2D6>=5) > 8[3,5] > 8 > 成功
花丸 かごめ
2D6>=9 (判定:伝達術) (2D6>=9) > 8[2,6] > 8 > 失敗
[ 神楽坂 千歳 ] 器術 : 1 → 0
GM
【PC1
秘密】
数千年、代々繰り返されてきたこの儀式。国守のためのみならず、あなたの代で果たし損ねるわけにはいかない。儀式の手順は熟知している。姫君に祭具『羽喫鳴鏑』を渡し神器『生大刀・生弓矢』の封印を解き、『八十神』を討つ。それだけだ。
あなたはプライズ 祭具『羽喫鳴鏑』を持つ。
プライズ 祭具『羽喫鳴鏑』は感情判定の際に使用を宣言することで、感情判定を判定なしに成功させることができる。そうしたとき、対象の所持する神器の封印を解き、獲得することができる。使用したとき、このプライズは消滅する。
神楽坂 千歳
『神楽八十神追』。50年に一度の国守の儀。
神楽坂 千歳
『八千矛』として、国を造りし武神として、国に仇をなす『八十神を討ち、世界を守ること』。
神楽坂 千歳
そのために修行を積んだ。研鑽を重ねてきた。
神楽坂 千歳
『八千矛』には必要ないものは全て切り捨てた。学校に通うこともなかった。
神楽坂 千歳
『八千矛』として『姫君』から神器を受け取り、『八十神』を打ち倒すこと。
神楽坂 千歳
そうなって初めて、自分はそれ以外を望めるのだと知っていた。
神楽坂 千歳
光栄なことだと。恵まれたことだと、心の底から思っていた。
神楽坂 千歳
世界の命運を賭ける戦いに身を投じる、『選ばれた者』として振る舞えることの、
神楽坂 千歳
これほど素晴らしいことは他にないだろう!
神楽坂 千歳
お膳立ての存在が不満なくらいだった。勝つとわかりきっている、自分に有利な戦いなどつまらない。
神楽坂 千歳
勝てるかどうか分からない相手と、自分の全力をもって相対したいと思っていた。
神楽坂 千歳
自分ではなく、自分が妻に娶った相手の一撃が、自分が倒すはずだった相手を打ち倒した。
神楽坂 千歳
『その一撃をくれてやるのは俺だ』と、どれほど叫びたかったことか!
神楽坂 千歳
それだけの強い人間を、自分は確かに選んだということ。
神楽坂 千歳
一目見てそうだと確信したことが、間違いないと証明されたことだ。
神楽坂 千歳
その上で『八千矛』としてこれを遂行する。
神楽坂 千歳
戦乱の世になど、絶対に沈めてなるものか。
神楽坂 千歳
回想シーン効果にて、接近戦ダメージ1点を追加します。
神楽坂 千歳
RTT ランダム指定特技表(6,8)
> 『妖術』幻術
神楽坂 千歳
RTT ランダム指定特技表(4,7)
> 『謀術』対人術
神楽坂 千歳
RTT ランダム指定特技表(6,6)
> 『妖術』封術
神楽坂 千歳
RTT ランダム指定特技表(4,6)
> 『謀術』詐術
[ 花丸 かごめ ] 体術 : 1 → 0
[ 花丸 かごめ ] 謀術 : 1 → 0
[ 花丸 かごめ ] 戦術 : 1 → 0
花丸 かごめ
奥義を使用します。
不死身/定め/回数制限。指定特技は兵糧術。
神楽坂 千歳
2D6>=8 (判定:召喚術) (2D6>=8) > 8[2,6] > 8 > 成功
神楽坂 千歳
斎から向けられる鮮やかな戦意に背を焦がされながら、
花丸 かごめ
だから、どこに来るかは分かっていた。
花丸 かごめ
再び受けるために、薙刀を構えもした。
神楽坂 千歳
それを知って待ち受けたとて、受け切れるものではない一閃。
神楽坂 千歳
かごめの振るうものと同じ、重い一撃。
神楽坂 千歳
神器の一閃は、ついにその得物をへし折った。
花丸 かごめ
遮るもののなくなった刃が、女の身体を深く裂く。
神楽坂 千歳
そのやわらかな身体を、硬い刃で貫いて、
神楽坂 千歳
それが必要のないことを、知っている。
花丸 かごめ
倒れた拍子に、懐からぽろりと包みが落ちる。
花丸 かごめ
いっぱいいっぱいで、思いつかなかったな……。
花丸 かごめ
血溜まりに投げ出された包みは、赤く染まっていく。
神楽坂 千歳
まつろわぬ女を討ち果たした『八千矛』は、
神楽坂 千歳
斎を振り返り、その背の果ての夜明けの色を認めながら。
勢納 斎
「私がここに来いと言おうとしていたんだがな」
神楽坂 千歳
「こっちが迎え撃つのが筋ってもんだろう?」
勢納 斎
「まぁいいさ、今のお前が八千矛なのは疑いようがない」
神楽坂 千歳
堂々たる立ち姿で、無言にその言葉を肯定する。
勢納 斎
「お前をその場所から引きずり下ろすまで、私の神楽は終われない」
クライマックスフェイズ ラウンド6
[ 神楽坂 千歳 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
[ 勢納 斎 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
GM
*クライマックスフェイズ ラウンド6 プロット2
勢納 斎
■奥義
《本地垂迹摩訶迦羅天》
指定特技 :罠術
エフェクト:クリティカルヒット/断ち/射程低下
効果・演出:ほんじすいじゃくまかきゃらてん/破壊を意味する護法神の加護を得る。
神楽坂 千歳
「間違いなく、お前の在り方に相応しい夢だ」
勢納 斎
世界のために討ち滅ぼされなければならない存在。
勢納 斎
それに自分がならないと、なぜ断言できよう。
勢納 斎
己を正しいと信じて疑わぬ光が、力あるものを討ち滅ぼそうと閃く。
神楽坂 千歳
荒れ狂う舞台の中央に、『八千矛』は立っている。
神楽坂 千歳
■奥義
《神楽八十神追》
指定特技 :怪力
エフェクト:範囲攻撃/くらまし/滅び/射程低下/人数限定
勢納 斎
2D6-2>=8 (判定:飛術) (2D6-2>=8) > 8[3,5]-2 > 6 > 失敗
神楽坂 千歳
2D6>=5 (判定:骨法術) (2D6>=5) > 5[2,3] > 5 > 成功
神楽坂 千歳
2D6>=5 (判定:瞳術) (2D6>=5) > 10[4,6] > 10 > 成功
勢納 斎
2D6>=10 (判定:流言の術) (2D6>=10) > 8[3,5] > 8 > 失敗
神楽坂 千歳
【血断】。生命力コストを1点支払い、ダメージを一点上昇。
[ 神楽坂 千歳 ] 戦術 : 1 → 0
神楽坂 千歳
RTT ランダム指定特技表(2,9)
> 『体術』飛術
神楽坂 千歳
RTT ランダム指定特技表(5,8)
> 『戦術』記憶術
神楽坂 千歳
RTT ランダム指定特技表(4,11)
> 『謀術』流言の術
[ 勢納 斎 ] 体術 : 1 → 0
[ 勢納 斎 ] 謀術 : 1 → 0
[ 勢納 斎 ] 戦術 : 1 → 0
神楽坂 千歳
『八千矛』の膂力で、鞍馬の男の腕で、勢納斎の腕を引き寄せる。
神楽坂 千歳
限界を超えた一撃を繰り返し、反動で節々に血を滲ませながら、
神楽坂 千歳
しかし、一度たりとて勢納斎の攻撃を受けることはなかった。
[ 勢納 斎 ] 謀術 : 0 → 1
勢納 斎
内臓が揺れる。こみ上げる嘔吐感を無理矢理に抑え込む。
勢納 斎
気を、失いそうだ。いや、刹那失っていたのかもしれない。
神楽坂 千歳
傷に血を滴らせながら斎の前に立ちはだかり、
神楽坂 千歳
「抑えてたつもりではあったけどなあ!」
神楽坂 千歳
「あんたみたいないい女を前にして、いい子の役なんかやってらんねえっての!」
勢納 斎
「いい子の役をやってられないのはいいんだが……」
[ 勢納 斎 ] 忍具 : 2 → 1
神楽坂 千歳
「『八千矛』は、今もここに立っている」
神楽坂 千歳
「流石にお前よりは、手傷を負うたけどな」
神楽坂 千歳
兵糧丸を1個使用し、器術を回復します。
[ 神楽坂 千歳 ] 忍具 : 2 → 1
[ 神楽坂 千歳 ] 器術 : 0 → 1
勢納 斎
「お前はもうちょっと自分の体を大事にしたらどうだ」
神楽坂 千歳
「『八千矛』らしくはあるんじゃないのか?」
勢納 斎
「私の思う八千矛は、別にそういうのではない」
勢納 斎
「しかしまぁ、今宵ばかりはお前が八千矛ということでいいよ」
花丸 かごめ
男の身体の上に、庇うように女が覆いかぶさっている。
花丸 かごめ
力の入らない身体で、じたばたと暴れる。
神楽坂 千歳
力の入らない身体を、出来うる限り丁寧に引き剥がす。
勢納 斎
敗者は、勝者に従う。それは覆らない真実であるし、斎にはそれを覆す気がない。
神楽坂 千歳
覆うもののなくなった身体を、見下ろしている。
花丸 かごめ
斎の腕の中でなおももがいているが、逃れることは叶わない。
神楽坂 千歳
投げ放った神器は、明後日の方向に落ちている。
神楽坂 千歳
かごめを選び、『須佐之男』として自分に相対した男。
神楽坂 千歳
一族の悲願を背負い、不利と知られた戦場に赴き、
花丸 かごめ
自身を抱きとめる女ではなく、倒れた男に向けられている。
神楽坂 千歳
『最も力のある者』として、『八千矛』に討たれる宿命を歩んだ男へ。
勢納 斎
八十神だったもの、須佐之男だったもの、アガタだったもの。
神楽坂 千歳
血に濡れて、男の亡骸を見下ろしている。
神楽坂 千歳
地平線の先。昇りゆく太陽へと視線を滑らせる。
花丸 かごめ
そのまま身体を引きずって、男の亡骸の元へ。
神楽坂 千歳
まつろわぬ女の心をも、晴れさせることはないだろう。
神楽坂 千歳
知ってこの道を選び、知ってこのように手を下し、
神楽坂 千歳
神楽坂千歳は、『アガタ』という男に共感を抱く。
神楽坂 千歳
自分のために誂えられた戦場で、自分よりも後のない立場であろうはずなのに、
神楽坂 千歳
自分よりもよほど紳士的に振る舞ったらしい男。
GM
神器『生大刀・生弓矢』は攫われるように姿を眩ます。
GM
朝日の訪いと共に、途端に木々がざわめいて聞こえる。
花丸 かごめ
手のひらに伝わる温度は、あの時知った冷たさよりなおも冷え冷えとして。
勢納 斎
「私はな、50年後にまたこの儀式が行われるのが嫌だ」
GM
鳥や、初秋の虫の、生ける者の鳴き声に満たされる。
勢納 斎
「意外だな、八千矛様までそう思っているとは」
神楽坂 千歳
「そんなつまんねえ儀式、延々繰り返させるわけにはいかないだろ」
勢納 斎
次はきっと、八千矛と、八十神と、それに姫君が一人。
花丸 かごめ
須佐之男でも、八十神でも、アガタでもない、
神楽坂 千歳
対等の条件のうちに勝ち取った勝利の後には、その予定調和はひどくくすむ。
神楽坂 千歳
幼馴染の泣く声が、それを加速させる。
神楽坂 千歳
「儀式の立役者二人が揃っても、容易な道とはいかんだろうがね」
花丸 かごめ
この人の優しさを、手指の冷たさを、笑った目を。
花丸 かごめ
おさななじみ二人の会話も耳に入らず、今は泣きじゃくるばかり。
勢納 斎
「儀式がなければ世界が成り立たないという、その前提条件を壊してやろう」
神楽坂 千歳
「世の平穏を保った後は、世界を壊すと来た!」
勢納 斎
「勢納の一族郎党めちゃくちゃにしてやる」
神楽坂 千歳
血に濡れたままの手のひらを差し出して、
勢納 斎
「言っておくが、あまり嫁になる気はないからな」
勢納 斎
そう言って、こちらも血に濡れた手のひらを差し出して、握り返した。
GM
――やがて、儀式を執り行う忍たちがあなたがたを見つけ、儀式が無事なされたことを知る。
GM
此度も神楽の果てに昇る日は、人のためのものとなった。
GM
八千矛を討たれず、世界は変わらなかった――今はまだ。
GM
決意の果てに昇る日は、誰がためのものになるだろうか。