◆メインフェイズ第三サイクル第一シーン

シーンプレイヤー:蘭沢 清誉

GM
あてどなく獣道を歩く。
GM
日が沈み、月が出で、やがて空が白み。
GM
繭子の指し示す道をゆき、
GM
やがて気取るは獣の気配ではなく、
GM
別の男、
GM
刀鍛冶の。
蘭沢 清誉
足を止める。初めにひとり獣を追ったあの夜に行きかったそれと同じ気配。
牛墓 鞴良
視線を向けた先に男がいる。
蘭沢 清誉
「牛墓……」
蘭沢 繭子
夫婦で並び、男と相対する。
蘭沢 清誉
隣に妻とする女の姿がある。小さく、幼い、ほとんど少女の。
牛墓 鞴良
乱世の命を受け、四肢を刀のために投げうち。
妻を炉にくべた男。
牛墓 鞴良
ふたりの姿を認め、笑った。
牛墓 鞴良
「わかったかよ、あの日の歌が」
蘭沢 清誉
「……お前も、未だ務めを果たせていない」
蘭沢 清誉
「ーー……」
牛墓 鞴良
「馬鹿な女と」
牛墓 鞴良
「煽る間もなかった」
蘭沢 繭子
「…………」
蘭沢 清誉
「あれは、俺に。己を斬れと言った」
蘭沢 清誉
鞘の半ばを握り、妻の血を啜った刀を眼前に示す。
蘭沢 清誉
「俺があれを討つ」
牛墓 鞴良
「贖いよな」
牛墓 鞴良
「乱世が生み、情に飢えた化生を。伴侶を喰らう刀で討つとは」
牛墓 鞴良
「私も業深き者の一人故に、解る。が、」
牛墓 鞴良
「出来るかねェ」
蘭沢 清誉
「出来なければ死ぬまでだ。俺も、この女も、腹の子も、お前も」
蘭沢 繭子
「……清誉様がなさると仰ったことを、私は信じます」
牛墓 鞴良
「ぬかせ。生きると言え」
牛墓 鞴良
「御前が持つは我が妻の肉ぞ」
蘭沢 清誉
「……」
蘭沢 清誉
「お前もそう言うのか。……生きろと」
牛墓 鞴良
「老人がそう言わねば、生まれる甲斐がないだろうが」
牛墓 鞴良
つい、と繭子の腹を煙管が指す。
蘭沢 繭子
つられて、示された場所を見下ろす。
蘭沢 清誉
言われるたび、腕に、腹に、背に、ざわつくものがある。
蘭沢 清誉
泥のように纏わり続ける殺意。あの獣を討てと。
牛墓 鞴良
「たとひ真でなくとも、口に出さねばならんものがある」
蘭沢 清誉
「あれの言葉もそうだというのか」
蘭沢 清誉
「終焉を」
蘭沢 清誉
「始めると、言った。あれは…………」
牛墓 鞴良
言葉を返さず、煙を吸う。
蘭沢 清誉
獣となった男の翡翠の髪と、そこに流れた光が。
瞼の裏に焼き付いている。
牛墓 鞴良
視線が、促す。
お前が待っているのはこちらの言葉ではないだろうと。
牛墓 鞴良
いずれ幕の開く終焉を取りやめる理由は、お前のうちにしかない。
牛墓 鞴良
すでに終わった過去を生きる男が語る言葉は。
ここにはない。
蘭沢 清誉
「………………」
蘭沢 清誉
口を閉ざした静寂にもまた、言霊は宿る。
流れた時の重みだけ、沈黙は語る。
蘭沢 清誉
牛墓鞴良のもう一つの秘密を調査します。特技は【言霊術】で。
GM
いいでしょう。がんばって。
蘭沢 繭子
感情修正を入れます。
GM
はい。では+1を。
蘭沢 清誉
2D6+1>=5 (判定:言霊術) (2D6+1>=5) > 8[4,4]+1 > 9 > 成功
GM
成功ですね。清誉と繭子へと渡ります。
GM
お送りしましょう。
蘭沢 清誉
今度こそは、違えずに。
蘭沢 清誉
逃げずに。
蘭沢 清誉
唇が、微かにわななく。
牛墓 鞴良
笑う。
牛墓 鞴良
流れた時の重みだけが、それを雄弁に語る。
蘭沢 清誉
鞘が軋むほど手に力が籠る。
蘭沢 清誉
そうして初めて、妻を見た。
蘭沢 繭子
「……清誉様?」
蘭沢 繭子
腹に手を添えた妻が、あなたを見上げている。
蘭沢 清誉
『二人で、二度目の生涯を始められるよ』
蘭沢 繭子
一度はあなたの手によって生を終えたはずの妻が。
蘭沢 繭子
今は傷もなく。
蘭沢 清誉
自分たちには、確かに居所がここにある。
望むと望まざるとにかかわらず、居るべき場所が。
蘭沢 繭子
新しいいのちをその細い身体に宿して、立っている。
蘭沢 繭子
あなたの隣に。
蘭沢 清誉
『選べんことは不幸か』
蘭沢 清誉
否と答えた。
蘭沢 清誉
答えた以上は。
蘭沢 清誉
「……行くぞ」
牛墓 鞴良
ひらひらと手を振る。
牛墓 鞴良
蝶のように袖だけが舞う。
蘭沢 繭子
「……はい」
蘭沢 清誉
歩き出す。未だ燻る激情をそのままに。
ーー蝶を追って。
蘭沢 清誉
貴様が知っても、どうせ靡きはしないのだろうな。
翡翠
ひらりひらりと蝶が舞う。
蘭沢 清誉
翡翠に牛墓鞴良のもうひとつの秘密を譲渡します。
GM
了解しました。ではこれにて公開ですね。
【追加の秘密:牛墓 鞴良】
あなたはあと一度だけ、魔刀『化生鏖刃』を鍛え上げることが出来る。
鍛えるための宣言は自分がシーンプレイヤーのドラマシーンで行うこと。
宣言した場合、この秘密は公開される。
また、その場合あなたはクライマックスフェイズ終了時に死亡する。

この刀の力を使って妖魔化した者は、必ず制御判定に失敗し、
エンディングフェイズで新たなる『終末の獣』と化す。
あなたは刀の使用者になれない。

あなたには更にもうひとつ秘密がある。
GM
以上です。
蘭沢 清誉
白む空に日が昇り、まるで何事も起きていないかのように世界は明るく輝く。
風のさざめく中に二人分、足音はなく、気配だけが影のように道を行く。
蘭沢 清誉
その目の先に、黒い翅の蝶。
蘭沢 清誉
ーー辿ればいずれまたまみえる。最早避けられない。
蘭沢 清誉
生まれた時からその瞬間を、心待ちにしていたはずなのに。
蘭沢 清誉
泥をかぶったような気持ちのまま、歩き続ける。
GM
小夜更け方の夜が明け、
GM
鹿の鳴く音を耳に聞いた。

◆メインフェイズ第三サイクル第二シーン

シーンプレイヤー:翡翠

GM
蝶の知らせ。
GM
居所をなくした獣に慣れ親しみ付き従う、美しき眷属。
GM
そのもたらした真実は。
翡翠
蝶が舞う。
翡翠
「…………」
翡翠
そのひと翅を指先にとまらせて。
翡翠
使役の蝶は知らせをもたらす。
言霊術で牛墓 鞴良の次の秘密を調査します。
GM
了解です。判定をどうぞ。
翡翠
2D6>=5 (判定:言霊術) (2D6>=5) > 10[5,5] > 10 > 成功
GM
つつがなく成功、そして感情があるのでそのまま公開ですね。
【最後の秘密:牛墓 鞴良】
あなたは自らの【使命】を果たすため、わが子との記憶を捨てた。
もし記憶を取り戻してしまったなら、あなたはわが子を殺せなくなる。
その場合、あなたの【使命】は『終末の獣』を守ることに変更される。
GM
以上です。
翡翠
誰も彼もが神の手のひらの上。
翡翠
あちらを摘まれ、此方を啄まれ。
翡翠
穴だらけの心を甘美な誘惑で満たす。
翡翠
「…………」
翡翠
復讐を望むかと、それは問いかける。
翡翠
否と応える。
翡翠
「悲しむ人は、少ない方がいい」
翡翠
きっと、きっと。
翡翠
自分の存在を望むものはいなかった。
翡翠
もう、いない。
翡翠
もうすぐ、蝶が帰ってくる。
翡翠
俺は翡翠。
翡翠
それ以外の名は持たない。
翡翠
帰る場所も、行き着く場所もない。
御伽噺
はたしてほんとうに。
いなかったのでしょうか。
御伽噺
── 昔々、あるところに。
御伽噺
異郷の女がひとりいました。
御伽噺
月の光を髪にやどし。
肌は大地のように浅く黒く日に焼けて。
御伽噺
争いも苦しみもない、誰もが善良な理想郷から地上を覗き見ていました。
御伽噺
田畑は焼け、ひとびとは争い。
ひとたびふれればその身が穢れる乱世。
御伽噺
けれど。
誰もが愛を謡うのです。
御伽噺
女は。
地上に降りて。
ひとりの男を愛し。
御伽噺
やがて、子をひとりもうけます。
御伽噺
それが、あなた。
御伽噺
──
御伽噺
これは、ただの御伽噺。
そうしていつか獣の一生もそうなるかもしれない。
御伽噺
かつてそこに理想郷があると御伽噺が言った。
月から届く光だけが獣を照らしている。

◆メインフェイズ第三サイクル第三シーン

シーンプレイヤー:牛墓 鞴良

牛墓 鞴良
あの夜から、連日の月が昇る空。
牛墓 鞴良
その日は雨だった。
けぶるような雨水が木々を、地面を打つ。
牛墓 鞴良
500年前。
天下泰平を目前にした戦場で獣が生まれた。
牛墓 鞴良
今もこの山中に居る。
牛墓 鞴良
気配を、残された足取りを追えばそこにそれはいた。
果たしてそれが長年磨き上げられた忍の勘によるものなのか。
牛墓 鞴良
『化粧応神』が導いたものなのか。
牛墓 鞴良
『化生鏖刃』が呼ぶものなのか。
牛墓 鞴良
時を刻むがごとく、それのいる方向へ歩みを進める。
翡翠
500年前。
戦乱の世に刀を振るった一人の男がいた。
翡翠
天下泰平の為、愛する者の為。
幾人もの肉を切り命を奪ったその男は、いつしか英雄と呼ばれていた。
翡翠
数多の血を啜り、命を絶った『化生鏖刃』は男を獣に変えた。
翡翠
月の光のように輝く金の髪に、冷たい翡翠の瞳。
翡翠
それは500年の時を経てなお、変わらずそこにある。
牛墓 鞴良
あの日。
男が獣になった瞬間。
牛墓 鞴良
雨の夜に月が出た。
歪な美しさを前に悟った。
牛墓 鞴良
これが我が使命。
牛墓 鞴良
そうして500年が経った。
牛墓 鞴良
再び雨の夜に月が昇ろうとしている。
牛墓 鞴良
じきに世界は終わる。
終わらぬのなら、下された命通りに刀を折る。
牛墓 鞴良
そうして何もかもが。
何もかもが──
牛墓 鞴良
否。
牛墓 鞴良
私が生きてきたのは。
それしきのことだっただろうか ──
牛墓 鞴良
歩く。
月の金が、あの翡翠が左眼に映るまで。
翡翠
男は善良であった。
翡翠
故に、己が身を天下泰平の為にと捧げ、父の刀を手に人を斬り続けた。
翡翠
人を斬った。
翡翠
人を斬った。
翡翠
人を斬った。
翡翠
争いも苦しみもない、誰もが善良である理想郷が。
翡翠
いつか現世に成ると信じて。
翡翠
しかしてその眼に映るのは、屍の転がる戦場と飢餓。
嘆き、苦しみばかり。
翡翠
両手に残ったのは大いなる絶望と……
翡翠
新生へ至る為の力。
翡翠
今、男は待っている。
翡翠
その耳が、微かなれど歪な足音をとらえた。
牛墓 鞴良
蹄にも似た片足の音が、泥水を微かに打つ。
牛墓 鞴良
「よう」
翡翠
「ああ」
翡翠
男は向き直る。
翡翠
「まだ、演者はそろっていないよ」
牛墓 鞴良
「早く着きすぎちまったか。参ったね、どうも」
翡翠
微笑む。
牛墓 鞴良
「世界の終わりを肴に飲みに来たんだが、生憎の雨だな」
牛墓 鞴良
「お前ェさんの晴れ舞台だってのになァ」
翡翠
「まあね」
翡翠
「……でも、雨は嫌いじゃない。」
牛墓 鞴良
「そらまた何故?」
翡翠
「痕跡を消してくれるし、人の場所も教えてくれる。何より……」
翡翠
「少し、落ち着くような気がするんだ。」
翡翠
「何かを思い出させてくれるような」
牛墓 鞴良
── 雨は嫌いじゃない。
妻もかつて、そう言った。
牛墓 鞴良
今の世には珍しくもない色の髪。
化生に相応しすぎる翡翠の瞳。
牛墓 鞴良
妻と同じ色をしている。
牛墓 鞴良
あの日、炉に身を投げた瞬間のほかは。
朧げにしか思い出せない。
牛墓 鞴良
「私が御前さんと初めて会った日もこんな雨だったよ」
牛墓 鞴良
あの戦場で。
翡翠
己が鍛えた刀を構えし異形。
翡翠
「…………」
翡翠
「初めて……そうか。」
翡翠
「…………忘れたんだね」
牛墓 鞴良
「御前さんこそ、覚えはないか?」
翡翠
「さぁ」
牛墓 鞴良
眼帯を解く。
牛墓 鞴良
翡翠色の眼。
牛墓 鞴良
「あの頃はこっちの眼も見えてた」
翡翠
「何が見えていた?」
牛墓 鞴良
「……こっちの眼は」
牛墓 鞴良
「妻にもらったものだ」
牛墓 鞴良
「だから。もはや、それを覚えている者はいない」
牛墓 鞴良
「あの身が炉にくべられた時に、すべて燃え落ちた」
牛墓 鞴良
「あの日から何も見えんのだよ」
翡翠
「…………」
翡翠
「何故」
翡翠
「何故、こうなった」
翡翠
「俺が間違っていたのか?……なぁ」
翡翠
「正しいとはなんだ。善良とはなんだ。平和とは、泰平とは。」
牛墓 鞴良
「否」
牛墓 鞴良
「御前さんはよくやった」
牛墓 鞴良
「私が500年、左眼で世を見たのだ」
牛墓 鞴良
「御前が成した乱世の先を」
翡翠
「…………違う」
翡翠
「違う、私は……!」
翡翠
頭を抱えて蹲る。
牛墓 鞴良
「……獣よ」
牛墓 鞴良
「足りぬか」
翡翠
「…………」
牛墓 鞴良
「なら、次の世も見ていてやろう」
牛墓 鞴良
『居所』を翡翠に渡します。
GM
プライズの『居所』ですね。
GM
翡翠は受け取りますか?
翡翠
「500年。」
翡翠
「国は争い、人は殺し合い、平野には死体が転がっている」
翡翠
「私はまだ、何も成していない」
翡翠
受け取りを拒否します。
翡翠
また、『失っている記憶と感情の回復』の効果を牛墓 鞴良に適用します。
GM
了解致しました。
GM
鞴良はそれに合意しますか?
牛墓 鞴良
合意します。
GM
了解しました。
GM
鞴良の捨てた記憶と感情が蘇り、
GM
その使命が【『終末の獣』を守る】に、変更されます。
翡翠
「何も成していないのだ」
翡翠
「…………」
牛墓 鞴良
「嗚呼」
牛墓 鞴良
右眼を抑えて、膝を折る。
翡翠
幻想。夢幻。
翡翠
幼き子が抱く理想をその心に宿し続けた。
牛墓 鞴良
蘇る。月の光が見えない眼を貫く。
牛墓 鞴良
どうしてか、どうしても思い出せなかった。
それらが今はすべてがわかる。
翡翠
理想を抱いたまま、自らの意志で刀を手にした。
牛墓 鞴良
あの日、炉に焼かれた女が何故笑っていたのか。
何故雨の日が嫌いじゃないと言ったのか。
牛墓 鞴良
『必ず、あの子は戻ってくる』と──
牛墓 鞴良
言っていたのだ。
牛墓 鞴良
そうだ。
お前はこんな雨の日に生まれたんだ。
牛墓 鞴良
だから雨は嫌いじゃないと、そう。
妻が言っていて──
牛墓 鞴良
嗚呼、嗚呼!
牛墓 鞴良
髪も、眼も。
その愚直なほどの純粋さも。
牛墓 鞴良
── 母親譲りだ。
牛墓 鞴良
おはよう、が最初に覚えた言葉で。
牛墓 鞴良
おやすみが、次に覚えた言葉だ。
牛墓 鞴良
覚えている。私が最初に妻に教えた言葉だ。
牛墓 鞴良
お前も、それをはじめに覚えて──
牛墓 鞴良
「……お前が向こう槌、私が主鍛冶で」
牛墓 鞴良
「何本か刀を、打った」
牛墓 鞴良
雨が降っている。
牛墓 鞴良
「こうなっちまったなァ……」
翡翠
翡翠は男のことを知らない。
翡翠
男の過去に何があったのか、獣の過去に何があったのか。
翡翠
それが己のことだという実感はない。
翡翠
ただ、身体に宿るもう半分の心が胸を熱くする。
翡翠
「父上」
翡翠
終末の獣。
翡翠
何処にも帰る場所のなく、理想の果てに破壊を見た獣。
翡翠
愛への飢餓ゆえに己の記憶を喰らい、吠える。
牛墓 鞴良
終末の獣、もとい翡翠に感情を結びます。
GM
使用特技は?
牛墓 鞴良
あの日、すべてを捧げた。
今もなお。心に火が灯る。
使用するのは火術。
GM
よいでしょう。判定をどうぞ。
牛墓 鞴良
2D6>=5 (判定:火術) (2D6>=5) > 2[1,1] > 2 > ファンブル
GM
……振り直しがなければKFTを。
牛墓 鞴良
振り直ししないので振ります。
牛墓 鞴良
KFT 怪ファンブル表(3) > 情報が漏れる! あなた以外のキャラクターは、あなたの持っている【秘密】か【居所】の中から、好きなものをそれぞれ一つ知ることができる。
GM
何も起こらないですね。
GM
既に彼の全ては白日のもとに。
GM
欠けゆく月の見守るこの夜に、
GM
もはや隠し通せるものはない。
翡翠
「ならば、最後まで」
翡翠
「…………」
牛墓 鞴良
「あぁ」
牛墓 鞴良
「果たそうぞ」
牛墓 鞴良
この胸に燻る火は、業。
牛墓 鞴良
もはやこの生を賭ける以外に。
生きる甲斐のない、乱世の忘れ形見。
翡翠
幻想を現世に。
翡翠
翡翠に『使命の変更』の効果を適用します。
GM
了解です。内容はいかが致しますか?
翡翠
【理想の世界を創る】
GM
畏まりました。
GM
翡翠の使命が【理想の世界を創る】に変更されます。
翡翠
それは
翡翠
獣の悲願。
翡翠
ただ、手元にある幸福を願ったのは誰だったか。
翡翠
しかして、それが紛れもない『愛』ならば。
翡翠
身を委ねよう。たとえ
翡翠
己の願ったひとつの家族の幸福が、消え失せようとも。
牛墓 鞴良
それが道ならば。
それが定めならば。
牛墓 鞴良
見届けよう。
此度は両の眼で。
GM
理想郷を夢見る二人、
GM
雨の中、さだめの時を待つ。
翡翠
鞴良に『化生鏖刃』の秘密を渡します
GM
了解です。では公開ですね。
【秘密:化生鏖刃】
使い手に莫大な力を与える代わりに、その身を獣へと変える魔刀。

このプライズを持つ者は、自分の手番で妖魔化を行える。
この妖魔化の効果は自分で決めることが出来る。
また、妖魔化する度に【頑健】の忍法を修得する。
背景【魔人】を持っている場合、即座に特殊忍具【霊装】を取得すること。
GM
翡翠は背景【魔人】を持っているため、【霊装】を取得済。この際特技に呪術を指定しております。