メインフェイズ第一サイクル

GM
行動順決めましょう!
漆間 るま
わあ~っ
結城 礼央
1D6 (1D6) > 3
漆間 るま
1d6 (1D6) > 5
ドリームキャッチャー
1d6 いくぞっ (1D6) > 4
十余二朋世
1d6 (1D6) > 3
ドリームキャッチャー
るま>ドリキャ>礼央、朋世
GM
完全に忘れてたけど、導入が終わったので関係が生えるわけですね。
GM
誰にとるか教えてください!
結城 礼央
じゃあ朋世さんに期待かな
漆間 るま
礼央→きりっとしてる
で取ります
十余二朋世
るまさんに、バッキバキでとります
GM
はい!シートに記入しておきました!
GM
では改めまして、メインフェイズはじめていきましょう~

メインフェイズ第一サイクル 漆間 るま

漆間 るま
*さっそく狩猟しちゃうぞ ルンルン 魔女追いもするんだ
GM
え~ん。了解です。
漆間 るま
*魔法のイヤリング《地位》
を狙っていくよ~
GM
はい。なんか食べようとしてるのを邪魔したらいいんじゃないかなっ。
漆間 るま
そうします 学校シーン表も活用していくぞ!
漆間 るま
2d6 (2D6) > 4[1,3] > 4
GM
4 屋上の、給水塔。きっとあのひとに、逢える場所。
漆間 るま
魔法少女の習性として、屋上の給水塔から全てを見渡そうと屋上に向かいます。
漆間 るま
なんなら屋上に魔女いそう。
ドリームキャッチャー
います。
漆間 るま
いた~っ!
ドリームキャッチャー
屋上の……なんか高いところに腰掛けています。
ドリームキャッチャー
さっき食べそこねたやつ……食べちゃおっ!
漆間 るま
ゆるさないぞっ!
漆間 るま
というわけでサッと出てきます。なぜなら魔法少女だから。
ドリームキャッチャー
大きな口を開けてイヤリングを放り込もうとしたところで……
漆間 るま
「こらーっ!悪いことはやめなさーい!」
ドリームキャッチャー
むっ!
ドリームキャッチャー
「また来た!」
漆間 るま
魔法少女・ファイヤーがドリームキャッチャーの足元にドン!
ドリームキャッチャー
「きゃっ!」
漆間 るま
あのイヤリング……何かあった人が着けてたやつだ!
ドリームキャッチャー
着けてたやつです。
ドリームキャッチャー
「も~、スカートが焦げちゃうじゃない」
漆間 るま
ドリームキャッチャーの手元を狙って、魔女には優しくないファイヤーが3発ほど撃たれます。
漆間 るま
「人の夢を……食べちゃダメッ」
漆間 るま
*魔女追いを組み合わせて判定~
漆間 るま
2D6+2>=6 (判定:笑う) (2D6+2>=6) > 6[2,4]+2 > 8 > 成功
ドリームキャッチャー
成功!
[ ドリームキャッチャー ] 部位ダメージ : 0 → 1
[ ドリームキャッチャー ] 耐久力 : 13 → 12
[ 漆間 るま ] テンション : 4 → 8
漆間 るま
*魔女追いの対象は……『セーラー服の』邑崎みう!
漆間 るま
2d6 (2D6) > 4[1,3] > 4
GM
えーと みうの耐久ですね。
GM
4点引いて9→5です。
[ 『セーラー服の』邑崎みう ] 耐久力 : 9 → 5
GM
魔法のイヤリングの強度は3から2になりました。
[ ドリームキャッチャー ] 魔法のイヤリング : 3 → 2
漆間 るま
あのイヤリングをなんとかしないと……!という魔法少女第六感で、ドリームキャッチャーの手からイヤリングを離させようとしています。
ドリームキャッチャー
優しくないファイヤーが魔女に襲いかかる!
ドリームキャッチャー
「あつ……っ!」
漆間 るま
「!」
ドリームキャッチャー
耐久力1分のダメージを受けた拍子に、イヤリングを手から取りこぼす。
漆間 るま
たたっと走って……そのイヤリングをキャッチ!できればいいが……!?
ドリームキャッチャー
魔女があついよ~ってなってる間にイヤリングはるまの手元へ!
漆間 るま
キャッチ!
ドリームキャッチャー
「あー!!」
ドリームキャッチャー
「私の! 返しなさーい!」
漆間 るま
「よかった……!」
漆間 るま
「だめっ!これをあなたが食べたら……食べられた人はどうなっちゃうの?!」
ドリームキャッチャー
「え~?」
ドリームキャッチャー
「なんか……倒れたり?」
漆間 るま
「じゃあ……返しません!」
ドリームキャッチャー
「ちょうど今が食べ頃なのに~!」
漆間 るま
「皆の夢は……私達が守るんだから!」
漆間 るま
魔女追いファイヤー!
ドリームキャッチャー
「わーっ!?」
ドリームキャッチャー
なんか魔女に特攻の炎が!
漆間 るま
魔女の周りを囲むようにきらきら炎が走ります。
漆間 るま
そのスキにイヤリングを持って逃げるって寸法よ
ドリームキャッチャー
「わっ、このっ!」
ドリームキャッチャー
きらきら炎から逃げたり消したりしてる間にいなくなられてしまいました。
ドリームキャッチャー
「返しなさ~~い!!」
漆間 るま
ひえ~っ
漆間 るま
1人でその場に居続けるのは危険だから、ヒットアンドアウェイ!
ドリームキャッチャー
まて~っ!

メインフェイズ第一サイクル ドリームキャッチャー 1st

GM
では……るまさんがそうやって魔女からぱたぱたと逃げておられるとですね……
GM
女学院の廊下を走っていたはずが、気がついたら会社になっているんですね。
漆間 るま
「あれっ……」
漆間 るま
一息ついて顔をあげると……見慣れた廊下になっちゃってる!
漆間 るま
イヤリングを持った私を追いかけるのに引き離す理由はないし、飛ばされたんじゃないのかも……ひょっとして、私狙われてる~っ!?
漆間 るま
と、とりあえず皆に位置情報を……
GM
廊下は明るく、人が行き交っています。
漆間 るま
ああっ就業時間中の私用携帯はだめっ……
漆間 るま
眼鏡も掛けないと……子供っぽいって言われちゃうし……
GM
「漆間さん、そんなところでボーっとして~」
GM
すれ違いざまに同僚が声をかけてくる。
漆間 るま
「あっはいっ、ごめんなさいっ」
漆間 るま
はわわ……早く席に……
漆間 るま
ん?
漆間 るま
「えっと……」
なにかおかしいような気がする……
GM
「何? 何か言いたいの?」
GM
まさか口答え? と言わんばかりの口調。
漆間 るま
「いえっすいませんすぐもどりますぅ」
GM
「しっかりしてよね」
漆間 るま
しっかりしないと……
漆間 るま
ぽたぽた小走りに自分の席に戻ります。
GM
かわいくない仕事がたくさん溜まっています。
GM
とても定時までに終わらせることはできそうにありません。
漆間 るま
ふわふわもきらきらもしていない仕事や、ふわふわきらきらしたフリしたかすかすの仕事が……
漆間 るま
どうして事務の私に経理のしごともさせるの……?
漆間 るま
領収書の日付がないよ……?
GM
これもよろしくね、と押しつけられていきます。
漆間 るま
これ、会社の経費で落としちゃだめだよ……
GM
そこをなんとかするのが漆間さんの仕事でしょ?
漆間 るま
かわいくない紙を処理していると紙に水分取られて指も荒れちゃう……
漆間 るま
『漆間ちゃん頼られてるよ^^漆間ちゃんも俺頼ってくれていいんだよ~✋😂』みたいなクソ文章がメッセージアプリに届いてる。
漆間 るま
この上司、くさいからやだ……
漆間 るま
かといって爽やかって言われてる営業のなんとかさんも、なんか逐一こっちチラチラ見て来て、それで同僚になにか言われるのもやだ……
漆間 るま
なんか私はもっと、絵とか描いたり、歌とか歌うきらきらした人がいいの……
漆間 るま
ああっ……どんどん時間が過ぎていく……
GM
実際は、なんか体育会系のやたら馴れ馴れしい同僚が肩に手を置いてきたりします。
漆間 るま
どうして定時をオーバーしてみんな平気な顔をしているのっ……
漆間 るま
なんでお客さんも当然の顔なのっ……
漆間 るま
あはは……と愛想笑い。
漆間 るま
「あのっ日付がぁ」
漆間 るま
『あ~いいよ適当に書いといて』
漆間 るま
だめっ……
漆間 るま
多分よくないっ……私のせいにしないでっ……
漆間 るま
定時なのにどうして……オフィスでだべってるの……
漆間 るま
眼鏡とれちゃった
漆間 るま
スチャ…
漆間 るま
かわいくない、社会……
GM
かわいくない社会に、あなたのかわいいことに使えたはずの時間がどんどん費やされていきます。
漆間 るま
おうちにかえりたい……
漆間 るま
土曜日は朝早く起きて、ぬいぐるみや布団を天日干ししたいの。
漆間 るま
だから金曜日に飲み会を誘わないで……
漆間 るま
疲れちゃうの……
漆間 るま
皆もなんか誰と誰が付き合ってるだの不倫してるだの、かわいくない話……
漆間 るま
みんな疲れた顔してるのに、会社だからニコニコしてるのも、ちっともよくないよ……
GM
こんな会社があると、誰もかわいくなれませんね。
GM
みんなも、るまさんも。
漆間 るま
平成の気風は……人をきらきらさせなくするの!
漆間 るま
魔法少女の力もそうだそうだと言っています。
GM
同僚たちのデスクに積まれたエナドリの空き瓶は、かわいいの対極にあります。
漆間 るま
残業自慢を繰り返す営業の目はきらきらしてるけど、こんなきらきらはダメ!
漆間 るま
会社って……よくないよ!
ドリームキャッチャー
こんな会社は……
漆間 るま
人は好きなことをして生きていける……そうだよね!
ドリームキャッチャー
「なくしちゃったほうが、いいんじゃない?」
漆間 るま
「そうかも……」
漆間 るま
「こんな会社にいたら、みんなきらきらできなくなるよ!」
ドリームキャッチャー
「そうよ!」
ドリームキャッチャー
「あなたが助けてあげないと!」
漆間 るま
「会社がなければ……みんなおうちで家族と過ごせるし、土曜日の朝からみんな起きれるよ!」
漆間 るま
「だから……!」
ドリームキャッチャー
「みんなを苦しめる会社を……あなたが壊してあげちゃおう!」
ドリームキャッチャー
サバトします!
ドリームキャッチャー
るまの幸福『背徳:会社爆破』を破壊します。
[ ドリームキャッチャー ] 血量 : 15 → 9
ドリームキャッチャー
妨害はないようですので、会社爆破は破壊されます。
結城 礼央
ごめんな……
漆間 るま
ああーっ
[ 漆間 るま ] 耐久力 : 7 → 6
[ 漆間 るま ] 部位ダメージ : 0 → 1
ドリームキャッチャー
常駐アビリティの「背徳の輝き」が発動し、魔女の耐久力が上昇。
[ ドリームキャッチャー ] 耐久力 : 12 → 13
漆間 るま
「魔法少女の力は……世界をよくするために使うんだーっ!」
漆間 るま
魔法のステッキを掲げると……
ドリームキャッチャー
「いけいけ~!」
漆間 るま
よくない会社の地面から、世界を優しくするファイヤーがほとばしる!
漆間 るま
大!爆!発!
ドリームキャッチャー
どかーん!!!
漆間 るま
クソ書類が、クソ仕事が、クソ上司が、クソ会社が……
漆間 るま
キラキラと吹っ飛んでいきます。
ドリームキャッチャー
キラ……キラ……
ドリームキャッチャー
「きゃはは!!」
漆間 るま
悪は、滅び……
ドリームキャッチャー
爆煙に混じって、魔女の笑い声。
漆間 るま
あれあれ?
漆間 るま
なんかもしかして、私……
漆間 るま
とんでもないことを……?
漆間 るま
気づくと夜の闇に、会社がきらきらと輝いていました。
漆間 るま
そしてその前に立っている私……
漆間 るま
どっかでわろてる魔女……
ドリームキャッチャー
手も叩いてます。
ドリームキャッチャー
きゃっきゃっ。
漆間 るま
残業した同僚がマンガのように吹っ飛んでマンガのように着地して、ボロボロになった服をして髪をアフロにしながら目をぱちくりとさせています。
漆間 るま
「あわ……」
漆間 るま
「あわわわ……」
漆間 るま
どっどうしよう……
漆間 るま
会社、壊しちゃった……!
GM
みんな何が起こったのか理解できていない様子。
漆間 るま
「わわわーっ!」
小声で叫びながら逃げていきます。魔法少女だってバレちゃう!
GM
みんなそれどころじゃなかったので、るまさんには気づいていません。
GM
やったね!
漆間 るま
「ああっ……」
漆間 るま
走って逃げながら、るまの頭に現実が追いついてきます。
漆間 るま
机の上に飾っていたお気に入りのマスコット……
漆間 るま
買ったばかりのふわふわクッション……
漆間 るま
会社のがクソすぎて自前で持ってきたマウス……
漆間 るま
ごく僅かに存在したいい上司の机の上にある子供の写真……
漆間 るま
ゴミみたいな会社に残ったわずかなきらきらも纏めて吹き飛んでしまったことを……
漆間 るま
そして……
漆間 るま
会社がなくなると……お給料が入らなくなるということを……
漆間 るま
お給料がほしいと、働かなくてはいけないことを……
漆間 るま
再就職、しなきゃいけないことを……
漆間 るま
るまは走りながら次々と思い出していきます。
漆間 るま
現実を……
漆間 るま
「いやっ……いやっ……!」
漆間 るま
震えます。現実の辛さに……
漆間 るま
台東区住まいを変えたくないっ ランクを落としたくないよ……!
漆間 るま
26歳が、現実に追いかけられて逃げていく──
漆間 るま
魔女の笑い声に見送られながら……
GM

メインフェイズ第一サイクル 結城 礼央

結城 礼央
前哨戦。『セーラー服の』邑崎みうを狙う。
『セーラー服の』邑崎みう
狙われちゃう……
結城 礼央
シーン表を振ろうか
結城 礼央
2D6 (2D6) > 5[1,4] > 5
GM
5 ざわめきの通学路。囁きの中に、混じる意図。
結城 礼央
学校の外ではどこぞの会社が爆破されているとも知らず……
GM
どかーんとなっていました。
漆間 るま
おのれ…魔女!
結城 礼央
槍を片手に通学路……まで行くと離れすぎだし、校門のあたりを見回っていますか。
結城 礼央
外に出ると……槍を持っているのが見咎められるので……
『セーラー服の』邑崎みう
では……校門辺りにいる他校の制服の女子です。
結城 礼央
妹からのちょっとしたメルヘンのかかった槍なので、多少はごまかせますが……
結城 礼央
「……おや」
結城 礼央
それを見咎めます。
『セーラー服の』邑崎みう
「え……、わ……っ!」
『セーラー服の』邑崎みう
声をかけられてびくついて、それから槍を見てワッてなりました。
結城 礼央
「君、他校の子だろう?」上から呼びかけます。背が高い。
結城 礼央
「ああ」ちょっと笑って槍を後ろの方に。
『セーラー服の』邑崎みう
はわわ……
結城 礼央
「これはまあ、ウチ特有の部活みたいなものでね」
結城 礼央
「あまり気にしないでくれたまえ」
『セーラー服の』邑崎みう
びくびくおどおどしていましたが……
『セーラー服の』邑崎みう
踵を返して、逃げるように走り出す。
『セーラー服の』邑崎みう
逃げるようにというか、逃げてます。
結城 礼央
「!」
結城 礼央
「待ちたまえ!」
結城 礼央
追い切れるかどうかで振らされるか?
『セーラー服の』邑崎みう
その前に……
『セーラー服の』邑崎みう
「まっ、」
『セーラー服の』邑崎みう
「魔女さん!」
『セーラー服の』邑崎みう
「ドリームキャッチャー!!」
結城 礼央
「!」
『セーラー服の』邑崎みう
走りながら、魔女を呼んで。
『セーラー服の』邑崎みう
「これ!」鞄からイヤリングを取り出して掲げる。
『セーラー服の』邑崎みう
「取られる前に! 持っていって!」
『セーラー服の』邑崎みう
上位吸血コウモリの能力使用。
結城 礼央
「……全く!」
ドリームキャッチャー
1d6 (1D6) > 2
[ ドリームキャッチャー ] 血量 : 9 → 11
ドリームキャッチャー
「みうちゃん、えらいっ!」
ドリームキャッチャー
差し出されたそれを、どこからともなく現れた魔女がキャッチ!
ドリームキャッチャー
そのままパクッ!
ドリームキャッチャー
ちょっと焦げてたところとかが回復しました。
結城 礼央
*手番行動はそのままみう狙いで大丈夫です!
結城 礼央
完璧な王子様振る舞いしすぎるのも考えものだな、と思っています。
結城 礼央
でも不審者にいきなり狼藉するのは純潔騎士の名を汚すからな……。
結城 礼央
それは……良くないからな……困ったことに……。
結城 礼央
立場も……悪くなるし……
結城 礼央
立場が悪くなると……疑われるから……………
結城 礼央
そんな気持ちでみうを追います。
結城 礼央
魔女も止めたいが……このフォロワーを放っておくと間違いなく魔女に力を与え続ける!
ドリームキャッチャー
魔女はまたどっかに行きました。
結城 礼央
仲間に任せる! 今の自分の仕事は……こちら!
『セーラー服の』邑崎みう
フォロワーはひいこらひいこら走っています。
結城 礼央
同年代女性に比べてでかめの足を隠すためのごつめのブーツでダッシュするぜ!
GM
とりあえず……振ってもらうか!
GM
AST ランダム全特技表(2) > 頭部(3) > 感覚器
結城 礼央
5
GM
そうですね +2ついて5
漆間 るま
援護しま~す
GM
では、さらに+1ですね。
結城 礼央
援護をもらい、打撃力と合わせて+1+2
結城 礼央
今の自分の状況を深く考えずに目の前の相手を追います!!!
結城 礼央
2D6+2+1>=7 (判定:考えない) (2D6+2+1>=7) > 8[2,6]+2+1 > 11 > 成功
結城 礼央
ッラァ!!!
GM
成功!
漆間 るま
エイシャオラエイシャー
結城 礼央
深く考えたら負けなんだよ!!! この人生!!!!
GM
では、フォロワー邑崎みうは排除されます。Lv7の吸血コウモリでした。
結城 礼央
女装して女学院に潜入して王子様キャラやってる現実を深く考えられるわけないだろ!!!!!!
漆間 るま
ではみうの前にOLが走ってきます。
『セーラー服の』邑崎みう
そんな事情知らないけどなんかこの人足速いよ~!
漆間 るま
会社を爆破して走って逃げたOLが曲がり角からin!
『セーラー服の』邑崎みう
「わっ!?」
結城 礼央
「おっと」
結城 礼央
少し様子がおかしいな? と思いつつ……
漆間 るま
「きゃっ……」
結城 礼央
驚いたみうのスキに付け入り、その腕を掴みます。
『セーラー服の』邑崎みう
捕まってしまいました。
結城 礼央
なるべく紳士的に腕を引く。
『セーラー服の』邑崎みう
その拍子に肩から下げてたサブバッグが地に落ちます。
『セーラー服の』邑崎みう
中には……例のイヤリングたち。
漆間 るま
二人の様子をぽや……と見ていたけど。
結城 礼央
「おやまあ……」
漆間 るま
「あーっ」
『セーラー服の』邑崎みう
「あっ、えっ……と……」
結城 礼央
「随分と”働き者”なようだね、君」
結城 礼央
「あまり手荒なことはしたくないな」
『セーラー服の』邑崎みう
「どっ、ドリームキャッチャー! 来て!」
『セーラー服の』邑崎みう
「ドリームキャッチャー!!」
『セーラー服の』邑崎みう
魔女に助けを求めますが……
『セーラー服の』邑崎みう
声は夜の街に虚しくひびきます。
結城 礼央
腕を掴み、みうを引き寄せながら
結城 礼央
「魔女なんてそんなものだ」
結城 礼央
「人の弱みに付け込み、利用し」
結城 礼央
「利用価値をしゃぶり尽くしては、飽きてポイ捨て」
『セーラー服の』邑崎みう
「ドリームキャッチャー…………」
結城 礼央
「私は……」
『セーラー服の』邑崎みう
なんど呼んでも、結果は同じ。
結城 礼央
「君のような可憐な子が、これ以上あの魔女にいいようにされるのは」
結城 礼央
「正直、我慢がならないな」
結城 礼央
何言ってんだ?
『セーラー服の』邑崎みう
ドキ……ッ
『セーラー服の』邑崎みう
この人……よく見たらなんかかっこいい……
『セーラー服の』邑崎みう
女の子なのに……
結城 礼央
何言ってんだろうマジで……いや……こういうキャラで通しちゃってるからだけど……
結城 礼央
「夜ももう遅い」
『セーラー服の』邑崎みう
魔女にいいようにされる夢見がちな中学生なので、ドキドキしています。
結城 礼央
「家に帰してやりたいが……君は魔女に狙われる身の上だ」
結城 礼央
「うちで休んでいくといい」
『セーラー服の』邑崎みう
「え……!?」
漆間 るま
わあ~っ高校生なのに紳士的!お姉さんって感じ!とほやほや見ています。
結城 礼央
「ああ、いや」
『セーラー服の』邑崎みう
おうちで……!?
結城 礼央
「深縁女学院の一室でね」肩をすくめて、ウィンク。
『セーラー服の』邑崎みう
「あ…………」
『セーラー服の』邑崎みう
「はい……はい……」
結城 礼央
「期待させてしまってすまない」手を取ります。
『セーラー服の』邑崎みう
はずかしい勘違いしちゃった……
『セーラー服の』邑崎みう
手を取られて、見上げる。
結城 礼央
「君がもっと大人になって」
結城 礼央
「それでも私と”深い縁”で繋がれているようなことがあったら――」
結城 礼央
「その時は改めて、ご招待させてもらうことになるかもしれないけれどね」
『セーラー服の』邑崎みう
「えっ」
『セーラー服の』邑崎みう
それって……それって!?
『セーラー服の』邑崎みう
お話の中の人みたいなセリフにいちいちドキドキさせられています。
『セーラー服の』邑崎みう
このまま特に抵抗することもなく連行できるでしょう。
結城 礼央
それじゃあにこにこと笑いかけつつ、サブバッグを担ぎ上げます。
結城 礼央
「るまさんもありがとう」
結城 礼央
「助かったよ」
漆間 るま
「全然っ、たまたまぶつかっただけだもの」
漆間 るま
みうを収容してから……
漆間 るま
「ふふっ、すご~い!礼央ちゃん王子様って感じだったね!」
結城 礼央
ぐっ・・・・・
結城 礼央
「はは、どうも」
結城 礼央
「どうにもこれが受けが良くてね。いつの間にか染み付いてしまった」
結城 礼央
「喜んでもらえると嬉しくて、つい……ね」
漆間 るま
「凄い自然に言えてすごいな~私も見習いたいぐらい!」
漆間 るま
もてはやしもてはやし……
結城 礼央
「きみにはきみの良さがある」
漆間 るま
「あっ、そういうとこ~!」
結城 礼央
「SNSでの繋がりしかない妹の助けに応えてくれてここにいるのだろう?」
結城 礼央
「とんでもなく輝かしい、君の美点だよ。なかなか真似できない」
漆間 るま
「えへへ……」
漆間 るま
でもさっき会社爆破してきちゃったんだよね……
結城 礼央
それは知りません。
GM
もしテレビをつけたら速報が流れてます。
漆間 るま
テレビがなくてあんしんあんしん
結城 礼央
「一歩ずつ前進してはいるが、魔女まではまだ遠いな」
結城 礼央
「これからも頼りにしているよ」
結城 礼央
「……させてくれるかい?」
漆間 るま
「これ以上被害を増やさないように……一緒にがんばろっ」
漆間 るま
「もちろん!一応最年長なんですもの……お姉さんっぽいことしちゃうよ!」
漆間 るま
相手が男なんて微塵も思ってない親しみ方で話をしています。
結城 礼央
「はは、それは頼もしい」
結城 礼央
罪悪感すげ~~~~~~~~~~~~~っ!!!!
GM

メインフェイズ第一サイクル 十余二 朋世

十余二朋世
2d6 シーン表 (2D6) > 11[5,6] > 11
GM
11 しずかな保健室。窓のほうから別世界みたいな笑い声。
GM
諸々処理忘れてたので今します。
[ 漆間 るま ] テンション : 8 → 11
[ 漆間 るま ] 激情 : 0 → 1
GM
るまさん激情ゲット!
漆間 るま
わ~い
十余二朋世
途中まで一緒にいたるまさんが急にいなくなって、学校をうろうろしていました。
十余二朋世
学校の方まで聞こえるすごい爆発音がありましたが、遠くの方なのできっと関係ないでしょう。
GM
きっと関係ないですね~!
十余二朋世
「みんないなくなっちゃったな……」
十余二朋世
目についた保健室に入ってみる。
十余二朋世
「ここにいたりして……?」
ドリームキャッチャー
「どうかしら?」
ドリームキャッチャー
と、あなたの後ろから声がかかります。
十余二朋世
「でっ」
十余二朋世
「でた~~~!」
十余二朋世
わーーっと保健室に駆け込んで、注射器を構える。
十余二朋世
ぴゅっぴゅ
ドリームキャッチャー
注射器に眉をひそめます。
ドリームキャッチャー
痛そう……絶対痛い……
ドリームキャッチャー
注射器には嫌な思い出しかない……
十余二朋世
「そっ、それ以上近づくと……ぶすりですよ!!」
ドリームキャッチャー
「それはいやかも~」
十余二朋世
「すごく……痛いですよっ!」
ドリームキャッチャー
すごく……!!
十余二朋世
それ以上近づくと……といいながら、にじり寄ります。
十余二朋世
じり……じり……。
ドリームキャッチャー
「そっちが近づいて来てるじゃない!」
ドリームキャッチャー
でもハンターって大体こんな感じだわ!
十余二朋世
「私は……魔女狩人なんです! 魔女が……狩られる側なんですよ!」
ドリームキャッチャー
「ま~っ、なまいきなっ」
十余二朋世
「むむむーっ」
十余二朋世
「質問に答えたら、ちょっと……見逃してやってもいいですよ!」
十余二朋世
「被害に遭った子を元に戻したりはできないの?」
ドリームキャッチャー
「上から目線なのは気に食わないけど……」
ドリームキャッチャー
「さて……どうかしらね?」
ドリームキャッチャー
「どっちだと思う?」
十余二朋世
じり……じり……!
十余二朋世
「元に戻す方法がないと……困る!」
十余二朋世
「倒したらどうにかなる……に賭けるしかなくなる!」
十余二朋世
じり……じり……。
十余二朋世
もう我慢できない。賭けるしかない。
ドリームキャッチャー
「ふ~ん」
ドリームキャッチャー
「まあ、私を倒したら私の魔法はなくなるけど」
ドリームキャッチャー
「つまり! 無理ってことね!」
ドリームキャッチャー
「だって、倒されてあげる気はないもの!」
十余二朋世
「だったら……勝負よ!」
十余二朋世
「絶対にあなたを倒してみんなを助けるんだから!」
ドリームキャッチャー
「やれるものなら!」
十余二朋世
魔女に前哨戦だ!
ドリームキャッチャー
来い!
十余二朋世
ast ランダム全特技表(1) > 社会(3) > 脅す
結城 礼央
*援護!
十余二朋世
興奮剤も使います。
GM
はあい。打撃力はなしですね。
GM
では+3で!
十余二朋世
2D6+3>=8 (判定:黙る) (2D6+3>=8) > 11[5,6]+3 > 14 > 成功
[ 十余二朋世 ] 興奮剤 : 2 → 1
[ 結城 礼央 ] テンション : 5 → 8
GM
高いな~。
GM
うーん。
GM
『ふかふかの』こむぎの犯罪者の能力を使用します。
GM
振り直しをどうぞ。
十余二朋世
2D6+3>=8 (判定:黙る) (2D6+3>=8) > 7[2,5]+3 > 10 > 成功
十余二朋世
よし!!
GM
くそ~。血量が減ります。
十余二朋世
では注射器を……
[ ドリームキャッチャー ] 血量 : 11 → 5
GM
犬は来ませんでした。そのままどうぞ。
十余二朋世
くるりと持ち替え、自分の腕にぶすーーっと刺し、
十余二朋世
興奮剤をキメる!!
ドリームキャッチャー
ウワッ
ドリームキャッチャー
なんか力強い攻撃が来そう……!!
十余二朋世
そして空になった注射器を……ドリームキャッチャーに突き立てる!
十余二朋世
採血だ!
ドリームキャッチャー
逃げる~~!!
結城 礼央
「おっと」
結城 礼央
「そうはさせないよ」
ドリームキャッチャー
「わっ!」
十余二朋世
薬をキメた朋世に怖いものはなく、躊躇いなく懐に飛び込んでいきます。
結城 礼央
いつからかドリキャの背後に現れた礼央が、槍の柄でその機先を制します。
十余二朋世
「ナイスです!!!」
結城 礼央
肩を抑えつけて動きを封じる。
十余二朋世
「とりゃーーー!!」
十余二朋世
600ccの血液を抜き取ります。
結城 礼央
迫力のある攻撃だな……。
ドリームキャッチャー
抜かれた~~!!
ドリームキャッチャー
ああ……私のキラキラの血液が……
ドリームキャッチャー
きら……きら……
結城 礼央
たっぷり600ccが抜かれるまでドリキャを抑え込んでいます。
結城 礼央
魔女の血は……………邪悪!!!!!
結城 礼央
あっていいことひとつもない 本当に困る!!
ドリームキャッチャー
多分そういう筋では高値で売れます。
十余二朋世
売ってます。
十余二朋世
いいバイト代になるんだこれが
ドリームキャッチャー
「え~ん」
ドリームキャッチャー
力が抜ける……
結城 礼央
たっぷり血が抜かれたら、ドリキャの背中を槍の柄で殴りつけて突き放します。
十余二朋世
「わかりましたかっ!」
結城 礼央
穂先を魔女に突きつける。
十余二朋世
「魔女は狩られる方なんですっ! あなたを倒して、みんなを助けるんですっ!」
ドリームキャッチャー
「むうう~~~~~っ!」
ドリームキャッチャー
突き放されてたたらを踏んで。
ドリームキャッチャー
「おきれいな顔しちゃって……!!」
ドリームキャッチャー
「あなただって、”よくない夢”を持ってるでしょう!!」
十余二朋世
「ちょわーーーーー!」
結城 礼央
「?」
十余二朋世
「ちょわっ、ちょわーー!!」
十余二朋世
大声で誤魔化してます。
ドリームキャッチャー
ごまかしても無駄よ……!
ドリームキャッチャー
これから……手番だから……!!

メインフェイズ第一サイクル ドリームキャッチャー 2nd

ドリームキャッチャー
では、朋世さんは魔女を追い詰めて廊下側に出てきていたはずなのですが。
ドリームキャッチャー
気がついたら、保健室の中に戻っています。
十余二朋世
「?」
十余二朋世
「ちょ……ちょわ?」
ドリームキャッチャー
魔女はいません。
十余二朋世
「……」
ドリームキャッチャー
先輩と二人きりです。
十余二朋世
冷や汗。
十余二朋世
「せ、先輩……」
結城 礼央
「消えた……?」
結城 礼央
槍を手に、周囲を警戒しています。
ドリームキャッチャー
静かな保健室。他には誰もいません。
十余二朋世
「さっきは援護、ありがとうございました~、あはは……」
結城 礼央
「ああ」
結城 礼央
「こちらこそだ、十余二くん。いい働きぶりだった」
ドリームキャッチャー
誰も、見ている人はいません。朋世さんがこれから何をしても。
十余二朋世
誰も見てない。
結城 礼央
「熟練の魔女狩人というのは噂通りだったようだな」
十余二朋世
「あははは、なんかすごく魔女と波長があっちゃうんですよね~」
十余二朋世
これは、なんか、ヤバい。
結城 礼央
「多くの魔女と戦っているということは、同時に多くの人を救っていることになる」
結城 礼央
「大変だとは思うが……私は君を称賛するよ」
十余二朋世
「ありがとうございます」
ドリームキャッチャー
身体に、熱があります。魔女を相手にした昂りとも、興奮剤の効果とも別に。
十余二朋世
「先輩にそういってもらえると、とても嬉しいです」
結城 礼央
「はは。それは光栄の限りだ」
十余二朋世
保健室。消毒液の白々しい臭い。ベッド、シーツの白さ。
結城 礼央
「そう思ってもらえるような自分であるよう、私も努めなければね」
ドリームキャッチャー
それは知らない感覚のはずなのに、どこか知っているような。
十余二朋世
「でも、先輩……」
ドリームキャッチャー
あなたがずっと、焦がれていたもの。
結城 礼央
それとはまた違う、純白のホワイトケープ。
十余二朋世
「魔女と戦う狩人は、背徳を持っているんです」
十余二朋世
「先輩にも、そういう気持ちが……あったりするんですか?」
結城 礼央
うーん、と、考え込む。
結城 礼央
「……どう言ったものかな」
結城 礼央
「君たちほどではないが――それなりに魔女と戦ってきている以上」
結城 礼央
「ない、と断言することは、できないな……」
結城 礼央
恥ずかしい話だ、と肩を竦めて笑った。
十余二朋世
「そう、ですよね……」
十余二朋世
「先輩……」
十余二朋世
近づく。
十余二朋世
距離が近い。
ドリームキャッチャー
ずっと憧れてきた人と、
十余二朋世
少し手を伸ばせば触れてしまう距離で、あなたを見上げている。
結城 礼央
「?」
結城 礼央
「十余二くん?」
十余二朋世
「先輩って本当にかっこいいですよね」
結城 礼央
見下ろす。案ずるような視線。
結城 礼央
「え」
ドリームキャッチャー
人知れず、あなたの持つ背徳の対象としてきた人と、二人きり。
結城 礼央
「いや、まあ」
結城 礼央
「よく言われるよ。ありがたいことに」
十余二朋世
「実際、どうですか? 色んな子に告白とかされちゃったりしてるんじゃないですか?」
結城 礼央
「まあ…………」
結城 礼央
されて……………
結城 礼央
いるので…………………
結城 礼央
罪悪感がすごいですね……………………
十余二朋世
「色々噂があるんですよ。色んな子に手を出してたり、とか……それとも逆に、既に婚約者がいて、だからみんな断っているんだ……とか」
結城 礼央
「はは」
結城 礼央
「皆、噂好きで困ったものだ」
十余二朋世
そもそも先輩の妹ちゃんがすごい噂好きだけどね……!!!
結城 礼央
噂話の魔法少女!!
結城 礼央
実際、妹経由でそういう噂が流れているのを聞くことはある。
結城 礼央
まずそうな噂は積極的にかき消してもらうこともある。
結城 礼央
ので、残っているのは比較的無難な噂なのだが……。
結城 麻央
がんばっています!
結城 礼央
「所詮は噂だよ」
十余二朋世
「先輩、ちょっと一休みしませんか」
十余二朋世
「私、なんかぼーっとしちゃって」
結城 礼央
「? ……ああ」
結城 礼央
「大丈夫か?」
結城 礼央
「魔女に何か……」
十余二朋世
ベッドに座る。
結城 礼央
その傍らに立ち、案ずるように朋世を見下ろしています。
十余二朋世
先輩も、と裾を引っ張る。
結城 礼央
一瞬、迷ったような気配を見せるが……
結城 礼央
困ったような笑みを浮かべて、従います。
結城 礼央
腰を下ろす。
結城 礼央
「どうしたんだい、急に」
十余二朋世
「実際のところは……」
十余二朋世
「噂なんてどうだっていいんです」
結城 礼央
「…………」
十余二朋世
「だって私が先輩に向けているのは、別に」
十余二朋世
「恋心じゃないんですからね」
結城 礼央
「おや」
十余二朋世
ベッドに押し倒す。
結城 礼央
「それはありがたいような、少しだけ残念なような……」
結城 礼央
「って」
結城 礼央
押し倒されます。
結城 礼央
「と」
結城 礼央
「十余二くん!?」肩に手をかけます。制止!!
十余二朋世
女子のそれとは思えない腕力であなたを押し倒す。
結城 礼央
全力でそれを抗おうとも、叶わない。
十余二朋世
十余二の使う薬物は毒殺用の薬だけではなく、短時間の身体能力向上の薬を使い分ける。
十余二朋世
先ほど魔女を倒すために処方した薬の効果が、まだ残っている。
結城 礼央
「……っと」
結城 礼央
「十余二くん!!」
結城 礼央
足をばたつかせる。
結城 礼央
「冷静になりたまえ」
結城 礼央
「君、魔女に何か――」
結城 礼央
いや
結城 礼央
待って
結城 礼央
結城 礼央
これ
結城 礼央
ヤバくない?
十余二朋世
注射器を取り出し、
十余二朋世
あなたに打ち込む。
結城 礼央
「…………っ!!」
結城 礼央
制止する暇もない。
十余二朋世
今し方魔女から採ったばかりの、新鮮な血液。
結城 礼央
太い針に皮膚を、肉を突き破られる痛み。
十余二朋世
それは血とは思えない、不思議な輝きを帯びた液体。
結城 礼央
「ぁ――」
結城 礼央
ばたつく足から、力が、抜けて
結城 礼央
無骨なブーツを履いた脚が、だらりとベッドに投げ出される。
ドリームキャッチャー
夢を叶える魔女の、魔力の源が注がれる。
十余二朋世
採ったすべてを注射するわけではない。
十余二朋世
何故なら、自分の背徳は――
結城 礼央
ベッドに横たわった身体が小さく痙攣している。
ドリームキャッチャー
じゃあ……破壊しますね……
ドリームキャッチャー
輸血パック使用してサバト。
[ ドリームキャッチャー ] 血量 : 5 → 7
[ ドリームキャッチャー ] 血量 : 7 → 1
ドリームキャッチャー
十余二朋世の幸福『背徳:ぐちゃぐちゃにエグいふたなりレズセが好き過ぎる』を破壊します。
ドリームキャッチャー
妨害はありますか?
結城 礼央
…………………。
漆間 るま
はわわ…
十余二朋世
「やっぱり、高潔で気高い純潔騎士様が……薬の力でめちゃめちゃエッチになったら、嬉しいじゃないですか」
結城 礼央
「と」
結城 礼央
「よ、ふた、く…………?」
十余二朋世
「やっぱり……心とは裏腹に快楽でめちゃめちゃよがってくれると……うれしいじゃないですか」
結城 礼央
脳に霞みのかかる気配がある。思考が回らなくなっていく。
十余二朋世
「それで……」
結城 礼央
背中を滑り落ちる、危機感というほかない感覚。
結城 礼央
まずい、と思う。けれど身体は動かない。
十余二朋世
注射器を自分の腕に刺す。
結城 礼央
頼もしい、頼もしかったはずの後輩の声を聞いている。
十余二朋世
自分でしていることの意味をよくわかっている。
結城 礼央
少しずつ、息が上気していくのがわかる。
十余二朋世
よくわかっているから背徳なんだ。これはいけないことで、酷いことで、最低で、最悪なことで……。
十余二朋世
多分どちらかというと、私はそれに不快感を、背徳感を覚えたからこそ、それが気持ちいいことだと思ったんだと思う。
結城 礼央
あなたの憧れ、あなたの見上げてきた純潔騎士は、純白のケープを纏ったままに。
結城 礼央
ベッドに横たわり、朦朧とした瞳であなたを見上げている。
十余二朋世
十余二のスカートが、不自然に持ち上がっている。
結城 礼央
「……え?」
結城 礼央
あ?
十余二朋世
手で持ち上げているわけではない。十余二の細腕に近い何かがそこにある。
結城 礼央
一瞬で脳が醒めたような錯覚を覚えて、
十余二朋世
「先輩がいけないんですよ……」
結城 礼央
けれど身体も思考も変わらず鈍重なまま、
結城 礼央
ぼんやりと朋世の姿を見上げている。
十余二朋世
「そんな純白のケープとか着て……」
結城 礼央
「な」
十余二朋世
「えっちすぎると思いませんか……????」
結城 礼央
「え?」
結城 礼央
「いや」
結城 礼央
「これは、純潔騎士の」
結城 礼央
「私、だけ、では」
結城 礼央
取り繕うように言葉を重ねながら、
十余二朋世
返答を意に介さず、先輩のスカートをめくる。
結城 礼央
「っ」
結城 礼央
「待て!!」
結城 礼央
慌てて手を伸ばそうとして、
結城 礼央
叶わない。
結城 礼央
朋世にめくられたスカート。
結城 礼央
その下に、
十余二朋世
「え」
結城 礼央
そこにあるはずのないもの。
十余二朋世
「……?」
結城 礼央
丈の短いスパッツを押し上げる、
結城 礼央
今は朋世の股間に鎮座するものと同じパーツが。
結城 礼央
「…………」
十余二朋世
私の背徳ではない。ないよね? うんうん、ないない。
結城 礼央
「……………………」
結城 礼央
顔を覆っている。
十余二朋世
両方そうっていうのもアリだけどね!?
結城 礼央
両腕で。
結城 礼央
震えています。
十余二朋世
「えっと……、一応うかがいますけど」
十余二朋世
「これはなんですか?」
結城 礼央
びく、と肩をこわばらせる。
結城 礼央
沈黙。
十余二朋世
「趣味?」
結城 礼央
ゆるゆると首を振る。
十余二朋世
「そうですよね、ちょっとそういう趣味を隠してました、って感じだと……」
十余二朋世
「私の一番ストライクな趣味とは離れちゃうんで……ありがとうございます」
結城 礼央
「……さ」
結城 礼央
「っき、から」ひどく震える声。
結城 礼央
女性と男性の境目にある、ハスキーな低音ボイスが、女学生たちには人気だった。
結城 礼央
「何の、話……」
結城 礼央
「ど」
結城 礼央
「どうし、て」
結城 礼央
「十余二、くん」
十余二朋世
「ぐちゃぐちゃにエグいふたなりレズセが好き過ぎる」
十余二朋世
「そういうことです」
結城 礼央
「は?」
十余二朋世
「ぐちゃぐちゃにエグいふたなりレズセが好き過ぎる」
結城 礼央
「…………」
十余二朋世
「だから、ちょっと困るな……」
結城 礼央
「こま」
結城 礼央
「困る、って」
十余二朋世
「私はなんかありえんくらいの精液でもうこれは妊娠確定っしょ、みたいなのが好きなんで……」
結城 礼央
「…………」
結城 礼央
怯えに身を引き攣らせている。
十余二朋世
「後ろ使うにしたって2穴がいいな……」
結城 礼央
こうして見れば、スカートから伸びた脚も
結城 礼央
女性にしては節くれ立ったそれを、厚手のタイツで覆い隠しているのが分かる。
十余二朋世
「だから……先輩、女の子ってことにしましょう」
結城 礼央
「は」
結城 礼央
「え」
十余二朋世
「ね? 私もここで見たことは忘れますからね」
結城 礼央
「…………」
結城 礼央
それは。
結城 礼央
願ったり叶ったりな、ことでは、あるが
結城 礼央
あるのか?
結城 礼央
あっていいのか?
十余二朋世
「女の子っていうか……メスですね」
結城 礼央
つまりは……どういうことだ!?
結城 礼央
「へあ?」
ドリームキャッチャー
そうしちゃいましょう。
ドリームキャッチャー
それを叶える力が、今あなたの手にあるわ。
結城 礼央
ベッドに手をついて、かろうじて上体を起こしている。
十余二朋世
「残りの魔女の血も、使っちゃいましょうね」
結城 礼央
怯えと混乱に満たされた、
結城 礼央
男の顔。
十余二朋世
「ほら、お注射ですよ~」
結城 礼央
「ま」
結城 礼央
「って」
結城 礼央
「い」
結城 礼央
「嫌だ」
結城 礼央
「いったい、何」
十余二朋世
今度は、礼央の下腹部に刺す。
結城 礼央
「う」
結城 礼央
「あ、っ」
十余二朋世
「女の子になりましょうね」
結城 礼央
止められない。
十余二朋世
「あ、あ~」
十余二朋世
「じゃああれだ、処女ですね」
ドリームキャッチャー
魔女の力が、礼央の身体を作り変えていく。
ドリームキャッチャー
朋世の望んだ通りに。
結城 礼央
「や」
結城 礼央
「やめ、ろ」
十余二朋世
「うわ、すごい、まさか初めてまでもらっちゃえるとは思えなかったな」
結城 礼央
「やめてくれ……っ」
結城 礼央
懇願。
結城 礼央
意味のない、無力な、ただあなたに縋るだけの声。
結城 礼央
「いやだ、女」
結城 礼央
「女に」
十余二朋世
「なくなっちゃいましたね~」
結城 礼央
「なる、なんて」
十余二朋世
「どっちにしたって邪魔だったんじゃないですか?」
結城 礼央
「――――ぁ」
結城 礼央
「う」
結城 礼央
それは
十余二朋世
「使わないちんちんならなくなったって別に構わないじゃないですか」
十余二朋世
「ね」
結城 礼央
確かに、そうでは
結城 礼央
深縁女学院に潜入して、一年。
結城 礼央
ずっとこれを隠してきた。
十余二朋世
「それにすぐ忘れちゃいますよ」
結城 礼央
これを隠して、男であることを隠して、王子様ぶって少女に媚を売って、
結城 礼央
その裏で、ずっとこの真実が露見するのを恐れてきて。
結城 礼央
それが。
十余二朋世
「そんなのが些細なことだったみたいな目に、先輩はこれからあうんです」
結城 礼央
もう、それを恐れる必要は
結城 礼央
なくなる
結城 礼央
の、だけれど
結城 礼央
「……と」
結城 礼央
「よふた、くん」
十余二朋世
「ちゃんと気持ちよく、してあげますからね――」
結城 礼央
名を呼ぶことに、もはや意味はない。
結城 礼央
「……っ」
十余二朋世
ゆっくりとあなたに覆い被さる――
十余二朋世
――それから、どれだけの時間が過ぎたか。
十余二朋世
少なくとも、魔女に時間をねじ曲げられてなければ、ありえないほどの時間。
十余二朋世
すべてが終わったあとは、保健室の何もかもが汚れているようだった。
十余二朋世
ベッドはぐったりと濡れている。
結城 礼央
濡れたベッドに突っ伏している。
十余二朋世
「……」
結城 礼央
白い肌に汗を浮かべて、荒い呼吸に背を震わせている。
十余二朋世
すでに、十余二からも興奮は失われている。
結城 礼央
時折なにかの余韻に襲われたように、びくりと肩が震えて、熱っぽい息を吐く。
十余二朋世
弱々しく震えている先輩を見て、言える言葉が思いつかない。
結城 礼央
「……ぅ」
十余二朋世
何も言えない。
結城 礼央
うう、と、呻き声をあげながら
結城 礼央
上体を起こして、
結城 礼央
自分の胸にぶら下がる、一対の脂肪の塊を改めて認めた。
十余二朋世
ただ、ありえないほどの幸福だった。
結城 礼央
慌てたようにシーツを掴んでそれを隠して、
結城 礼央
俯く。
十余二朋世
ありえないほどの絶望が、今はここにある。
十余二朋世
目の前と、自分の下半身にぶらさがっている。
結城 礼央
背を丸めている。
十余二朋世
「……終わった」
十余二朋世
人生終わった。
結城 礼央
ちらと朋世を見る。
結城 礼央
「…………」
十余二朋世
「……もう終わりです」
結城 礼央
「と」
結城 礼央
「十余二くん……」
十余二朋世
でもやっぱり最高だったな……。
十余二朋世
ちょっと振り返るだけですこしスカートがもちあがりそう。
結城 礼央
「…………」
結城 礼央
「……十余二くん」
十余二朋世
「……はい」
結城 礼央
再び、名を呼ぶ。今度は明確に意図を持って。
結城 礼央
「その……いい加減、察していると思うし、これは今更なのだが」
十余二朋世
「はい」
結城 礼央
保健室のタオルとか探してます。洗面器に水を張って浸している。
結城 礼央
「私……いや」
十余二朋世
ぼーっとしてるわけにはいかないので、十余二も手伝います。
結城 礼央
「俺は、男である事実を隠して、この学院に潜入していた者だ」
十余二朋世
「はい」
結城 礼央
かなり抵抗あるけど効率を考えると手伝ってもらったほうがいいな……。
結城 礼央
「理由は……麻央絡みと思えば、多少納得してもらえるとは思うが」
結城 礼央
「あ」
十余二朋世
ぐっちゃぐちゃにしたあとで体力も消耗してるでしょうからね……。
結城 礼央
「麻央は元から女だ。今私が言っても信憑性はないかもしれないが……」
十余二朋世
「はい。一緒にプールとか行ったのでわかります……」
結城 礼央
「そうか……」
結城 礼央
「……それで」
結城 礼央
身体の奥、もとはなかった場所から溢れるものの感触に、一瞬息を詰める気配がある。
結城 礼央
「……だから、君たちが思うような」
結城 礼央
「憧れられる存在であるところの結城礼央というのは」
結城 礼央
「偽りの姿なわけだ」
十余二朋世
「……先輩は、私がこんなに酷いことをしたのに、まともに会話してくれるんですね」
十余二朋世
「偽りであるからこそ、本物になりすぎちゃったんだと思いますよ、先輩」
結城 礼央
「…………」
結城 礼央
「そういう面もあるかもしれない、が」
結城 礼央
「だが」
結城 礼央
「酷いことをしてきた」
結城 礼央
「女学院の中に男が混ざっているなど、誰も想像していないだろう……」
結城 礼央
この喋り方も、
十余二朋世
「そうですね……」
結城 礼央
正直抜けてないな、と思う。バレたからって全部を捨てられるわけではないようだ。
結城 礼央
滑稽なことに。
結城 礼央
「俺のしてきたことは薄汚い背信の積み重ねだ。少女たちの安穏を辱める行為をずっと続けてきたようなものだ」
結城 礼央
「……だから」
結城 礼央
「あまり、君を責める気にはなれないな」
結城 礼央
内腿を汚す白濁をぼんやりと眺めながら、吐息とともにそのように漏らす。
十余二朋世
「真面目ですね……」
結城 礼央
「むしろ」
十余二朋世
「だからこそぐちゃぐちゃにされてほしいな、って思われちゃうんですよ」
結城 礼央
「………………」
結城 礼央
そうかも……
結城 礼央
そうなのか?
結城 礼央
いや……
結城 礼央
それは違くないか?
結城 礼央
「……いや、むしろ」
結城 礼央
それはそれとして。
十余二朋世
はい。
結城 礼央
「恥知らずの上塗りになるかもしれない」
結城 礼央
「私はこれから、本当に恥ずかしいことを君に言うぞ」
結城 礼央
あ~~私に戻ってる ああ~~ まあもう仕方ねえけど……
結城 礼央
モードが入ったら戻らねえ~~~
十余二朋世
「……」
十余二朋世
「ききます」
結城 礼央
「この件は不問とする。君のそれに関しても……私に協力できることがあるなら、させてもらおう」
結城 礼央
「だから」
結城 礼央
「私が男である事実も、君の胸に秘めておいてくれ」
十余二朋世
「……はい。ありがとうございます」
十余二朋世
この言葉は真実ではない。
十余二朋世
もちろん、誰かに言いふらすつもりなどはない。
十余二朋世
ただ、もう、十余二にとってあなたは女で……。
十余二朋世
やっぱりあなたが男だとかっていうのは、もう、都合が悪いからないないされた設定なんですよ。
十余二朋世
私にとっては。
十余二朋世
「先輩はこれからも、かっこよくて麗しい純潔騎士様です」
十余二朋世
その実態は、めちゃめちゃふたなりレイプされた、もう純潔でもないメスですけれども。
[ 十余二朋世 ] 耐久力 : 7 → 6
[ 十余二朋世 ] 部位ダメージ : 0 → 1

メインフェイズ第一サイクル ドリームキャッチャー 3rd

GM
完全に忘れていましたが、幸福破壊の成功によってるまさんと朋世さんから魔女に関係が生えているんですね。
GM
内容はどうされますか?
漆間 るま
だめだよ でおねがいします
GM
咎められた……
十余二朋世
魔女のせい にします
ドリームキャッチャー
私がやりました!
GM
さて どうしようかな~
GM
まあ行動は決まっているのですが……
GM
では、保健室で大変なことがあったあなたたちですが。
GM
それでも狩りは続けないといけないんですね。
結城 礼央
厳しい現実
十余二朋世
狩人って大変ですね。
漆間 るま
まさか仲間2人がファックしてるなんておもってもいないよ
GM
それぞれ身体に生えたものとか……なくなったものとか……そういうのをなんとかしつつ……
結城 礼央
なんとかしています……
十余二朋世
体育着を中に履いて、はみでないようにしています。
GM
大変ですね。
結城 礼央
もともとブラはつけてたから……嫌だったけど……
十余二朋世
ふとももに生温かいものがあたるなって思ってます。
GM
変わった身体に違和感を抱きつつも、狩りを続けるために保健室を出ようとした辺りで、
GM
礼央さんのスマホに着信があります。
結城 礼央
なんだ? 画面を確認します。
結城 麻央
麻央からの着信です。
結城 礼央
そうだろうなとは……思ったがっ……
結城 礼央
出ます。「麻央?」
結城 礼央
今更ながら、あんまり声は変わってないな、と思いました。
結城 麻央
「に……っ」
結城 麻央
「……姉さん!!」
結城 麻央
「あの!」
結城 麻央
「動画!!」
結城 礼央
「?」
結城 麻央
「今送ってきたの!!」
結城 麻央
「どうしたの!?」
結城 礼央
「あ」
結城 礼央
「え?」
結城 礼央
「何の話……」
十余二朋世
「えっ、えっ、どうしたんですか?」
結城 礼央
通話はそのままにしつつ……
結城 麻央
「えっ」
結城 麻央
「だって……」
結城 麻央
「姉さんから……」
結城 礼央
メッセージアプリのログとかを確認します。
GM
麻央との履歴に、たしかに動画を送ったログがあります。
GM
サムネですが……
結城 礼央
嫌だっ…………
GM
保健室のベッドの上に寝かされている礼央さんですね。
結城 礼央
「……………………」
十余二朋世
「どんな動画なんですか???」
十余二朋世
「どうしたんですか??」
結城 礼央
「興味を持たない!」ぴしゃっと叱ります。もう威厳もクソもないよ。
十余二朋世
「そんな……!」
GM
まだ”コト”が起こる前の、スカートがちょっとめくられてるだけの状態。
結城 礼央
音声は消して動画を見ます……嫌だっ…………
結城 礼央
本当に嫌だっ……!
結城 礼央
しつつ……
結城 礼央
「麻央、これは魔女が勝手に送ったもので……」
GM
誰かが覆いかぶさっているのですが、それが誰かは巧妙に見えない角度になっています。
GM
礼央さんの顔はばっちりです。
十余二朋世
よかった~
結城 礼央
よかったね! よくないな!!
結城 礼央
「なんというか……そういう、捏造だから……」
結城 麻央
「ば、バレちゃったんじゃ……」
結城 礼央
汗を拭き清めたばかりの背中にまた嫌な汗が伝っている自覚がある。
結城 礼央
「それは」
結城 麻央
性別がバレたことを心配しています。
結城 麻央
動画は短く、すぐ終わります。
結城 礼央
「……まあ、なんとかなったというか……」なってるのか?
結城 麻央
その後何が起こったかまではまだ知らないようです。
結城 礼央
「とにかく、麻央が心配することは何もないから」
結城 麻央
「ほ、ほんとに……?」
結城 礼央
「詳しいことは後で説明するが……」
結城 礼央
「今はとりあえずは……」
結城 礼央
「それより、変な噂とかは流れていないんだよな?」
結城 礼央
話を逸らしに行きます。普通に心配だし。
十余二朋世
信じて送り出したお姉さんがふたなりの後輩にぐちゃぐちゃにレイプされてメスになる動画……。
結城 麻央
「うん……噂?」
結城 麻央
「噂は、特に……SNSにも……」
結城 礼央
「そ、うか……」胸を撫で下ろします。
結城 礼央
胸があるんだが?
結城 麻央
それは知らない……
結城 礼央
教えていません。
結城 礼央
口頭で説明するわけにもいかないし!
GM
とか通話している間にですね。
GM
なんか勝手に次の動画がアップロードされてる気配があるんですね。
結城 礼央
おい!!!!
GM
送信中になってます。
結城 礼央
「ちょっ」
結城 礼央
慌てて送信を止めようとしますが!
GM
止まりますが、次の動画が送信中になります。
結城 礼央
いたちごっこか!?
十余二朋世
でも先輩かわいかったですよ
結城 礼央
そういう問題じゃない!
GM
しかもなんか、相手が妹だけじゃなくて……
結城 礼央
おい!!!!
GM
純潔騎士団の仲間とか……
結城 礼央
やめろやめろ!!
GM
相手に届いてしまったら、これまで礼央さんが築いてきた王子様のイメージは……
GM
いえ、それどころか。
GM
学院にいつづけることも叶わなくなるでしょう。
結城 礼央
王子様のイメージはもうこの際いいけど……よくはないな!!!
十余二朋世
おのれ魔女!
GM
このまま手をこまねいていれば。
結城 礼央
とりあえず今は片っ端から手動で止めていますが……
GM
動画のアップロードが遅いのでなんとかなっていますが……
GM
それも時間の問題でしょう。
結城 礼央
アプリを落とす? 知らないうちに勝手に送られているのが、それでなんとかなるか?
GM
そのまま勝手に送られ続ける可能性もありますね。
結城 礼央
その可能性が非常に高い。
結城 礼央
だからっていつまでもこのいたちごっこを続けるわけにはいかず……
GM
どうしようもないのです。魔女によるものですから。
結城 礼央
だがしかしこれを看過したら俺の地位が完全破壊ッ……!
GM
あなたの尊厳はちょっと大変なことになるかもしれませんが……学院を離れればそれも関係ないことでしょう。
十余二朋世
ようこそさんくちゅあり
結城 礼央
嫌だっ……!
結城 礼央
嫌じゃないけど……!
結城 礼央
いや……嫌なのか!?
結城 礼央
だんだん何もわからなくなってきます。
結城 礼央
そもそもなんのために学院に潜入してたんだっけ?
漆間 るま
正気を保って
結城 礼央
麻央の背徳に付け込んで、家をふっとばした魔女を探すためで……
結城 礼央
それで……そのためにこうして……女装して……
結城 礼央
いつの間にかよくわからん王子様まで作り上げて……
GM
学院を追い出されれば、もう王子様のフリをする必要もないし、女の子たちに罪悪感を抱きながら暮らす必要もありません。
結城 礼央
ずっと期待に応える人生を送ってきた。
結城 礼央
家の期待。親の期待。
それらが吹っ飛んだ後には妹の期待。
結城 礼央
少女たちの期待。
結城 礼央
求められる偶像、完璧を演じ続けて、
結城 礼央
その果てに今はこの……
GM
周囲の人と、あなた自身が築き上げてきた”結城礼央”。
結城 礼央
なんだ? この状態?
十余二朋世
「先輩、手が……止まってますよ……」
結城 礼央
女のふりをして女学院に潜入した男だったのが、今は女で……
結城 礼央
太腿を密かにすり合わす。喪われたものをあらためる。
GM
いつまで期待に応え続けるのでしょう。いつまで演じ続けるのでしょう。
GM
これから一生?
結城 礼央
期待に応え続けた末に、男としての自分すら見失った。
結城 礼央
今は傍らに立つ愛らしい後輩に、いいように啼かされた事実がある。
結城 礼央
他に誰の目もない場所で、浅ましく、誰より無様に。
結城 礼央
今。
結城 礼央
送られているのは、きっとその時の映像だ。
結城 礼央
誰にも見せられない。誰にも見せてはならない。
結城 礼央
今まで作り上げてきた”結城礼央”の偶像を守るためには。
結城 礼央
けれど、
結城 礼央
……けれど、それが、もう、壊れてしまえば。
結城 礼央
自分は、
結城 礼央
もう。
十余二朋世
「先輩、先輩……?」
ドリームキャッチャー
壊しちゃって、いいんじゃないかしら?
ドリームキャッチャー
礼央の幸福『背徳:完璧主義』を破壊します。
結城 礼央
助けて!!!!!!!
漆間 るま
チリンチリーン 妨害でーす
ドリームキャッチャー
は~い。じゃあ特技出します
ドリームキャッチャー
AST ランダム全特技表(6) > 環境(4) > 隠れる
結城 礼央
隣!!!!
ドリームキャッチャー
おっ 近いねえ
結城 礼央
援護入れますか……
十余二朋世
援護しまーす!
[ 十余二朋世 ] テンション : 2 → 5
結城 礼央
援護と防御力で+1+1!
漆間 るま
わーい
漆間 るま
やるぞ…
漆間 るま
2D6+2>=6 (判定:待つ) (2D6+2>=6) > 9[3,6]+2 > 11 > 成功
漆間 るま
フー
結城 礼央
ありがとうっ……!!!
ドリームキャッチャー
成功!
漆間 るま
仲間のハメ撮りをキャッチ成功
GM
キャッチされてるぞ
結城 礼央
そんなキャッチある?
漆間 るま
ドリームをキャッチ
GM
このままだと動画がアップされちゃう! 助けてあげて!
結城 礼央
俺の尊厳をキャッチしてくれ~~~っ!
漆間 るま
わあ~っ るまは学校内で皆を探しています。
漆間 るま
2d6 (2D6) > 9[4,5] > 9
GM
9 屋上いっぽ手前の踊り場。埃っぽい中で交わす会話。
漆間 るま
じゃあそこでインターネットをしているドリームキャッチャーが!?
ドリームキャッチャー
かわいいスマホで礼央くんの端末乗っ取っちゃお!
ドリームキャッチャー
マジカルスマホをむいむいしています。
漆間 るま
あっ魔女がインターネットしてる……魔女がするインターネットは、10割悪いことにつかわれるよっ
ドリームキャッチャー
魔女のやることですから絶対ろくなことではありません。
漆間 るま
魔法少女特有の無言やさしファイヤがドリームキャッチャーを襲う!
ドリームキャッチャー
「ん?」
ドリームキャッチャー
「きゃあっ!!」
漆間 るま
やさしファイヤーは魔女や魔女の持ち物にはやさしくないんだ!
漆間 るま
グオババババ!!!!
ドリームキャッチャー
やさしくないファイヤーが魔女のスマホを炭に変えました。
ドリームキャッチャー
「ああ~~~!!!」
ドリームキャッチャー
「私のスマホ!!!」
漆間 るま
「悪いインターネットを……ゆるさない!」
ドリームキャッチャー
「悪くないもん……!!!」
漆間 るま
「トレンド操作の8割は魔女の仕業なのよ!」
ドリームキャッチャー
「トレンド操作は効率がいいからねっ」
漆間 るま
「ほら!」
漆間 るま
まさか仲間のハメ撮りが流れているとは想像もつきません。
ドリームキャッチャー
ハメ撮りを流出させようとしてました。
漆間 るま
っていうか仲間が保健室でハメてるなんて想像もしてませんが……
十余二朋世
ハメてました
結城 礼央
ハメられてました
十余二朋世
なかった穴になかったモノをハメてました
結城 礼央
マジカル~
漆間 るま
見えないものを見ようとして仲間に魔女の血ぶちこんだ
ドリームキャッチャー
レイプも悪いぞ!
ドリームキャッチャー
まあ私がそそのかした……そそのかしたかな?
ドリームキャッチャー
勝手に始まらなかったか?
漆間 るま
仲間がそんなかわいくないことをしてるなんて……るまは知らない!
ドリームキャッチャー
それはさておき、使い物にならなくなったスマホの残骸を放り捨てます。
漆間 るま
まあとりあえずかわいくないバチクソエグいレズセックス動画はるまの目にもインターネットにも上がらずセーフでした。
結城 礼央
かわいくないものの流出ストップ、よし!
ドリームキャッチャー
追加行動を得るのに失敗した魔女はまたどこぞへ消えていきます。
漆間 るま
「あっまて~!」
漆間 るま
(星型にくり抜かれながらアイリスアウト)
GM
一方その頃……
GM
保健室。
結城 礼央
礼央が手にしたスマホの画面。
結城 礼央
ほうぼうへと勝手に送信中になっていた動画のぐるぐるマークが、
結城 礼央
ぴたりと止まった。
GM
追加のアップロードの気配もありません。
結城 礼央
「…………あ」
結城 礼央
スマホを握りしめて、へなへなとその場に座り込む。
結城 礼央
通話は……まだ切れてないんだよな……。
結城 礼央
切れてないな、とPLは思ってるけど、礼央はへなへなになってしゃがみ込んでます。
結城 麻央
「姉さん!? 大丈夫!?」
結城 麻央
声が切羽詰まっています。
結城 礼央
はーーー……………とひときわ大きなため息をつきます。
結城 礼央
そうして顔を上げる。
十余二朋世
「大丈夫ですか? お茶飲みますか?」
結城 礼央
「……ああ。後で頼む」
結城 礼央
「大丈夫だ、麻央。魔女の干渉を受けていてね」
結城 麻央
「魔女……」
結城 礼央
「だが、誰かが魔女を止めてくれたようだ。今はなんともない」
漆間 るま
私が止めました
結城 麻央
「そ……っか」
結城 礼央
「状況的に、るまさんかな……」
結城 麻央
ほ、と息をつく気配。
結城 礼央
「麻央が呼んでくれた彼女だ。助かった」
結城 麻央
「よかった。お礼言っておかないと」
結城 礼央
「私からも言っておくが、よろしく頼む」
結城 礼央
動画の送信が止まるや否や。
結城 礼央
自分でも呆れ返るほどに、いつものモードに戻ったな、という自覚がある。
結城 麻央
「うん」
結城 礼央
実際のところ、なんか胸はあるし、あるはずのものがないし、色々された事実は消えていないのだが……。
十余二朋世
うんうん、それでこそ先輩です!
結城 麻央
「……また変なことがあったら、すぐ連絡するね」
結城 礼央
どうやら自分は、こうなった今ですらみっともなくこの在り方に縋ってしまうらしい。
結城 麻央
兄が姉になる、特大の変なことが起きているなんて想像もつきません。
結城 礼央
後で説明はしなければなとは思いますが、流石に今は隠しておきます。
結城 礼央
……これも、できるかぎり完璧を保ちたい心の動きから来るものではない……とは断言できないのですが。
結城 礼央
「ああ。頼りにしている」
結城 礼央
結局、まあ、人間。
なるようにしかなれないというのが、現実のようです。
結城 麻央
「うん。気をつけてね、姉さん」
結城 礼央
「麻央こそ」
結城 礼央
返して、通話を切ります。
結城 礼央
切って……
結城 礼央
大きくまた息をついて…………。
結城 礼央
「すまないね、十余二くん。余計な時間を食ってしまった」
十余二朋世
「大丈夫です、気にしないでください」
結城 礼央
くす、と小さく笑ってみせて。
結城 礼央
「漆間さんには悪いが……お茶を一杯、いただけるかい?」
十余二朋世
わ~、いつものかっこいい先輩だ~!
十余二朋世
「ペットボトルのでいいなら! あ、ちゃんと新品ですよ!」
十余二朋世
スーパーで売ってるマイナーな銘柄の緑茶です。
十余二朋世
庶民なので。
結城 礼央
「お気遣いありがとう」
結城 礼央
「後でこちらからもお返しさせてもらうよ」
十余二朋世
はわ~
結城 礼央
このキャラいつまで続けるんだ? という疑問に関しては……
結城 礼央
考えない方向で戦うこととします。
結城 礼央
考えないことが……魔女と戦うときには一番大事!!!
GM
深く考えるとハンターなんてやっていけませんからね。
漆間 るま
引退するのが一番いい
GM
みんな、考えないことや、自分や周囲を騙し騙しでやっていく。大変ですね。
十余二朋世
大変ですね。
結城 礼央
大変だなあ。
漆間 るま
素直になるとこうなる
結城 礼央
素直なるまさんに助けられました。ありがとう!!
[ 漆間 るま ] テンション : 11 → 16
漆間 るま
シュッシュ
GM
助けた分のコストです。
結城 礼央
るまさんに感謝が1伸びます。
GM
はーい。記入しておきます。
漆間 るま
まっとうな感情だ
結城 礼央
感謝しかない……
結城 礼央
以外もあるが……感謝が大きすぎる……!
GM
BIG KANSHA
GM
では、サイクル1はこれにて終了です。