◆第四ラウンド

GM
ラウンド4,プロットの開示をお願いします!
[ 蘭沢 繭子 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
[ 蘭沢 清誉 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
[ 翡翠 ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
[ 牛墓 鞴良 ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
[ 黒羽(陰) ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
[ 赤羽(火蜥蜴) ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
GM
◆ラウンド4
プロット4:赤羽(火蜥蜴) 3:鞴良、黒羽 2:繭子、清誉 1:翡翠

◆プロット4 行動:赤羽(火蜥蜴)

赤羽(火蜥蜴)
百燐で攻撃します。
対象は自動的に「黒羽」「繭子」「清誉」「鞴良」
GM
OK。判定をどうぞ。
赤羽(火蜥蜴)
2D6>=5 (判定:火術) (2D6>=5) > 8[3,5] > 8 > 成功
GM
4人は火術より回避判定を。
黒羽(陰)
2D6>=12 (判定:罠術) (2D6>=12) > 12[6,6] > 12 > スペシャル(【生命力】1点か変調一つを回復)
牛墓 鞴良
2D6>=5 (判定:火術) (2D6>=5) > 4[2,2] > 4 > 失敗
蘭沢 清誉
2D6>=7 (判定:潜伏術) (2D6>=7) > 8[2,6] > 8 > 成功
蘭沢 清誉
繭子の回避判定に感情修正を載せます。
GM
判定をどうぞ。
蘭沢 繭子
2D6+1>=10 (判定:身体操術) (2D6+1>=10) > 9[4,5]+1 > 10 > 成功
GM
鞴良はどこを潰しますか?
牛墓 鞴良
忍術を。
[ 牛墓 鞴良 ] 忍術 : 1 → 0
GM
了解です。では演出をお願いします。
赤羽(火蜥蜴)
真っ赤な翅の蝶が舞い下りる。
赤羽(火蜥蜴)
怒り、悲しみ、嘆き。
赤羽(火蜥蜴)
その翅から火の粉が舞う。
赤羽(火蜥蜴)
燃える。
蘭沢 清誉
降りかかる火の粉を払う。
蘭沢 繭子
鈴を振る。風が火の粉を払い、散らす。
牛墓 鞴良
見過ごすように、その火に身体が触れる。
初めてあの日。お前が吹いた火の色と同じ。
牛墓 鞴良
泣け泣け。今はもう。
世界が終わるなら。
牛墓 鞴良
それも悪くないとさえ思える。
GM
◆プロット3
GM
鞴良、黒羽は2D6。
牛墓 鞴良
2d6 (2D6) > 5[2,3] > 5
黒羽
2d6 (2D6) > 4[1,3] > 4
GM
黒羽から。

◆プロット3 行動:黒羽

黒羽
蘭沢 繭子に接近戦攻撃
GM
命中判定をどうぞ。
黒羽
2D6>=5 (判定:飛術) (2D6>=5) > 11[5,6] > 11 > 成功
GM
繭子は回避判定を。
蘭沢 繭子
2D6>=7 (判定:刀術) (2D6>=7) > 11[5,6] > 11 > 成功
GM
演出を。
黒羽
赤い蝶の陰になるようにして、そっと。
黒羽
足元を舞う。
黒羽
その翅から落ちる鱗粉が細かい星のように鋭いとげをもって。
蘭沢 繭子
鈴の音。
蘭沢 繭子
かろやかに舞い、風を呼ぶ。
蘭沢 繭子
その鱗粉は、繭子を傷つけない。
蘭沢 繭子
美しい光だけを残して、散ってゆく。

◆プロット3 行動:牛墓 鞴良

牛墓 鞴良
大詰を組み合わせて交叉を使用します。
対象は蘭沢 清誉。
GM
命中判定を。
牛墓 鞴良
2D6>=5 (判定:刀術) (2D6>=5) > 4[1,3] > 4 > 失敗
GM
通しでしたら演出をお願いします……
牛墓 鞴良
振り直しはしません。
牛墓 鞴良
しばし、火の粉の散っていく様を眺めるばかり。
GM
◆プロット2
GM
繭子、清誉は2D6。
蘭沢 繭子
2d6 (2D6) > 9[3,6] > 9
蘭沢 清誉
2d6 (2D6) > 9[3,6] > 9
GM
もう一度。
蘭沢 繭子
2d6 (2D6) > 5[2,3] > 5
蘭沢 清誉
2d6 (2D6) > 6[1,5] > 6
GM
繭子から。

◆プロット2 行動:蘭沢 繭子

蘭沢 繭子
水晶眼を使用。潰すのは謀術。
[ 蘭沢 繭子 ] 謀術 : 1 → 0
蘭沢 繭子
凶手を組み合わせて接近戦攻撃を翡翠に。
翡翠
感情修正を入れます
GM
凶手の判定からどうぞ。
GM
感情修正は
翡翠
接近戦攻撃に
GM
接近戦攻撃が対象でよろしいですか?
GM
了解しました。
GM
禁術ダメージは後で振ります。先に判定と処理を。
蘭沢 繭子
2D6>=5 (判定:刀術) (2D6>=5) > 8[3,5] > 8 > 成功
GM
成功ですね。そのまま接近戦攻撃を。
鬼影で-2、感情修正で-1。
蘭沢 繭子
2D6-3>=5 (判定:千里眼の術) (2D6-3>=5) > 3[1,2]-3 > 0 > 失敗
GM
失敗ですね。
蘭沢 繭子
神通丸を使用します。
GM
了解です。振り直しを。
[ 蘭沢 繭子 ] 忍具 : 2 → 1
蘭沢 繭子
2D6-3>=5 (判定:千里眼の術) (2D6-3>=5) > 7[3,4]-3 > 4 > 失敗
GM
1足りない。
GM
1D6 (1D6) > 1
GM
禁術ダメージ、器術です。重複ですね。
蘭沢 繭子
体術を。
GM
了解しました。
[ 蘭沢 繭子 ] 体術 : 1 → 0
GM
演出は……ここは同プロットでまとめた方がいいか。
GM
先に清誉の行動から処理しましょう。

◆プロット3 行動:蘭沢 清誉

蘭沢 清誉
奥義を使用します。対象は翡翠。
蘭沢 清誉
《畜仆し》
指定特技 :言霊術
エフェクト:クリティカルヒット/くらまし/射程低下
翡翠
奥義破りをします
GM
言霊術よりくらましですね。判定をどうぞ。
翡翠
2D6+2+1-2>=5 (判定:言霊術) (2D6+2+1-2>=5) > 7[3,4]+2+1-2 > 8 > 成功
GM
成功。
GM
双方、演出を。
蘭沢 繭子
繭子から行きます
蘭沢 繭子
火の粉の、鱗粉の、光を美しさを踏み越えて
蘭沢 繭子
繭子の細い腕が翡翠に伸ばされる。
蘭沢 繭子
ひらりひらり舞う蝶を捉えようというように。
翡翠
幻想。
翡翠
君も同じだった。
翡翠
同じだったんだね。
翡翠
その手を逃れて、刀を握りなおす。
蘭沢 繭子
掌は、宙に舞う光をかすめるばかり。
翡翠
救ったはずの命を
蘭沢 繭子
触れないように、かつてそう告げた言葉を返されたかのごとく。
蘭沢 清誉
妻の息が上がるのを横に聞きながら、獣に肉薄し化粧応神を振るう。
翡翠
清誉。
蘭沢 清誉
あらゆる者が、お前を追い立てた。
蘭沢 清誉
俺もまた。
翡翠
守るのは、俺じゃない。
蘭沢 清誉
俺が。
蘭沢 清誉
お前を斬ってやらねば。
翡翠
憎しみは届かない。
哀れみも届かない。
ここには。
蘭沢 清誉
理想が何だ。幻想が何だ。
蘭沢 清誉
翡翠。
蘭沢 清誉
他ならぬお前自身がそれを求めてはいないのに。
蘭沢 清誉
――上段から振り下ろす。
翡翠
幻想。永久の夜が訪れたなら……
翡翠
刃は空を切り、妖精は空に舞う。
翡翠
『おはよう』をいう人は、誰もいない。
翡翠
手を伸ばす。
翡翠
誘うように。

◆プロット1 行動:翡翠

翡翠
蘭沢 清誉に接近戦攻撃。
GM
判定を。
翡翠
2D6>=5 (判定:生存術) (2D6>=5) > 8[4,4] > 8 > 成功
GM
妖魔化により回避判定に-1。
蘭沢 清誉
2D6-1>=6 (判定:潜伏術) (2D6-1>=6) > 9[3,6]-1 > 8 > 成功
GM
成功ですね。RPを。
翡翠
その手が引き戻される。
翡翠
妖刀。魔刀。
翡翠
「……清誉ぁ!」
翡翠
構えた刃の切っ先がまっすぐに突きを繰り出す。
蘭沢 清誉
僅かに身を下げ、横にした刀でその切っ先を押し上げるようにして突きをずらす。
蘭沢 清誉
「甘い!」
翡翠
「あははは」
翡翠
金属のぶつかる音。
翡翠
虹の羽搏き。
蘭沢 清誉
目が眩むほどの。
蘭沢 清誉
それでも、見据える。翡翠の瞳の奥ーー
翡翠
あの時、告げた言葉は間違いなく。
蘭沢 清誉
間違えるなと、そう言ったお前を。
翡翠
清誉。
翡翠
俺を斬れ、清誉。
蘭沢 清誉
俺が討つ。
蘭沢 清誉
――必ず。
翡翠
お前にしか成せぬ。
GM
終焉の瀬戸際、月影の下。
GM
何が終わるにせよ。
GM
始まるにせよ。
GM
夜明けが、刻一刻と迫りつつある。

第五ラウンド

GM
プロットオープンよろしくお願いします!
[ 翡翠 ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
[ 蘭沢 清誉 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
[ 蘭沢 繭子 ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
[ 黒羽 ] がダイスシンボルを公開。出目は 6 です。
[ 牛墓 鞴良 ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
[ 赤羽(火蜥蜴) ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
GM
◆ラウンド5
 プロット6:黒羽 5:翡翠 3:鞴良 2:清誉、赤羽(火蜥蜴 1:繭子

◆プロット6 行動:黒羽

黒羽
『禁術』『夜雀』
『凶手』→『接近戦攻撃』に変更
GM
了解です。以降接近戦攻撃が使われるたび、使用者は接近戦ダメージを1点受けます。
黒羽
接近戦攻撃は届かないので以上。
GM
了解です。
GM
演出があれば。
黒羽
周囲に立ち込める空気が変わる。
黒羽
大きな黒い蝶の高く舞い、吸い込めば呼吸を満たす輝きが降り注ぐ。

◆プロット5 行動:翡翠

翡翠
攻撃が届かないので待機。
GM
了解です。パスですね。
GM
演出などあれば。
翡翠
陽炎のように揺らめく景色の中、影に紛れてあちらこちら。
翡翠
その刃は何者もとらえることはなく、新たなる異界の開く時を待っている。

◆プロット3 行動:牛墓 鞴良

牛墓 鞴良
大詰と組み合わせて交叉を使用。
対象は蘭沢 清誉。
GM
OK。命中判定を。
牛墓 鞴良
2D6>=5 (判定:刀術) (2D6>=5) > 12[6,6] > 12 > スペシャル(【生命力】1点か変調一つを回復)
GM
任意分野の回復をどうぞ。
GM
忍術だけですね。こちらでやりましょう。
[ 牛墓 鞴良 ] 忍術 : 0 → 1
GM
やってもらった。
GM
それと1D6ダメージです。
GM
鞴良は1D6をどうぞ。
牛墓 鞴良
1d6 (1D6) > 2
GM
2接近戦+1射撃戦ダメージですね。同じく。
GM
清誉は回避判定です。
蘭沢 繭子
感情修正します
蘭沢 清誉
もらいます
牛墓 鞴良
回避指定特技に呪術を指定します。
GM
はい。では呪術から回避判定を。感情修正で+1ですね。
蘭沢 清誉
兵糧丸を使って戦術を回復します。
GM
OK
[ 蘭沢 清誉 ] 忍具 : 1 → 0
[ 蘭沢 清誉 ] 戦術 : 0 → 1
GM
なんか変なとこ触ってしまった 失礼
GM
では回避判定をどうぞ。
蘭沢 清誉
2D6+1>=8 (判定:伝達術) (2D6+1>=8) > 5[1,4]+1 > 6 > 失敗
GM
失敗ですね。
蘭沢 繭子
奥義を使用します。絶対防御。
蘭沢 繭子
くらまし。千里眼の術。
GM
畏まりました。破る方はどうぞ。
翡翠
奥義破りをします
GM
では判定を。
翡翠
2D6+1+2-2>=8 (判定:言霊術) (2D6+1+2-2>=8) > 5[1,4]+1+2-2 > 6 > 失敗
GM
ファンブル。逆凪ですね。あまり影響はないか。
牛墓 鞴良
奥義破りをします。
GM
判定をどうぞ。
牛墓 鞴良
2D6-2>=5 (判定:憑依術) (2D6-2>=5) > 6[2,4]-2 > 4 > 失敗
GM
これも失敗です。
GM
このまま通しで?
牛墓 鞴良
通します。
黒羽
奥義破りをします。
GM
了解です。判定を。
黒羽
2D6-2>=7 (判定:伝達術) (2D6-2>=7) > 9[4,5]-2 > 7 > 成功
GM
成功ですね。
GM
清誉に2の接近戦ダメージと1の射撃戦ダメージ。
GM
鞴良は2D6にて分野決定を。
牛墓 鞴良
2d6 (2D6) > 11[5,6] > 11
GM
戦術、妖術と任意の1分野。
GM
どこを潰しましょう。
蘭沢 清誉
忍術。
GM
OK
[ 蘭沢 清誉 ] 忍術 : 1 → 0
[ 蘭沢 清誉 ] 戦術 : 1 → 0
[ 蘭沢 清誉 ] 妖術 : 1 → 0
GM
演出を。
牛墓 鞴良
「舞台も大詰よ」
牛墓 鞴良
「ここらで仕舞いにしよう」
牛墓 鞴良
煙管の切っ先がゆるり、と満月を描く。
蘭沢 清誉
「勝手に仕舞いにするな、亡霊……!」
蘭沢 清誉
真ではなくても、言葉にしなければならない。
牛墓 鞴良
「有体な問答では我らの乱世は終わらぬのだ」
牛墓 鞴良
「もはやようやく判った」
牛墓 鞴良
霞のように消える摺り足が、距離を詰める。
蘭沢 清誉
隠し刃の切っ先を弾くべく刀を振るうが、しかし。
牛墓 鞴良
交叉。
神刀に煙管が寄る。
牛墓 鞴良
こんな形でしか。
妻と語り合えぬとは。
蘭沢 清誉
月明かりに神刀が光る。
牛墓 鞴良
繭糸の張るような緊迫。
どちらかが押せば、或いは引けば血に塗れる死合い。
牛墓 鞴良
「御前たちも理想郷で成るがいい、亡霊に」
牛墓 鞴良
「舞台を終えるとも足掻いてみせろ」
牛墓 鞴良
「そうして我らのように、甦れ」
蘭沢 清誉
切っ先を受ける刀を握る手を、緩ませはしなかった。
牛墓 鞴良
男が口遊むは、野望。
蘭沢 清誉
激情は未だあの夜と同じく、胸を焼いている。
蘭沢 清誉
押し通る。その意思が、しかし眼前に迫る業火に呼応するように力を狂わせる。
牛墓 鞴良
その隙を男は逃さない。
蘭沢 繭子
「清誉様!」
蘭沢 繭子
護りを巡らせる。
蘭沢 繭子
けれど、それも。
黒羽
黒い羽根の蝶が、その翅の撒く鱗粉が。
黒羽
細かい棘が繭糸を傷つける。
蘭沢 清誉
悍ましく蠢く蟲たちが、月明かりの中に無数に散る。
恨めし気に蠕動し、また這い、闇の中へと消えていく。
翡翠
その様を見下ろして。
牛墓 鞴良
振りぬいて血を払う。
翡翠
静かに目を閉じる。
GM
◆プロット2
GM
赤羽、清誉は2D6。
蘭沢 清誉
2d6 (2D6) > 11[5,6] > 11
赤羽(火蜥蜴)
2d6 (2D6) > 8[2,6] > 8
GM
赤羽から。

◆プロット2 行動:赤羽

赤羽(火蜥蜴)
百燐を使用します
GM
了解です。命中判定をどうぞ。
赤羽(火蜥蜴)
2D6>=5 (判定:火術) (2D6>=5) > 8[4,4] > 8 > 成功
GM
繭子、清誉、鞴良は火術より回避判定を。
牛墓 鞴良
2D6>=5 (判定:火術) (2D6>=5) > 6[3,3] > 6 > 成功
蘭沢 繭子
兵糧丸で体術を回復。感情修正をください。
蘭沢 繭子
回想も使います。
[ 蘭沢 繭子 ] 忍具 : 1 → 0
[ 蘭沢 繭子 ] 体術 : 0 → 1
蘭沢 清誉
感情修正。
GM
了解しました。いいでしょう。
GM
自らの秘密を提示し、回想シーン演出を行ってください。
翡翠
燃えて、焼かれ。陽炎の。夢幻の如く。
翡翠
嘆きの赤い蝶が夜に鳴く。
蘭沢 繭子
美しい光景だった。
蘭沢 繭子
世界の終わりもこのように美しいだろうか。
蘭沢 繭子
新しい世界も美しいだろうか。
蘭沢 繭子
熱を感じて、咄嗟に腹を庇った。
蘭沢 繭子
──あなたの作る世界はきっと美しくて、優しいのでしょうね。
蘭沢 繭子
それでも、この世界の滅びを受け入れるわけにはいかない。
蘭沢 繭子
まだ諦めることはできない。
蘭沢 繭子
妻だもの。
蘭沢 繭子
母だもの。
蘭沢 繭子
美しくなくて、優しくなくて、正しくない世界に
蘭沢 繭子
この子は、生まれたがっているのだもの。
蘭沢 繭子
【秘密:蘭沢 蘭子】
あの満月の元で、あなたは確かに蘭沢 清誉と愛し合い、殉じる覚悟だった。
しかし、翡翠に攫われてからの時間が、あなたの心に今まで感じたことのない穏やかさを与えてくれてもいる。
あなたは翡翠、蘭沢 清誉に「愛情」の【感情】を抱いている。

だがその感情と記憶は時と共に抜け落ちていく。
自分のシーンを行う前に、感情を持っている対象を1人選択すること。
選択した対象に対する【感情】は即座に失われ、対象に対する記憶も色あせる。

あなたは蘭沢 清誉の子を宿している。
GM
回想シーンの効果により行為判定に+3。感情修正によりさらに+1がつきます。
判定をどうぞ。
蘭沢 繭子
2D6+4>=10 (判定:身体操術) (2D6+4>=10) > 7[2,5]+4 > 11 > 成功
GM
成功ですね。
GM
あとは清誉の回避判定です。
蘭沢 清誉
回想を使います。
GM
いいでしょう。同じく秘密を提示し、回想シーン演出を行ってください。
蘭沢 清誉
月明かりの下。
蘭沢 清誉
眼前の美しい獣を前にして。
斬れ、と。殺せと。
内に蠢く忌まわしい蟲どもが騒ぐ。
蘭沢 清誉
手にした神刀は重く。
蘭沢 清誉
かつて身を投げたという女の熱を宿したまま。
戦場の火を受けてさらに輝きを増している。
蘭沢 清誉
愛し合う相手を殺すことでしか得られなかった力を手に、今。
終焉が近づいている。
蘭沢 清誉
焦がれる頬に、まだやわらかい熱が残っている。
蘭沢 清誉
ここで膝を折れば、また失う。
蘭沢 清誉
同じではなかった。道具ではなかった。
あの女こそが俺の愛する妻なのだと、ようやくわかったのに!
蘭沢 清誉
・秘密:
あなたは一族に伝わる神刀『化粧応神』の伝承者である。
あなたの一族の【使命】は終末の獣を殺すことだ。
愛し合う相手を『化粧応神』にて殺すことで、
この刀は真の力を発揮し、獣を殺すことが出来るようになる。
あなたはその役目から逃げるように、ずっとPC②を愛さないようにしてきた。
しかし、あの満月の晩、あなたは彼女を愛してしまった。

メインフェイズ開始前に、以下に示す2つの選択肢の中から、
いずれかを選ぶこと。
蘭沢 清誉
■PC③-1 ※秘匿 概要:PC③選択肢1
PC③が歩む道。
・秘密:
刀の声と己の使命に応え、あなたはPC②を殺害した。
あなたに残ったのはPC②への【愛情】と神器『化粧応神』であった。
PC②への愛情を獲得し、プライズ『化粧応神』と『化粧応神』の秘密を手に入れること。
蘭沢 清誉
■PC③-2 ※秘匿 概要:PC③選択肢2
PC③が歩む道。
・秘密:
刀の声に抗うため、あなたは『化粧応神』を折った。
プライズ『化粧応神』はこのセッションから取り除かれる。
蘭沢 清誉
――俺は、繭子を斬った。
蘭沢 清誉
道を違えた。
蘭沢 清誉
「繭子」
蘭沢 繭子
「清誉様……」
蘭沢 清誉
「生きて、傍に、いてくれ」
蘭沢 繭子
「……!!」
蘭沢 繭子
「はい……、はい!」
GM
回想シーン演出により清誉の行為判定に+3の修正。判定をどうぞ。
蘭沢 清誉
2D6+3>=10 (判定:歩法) (2D6+3>=10) > 5[1,4]+3 > 8 > 失敗
GM
……命中。
GM
体術分野に1点を受けて、清誉の脱落が確定します。
GM
が、その前に。

◆プロット2 行動:蘭沢 清誉

蘭沢 清誉
春雷。対象赤羽。
GM
了解です
GM
命中判定を。
蘭沢 清誉
2D6>=5 (判定:骨法術) (2D6>=5) > 4[1,3] > 4 > 失敗
GM
……失敗ですね。
GM
演出を。赤羽の行動から。
赤羽
燃える。燃える。鮮やかに。
赤羽
火の粉は誰を区別することもなく、平等に降り注ぐ。
赤羽
嘆きを燃やせ。怒りを燃やせ。
赤羽
この世の悲しみを燃やし尽くして
赤羽
そうして……
翡翠
清誉。
蘭沢 清誉
嘆きの一翅が散らす火が喉を、肺を、腕を焼く。
蘭沢 清誉
お前の嘆きにすら、一太刀も浴びせられずに斃れるのか。
蘭沢 清誉
焼けた腕で刀を振るい、赤き翅を斬りつける。
赤羽
すぅ、と。幻が如くその腕を潜り抜け。
蘭沢 清誉
その刃は、翅さえ捉えることができない。
翡翠
清誉。
蘭沢 清誉
身体が悲鳴を上げている。
蘭沢 清誉
意識が焼かれ、視界が白む。
蘭沢 繭子
「清誉様……!」
蘭沢 清誉
生きろと言って、己がこれでは。
翡翠
今度は、間違えずにすんだかい?
蘭沢 繭子
小さな体が、清誉を抱きとめる。
蘭沢 清誉
「っ、」
翡翠
手の届かない場所で、獣は微笑む。
蘭沢 清誉
抱きとめられてなお、翡翠から目を離さない。
蘭沢 繭子
傷だらけの細い腕が、清誉の身体に回されている。
翡翠
「…………清誉」
翡翠
間違えるなって、言ったのに。
蘭沢 清誉
細い腕の中。
蘭沢 清誉
立とうとする。まだ刀を向けようとする。
翡翠
終焉を導く獣の翅に傷はなく。
その手には『化生鏖刃』。
蘭沢 繭子
「清誉様……」
蘭沢 繭子
「それ以上は……」
蘭沢 清誉
まだ何も。
翡翠
つま先が地に着いて。草の踏む音。
蘭沢 清誉
何一つ。
翡翠
刀を構え、歩み寄る。
翡翠
「清誉」
蘭沢 清誉
「……行かせてくれ……」
翡翠
「お前の」
蘭沢 清誉
妻の細い肩を、押す。
蘭沢 繭子
「…………いやです」
蘭沢 清誉
「繭子」
蘭沢 繭子
震える腕に力がこもり、白い指先が清誉の着物を掴む。
翡翠
「お前の、真に見据えるべきは」
蘭沢 清誉
「俺は、」
翡翠
「何だ」
蘭沢 繭子
「どうしても行きたいのなら」
蘭沢 繭子
「振りほどいて、行かれたらよろしいのです……」
蘭沢 繭子
そう言って、だけどそうはさせまいと縋る。
翡翠
刃を逆手に。離れた右手で異形蠢く頬に触れる。
蘭沢 清誉
「…………………」
蘭沢 清誉
振りほどけと言われて、その通りにしようとして。
腕はもう動かなかった。
翡翠
「間違えるなって、言っただろう」
蘭沢 清誉
鈴を転がす小さな声に嗚咽が混じることに気づいて、思わず。
獣を前にしてーー視線が妻へと一瞬、逸れる。
蘭沢 繭子
涙に濡れた瞳が、清誉に向けられている。
翡翠
微笑む。
蘭沢 清誉
「まゆ、こ」
蘭沢 繭子
「清誉様……」
翡翠
早く斬り殺せと。震える刀を左手で強く握りしめ。
蘭沢 清誉
今振りほどけば。決死の力を、最期の一太刀を向けることができれば。
翡翠
この世界に、俺の居場所はない。
蘭沢 清誉
命と引き換えに、獣を討てるのに。
翡翠
違えるなよ、清誉。
翡翠
指先が頬から離れる。
蘭沢 清誉
「翡翠、」
翡翠
「…………」
蘭沢 清誉
掛けるべき言葉など何一つ持ってはいないはずなのに、呼んだ。
翡翠
「うん」
蘭沢 清誉
「すま、ない……」
蘭沢 清誉
言ってはいけない言葉なのに、言った。
翡翠
「……うん」
翡翠
現世は、この世は。
在りし人々のもの。
翡翠
今はまだ。
蘭沢 清誉
これからを。生きて。生きなければならないと思ってしまった。
蘭沢 清誉
命と引き換えてお前を討つよりも。
翡翠
その、心に。未だ。
翡翠
愛が留まっていることを。
翡翠
俺は、うれしく思う。
蘭沢 清誉
世界が終わるというのに、馬鹿げたことを願ってしまった。
翡翠
ヒュン、と。
蘭沢 繭子
願いを同じくしていることを伝えるように、より一層、すがる腕に力がこもった。
翡翠
左手の刀の柄頭が清誉のこめかみを打つ。
蘭沢 清誉
「、がっ……」
翡翠
「もう少しそうしていろ」
翡翠
終焉の時は近い。
翡翠
終末の獣は舞い上がる。
蘭沢 清誉
脳が揺さぶられる。辛うじて繋いでいた意識は、妻の腕の中で途切れた。
蘭沢 清誉
死亡攻撃なし。脱落します。
GM
了解しました。

◆プロット1 行動:蘭沢 繭子

蘭沢 繭子
糸の切れたように、夫の長身が繭子にもたれかかる。
蘭沢 繭子
それを支えて、たまらず地に膝をつく。
蘭沢 繭子
「清誉様……」
蘭沢 繭子
その背を撫でるように触れる。
蘭沢 繭子
傷口から零れた蟲が肌の上を這いずり回って、だけど少しもおそろしくなどなかった。
蘭沢 繭子
あなたの心がわからないことに比べたら。
蘭沢 繭子
あなたを失うことに比べたら。
蘭沢 繭子
「…………清誉様」
蘭沢 繭子
掌が、頭に触れる。
蘭沢 繭子
「よく、戦われました」
蘭沢 繭子
ねぎらうように、いつもならば繭子の手の届かぬ高さにある頭を撫でる。
蘭沢 繭子
「今は、少しばかりお休みください」
蘭沢 繭子
「どうか、繭子に任せてくださいまし……」
蘭沢 繭子
そっと、撫でる。なんども。
蘭沢 繭子
パスします。
GM
了解しました。
蘭沢 清誉
応えはない、ただ、わずかばかり安らかに。
蘭沢 清誉
妻の前ですら、眠ることをそうしない男だった。
蘭沢 清誉
それがいま、ほんのすこしだけ。その膝に身体を預けて。