メインフェイズ
七竈 幽
2d6 初手を勝ち取るぞ (2D6) > 5[1,4]
> 5
七竈 蘇芳
2D6 (2D6) >
3[1,2] > 3
懸鉤子 蜜
2d6 (2D6) >
4[2,2] > 4
◆メインフェイズ第一サイクル第一シーン
シーンプレイヤー:七竈 幽
七竈 幽
CST 都市シーン表振ります
都市シーン表(8) >
古びた劇場。照明は落ち、あなたたちのほかに観客の姿は見えないが……。
七竈 幽
振ってみたけど どうしようかな 一人なんだよな
GM
気の赴くままに探し求めていつの間にか潜り込んでたんですか。
七竈 幽
一旦集中して気配とか探るか……となったのかもしれない
GM
人気のない変わりに、少しだけどこか埃っぽさが漂う。
七竈 幽
幽は今日も朝から、かの人物を求めて街を彷徨っていた。
七竈 幽
学校はしばらく休むと蘇芳から連絡してもらった。
七竈 幽
昨日はあんなにも確信を持って歩を進めていけたのに、今日はどうにも手応えがない。
七竈 幽
しかし、そう遠くないどこかにいることは分かる。
七竈 幽
磨き上げられた刀身が、鏡のように幽の顔を映す。
七竈 幽
2D6>=5 (判定:見敵術) (2D6>=5) > 8[4,4]
> 8 > 成功
GM
深い赤色の緞帳が、吹くはずのない風に揺れた。
◆メインフェイズ第一サイクル第二シーン
シーンプレイヤー:懸鉤子 蜜
懸鉤子 蜜
ブレッドにローストポーク、ハム、チーズ、ピクルスを挟んで。
バターでカリカリに焼く。ハニーマスタードをきかせるのが隠し味。
懸鉤子 蜜
隠れ家でもちゃんとしたものが食べれるように。
安心して眠れるように。
前から入念に準備をしていた。
懸鉤子 蜜
あの時から仰せつかった、この使命。
守るということ。身の回りの世話をするということ。
ただ追手を制圧するだけでなく、透夜自身のために必要なことを考える。
懸鉤子 蜜
デザートに買ってきた苺をつつきながら。
透夜の顔を見つめる。
獅子鞍 透夜
自分は幼く、きちんと理解ができていなかったと思う。
獅子鞍 透夜
それでもこうして人間らしい生活ができているのは、ひとえにミツのおかげだった。
懸鉤子 蜜
はじめてふたりで食べたのも苺だった。
パンケーキを焼いて。苺を乗せて。
懸鉤子 蜜
準備をしてきたけれど。
いざこうして、その時が来て。
思うことは。
懸鉤子 蜜
どうして、仰せつかったのは『宝珠・迦具土』を守ることなんだろう。
懸鉤子 蜜
そういうものだと思って生きて来たけれど。
ずっと、ずっと不思議だったし。
懸鉤子 蜜
本当はあの時からむかっと来てた。
当然そんなことは言えないし。
だからこうして、こういう形でしか。
懸鉤子 蜜
透夜の秘密を調べます。
特技は隠形術。
この日まで準備してきた、大事な務め。
懸鉤子 蜜
2D6>=5 (判定:隠形術) (2D6>=5) >
11[5,6] > 11 > 成功
獅子鞍 透夜
最後のイチゴを飲み込んで、ふとその顔を見る。
獅子鞍 透夜
こうして、美味しいごはんとデザートを食べられる。
懸鉤子 蜜
いつもの笑顔が少しだけ、昔の緊張した笑みに戻って。
また笑う。
懸鉤子 蜜
「こうしてとーやの力になれるの、うれしい」
懸鉤子 蜜
「やー、シノビの家に生まれたからには」
獅子鞍 透夜
そういう風に言われると、照れるだろ。
獅子鞍 透夜
ずっと、自分の人生犠牲にして生きてるようなもんだろ。
獅子鞍 透夜
いつまで、一緒にいてくれるんだろう。
獅子鞍 透夜
「あの、さ。俺……話してなかったことが、あるんだ。」
獅子鞍 透夜
話したかったこと。
話さなければならないこと。
本当は話したくなかったこと。
懸鉤子 蜜
「今はもう私自身の願いでそうしてるよ」
獅子鞍 透夜
いつも、楽しそうに笑っているように見えて
獅子鞍 透夜
それでも、これまで積み重ねてきた日々は
獅子鞍 透夜
「さっさと彼奴ぶっ倒して学校もどらねーと」
獅子鞍 透夜
「アプデ前にもどらねーと、俺だけランクおいてかれるし……」
獅子鞍 透夜
「何より、あのユウって名前気に入らねーしな!」
懸鉤子 蜜
たとえ追われる身の隠れ家であっても、この夜も積み重ねてきた日々のひとつになる。
懸鉤子 蜜
「じゃ、今日は早く寝ましょう。
お風呂先にど~ぞ」
◆メインフェイズ第一サイクル第三シーン
シーンプレイヤー:七竈 蘇芳
GM
他の誰か出すかな? どういうシーンにいたしましょ。
七竈 蘇芳
幽と一緒に。こっちはお家で晩御飯かな。
七竈 蘇芳
今日は昨晩の大根と蛸の煮物のあまり、焼いたはんぺん、小松菜のおひたし、汁ものに麦ごはん。焼いた鳥がすこし。
七竈 蘇芳
帰ってきた気配に、前掛けで手を拭いながら玄関まで迎える。
七竈 幽
いつもと変わらぬ無愛想……に、見えるが。
七竈 蘇芳
火の匂いがしない。死の匂いも、血の匂いも。
七竈 蘇芳
「まあ、あちらさんも警戒は続けてるだろうからね」
七竈 蘇芳
誰かを殺しにさまよう子供へのそれではない。
七竈 蘇芳
この家も、昔からこうだったわけではない。
七竈 蘇芳
ひとらしい生活がかたちになるのは本当にゆるやかだった。
七竈 蘇芳
なにせ羹と膾の区別もなく子供に与えるような男だった。
七竈 幽
それでも出されたものは文句なく、なんでも食べた。
七竈 幽
そして必ず、「おいしい」と感謝を告げた。
七竈 蘇芳
与えたまま、あるままを受け取るこの子のからだが、
自分の喰わせたもので出来あがるのだと気づいてからは。
七竈 蘇芳
火の扱いも覚え、包丁さばきを身につけ。
七竈 幽
蘇芳が幽に合わせて自身の生活を変えてくれたことを、理解している。
七竈 幽
だから昔から変わらず、作ってくれたものはなんでも食べる。
七竈 幽
普段から無口な幽は、食事の際には特に物静かになる。
七竈 蘇芳
やや持ち方のだらしない箸で、食事が続く。
七竈 蘇芳
感情判定をします。使用特技は兵糧術。異形化で代用。
七竈 蘇芳
2D6>=6 (判定:異形化) (2D6>=6) > 7[1,6]
> 7 > 成功
七竈 幽
ET 感情表(2) >
友情(プラス)/怒り(マイナス)
七竈 蘇芳
ET 感情表(2) >
友情(プラス)/怒り(マイナス)
七竈 蘇芳
「蘇芳さんなんて学校行ってないんだから」
七竈 幽
乱れた前髪の隙間から、火傷の痕がのぞく。
七竈 幽
蘇芳は背が高い。話す時はいつも見上げる形になる。
七竈 蘇芳
右顔面を覆うような火傷を、長い親指が撫でる。
七竈 蘇芳
こちらはやや背をかがめ、覗き込む形になる。
七竈 蘇芳
血の匂いも、焼けた肉の匂いも今はしない。
七竈 蘇芳
本人が気にしていないのなら、気にする必要もない。
七竈 幽
親のような、兄のような、ただ一人の友人のようなこの人を相手に
七竈 幽
幼い頃には、その理由に恐怖心もあったかもしれない。
七竈 幽
『神鏡・啼沢女』の秘密を蘇芳に譲渡します。
七竈 幽
だけど蘇芳が幽のためにしてくれることを、
七竈 蘇芳
与えられるものはなんでも。願われることは出来るならすべて。
◆メインフェイズ第一サイクル第四シーン
シーンプレイヤー:獅子鞍 透夜
獅子鞍 透夜
俺はミツと一緒にその蘇芳って男の秘密を抜きに行きます。
獅子鞍 透夜
見た目の特徴とかからだいたいの場所を割り出して、絡繰りで調査しようかなと。
獅子鞍 透夜
2D6>=5 (判定:絡繰術) (2D6>=5) > 7[1,6]
> 7 > 成功
懸鉤子 蜜
投げ物を使うなんて調べてくれと言っているようなものでしてよ。
GM
ばっちり調べられましたねえ。お送りしました。
獅子鞍 透夜
ミツの調査した情報をもとに、蘇芳(そういう名前らしい)という男の住処があるらしい地区を走る。
懸鉤子 蜜
少し遅れての並走。
周囲を警戒しながら、辺りに視線を向ける。
獅子鞍 透夜
それに加え、小型の自動徘徊収音ドローンを飛ばしている。
獅子鞍 透夜
透夜は筋力に恵まれなかったが、こういった絡繰や機械類の使用に長けていた。
獅子鞍 透夜
おそらくは、あのユウという男も近くにいる。
獅子鞍 透夜
音も気配もなく、その場所へと向かう。
獅子鞍 透夜
一般的な家屋のように見える、その板の隙間から『蟲』を放す。
獅子鞍 透夜
建物の反対側から忍び寄り、聞き耳を立てる。
懸鉤子 蜜
頷いて、すぐに動けるような場所へ身を潜める。
獅子鞍 透夜
記録や素性の分かりそうなものを物色する
獅子鞍 透夜
先日は、ユウに圧されて感じなかった。
七竈 蘇芳
訊くころには、視線がそれを見つけている。
七竈 蘇芳
この家の影という影に、鬼の気配はある。
獅子鞍 透夜
「随分とのんきなもんだな、『蘇芳』さんよ」
七竈 蘇芳
「きみたちに用事があるのは俺じゃないからさ」
懸鉤子 蜜
張っておいた罠が聞こえたと思ったらすでに中へ。
そののらくらとした態度に少し眉を顰め。
七竈 蘇芳
「……人んちに入ってきて随分な態度だこと」
懸鉤子 蜜
「……敵意がないのは結構なことですが」
七竈 蘇芳
「見逃したげるって言ってるんだけどな」
獅子鞍 透夜
「アンタの息子が帰ってきたら困るからか?」
七竈 蘇芳
息子、という言葉に、無邪気に嬉しそうな顔をする。
獅子鞍 透夜
しゃかしゃかと羽虫が翅をこするような音が室内にこだまする。
獅子鞍 透夜
やがて、静寂が戻り。
鬼を残してシノビは去る。
獅子鞍 透夜
ユウが使いそうな『道(ルート)』を避けながら、走り。
獅子鞍 透夜
己が感じたこと。
わかったことを告げながら。
懸鉤子 蜜
同じように、こちらも直感したものを話した。