メインフェイズ サイクル2
隠岐 乞
はい! そしてうりゅーくんと感情結ぶのを希望!
サイクル2 隠岐乞
GM
シチュエーションはどうしますか? STとか振ってもいいぞ
隠岐 乞
うりゅーくんに「たまには乞おねーちゃんが稽古つけてあげるぞ」と自室プレハブ小屋から修行にいい感じスポットに連行したいです
隠岐 乞
「うりゅ~! 木刀は持ったかー!」
乞が成人の儀を迎える以前、しばしば鍛錬に引き連れた竹藪に参上です。
天立 羽琉
「待って待って、乞姉さん!
付いて来て~って言うから何かと思えば…なんで急にそんなことになってるの?」
急展開に狼狽え中。
隠岐 乞
「そりゃあ~、たまにはねーちゃんらしいとこ見せようかなって?」
振り返るこちらは手ぶら。
隠岐 乞
「体動かしたいが本音だったり~? いーじゃん、付き合いなさいな」
天立 羽琉
「というか、ここアレだよね?
僕がちいさーい頃に乞姉さんが木刀を持って追い掛け回して来た竹藪だよね? 前より鬱蒼としてるし、なんていうか嫌~な思い出が蘇るんだけど……」
隠岐 乞
「そうだぞ~。うりゅ~が泣いても転んでも追いかけ回し、花楽ちゃんに勝ちたくないのか勝つためには特訓あるのみだ~~と2日2晩寝ずの合宿も行った挙げ句、流石の命にーちゃんも(任意のムッのモノマネ)になった」
「思い出深い、た・け・や・ぶ」
隠岐 乞
おもむろに跳躍して、まだ柔らかい青枝をもぎとります。竹の。これを武器にする模様。
天立 羽琉
「……やっぱりヤメとかない?
鍛錬だったら屋敷の道場でだって出来るし……」
この期に及んで及び腰。
隠岐 乞
「羽琉。キミは花楽ちゃんに勝ちたくないのかね」
枝をびしっと向けて。
隠岐 乞
「花楽ちゃんは乞ちゃんより強い。たぶん。きっと。そう。おそらくは。乞ちゃんを超えないと勝てないぞ~?」
天立 羽琉
「う……それは、そう……だと思う、けど……」
天立 羽琉
「あー……もーう! 分かった!
相手するからさ! せめて準備だけさせて!
乞姉さんのをまともに受けたら帽子も眼鏡も壊れちゃうから!!」
天立 羽琉
タタタと小さく駆けて、そこに生えていたタケノコに宝物を託した。
隠岐 乞
「は~い。大事なお洋服だもんね。うっしし……」
GM
骨法術だと代用判定になりますが大丈夫ですか?
隠岐 乞
じゃあ判定:掘削術で無法のシゴキしたことにシチャオ……
隠岐 乞
2D6>=5 (判定:掘削術) (2D6>=5) > 8[4,4] > 8 > 成功
隠岐 乞
ET 感情表(5) >
憧憬(プラス)/劣等感(マイナス)
天立 羽琉
ET 感情表(2) >
友情(プラス)/怒り(マイナス)
天立 羽琉
「よーし……
僕だって、あの頃とは違うんだ。
乞姉さんこそ、少しくらい痛いのは覚悟してもらうよ。」
視界もすっきりして、やる気を見せる。
隠岐 乞
「言ったね~? ねーちゃんに砂かけれるか見せてもらおうじゃない」
久々に見た気もする素顔ににんまり。そして枝を振りかぶり……、投げ捨てて、地面を掘る!
シノビの戦いに情け無用!
天立 羽琉
「うわ、もう始めるの!?
せめて最初の合図くらいは……」
あたふたあたふた。
隠岐 乞
「ていっ」
落ちる影は無手のまま頭を狙い──
天立 羽琉
「わ! もう本当に仕掛けて来た!?」
咄嗟に上体を逸らして回避を試みる!
天立 羽琉
「ふっ、ふふーん!
どんなもんだい!
乞姉さんに散々追い掛けられたお陰で、竹藪での動き方は身体に沁み付いてるんだ! そう簡単には当たらないよ!」
隠岐 乞
「ちぃっ、すばしっこい、な!」
感触はなく。屈んだ体、伸びる足が調子こいてる脚を狙う。
天立 羽琉
「なんの! 今度はこっちの方が早いぞ!
竹の間を縫うために鍛え鍛えた僕の突きを受けてみろ!」
握った木刀を真っ直ぐに、こちらに向かう影へ突き立てようとする!
隠岐 乞
振るって、避けて、打って、叩いて。ただ体を動かすだけの、そんな日があったらしい─……
サイクル2 晴嵐路花楽
晴嵐路 花楽
いつも踊りの練習をしている桜の木があるので、その根本に座ってなにやら人ならざる何かとヒソヒソ話をしまーす!
晴嵐路 花楽
そしてええと 判定が終わった後、乞さんに登場してもらって情報交換をお願いしたいです!乞さんいかがでしょうか!
晴嵐路 花楽
では、羽流くんの秘密を抜いた後に乞さんと情報交換の流れでお願いします!
GM
書き出しはどうしましょう。おまかせして大丈夫ですか?
晴嵐路 花楽
あ、はい!勝手にやりますので大丈夫です!
晴嵐路 花楽
晴嵐路家の離れには、花楽が幼い頃からずっと親しむ一本の桜の木が埋まっています。
今はその木を見上げなら、ひらり、手の中の扇子を翻して。
花も散りきった季節だというのに、ひらり、花弁が空を舞います。
晴嵐路 花楽
「恋をすると、人の子は花弁の数を数えて、花占いをするのですって。でも、まだ元気なお花をむしってしまうのは、少し可哀想……花びらをね、一枚ずつ数えるの。すき、きらい、すき、きらい……」
晴嵐路 花楽
他に誰の姿もない、その離れの庭で。
囁くように語りかけます。
常人には聞こえないその声は、誰の耳に届くのでしょうか。
晴嵐路 花楽
「そうね、でも、わたくしには必要ないわ。だって、貴方達が、教えてくれるものね?」
そう、微笑んで。
晴嵐路 花楽
「教えて、今日はどんなお話をしてくれるの?」
この世界の秘密を、たくさん教えて?
晴嵐路 花楽
召喚術で、羽流くんの秘密に対して判定を行います。
晴嵐路 花楽
2D6>=5 (判定:召喚術) (2D6>=5) > 6[2,4] > 6 > 成功
晴嵐路 花楽
「……そう」
仮面の奥で、目を閉ざし。
けれども、その素顔、人の世に触れることもなく。
ここは神の子の庭、人間の子供は一人もいないのだから。
晴嵐路 花楽
「……ありがとう、楽しいお話だったわ。この世界は、たくさんの秘密を隠していて……どれも、とても、素敵な色をしていて」
神は、人の手の届く場所にはどこにも存在しない。
「いくらあっても、時間が足りなくなってしまう」
晴嵐路 花楽
「……あ! いけない、今日は乞さまとお会いする約束があるの、以前お話していたお菓子をお渡ししたくて! わたくし、もう”戻らないと”だわ!」
そう言って、ひらり、身を翻して屋敷の門を目指します。
神の領域から、人の世へ。
「乞さま、お待たせしていないといいのだけれど……」
隠岐 乞
そして、待ち合わせの。稲穂繁る田んぼ道
に。
隠岐 乞
おや、と顔をあげ。鼻先にちょんと触れる香り。
晴嵐路 花楽
「乞さま~!! 申し訳ございません、お待たせしてしまうなんてお恥ずかしい……!」
晴嵐路 花楽
「あああ、この度はとんだ失礼を……!」
隠岐 乞
「ん~ん。だいじょうぶ、だいじょうぶ。待ってないから」
すこうし、ほんのすこし。ぎこちない笑顔。面ごしでも顔を青くしてるのわかるあなたを想ってか、もしくは。
晴嵐路 花楽
「……どうか、なさいましたか?」
ピタリと。狼狽する様子を止め、貴方に視線を送り。
隠岐 乞
「いーや、待ってないは嘘かも。でもねえ、なにもない時間にこそ良い閃きが得られたりするの。気にしないで…………」
晴嵐路 花楽
「……………………左様でございましたか、さしでがましいことを尋ねてしまいましたのなら申し訳ございません」
隠岐 乞
「ああ、ごめんごめん! そんな顔させるつもりなかったの。ちょっとね、ちょっと……」
「マリアンヌが命にーちゃんの庭に散歩してること、命にーちゃんにはまだ黙ってた方がいいのかなあって……」
あはは、と冗談を。
隠岐 乞
2d6>5 でマジにします。 (2D6>5) > 8[3,5] > 8 > 成功
晴嵐路 花楽
「……まあ! マリアンヌが? あの子ったら、本当に命お兄様に懐いていて……命お兄様、ダチョウに愛される天才でいらっしゃるから……」
そういう話になったみたいですね。
隠岐 乞
「それよりさ、今日はどんなお菓子用意してくれたのかな~。すっごく楽しみにしてたの!」
晴嵐路 花楽
「……ああ! そう、そうなんです、突然言伝を飛ばしてしまい失礼いたしました! 以前にお話したお店のですね、芋ようかんが今年も届いたんですよ! 前にお話した時に気にされていらっしゃってから、ぜひお召し上がりいただきたくて」
そう言って、丁寧にお客様にお渡しする用の風呂敷に包まれた菓子箱を差し出します。
隠岐 乞
「………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………芋ようかん?」
隠岐 乞
「あの! あの芋ようかんが!? え~~いいの~~~?? わ~~~~! 本物だあ!」
ぴょんと跳ねそうなほどの喜びよう。
晴嵐路 花楽
「なんとですね、これは内緒なんですけど……命お兄様は! これを! ……ばたぁで、焼いてしまうのです……!」
とんでもない、秘密!
隠岐 乞
「んふふ~~。うれしい…………」
「えっ」「えええっっ!!?」「そ、そんな食べ方があったなんて……………」
片手を口元に。驚愕です。
隠岐 乞
「よかったら一緒に食べよ? 粗末な家ですがお茶くらいはありますので……」
晴嵐路 花楽
「まあ! 本当ですか? 嬉しいです、お茶もですが、乞さまとゆっくりお話したいこともありますし……この間の、とっておきの命お兄様の秘密、聞いてくださいませんか?」
こんなこと、お話できるの乞さまだけ。
隠岐 乞
「うん…………、私も。花楽ちゃんと二人でお話したいなって」
隠岐 乞
「うりゅーに独占されがちだから、ね。おんなのこだけの秘密のお茶タイムしちゃおっか」
ふふっ。 (修正希望:@通常顔)
晴嵐路 花楽
「……………………はい。他の方にはお話できないことも、”じょしかい”、ですからね!」
”じょしかい”は、秘密の集まり、内緒の囁き。
男子禁制の領域なのですから。
隠岐 乞
女の子だけの秘密。お茶とお菓子にそれからないしょの話。羽琉や命さんのこと、二人のいる場所ではお話できないことをこっそりと。
晴嵐路 花楽
乞さんに羽流くんの秘密をお渡しします。
隠岐 乞
花楽さんに[サイクル1で得た秘密すべて]を渡しします。
GM
羽琉くんの秘密は乞さんに、アレ2つの秘密は花楽さんと、感情共有で羽琉くんにもわたりますね。
GM
【秘密:天帝の眼】
古縁塚命は成人の儀で自分の『天帝の眼』を晴嵐路花楽へと受け継がせることになる。
『天帝の眼』を受け継いだ晴嵐路花楽は完全なシノビガミとなり、世界を救うだけの力を持ち合わせる。
古縁塚命は晴嵐路花楽に比べて力が欠けているため、古縁塚命が世界を救うためには、『天帝の眼』を持ち合わせた上で、古縁塚命がその命をなげうつ必要がある。
成人の儀は特殊な結界の中で行われる。
その場に於いて天帝の眼を勝ち取った者は、その結界の中で行われた戦いに参加したものの生死を決定できる。
これについては、死亡を選択した者のそれを覆すことも可能とする。
サイクル2 古縁塚命
古縁塚 命
羽琉くんから相談という形式でまず情報を交換させてもらう流れになってるので…羽琉くんに希望の流れがあればそれにしようかな。
天立 羽琉
出会い方自体は特に希望は無い感じですが、ではお互いふらふらばったり出会います?
古縁塚 命
それも良いかもね。じゃあダチョウたちを返しに来てもらおうかな。
天立 羽琉
返すダチョウが複数になった! 了解です!
GM
ついに存在してるところが描写されてしまう……
古縁塚 命
あ、一応概念でも良いので全員シーンに登場している形だと助かるな。感情判定を結ぶには登場をしてくれていないとだから。
GM
ダチョウ返しそうなほのぼのBGMを……ダチョウ返しそうなBGMってなんだ……?
晴嵐路 花楽
あ、了解です!
どうしようかな、概念……晴嵐路家だろうし、シーンに映らない範囲外で舞いでも踊ってましょうか?踊りのお稽古の時間みたいな感じで
古縁塚 命
もしくは…もしかしたら、脱走したダチョウ3姉妹を羽琉くん花楽ちゃん乞ちゃんがそれぞれ1羽ずつ探してくれたような日だったのかもしれない
晴嵐路 花楽
絶対にダチョウに触れさせたいという強い意志を感じますね(それでも構いませんが、花楽は人ならざる者たちに頼んでダチョウが意志を持っているかのように勝手に帰ってきますよ)
晴嵐路 花楽
まあチョコボ乗りして「命お兄様~!ボナンザいましたよ~!!」でも全然大丈夫です
古縁塚 命
花楽ちゃんはダチョウに乗るのも上手だねぇ
古縁塚 命
まぁ…他の2人は描写は必須じゃないし、命が管理飼育している忍鳥がぶらついて出ていってしまい、それを見つけた羽琉くんが命のところに連れてきた…というところからスタートで良いんじゃないかな
古縁塚 命
それじゃあそれでよろしくお願いします!
天立 羽琉
ではドタドタ登場しようと思うので、命さんも構えて頂けると!
古縁塚 命
いつもの日課で晴嵐路家の飼育舎に立ち入った時、いつもよりもその中に居る顔ぶれが少ないことに気が付きます。
古縁塚 命
「……またどこか遊びに行っちゃったのかな…」
古縁塚 命
それも忍鳥の管理ではよくあることなのか、苦笑をしながら一仕事増えたな…などと思いながら捜索をしようと気持ちを切り替えます。
天立 羽琉
――と、そんな折りのこと。
「わー! 待って待って待って!」
門の方から、何やら慌ただしい声が。
古縁塚 命
慌ただしい声が聞こえれば、そちらの方を向いて。
天立 羽琉
「帽子返して~!
勝手に被らないで~~~!」
そこには、土煙を上げながら、必死に忍鳥を追い掛ける少年の姿が。
古縁塚 命
…そこには飼育舎から消えていた忍鳥と、その忍鳥に帽子を奪われ必死に追いかける羽琉くんの姿が。
古縁塚 命
その光景を見れば、慌てた様子で忍鳥をなだめて帽子を回収し、羽琉くんへと返します。
古縁塚 命
なだめた忍鳥はしっかりと確保。もう逃しません。
天立 羽琉
「ああっ!
助かります、古縁塚さん! 良かった~。」
天立 羽琉
「ありがとうございました、古縁塚さん。
忍鳥ってすごいですね。
追い付けない速度じゃない筈なのに、なぜか一向に距離が縮む気配が無くって……」
古縁塚 命
「あはは…忍術に野生の動きってやつが合わさるからねぇ。
この子なんかは遁走術と走法を学んじゃっているから、特にだよ」
古縁塚 命
言いながら、頭を撫でます。
そんなこんなで脱走癖がある子でした。
晴嵐路 花楽
「命お兄様~! あちらのお庭に、ボナンザが迷い込んでおりましたよ~」
天立 羽琉
「なるほど…油断大敵でしたね。
本当は普通に返しに行くつもりだったんですけれど……
ちょっと考えごとをしていた隙に、パシッと帽子を取られてしまって……」
晴嵐路 花楽
と、花楽までなんと、ダチョウを引き連れ登場してきます。
一体、何羽逃げちゃったんでしょうか?
古縁塚 命
「おや……ボナンザは庭に遊びに出ちゃってたか……ありがとう花楽ちゃん。助かるよ」
古縁塚 命
引き連れてきてもらえればお礼を言って、忍鳥を飼育舎へと戻します。
晴嵐路 花楽
「いえいえ! ビックリしましたけど、来る途中に楽しくお話もしていました。あら、羽流さまもこちらにいらっしゃったのですね! こんにちは羽流さま!」
天立 羽琉
「あ、花楽もお疲れ様。
へー、その子ってボナンザ?って言うんだ……」
晴嵐路 花楽
「はい! 来る途中にお名前を聞きました! ボナンザはとてもいい子なんですよ、命お兄様が大好きで、将来はお兄様のお嫁さんになりたいんですって! ……あっ、いけない、これは二人だけの秘密でした……!」
古縁塚 命
「へ、へぇ………そうなんだ……それは……そこまで好いてくれていたなんて嬉しいな…」
天立 羽琉
「えっ! 古縁塚さんは忍鳥と結婚なさるんですか?!」
晴嵐路 花楽
「フフッ、わたくし、ボナンザのことをお姉様と呼ぶ日も近いのでしょうか?」
古縁塚 命
「羽琉くん。羽琉くん。僕は当分結婚の予定はないよ…?」
天立 羽琉
「そ、そうなんですかー……
僕はてっきり――あ、乞姉さん。」
隠岐 乞
(私がこの子たちに遁走術を仕込みました、の顔しながらその場にいます)
古縁塚 命
(乞ちゃんと遊ぶようになってからなんだよな……この子たちが脱走するようになったの…って顔で見ています)
晴嵐路 花楽
ボナンザと一緒に並んで走法のお手本を見せています。足音もなく気配もなく、正しく神速。
古縁塚 命
(そして花楽ちゃんと遊んでから走りに磨きがかかったんだよな……の顔で見ています)
隠岐 乞
「そいじゃ、ま。みんなおうち帰るよ~」
ボナンザその他連れて飼育小屋へ。勝手知ったるです。
天立 羽琉
(よく分からなかったけど…
古縁塚さんは大人なんだなあ…と思いながら眺めている。)
晴嵐路 花楽
「あ、乞さま、わたくしもお供いたします!」
隠岐 乞
すばらしく俊敏にして華麗な足捌きのダチョウと花楽を連れて飼育小屋へ。
古縁塚 命
「ああ……2人ともありがとう。お礼にあとでお茶とお菓子を出すから、良かったら飲んでいってね」
古縁塚 命
飼育舎へと向かう2人にはそう声をかけて。
2人の姿が見えなくなったあたりで羽琉くんの方をじっと見ます。
天立 羽琉
「…あ、僕も手伝えば良かったな。
でもまた帽子を取られそうだったしなあ……」
天立 羽琉
「……?」
すぐに視線に気付きます。
「どうかしましたか、古縁塚さん?」
天立 羽琉
「あっ!
もしかして帽子に羽がくっ付いてたりします?」
古縁塚 命
「そういえばさっき考えごとをしていたって言ってたけど……なにか悩みごととかがあるのかな…?って思ってね」
古縁塚 命
考え込んでいて被っていた帽子を取られちゃうくらいには。
天立 羽琉
「考え事……あ、ああ!
あれですか!
ええとですね、何と言ったらいいか……」
天立 羽琉
「いや、大したことじゃないんです。
ちょっと前なんですけれど、乞姉さんと久しぶりに稽古…というか、手合わせをしたんです。」
古縁塚 命
「ああ…言ってたね。前よりも動きが良くなってたって褒めてたよ」
天立 羽琉
「はい!
僕も、道場の外で誰かと手合わせをするのは久しぶりでしたから。
とても充実した時間を過ごせたのです、けれど……」
天立 羽琉
「…少し、思うところも出来てしまいまして。
出来た、というよりは…思い出した、というべきなのですけれど……」
古縁塚 命
「羽琉くん。このあと時間はあるかな…?」
古縁塚 命
「…僕で良ければ話を聞くけれど。
抱え込んでいるよりは誰かに話した方がすっきりするかもしれない」
古縁塚 命
「僕くらいの距離感の相手だからこそ、っていうのもね。あると思うんだ」
天立 羽琉
「そう、ですか……」
僅かの間、息吸い込んで心を整える。
天立 羽琉
「…分かりました。
それでは、お願いしても良いですか?
僕も、一人では答えが出せないというか……
大人の人から、言葉を聞いてみたいですから。」
古縁塚 命
「勿論。羽琉くんに頼ってもらえるのは嬉しいし、大歓迎さ」
古縁塚 命
「…あ、ただ。そういう話をするにはここだとちょっとあれだから…」
古縁塚 命
「良かったら、僕の秘密基地に案内をするけど…そこでどうかな?」
古縁塚 命
と言っても、ただの隠れ家だけどねと悪戯っぽく付け加える。
天立 羽琉
「ありがとうございます。
そうですね。
ここだと、知らない内に乞姉さんが聞き耳を立てていそうだし…僕としても、その方が楽に話せると思います。」
天立 羽琉
「はい。よろしくお願いします、古縁塚さん。」
古縁塚 命
その言葉に頷いて。
秘密の掛け軸の裏だとか、古井戸の隠し扉だとか、羽琉くんを連れてそんな場所を通って…
古縁塚 命
どこか。誰も知らない。見たことのない。
古ぼけた庵へと2人は辿り着きました。
天立 羽琉
「秘密基地というのはやはり……
上忍様たちが使う、極秘の拠点か何かなのでしょうか……?」(キラキラ)
古縁塚 命
虫の声もせず。風が僅かに草木を揺らす音だけがする静かな場所。人里離れたこの辺りでも、更に一際俗人とは隔たれたようなような…そんな場所。
古縁塚 命
「うん。そんな感じかな。古縁塚家が代々使っているところだよ」
古縁塚 命
道中向けられた質問にはそんな風に答えて。
古縁塚 命
古ぼけた庵の戸を開ければ、中には囲炉裏や小さな茶室や調合場がありました。
古縁塚 命
羽琉くんを茶室の一席へ招いてそう言うと、手慣れた様子で用意をして。
古縁塚 命
見渡せば壁には古ぼけた、見たことのない獣の角などが飾られています。
天立 羽琉
「…こんな所に、家屋があったんですね。
言われなければ、風景と見分けが付かないかも……」
帽子と眼鏡を脱いで、庵に入ってく。
古縁塚 命
「今は僕以外使っていないからね。
花楽ちゃんや乞ちゃんでも知らないんじゃないかな。ここのことは」
天立 羽琉
「はい、ありがとうございます。
お茶、いただきます。」
茶室に入れば、腰を下ろし姿勢を正して座る。
天立 羽琉
「へえ、花楽や乞姉さんも知らないんですか?
じゃあもしかして、ここを知ったのは僕で二人目だったり……?」
古縁塚 命
「…そう。だからここは言うなれば…僕たちだけの秘密基地っていうことさ」
古縁塚 命
男子だから、そういったものにちょっと特別なものを感じるかも知れません。命は実のところ感じています。
天立 羽琉
「やっぱり!
えへへ、何だかこう言うの良いですね。
誰も知らない秘密の場所、かあ…」
天立 羽琉
静謐な空間と、その場を包む神秘的な空気に羽琉の心も癒されて、短い間に随分と気持ちを落ち着けた様子だ。
古縁塚 命
その様子を見て。少し安心をしたように笑みを浮かべて。
古縁塚 命
それから、無理に聞き出すでもなく。
羽琉くんが口にする言葉が整うのを談笑をしながら待ちます。
天立 羽琉
「…………」
そんな命の様子を、羽琉も感じ取って。
出されたお茶を軽く啜って呼吸を整えると、背筋を正す。
天立 羽琉
「…まず、お伺いしたいのですけれど……」
天立 羽琉
「古縁塚さんは、僕のこと…どう思われます?
普段どういう風に見えているか、率直な言葉を聞いてみたくって……」
古縁塚 命
「率直に言うなら…感謝をしているかな」
古縁塚 命
「君は良い子で。ひたむきで。真っすぐで。
…そんな君が花楽ちゃんに向き合ってくれるから…花楽ちゃんはいつもいつも、とても楽しそうなんだ」
古縁塚 命
「それに乞ちゃんも…よく羽琉くんの話を楽しそうに聞かせてくれてね。羽琉くんのことをきっと、とても大事に…可愛く思ってる」
古縁塚 命
「…他の子越しに見た君はそんな風で。
僕が直接見ている君も、そんな風で…」
古縁塚 命
「だから、うん。あんまり深くは話したことはないけれど…それでも間違いなく大事な存在だよ」
天立 羽琉
「…そうですか。
ありがとうございます、古縁塚さん。
古縁塚さんにも、乞姉さんにも…そして、花楽にも。
そんな風に思って貰えているなら…何よりも嬉しいです。」
天立 羽琉
「だけど…………
僕の考える僕の姿は、少しだけ違っているんです。
あんまり男らしくない、というか……」
天立 羽琉
「ひたむき、だと言ってくれるけれど。
その実……自分のことは、とても臆病者な気がしてならないんです。」
天立 羽琉
「そのことを…
乞姉さんとの手合わせを切っ掛けに、思い出してしまって……」
古縁塚 命
「”113人”、これ…何の人数だと思う?」
天立 羽琉
「……なんでしょう?
晴嵐路家のお手伝いさんの人数、では無いですよね?」
古縁塚 命
その返答にくすりと笑って、答えを口にする。
古縁塚 命
「その113人はね…今まで花楽ちゃんの稽古相手を務めて、自信がなくなって逃げちゃった先生たちの人数だよ」
天立 羽琉
「え?
花楽てば、知らない間にそんなにたくさんの先生たちを苛めたんですか? ひどいなあ。」
冗談めかしつつ笑う。
古縁塚 命
「花楽ちゃんはいじめたつもりはないんだけどね…。”ただ普通に学んで、普通に努力をした”」
古縁塚 命
「…でも、それが先生たちの”それまでの努力を一足で踏み越えた”」
古縁塚 命
「……そうして皆……それまでの自分の努力は何だったのかと、自信を無くして…花楽ちゃんから逃げてしまったんだ」
古縁塚 命
「そんな…何人もの大人たちが向き合えずにいた花楽ちゃんに、ずっと向き合い続けていられる羽琉くんはね…」
天立 羽琉
「はは…花楽は、やるとなったら目一杯ですものね。
踏み越える時だって、楽しみながら跳ぶように越えて行くから………」
古縁塚 命
そうして楽しみながら踏み越えていけるようになったのは。
古縁塚 命
…だから、信頼のこもった視線をまっすぐに向ける。
天立 羽琉
「…僕はその、"114人"目かも知れないんです。」
天立 羽琉
「…古縁塚さん。
良ければ、僕の情けない話も聞いて頂けますか?
何しろ、僕の知らない大勢の先人たちの恥ずかしい話を聞いてしまいましたから。
そうしないと、とても誠実とは思えない気がするんです。」
天立 羽琉
「ありがとうございます……。
実は…と言うまでも無く、古縁塚さんもご存知だと思うのですけれど。」
喉の奥から、細く息を吐く。
「僕と花楽は…この2年の間は、直接の手合わせは一度もしていないんです。
してきた勝負は様々な種類のゲームか、或いは競争くらいのもので……」
天立 羽琉
「何故かと言えば…表向きは、そうですね。
乞姉さんが色々なゲームを紹介してくれるから。
こちらの方が決着の幅も広くて、普段とは違う頭の使い方もするし、面白そうだと思ったものですから。
腕っぷしの強弱だけでは決まらない勝負をしよう、と……」
天立 羽琉
「……そういうことに、なっているんですけれど。
だけど、本当の所は…実は、違っていて……」
天立 羽琉
こくんと、息を飲む。
怖じようとする気持ちを押し上げるために。
古縁塚 命
”大丈夫”だと。続きを口にしてもらえるように頷く。
天立 羽琉
「…切っ掛けは、今から3年と少し前…と思います。
屋敷での基礎鍛錬が修了した証として、お父様とおじい様から天立家秘伝の奥義を目の前で披露されたんです。」
天立 羽琉
「とは言っても、その時は一連の術理を演舞で見せて貰っただけだったのですけれど。
僕はその動作を、目に焼き付けて…
その日から鍛錬して鍛錬して……今から2年前の春、桜の花が満開になった頃。
ようやく、僕は最初から最後まで、あの日に見た奥義の動作をこなせる様にまでなったんです。」
天立 羽琉
「今思えば、付け焼刃もいい所だったのですけれどね。
それでも…あの時は、本当に心が昂っていて……」
天立 羽琉
「僕はそのまま屋敷を飛び出して、花楽の所へ向かいました。
もちろん、勝負を挑むためです。
それまでも何度も何度も負け続けていたけれど、その日は本当に漲るほどの自信に満ちていました。
それどころか、力加減を考えるくらい余裕もあったくらいで……」
天立 羽琉
「……勝負は、ほとんど一瞬で決着しました。
僕は奥義を放つどころか……技の出だしに入るべく足を数歩動かした時点で早々に地面に転がしてしまって。
楽しげに僕を見下ろす花楽が言うには
『何かを仕掛けようとしていることが大変分かり易く、また動作が大き過ぎるようです。』って。
奥義の気配に対する驚嘆も動揺も無く、まるで普段通りに楽しげに、そう告げていました。」
天立 羽琉
「…恐らく、ですけれど。
花楽は、僕が天立流の奥義を仕掛けようとしていたことにすら、気付いていなかったんじゃないかと思うんです。
それくらい、あっという間に…何も出来ずに終わりましたから。」
天立 羽琉
「終わってみれば、ごくごく当然の結果…だったのですけれど……
あの時、僕を見下ろす花楽の顔が…僕の記憶の中に泥みたいにこびり付いて、拭えなくなる心地がして……」
天立 羽琉
「その時から、なのかな。
何と言うか…このまま花楽と手合わせを続けても、ずっと勝てないんじゃないかって……
そんな考えが、頭の中を過ぎり続けてしまって……」
古縁塚 命
初めて。敵うかもしれない。
初めて。叶うかもしれない。
古縁塚 命
…その哀しみが。その悔しさが。
その情けなさが………どれ程のものかだなんて、想像をするのも難くない。
天立 羽琉
「で、そんな時に新しい考えをくれたのが…その頃、大学に入ったばかりの乞姉さんだったんです。
僕が気を紛らわせに遊びに行った時に、様子から察してくれたんでしょうね。
『どーしても勝ちたいなら、あんたの土俵に引きずり込んだらいいんじゃない?』って。
そんなことを言いながら、部屋にあったゲームを指差してくれて……」
天立 羽琉
「それ以来、僕らの勝負は形を変えました。
どんなやり方であれ勝ちは勝ちだと思って、なんとかして花楽を負かしてみたいと思ったから。
花楽も何の不満を零す様子も無く、僕が訪れる度に用意した新しい勝負を楽しそうに受けてくれました。
まるで以前からずっと、こうした勝負が続いていたみたいに。」
天立 羽琉
ではここで、命さんと秘密の交換をしたいと思います。
こちらがお出しするのは、花楽ちゃんの秘密と、乞さんのアレの秘密です。
古縁塚 命
こちらからは古縁塚命の居所をお渡しします。
GM
了解いたしました。秘密につきましてはどちらも公開となります。
GM
【秘密:晴嵐路花楽】
あなたは天立羽琉を深く愛している。
しかし同時にあなたはこの世界が限界を迎えつつあることを知っており、シノビガミの血を継ぐ者として世界を救わなければならないと思っている。
そのためにはあなたは人間としての自分を捨て去り、シノビガミとならなければならない。
あなたの本当の使命は【シノビガミとなり、世界を救う】である。
また、あなたはもう一つ秘密を持っている。
GM
【秘密:帝光の書】
晴嵐路花楽がこうして人間と同じようにして暮らせるのは、晴嵐路花楽が不完全なシノビガミである間だけである。
晴嵐路花楽が完全なシノビガミとなったら最後、晴嵐路花楽は人々の記憶からは完全に消え去ってしまう。
天立羽琉は晴嵐路花楽が完全なシノビガミとなるまでの錨であり、天立羽琉の存在が晴嵐路花楽をこの世界に繋ぎ止めている。
しかし、不完全であるとはいえ神との繋がりは人間の身体には有害なものであり、このままでは天立羽琉に残された命は長くない。
晴嵐路花楽が完全なシノビガミとなれば、天立羽琉との繋がりを断ち切り、蝕まれた身体を修復することが出来るようになる。
天立 羽琉
「…もしも、このまま………
僕が臆病者のままでいたら…………
もしかしてしまうと……僕は、花楽との勝負から逃げたまま……」
天立 羽琉
「花楽のことを、忘れてしまうのだろうか……」
古縁塚 命
*このタイミングで羽琉くんへと感情判定を行います。使用特技は『意気』で。
古縁塚 命
乞ちゃんからも感情修正の手助けを貰えるかな?
GM
今乞ちゃんをシーンに登場してる扱いするのはちょっと厳しいですね!
GM
登場していてもらわないと感情修正はできないのだ。
古縁塚 命
2D6>=5 (判定:意気) (2D6>=5) > 10[4,6] > 10 > 成功
古縁塚 命
ET 感情表(1) >
共感(プラス)/不信(マイナス)
天立 羽琉
ET 感情表(6) >
狂信(プラス)/殺意(マイナス)
古縁塚 命
その言葉を聞いて。
俯き目を伏せる少年に、手を伸ばして。
古縁塚 命
「羽琉くんが抱いた感情も。不安も。やるせなさも。不甲斐なさも…それは全部、全部が羽琉くんのものだから。
それを僕が否定をすることは出来ないけれど…」
古縁塚 命
「勝負の方法を変えながら。そのことに後ろめたさを感じながら…羽琉くんはそれでも花楽ちゃんと勝負を続けてくれたね?」
古縁塚 命
「それはきっと、常に苦い気持ちを抱き続けるものだと思う。敵わない苦しさと、不甲斐ないと思う苦しさと…」
古縁塚 命
「……それでも、その苦しさを抱きながらも、羽琉くんは花楽ちゃんと関わってくれていた」
天立 羽琉
「…それはそう、ですけれど……
でも、それは乞姉さんが道を作り出してくれたから……
だからこそ、出来たことだから……」
古縁塚 命
「…その道は歩くのが容易い道だったかな?
……僕にはそうは思えないな」
古縁塚 命
「”花楽ちゃんと向き合うということは……それだけでずっと。ずっと。自分の不甲斐なさを知ることになるんだから”」
古縁塚 命
「……その上で。その道を歩むことの出来る者がどれだけ居るだろうか。その上で、その道を歩き続けられた者がどれだけ居るだろうか」
古縁塚 命
「………君は困難な道を選んで。
その道を歩き続けている」
古縁塚 命
「誰がなんと言おうと…僕はそう思うよ」
古縁塚 命
自信を失っている少年に、紛れもない自分の気持ちをそう伝えて。
天立 羽琉
「…ありがとうございます。古縁塚さん。
僕の話を、そんな風に捉えて貰えるなんて……
僕は一度も、考えたことが無かったですから……」
天立 羽琉
「…少しだけ…胸の奥に、風が通ったような。
そんな心地がします。」
天立 羽琉
自身を生み育てた家族にすら、未だ話したことの無い挫折の記憶。
そのわだかまりを吐き出したことで、僅かであれど心の重しが失せたように思えて。
自然と、頬が緩んだ。
古縁塚 命
「僕で良ければ、いくらでも話は聞くからさ。
これからも、いつだって…話してほしいな」
古縁塚 命
「悩み事があるのなら聞くし……協力できることはするから」
天立 羽琉
「…ありがとうございます。
古縁塚さんにそう言って貰えると…とても心強いです。本当に。」
天立 羽琉
「その…すみません……
たぶん、ではあるのですけれど……」
天立 羽琉
「さっきまでお話していた時とか…
僕…その、かなり緩んだ顔をしてたと思うんですけれど……」
天立 羽琉
「そのことは、あの……
花楽と…それと乞姉さんには秘密で……」
古縁塚 命
「だってここでの会話は……秘密基地での、男同士の内緒話なんだから」
古縁塚 命
恥ずかしそうな言葉にはそう、冗談めかして応えて。
天立 羽琉
「はい! ありがとうございます!」
心から安堵したように礼を言う。
古縁塚 命
最後にそう笑いあって。
男と男同士。女の子には聞かせられない内緒話をした2人は”秘密基地”をあとにした。
サイクル2 天立羽琉
天立 羽琉
ええと、ですね
乞姉さんの秘密を取ろうかなと考えているのですが
天立 羽琉
古縁塚さんに相談に乗って貰ったお礼に、菓子折りを持って行こうと思うので、皆で一緒に食べながら流れの中で秘密が取れたらな~と
GM
なるほど じゃあみんな集まっててお菓子食べ始め~くらいからにしますか?
GM
食べ始めか、こんなん持ってきました~って開けるあたりとか
天立 羽琉
そうですね
持って来たお菓子を紹介する辺りだとスムーズかな?
天立 羽琉
ちなみに芋羊羹を持って行きます
お爺様が孫の様子から誰かにお世話なったことを察して取り寄せてくれたものですが、本人は貰い物だけど食べられないから友達と食べておいで って感じで渡してくれたものです。
晴嵐路 花楽
みなさまが大丈夫でしたらそれで構いませんよ~!
古縁塚 命
僕も普段は花楽ちゃんのお家に居るから、良いと思うよ
GM
では、晴嵐路のお屋敷の離れ、花楽さんの部屋に四人集まって……
天立 羽琉
芋羊羹を切り分け…てあったので、花楽と談笑しながら正座して待ってました。
隠岐 乞
「がらがらー、ぴしゃー。乞さまのおな~り~」
命さんの後ろから現れます。お盆の上にはいい感じの小皿と黒文字。
古縁塚 命
「お待たせ。美味しそうな羊羹をありがとうね」
乞ちゃんと一緒に部屋に入り、卓の上に人数分お茶などを並べていきます。
晴嵐路 花楽
「乞さま、お客様なのにお任せしてしまって申し訳ございません。命お兄様もいつもありがとうございます」
天立 羽琉
「わ、ありがとう。
乞姉さん、古縁塚さん。
こちらこそお世話になります。」
邪魔をしないよう空間を開けつ、お茶が並べられる様を見守る。
天立 羽琉
「あっ、そっか。
折角のおやつ時だしね。」
天立 羽琉
「よいしょっ、と。
わ~、視界が明るいや。芋羊羹が太陽みたいに輝いて見えるよ。」
晴嵐路 花楽
「ふふ、羽流さまのお顔をこうして拝見するの、もしかして久しぶりでしょうか?」
あの黒い眼鏡はさんぐらすというのだなぁと、物珍しそうに眺めています。
天立 羽琉
「あれ、そうだったっけ?
ふふん…なんなら、花楽もかけて見る?
世界が少し違って見えるかも知れないよ?」
なんて言いながら、畳んだサングラスを差し出して見せる。
晴嵐路 花楽
「まあ……このさんぐらす? なる眼鏡を通すと、こんなに視界が暗くなってしまうのですか? 夜戦の訓練用……?」
差し出されたサングラスを受け取って、面越しに矯めつ眇めつ。
手に持ったまま黒いレンズ越しに羽流の顔を眺めて、思わずと言ったように呟きます。
隠岐 乞
人数分の小皿に太陽芋羊羹を乗せています。傍らの人へかける声、
「先に食べちゃおっか?」
なんてね。冗談冗談。
晴嵐路 花楽
「まあ! ごめんなさい、すっかり珍しくてつい……お時間を頂いてしまいました。では、皆様、お持ちくださった羽流さまに感謝しつつ、頂きましょうか?」
部屋の主でしたからね、音頭を取るように皆様のお顔を伺います。
天立 羽琉
「ふふ、訓練には使えないかな。
どちらかと言えば、太陽の光で目が傷まないようにするための眼鏡で――」
天立 羽琉
「って乞姉さん!
ちょっとくらい待っててよー!
分かった分かった、僕も食べるからさー!」
慌てて前を向きつつ、姿勢を正す。
古縁塚 命
「それじゃあ皆で頂こうか。羽琉くん、ありがとうね」
傍らからの冗談には苦笑で答えつつ、花楽ちゃんの音頭に合わせて手を合わせる。
隠岐 乞
「んっふふー。待ちますよ。しかし! 時が来たときにはうりゅーの羊羹が消えていることもある…………かもしれない」
こんな冗談言いますけど、あくまで冗談。これまでだってありませんでしたよ。
天立 羽琉
「はい、古縁塚さんのお口にも合うと嬉しいです。」
言葉を返し。
「いただきます。」
同様に、手の平を合わせた。
晴嵐路 花楽
「頂きます……まあ、とっても上品なお味!」
どうやって食べてるの、なんて野暮な質問、この顔ぶれの中では今更する人もいないのでしょうね。
指先で黒文字を持っている所まではごくごく普通なのですが、気がつくと芋羊羹は一口分、欠けており。
面の頬あたりに手を当てて、幸せそうに感想を呟きます。
古縁塚 命
こちらも、顔布を一切めくらずブレさせずに器用に羊羹を食べています。
忍ならではの光景ですね。
隠岐 乞
いつ見てもどう食べてるのかわからないんだよね~。1カメ、2カメ、3カメ撮影してもブレブレになるし…………ん。羊羹おいし。
天立 羽琉
「うん、美味しい。
お爺様は良い所からの頂き物だと言っていたけれど…本当に甘くて、優しい味がするや。」
長年見慣れた幼馴染の食事風景に驚く様子も無く。
隠岐 乞
一口、一口。味わって食べます。至高の芋羊羹です。
晴嵐路 花楽
「はい、とっても美味しいです。お礼の方、ぜひよろしくお伝え下さい」
いつも、とてもよくして頂きありがとうございます、と改めて。
昔から続いてきたよくある風景ではありましたが、だからこそお礼は欠かさぬもの。
天立 羽琉
「本当に、良いタイミングで良い物を頂けたなあ…
お爺様は血糖値の関係で、こういった甘い物は食べられないらしくってさ。代わりに、僕たちでお爺様の分も楽しもうね……」
(と、羽琉は言い聞かせられて来た。)
隠岐 乞
「うりゅーのおじいさまは甘いもの食べる以上に甘いことが好きでねえ。ありがとうございます」
お家の方角へ向けて頭を下げます。
晴嵐路 花楽
「いつも大変にありがたいことです。前に頂いたきんつばも美味しくて……」
天立 羽琉
「(甘いことって何だろう…?)」
甘やかされ具合に気付いていない孫。
天立 羽琉
という感じで、お土産の高級芋羊羹に天立家のマネーパワーを仄めかしつつ、経済力で乞さんの秘密を抜かせて頂こうかなと。
GM
はい。感情修正を入れる方はいらっしゃいますか?
天立 羽琉
2D6+3>=5 (2D6+3>=5) > 7[3,4]+3 > 10 > 成功
GM
【秘密:隠岐乞】
あなたは天立羽琉が晴嵐路花楽に執着しすぎていることを危惧している。
このまま晴嵐路花楽への執着を保っていては、天立羽琉さえも晴嵐路花楽と同じようにシノビガミとなってしまうのではないだろうか。
そう危惧したあなたは晴嵐路花楽の家からプライズ『帝光の書』を奪った。
これを調べれば、この心配が杞憂であるかどうかが分かるはずである。
隠岐 乞
悪寒が、する。なにか、知られたくないことを知られてしまったような。この世に生まれてきてからこれ以上ないほどの恥部を見られ、知らぬうちに公開されて、共有知となってしまったような。
隠岐 乞
"かくしごと"とは、いつか明かされるものです。
隠岐 乞
ニコッと笑って、瞬足のうちに羽琉の皿から芋羊羹は姿を消しました。
天立 羽琉
「…花楽なら、きっと許してくれると思うから……」
天立 羽琉
「だから後でちゃんと謝っ……あっ、僕の芋羊羹!?」
晴嵐路 花楽
羽流さま、それは口にされない方が……と思ったのですが、場の空気が変わったのでただただ、見守ります。
古縁塚 命
「取り敢えず…家同士のことだとか……そういった話は僕が上手いこと動くから…」
隠岐 乞
いたたまれない…………羽琉と二人っきりならまだしも…………。
古縁塚 命
「………花楽ちゃんさえ良かったら、一旦…預からせてくれない…?」
古縁塚 命
空気が変えられなかった以上、これ以上傷が広がらないように僕は動くまでだよ。
晴嵐路 花楽
「……ええ、その……わたくし、何も、存じ上げません故。命お兄様、何かお気づきのことがございましたら、ぜひぜひ、良きように取り計らいのほどよろしくお願いいたしますね」
わたくし、存じ上げませんよ、の顔。
古縁塚 命
「…うん。任せて。何をとは言わないけど……上手くやるからさ」
それはこの場に居る全員に伝えるように。
隠岐 乞
『帝光の書』はちゃんと……元あった場所に返しましたので……。まだ忍ナクの群れの中かも……どこしまったっけ…………。
天立 羽琉
「いえ、その……
元々を正せば、原因は僕にありますから………
もしもの時は乞姉さんでなく、僕に話を通して貰えれば………」
どこまでもフォローが不器用。
晴嵐路 花楽
「……さて、何のお話でしたでしょうか。ああ、芋羊羹! そういえば皆様、お手元のお茶がそろそろ冷めてしまったのでは? 淹れ直しましょうか?」
古縁塚 命
「あ、それなら僕も手伝うよ。
一緒に行こう、花楽ちゃん」
古縁塚 命
…取り敢えず、二人きりで話す場も作れるように…と一緒に部屋を出ようとします。
隠岐 乞
「お願いします……」
二人が出ていくまでは平身低頭。
隠岐 乞
「うりゅう。ちょっとおねえちゃんと、話そっか」
隠岐 乞
探るにも場があるよねとか言い方があるよねとか。そんな説教兼八つ当たりをこんこんとしたのでしょう……。
マスターシーン
GM
狩っても狩ってもその数は減らず、ついには抑えきれず表の世界に被害が及ぶほどに。