プロローグ

GM
さて、翌日。
公爵家の依頼斡旋所にて。
GM
情緒が爆発したお二人は二日酔いかもしれませんね。
ともあれ、依頼の話を口頭で説明したら、応接室に招かれます。
乾野 浩紀
一人涼しい顔で応接室に入ります。
三津原 耀
このやろ~
虎幡 椿
三津原さんのこともあとで元気にしてあげよう。
三津原 耀
頼む……。
乾野 浩紀
この一人涼しい顔が既に嫌。
三津原 耀
登ってる
乾野 浩紀
嫌だっ・・・・・・
役人
子豚のほうの公爵夫人の末裔が、資料を抱えております。
みなさまをソファーに座るようすすめ……
役人
「早速ですが、此度の依頼のお話をさせていただきますね」
乾野 浩紀
「頼む」腰を下ろしつつ。
三津原 耀
座るとまだマシ……
虎幡 椿
どっこいしょっと!
乾野 浩紀
ほぼ一人で仕切ってます。
三津原 耀
一応聞いてるけどまあ浩紀さんに任せときゃ大丈夫っしょ……
役人
「今回、救世主さまにはですね、この本の調査をしていただきたいのです」
役人
一冊の本を取り出し、テーブルの上に置きます。
乾野 浩紀
目を向けます。
乾野 浩紀
「これが曰くの」
三津原 耀
だるそ~に本を見る。
GM
そこにはですね、
GM
32ページほどの厚さで、光沢のある表紙に

『××しないと出られない部屋 はちみつメロン』

と書かれています。
乾野 浩紀
「………………」
三津原 耀
「?」
虎幡 椿
「?」
GM
かわいい女の子のイラストも描かれています。
乾野 浩紀
「……曰くだな…………」
乾野 浩紀
かろうじてそれだけ絞り出しました。
役人
「はい」 真面目なお顔。
乾野 浩紀
堕落の国でこんな印刷できるものか……?
乾野 浩紀
いや……これは明らかに……
虎幡 椿
「ぜったい救世主が絡んでるやつじゃん」
三津原 耀
「これ、あの~、あれ?」
三津原 耀
「コミケ?」
三津原 耀
ニュースで見たことあるやつ……
乾野 浩紀
「あ~~……」
役人
「コミ……?」
乾野 浩紀
「こちらの話だ」
役人
「こほん。救世主絡み、というのは間違いありません」
GM
経緯を説明します。
GM
数日前、公爵家が付近の村で救世主の所有物と推測されるこの本を発見。
GM
確保し、調査を開始したのですが……
GM
なんと、読んだ者の姿が消えて戻ってこない、という異常事態が発生してしまったのです。
乾野 浩紀
大変な話だな、と思いました。(感想文)
GM
最初に一人消え、更にもう一人消え、こいつはやばいと確信。
三津原 耀
呪いの本だ。
役人
「これが救世主の異能であれば、対処できるのは救世主のみ……」
役人
「というわけで、調査を……あと、できれば消えた調査員の救出をお願いしたいのですが」
乾野 浩紀
「…………」
乾野 浩紀
既にろくでもない予感しかない。
三津原 耀
「まあいいんじゃない」
三津原 耀
いつもならもっと前のめりだけど、今朝はテンション低め。
乾野 浩紀
「まあ……いや…………」
虎幡 椿
「救世主にも会えそうっすよね。そろそろ期限もリセットしたいなー」
乾野 浩紀
報酬の額に釣られたようなもんだけど、幸いまだ懐には余裕があるんだけど。
乾野 浩紀
が、椿の言う通りでもあり。
乾野 浩紀
裁判でもできたら一石二鳥なのだが。
三津原 耀
「助けたって恩売っとくのもいいでしょ」
虎幡 椿
「カネ!」
乾野 浩紀
「……まあ、そうか」
乾野 浩紀
「ここまで来ておいて引き返すのもな……」
役人
「お金はこれだけご用意しました」
袋にどっさり。
乾野 浩紀
本当にどっさりなんだよ。
虎幡 椿
「ほら! いっぱい!」
乾野 浩紀
頭が痛い。
三津原 耀
「いいじゃ~ん」
三津原 耀
「決まり決まり」
乾野 浩紀
「…………」
GM
亡者退治で稼ぐよりよっぽど効率が良いですね!
三津原 耀
なんて割のいい依頼なんだ~!
乾野 浩紀
「……わかった、わかった」
乾野 浩紀
「請けよう」
役人
「ありがとうございます。救世主さまが三人もいらっしゃるなら希望が見えてきます」 ほっと一息。
乾野 浩紀
前請けた、あの……亡者の蔓延る下水道の捜索だとか……
乾野 浩紀
あれよりひどいことには……そうそう……
役人
「本は持ち出し禁止ですので、この部屋で閲覧なさってください」
役人
「私は巻き込まれぬよう退室しますね」
乾野 浩紀
「……読んだら姿が消えるんだな?」一応確認しておきます。
役人
「はい、そのはずです」
乾野 浩紀
「わかった。そのように準備する」
乾野 浩紀
まあ救世主なんでなんとでもなるが……
三津原 耀
「何が起こるんだろうな~楽しみ~」
GM
役員はさっと退室します。
もういつでも開いて大丈夫。覚悟さえ決まれば。
乾野 浩紀
決めたくねえ~。
三津原 耀
浩紀さんがいやになってる間に椿に体調をいい感じにしてもらいました。
虎幡 椿
キラキラ~
三津原 耀
やった~
乾野 浩紀
てらてらと光る薄い本へと胡乱げな視線を向けます。
虎幡 椿
「救世主の能力っぽいですよね~。じゃあ、見たこともない場所かな!?」
GM
PP加工だけど表紙が逸れていない、しっかりとした作りですね。
虎幡 椿
しっかり度を評価できる奴がこの場にはいない かわいそう
乾野 浩紀
まだ現代日本から来てるだけマシだからな
GM
まだまだマシです
GM
日本人がいるなら文字が読めます ともしてたんですが 全員たぶん読める……
乾野 浩紀
読めちゃう……
GM
読めないっぽい子いたわ
虎幡 椿
中卒だからそこそこ読めますよ!
虎幡 椿
でも漫画はちょっと読み方わかんない
乾野 浩紀
そっか……
三津原 耀
娯楽と遠い……
乾野 浩紀
流石にそこまでの知識はないが……
三津原 耀
「本っていうかノートだな~この薄さ……」
虎幡 椿
「何が書いてあるんすか?」
乾野 浩紀
「恐らく漫画じゃないかと思うが……」
虎幡 椿
「漫画か~……」
虎幡 椿
ちょっとテンション下がる。
三津原 耀
下がってるな~
乾野 浩紀
「どうせろくでもない内容だろう……」
虎幡 椿
「まあ、じゃあ、さっさと開いちゃいましょ」
三津原 耀
「いつでもいけるぜ~」
乾野 浩紀
「…………」
乾野 浩紀
行けはするけど、いつでも嫌。
GM
さあ、タップして本を開くのだ。
乾野 浩紀
いやだっ……!
三津原 耀
じゃあオレ開いちゃお!
虎幡 椿
いけ~!
乾野 浩紀
あああ~。
三津原 耀
ゴーゴー!!
GM
三津原さんが開くと、その瞬間景色がぐんにゃりと歪み……
GM
ぱっ。
GM
直後に、ベッドやテーブル、ソファなどが一通り揃えられた、豪奢な一室に切り替わります。
虎幡 椿
うわ~~っ!
乾野 浩紀
「…………」
GM
先程までの応接室はもうどこにもない。
虎幡 椿
「わわわ! え!?」
虎幡 椿
「え~~~~~っ!?」
三津原 耀
「なんだこれえ」
虎幡 椿
「スゴ!」
乾野 浩紀
「なんだろうな……」
乾野 浩紀
なんだろうというか……流石に見覚えはあるというか……
三津原 耀
堕落の国ではなかなか見かけない色彩に目がびっくりした。
GM
知ってる人は知ってるかもしれない、ラブとかカジュアルとか そんなホテルっぽい一室です。
乾野 浩紀
ある意味懐かしいというか……
三津原 耀
知ってる……めっちゃ知ってるんだけど……。
乾野 浩紀
堕落の国の連れ込み宿、だいたいシケてるからな~。
乾野 浩紀
利用はしないが……
虎幡 椿
「ラブホじゃん!!!!!!」
乾野 浩紀
「そうだな………………」
GM
簡易冷蔵庫とかポットとかある。
三津原 耀
「うわっすげっ」
GM
それに、脱出口であろう黒い扉も。
三津原 耀
「えっこれ使えんのかな」
虎幡 椿
まっさきに冷蔵庫に飛びつく。OPEN!
GM
軽食入ってます。ポットからは湯も出てくる。
乾野 浩紀
普段だったら止めるけど、まあいいだろうと思って好きにさせます。
虎幡 椿
「うそ! 食べ物ある!」
三津原 耀
「すげ~」後ろから覗き込んでる。
乾野 浩紀
とりあえず脱出経路を確認しよう……二人を置いて黒い扉へと行きます。
乾野 浩紀
出られない部屋、とはあったが。
GM
扉は固く閉ざされているようです。
その中央には洒落たフォントでこのような文字が書かれています。

『酒を飲まないと出られない部屋』
乾野 浩紀
「…………」
虎幡 椿
「そっちは!? えっお湯出るじゃん!」
三津原 耀
「出る出る!」
三津原 耀
じゃばば
三津原 耀
「最高~」
三津原 耀
「住むかここに」
GM
乾野さんがそれを認識した瞬間、テーブルに酒が現れます。ぽんっとな。
乾野 浩紀
「おっと」
三津原 耀
「? なんかあった?」
三津原 耀
浩紀の方を見る。
乾野 浩紀
「いや、今」
虎幡 椿
「待って、こんなのあった!?」
虎幡 椿
酒を指さす。
GM
昨日飲んだ酒よりも幾分か高級……というか、現代らしい銘柄。
乾野 浩紀
「今現れた」
三津原 耀
「酒!」
虎幡 椿
「嬉しい!」
乾野 浩紀
「……『酒を飲まないと出られない部屋』」
三津原 耀
「?」
乾野 浩紀
「だ、そうだ」と、吐き出すように言って扉を手の甲で叩きます。
乾野 浩紀
かんかん。
三津原 耀
見る。見た。
GM
開かず、鍵穴もない扉。
虎幡 椿
「あははは! マジで言ってんのこの部屋!」
三津原 耀
「じゃあまあ飲むか」
三津原 耀
躊躇なし。
三津原 耀
タダ酒って……最高!
乾野 浩紀
一応他の脱出経路も確認はしておくが……
虎幡 椿
「ついでにこっちも頂いちゃおう!」
乾野 浩紀
窓とか……
虎幡 椿
出られない部屋関係ないけど軽食に手をつけるぞ。
GM
窓はないようで、特に隠し通路らしきものもありませんね。
乾野 浩紀
罠くさくて嫌なんだよな。もう全てが今更だけど。
乾野 浩紀
期待はしてなかったけど、見つからないな~。
乾野 浩紀
そんな予感はしてたけど完全に話進め役になってる。
GM
助かります
虎幡 椿
ありがたい
乾野 浩紀
一家に一台は要る。
三津原 耀
「つまみほしいもんな~飲むなら」
三津原 耀
椿と一緒に冷蔵庫の中のものテーブルに置き置き。
GM
柿ピーとかスナックとか、コンビニで買うよりちょっと割高な値段が提示されてる奴らです。
乾野 浩紀
一通り調べたので、諦めて二人のもとへと戻ります。
乾野 浩紀
「やはり他に脱出口はないな」
三津原 耀
すっかり飲みの準備が整ってます。
乾野 浩紀
すげ~現代日本的飲みの準備が整ってる。
三津原 耀
「仕方ないな~諦めて飲むしかないな~」
三津原 耀
「う~ん仕方ない」
虎幡 椿
「それじゃまずは」
虎幡 椿
「乾杯の音頭を! リーダー!」
乾野 浩紀
「…………」
三津原 耀
グラス持って待機してます。
乾野 浩紀
どっかり腰を下ろします。手袋を外して、グラスを手に取る。
乾野 浩紀
「それでは」
乾野 浩紀
「……乾杯」
乾野 浩紀
と、素っ気なく言ってグラスを掲げる。
三津原 耀
「かんぱ~い!」
三津原 耀
そこにグラスを合わせる。
虎幡 椿
「かんぱーーーい!」
三津原 耀
うぇ~い!
乾野 浩紀
ちん、とこちらの世界ではなかなか聞けない繊細な音が立ちます。
乾野 浩紀
ちゃんとしたグラス、ほとんどない。
虎幡 椿
こっちからは勢いよくぶつけに行くぞ。カーン!
GM
ラブホで男三人が酒盛りしてる
乾野 浩紀
ラブホ男子会ってこと?
GM
存在したのか……男子会プラン……!
乾野 浩紀
ラブホ男子会で検索したらBL漫画が引っかかってなんもかも嫌になっちゃった。
GM
逃げられない
三津原 耀
ぎゃはは
虎幡 椿
柿ピーをつかみどりして丸ごと口の中へ。
GM
肝心のお酒の味ですが、普段よりも美味しく感じられますね。
ちょっとアルコール度数が高い気はします。身体が温まる。
三津原 耀
罠とか毒とかは知らないぜ。飲むぜ。
乾野 浩紀
椿が封印されないことを祈っています。
虎幡 椿
「……………………………………ッまい!!」
三津原 耀
「うめ~~~」
乾野 浩紀
それはそれとして、そう。
乾野 浩紀
「……美味いな」
虎幡 椿
「何これ!? 現代に帰ってきちゃった!?」
三津原 耀
「あ!!」
三津原 耀
「氷あるんじゃね!?」
GM
冷蔵庫に備え付けられてるんだな~
三津原 耀
開けます。ある!
三津原 耀
「ある!!」
三津原 耀
「ロックロック!!!」
乾野 浩紀
ミネラルウォーターもありそう。
GM
無料で一本ついてきますね。
乾野 浩紀
追加は金が要るのかあ。
三津原 耀
かち割り氷とミネラルウォーターをテーブルに持ってくる。
乾野 浩紀
頬杖をついて二人の好きにさせています。
三津原 耀
「あ~氷の音~~」
三津原 耀
かろん……
GM
精算機は扉の横にあるんですが、特に動作しておらず、支払いを要求する感じではなさそう。
GM
と、そのとき、
GM
カチャッという音共に、扉が開きます。
乾野 浩紀
「おっと」
乾野 浩紀
振り向きます。
GM
書かれたことをこなした結果みたいですね。
虎幡 椿
「マジで開いた! 意味わかんね~!」
三津原 耀
「はや~」
三津原 耀
「まだ……これからだろ宴会は!」
乾野 浩紀
これだから救世主絡みの案件は……
GM
それに、ひとつ遅れて精算機からカラン、と音がして、なんと100円玉が出てきます。
乾野 浩紀
「は?」
乾野 浩紀
堕落の国の通貨でも、6ペンスコインでもなく、100円通貨。
虎幡 椿
「も~らい!」
乾野 浩紀
流石に懐かしいものを見て眉を上げます。
GM
そう、見たことあるあれ。
虎幡 椿
奪い取っちゃえ。
乾野 浩紀
「椿……」咎め立てはしかけたものの、特に咎める理由はそれほどないな……
乾野 浩紀
ないか……?
三津原 耀
ないない
三津原 耀
余ったつまみ持ち出せんのかな……
三津原 耀
とりあえず持っていってみるか……
虎幡 椿
何も考えずに盗ってから使う機会がないことに気づいたけど、まあ、ここで使うかもしれないしね!
乾野 浩紀
ここで100円玉が出てくる意味を考えています。
乾野 浩紀
どう考えても奇跡の力の絡むものだし、まさか元の世界に戻れたとは考えない。
三津原 耀
はちメロ先生男たちに荒らされててかわいそうだな
GM
かなしい 帰ってほしい
三津原 耀
もっとあらすぜ~!
GM
かつてこれほどまでに帰ってほしい案件があっただろうか?
乾野 浩紀
本当にかわいそう。
乾野 浩紀
やや唖然としていたが……
三津原 耀
「まあとりあえず進めば分かんじゃね?」
GM
ちなみに、半分開いた扉の先にはうっすらと通路が見えます。
乾野 浩紀
「……そうだな」
乾野 浩紀
「次に行くぞ、椿」
虎幡 椿
「はーい!」
虎幡 椿
「いいもん見つけたら教えてくださいね! トリートメントとか欲しいな!」
三津原 耀
「ほし~」
乾野 浩紀
「探せばありそうなのがなんとも……」
乾野 浩紀
では黒い扉を押し開けて、部屋の外へ出ます。
GM
では、みなさまが外へ出ますと……
GM
長い廊下。
GM
薄桃色の壁と、ふかふかのカーペットが敷き詰められています。
GM
左右には一定間隔で黒い扉が配置されています。
先程の部屋も、その中の一室だったようですね。
乾野 浩紀
嫌な懐かしさが胸にこみ上げ続ける~。
三津原 耀
出てもラブホだ~
乾野 浩紀
常に郷愁の念を感じている身だけど、こんなところで懐かしさを感じたくはなかったよ。
虎幡 椿
目は疲れるけど足は疲れない。文明ってすごい!
GM
並ぶ扉の中にはひとつだけ、一回り大きいものが存在します。
GM
その扉には、これまた洒落たフォントで

『新刊・裁判しないと出られない部屋 ●●円』

と書かれており、いかにもボス部屋といった空気を醸し出しています。
三津原 耀
ボス部屋だ。
三津原 耀
でかい鍵がないと入れなそう。
虎幡 椿
「あれ、ここゴールか?」
GM
しかし、扉は閉ざされたまま。
その隣にある精算機がいくらかの入場料を求めているように見えます。
乾野 浩紀
「なるほど」
乾野 浩紀
「先程の100円玉はここで使うのか」
三津原 耀
「は~ん」
乾野 浩紀
「落とすなよ、椿」
虎幡 椿
「…………」
虎幡 椿
「やっぱ返しまーす!」ちゃりん
乾野 浩紀
「はいはい」返されます。
乾野 浩紀
ポケットにしっかりしまう。ポケットの多い服を着ている。
GM
得た100円玉は一枚だけ。
ここからどれだけ必要かは分かりません。
GM
ここで、カメラが切り替わり……
GM
GM
一方その頃。
GM
きみたちの知らない個室にて。
GM
眼鏡をかけた男が、液タブめいたモニターできみたちを観察していました。
はちメロ先生
右手にはタブレット。左手には薄い本。
乾野 浩紀
被害者の描写か?
三津原 耀
もうかわいそう
乾野 浩紀
眼鏡男子なんだ……
三津原 耀
液タブ使ってる
虎幡 椿
メガネ男子か~!
乾野 浩紀
属性がかぶらなくてよかったな(素朴)
はちメロ先生
映るモニターをこんこんと叩き、考える仕草。
はちメロ先生
「……いや……」
はちメロ先生
「…………なんだこいつら!?」
GM
あのフォロワーが2万人いる同人作家のはちみつメロン先生!?あのフォロワーが2万人いる同人作家のはちみつメロン先生です。
はちメロ先生
「男三人!?」
はちメロ先生
「さ、最悪だ!帰ってくれ!!」
調査員
「BLとか~、ショタものとか、ダメなんですか?」
その背後には、薄い本を読みながらうっとりしている公爵家調査員が。
はちメロ先生
「男の娘だって興味ないんだよ、僕は!!」
乾野 浩紀
ギャハハハ
三津原 耀
かわいそ……
虎幡 椿
いい男の娘になりそうな顔しとるくせに
三津原 耀
そうだ 女装しろ
乾野 浩紀
お前が男の娘になるんだよ
はちメロ先生
「くそ……こいつらと戦わなきゃいけないのか?」
はちメロ先生
「何か、こいつらを追い詰める手段は……!」
虎幡 椿
は?
虎幡 椿
割割割割割割装?
乾野 浩紀
ほらーーっ愛型ーーーーーっ
乾野 浩紀
なんて!?
虎幡 椿
面……白……
GM
割割割割割割装です
虎幡 椿
すっげえビルドきた
GM
かけひきでは誘い受けと一押ししかできません
三津原 耀
すげえ
三津原 耀
イカサマかわいいね
乾野 浩紀
5万人絵師に来られたら機能しなくなるイカサマ
虎幡 椿
2万人のフォロワーがいるなあ
三津原 耀
>はちみつメロン先生のファンと化した公爵家調査員。月10000円プラン加入。
三津原 耀
めっちゃファンじゃん
虎幡 椿
いっぱい貢いでる
はちメロ先生
「…………正直、滅茶苦茶帰ってほしいけど……それでも描くしかない」
はちメロ先生
「ぜ……全員まとめて虚ろな目にして、暗転で〆てやるよ……!!」
乾野 浩紀
そんな義務感持つな!
虎幡 椿
元の世界で最後に出部屋で味をしめてそれがそのまま能力になっちゃったのか……
乾野 浩紀
かわいそうだが俺たちを出してくれ。
GM
出部屋でバズっちゃったんですね
虎幡 椿
しかも今回押し寄せてきたのはだいぶ怖いタイプの生身の人間……
GM
めちゃめちゃ怖いよな……
GM
こんなに怖いことないです
三津原 耀
よっオタクくん~!
乾野 浩紀
耀くんが一番怖いだろうな……
虎幡 椿
かわいそう