メインフェイズ

メインフェイズ第一サイクル第一シーン

シーンプレイヤー:御祀 潺

御祀 潺
灰吏様に感情判定ドラマシーンで選べる選択肢のひとつ。任意のキャラクターと感情を結ぶ。
感情を結ぶとなんかいいことがいっぱいある。
をしたいと思います。
GM
ご指名
煤木野灰吏
わ~
GM
灰吏さんにシーンに出ていただくことになりますが
GM
灰吏さんはOK?ドラマシーンへの登場の要請を断ることもできるので確認をとっている。
他のPCが登場したいと言うのをシーンプレイヤーが拒否することもまた可能。
煤木野灰吏
お邪魔します
GM
はーい どういうシーンになるかな。
GM
シーン表は自由です。ふらなくても……
御祀 潺
そうですね。
夕食を食べに来ていただけるとのことで、終わってから屋敷のなんか大きな庭とかでお話しする感じで……?
GM
なるほど
煤木野灰吏
着替えてこ~
GM
屋敷に合わせて
GM
では焔郎坊ちゃまと灰吏さんを迎えまして。
GM
皆で鮎など召し上がりまして。
煤木野灰吏
ごちそうになりました。
GM
潺さんが呼び出す?
御祀 潺
そうですね、では軽く描写など。
GM
お願いしまーす
御祀 潺
食事も終わり、日もおちた頃。
御祀 潺
歓談の間に、葛火の従者へと声をかける。
御祀 潺
「灰吏様」
煤木野灰吏
「御祀さん」
煤木野灰吏
へら、と笑って潺を伺う。
御祀 潺
「よろしければ、縁側へいらっしゃいませんか」
御祀 潺
「本日のお話をおうかがいしたく」
煤木野灰吏
「はい、構いませんとも」
GM
焔郎と藻が茶チョコフラペチーノの写真を見ている一方で……
煤木野灰吏
腰を上げて、促されるままについていく。
御祀 潺
障子の戸を開き、案内するは庭に面した縁側。
御祀 潺
置かれた盆に、盃がふたつと徳利。
御祀 潺
その奥側に腰かけて、盆を挟んだ隣をすすめる。
煤木野灰吏
やった~酒だ~
煤木野灰吏
勧められた場所に腰かける。
煤木野灰吏
「……とはいえ、俺から改めて話すようなことがあるかどうか」
御祀 潺
「いかがですか。貴方様から見て、お二人の様子は。」
御祀 潺
徳利を取る。
煤木野灰吏
盃を取ります。
煤木野灰吏
「強くなりましたよ」
煤木野灰吏
「俺の出る幕一切なし!」
御祀 潺
「ふふ」
御祀 潺
盃に透明な清酒を注ぐ。
御祀 潺
酒の香。
煤木野灰吏
注がれた酒をぐい、と煽る。
煤木野灰吏
「……ヒヤッとする瞬間もありましたけどねえ」
煤木野灰吏
「そこはもう藻様がカバーしてくださって」
御祀 潺
「あの方には才能がございますからね」
煤木野灰吏
「ええ、本当に」
御祀 潺
「天性の勘と、戦闘センス」
御祀 潺
「我々も、いつ追い越されるやら」
煤木野灰吏
「いや~、俺なんかとっくに追い抜かれてますよ」
御祀 潺
「おやおや」
御祀 潺
「そういえば、ここのところ灰吏様の出番もありませんでしたからね」
煤木野灰吏
「そうなんですよ~」
煤木野灰吏
「楽をさせてもらってます」
煤木野灰吏
「うちの坊っちゃんも強くなってますしね」
御祀 潺
「焔郎坊ちゃまも、随分逞しくなられました」
煤木野灰吏
「あとはもうちょっと視野を広く持ってくれたらいいんですけどねえ」
御祀 潺
「初めてお会いしたときは膝を超えるくらいだった背丈も随分と大きくなって」
煤木野灰吏
「はは、本人は物足りなさそうですが」
煤木野灰吏
「身長も強さも」
御祀 潺
「まだ、お若いですからね」
御祀 潺
「灰吏様は……」
煤木野灰吏
談笑している焔郎たちをちら、と伺って
煤木野灰吏
「ん」
煤木野灰吏
「俺ですか」
御祀 潺
「坊ちゃまが成人なされたら、里を出られるのですか?」
煤木野灰吏
「……まあ、そうなるでしょうねえ」
御祀 潺
「寂しくなりますね」
煤木野灰吏
「たまには帰ってきますよ」
煤木野灰吏
多分……
御祀 潺
「そう……ですか?」
御祀 潺
「私も、他にこうして話す者もおりませんから」
御祀 潺
「その時は、是非またこうして……」
御祀 潺
それぞれの盃に、酒を注ぐ。
煤木野灰吏
「藻様がいらっしゃるじゃないですか」
GM
膳を下げたり宴の後始末をしたりなどの使用人たちは、潺にはあまり寄り付かない。
GM
立場が違うものと弁えているからだ。
煤木野灰吏
盃が酒で満たされる。
御祀 潺
「…………ええ、しかし。あの方は。」
御祀 潺
「きっと……」
御祀 潺
間。
煤木野灰吏
「……きっと?」
御祀 潺
「……いえ。」
御祀 潺
「とどめ置くには、ここは少々狭すぎますから。」
御祀 潺
盃を口元に運ぶ。
煤木野灰吏
気になる言い方するな~
煤木野灰吏
「……そうですか」
御祀 潺
灰吏へと顔を向ける。
御祀 潺
布越しに、潺の目元はうかがえないが
煤木野灰吏
布に覆われた下の顔について、よく焔郎と憶測を交わしあったものだ。
御祀 潺
潺には、灰吏の姿が見えているようであった。
御祀 潺
『千里眼の術』で判定します
GM
了解です。どうぞ
御祀 潺
2D6>=5 (判定:千里眼の術) (2D6>=5) > 5[2,3] > 5 > 成功
GM
ぴったり!
GM
ETをどうぞシノビガミの感情はランダムダイスで決定される。
1D6を振り、そこからプラスかマイナスを選ぶ形だが……
煤木野灰吏
感情だ~
御祀 潺
ET 感情表(6) > 狂信(プラス)/殺意(マイナス)
煤木野灰吏
ET 感情表(5) > 憧憬(プラス)/劣等感(マイナス)
GM
潺さん……?ETで3か6しか振らない人っているんだよな……
煤木野灰吏
あの…………
GM
プラスマイナスを決めてください。
GM
決めてください♥
御祀 潺
狂信にしましょうか……
煤木野灰吏
じゃあ劣等感で……
煤木野灰吏
こえー!
GM
了解です。
御祀 潺
狂信ですよ
煤木野灰吏
コワ……
GM
潺さんが狂信、灰吏さんが劣等感。
GM
RP再開をどうぞ。
御祀 潺
「……これまで。」
御祀 潺
「灰吏様にも、いろいろと……藻様ともどもお世話になってまいりましたね。」
御祀 潺
「ここで暮らすのに残された期間が、その時間に満たなくとも……」
煤木野灰吏
「お世話なんて、そんなそんな……」
御祀 潺
「ふふ」
煤木野灰吏
「こちらの方こそ、いつもお世話になっているくらいで」
御祀 潺
灰吏の側、盆の隣に手をついて。
煤木野灰吏
「藻様のおかげで坊っちゃんもいつも張り切ってくださってますし……」
御祀 潺
少し身体を倒せば、布が揺れる。
さらりと髪が下りる。
御祀 潺
少し、小さめの低い声で。
御祀 潺
「困ったことがあれば、何でも言ってくださいね」
煤木野灰吏
「…………」
御祀 潺
囁いた
煤木野灰吏
一瞬固まった。
煤木野灰吏
この人急にこういうことしてくるからこえーんだよ!
煤木野灰吏
「……お気遣い痛み入ります~」
御祀 潺
酒の香に、僅かに水の匂い。
煤木野灰吏
「ええ、それはもう頼らせていただきますとも!」
御祀 潺
「ふふ……」
煤木野灰吏
「ははは……」
煤木野灰吏
こえ~……
御祀 潺
その内心を知ってか知らずか。
御祀 潺
暫しの歓談。
煤木野灰吏
酒を酌み交わす。
御祀 潺
徳利の中身が空になるまで。
GM
潺さんの背景 【不忍】弱点背景。取得功績点3点。
同じシーンに登場したキャラクターに居所を掴まれてしまう。
の効果で、灰吏さんの手元に潺さんの 【居所】メインフェイズで戦闘を仕掛けるためにはそのキャラクターの【居所】を持っている必要がある。が渡ります。

ほむろ

新しいフラペチーノの写真は撮ってきてくれた?
葛火焔郎
撮ってきた
葛火焔郎
茶チョコフラぺチーノ

はわ……

茶とチョコレートの味がするの?
葛火焔郎
なんか……薬みたいな味がした

薬……
葛火焔郎
しょうがとか……

しょうが
葛火焔郎
俺には味の細かいのはわからん 甘かった

甘いの……

いいな
葛火焔郎
今度は持ち帰りにするから……

溶けないうちに持ってこれる?

ふふ
葛火焔郎
音速で逆凪らなければギリギリ……

待ってる
葛火焔郎
おー

ほむろは

修学旅行っていうの行くの?
葛火焔郎
行くけど。……東京。


東京……!
葛火焔郎
渋谷とか原宿とかスカイツリーとか見てくる

渋谷……!

原宿……!

スカイツリー……!
葛火焔郎
写真撮ってくるよ

うん
葛火焔郎
土産も買ってくるし

うん
葛火焔郎
なんか……バナナのやつ

しょも……
葛火焔郎
えっ
葛火焔郎
なんで

あれ……さいたまでつくってる
葛火焔郎
そうなの!?

そう

さいたまバナナなの
葛火焔郎
埼玉バナナか……
葛火焔郎
じゃあ……なにがいい

そわ……


髪飾り……?
葛火焔郎
かみかざり
葛火焔郎
って…………
葛火焔郎
髪ゴムとか……?

……

マジェステ……って

(雑誌を引っ張り出してくる)

これ……
葛火焔郎
(女性ものの雑誌を見るだけで眉が寄る男だ!)

じっ……
葛火焔郎
かんざし……みたいな……

うん……!
葛火焔郎
なるほど
葛火焔郎
……かんざしで良くないか?

……マジェステが、いいな

かんざしは、たくさんあるから……
葛火焔郎
……
葛火焔郎
わかった
葛火焔郎
でも何買ってきても文句言うなよ

うん

うれしい、ありがとう。ほむろ
葛火焔郎
…………うん

メインフェイズ第一サイクル第二シーン

シーンプレイヤー:葛火焔郎

葛火焔郎
灰吏と潺が話込んでいるのを横目に、藻に修学旅行の話などしてやりながら。
葛火焔郎
藻と感情を……結ぶぞ!みんなでなかよしになろうとしていることがわかる。
葛火焔郎
ふたりは大人のおしゃべりをしててください
GM
お酒を飲みながら大人のおしゃべりをしているな~。
GM
藻さん登場OKですか?

はい!
GM
よし!
GM
では……どうぞ!
葛火焔郎
スマホでマジェステを検索している。
葛火焔郎
「こういうやつ?」見せる。

嬉しそうに頷く。

「うん!」
葛火焔郎
「色は」

「えっと……」
葛火焔郎
藻はこの里から出ない。
葛火焔郎
外の世界を知らない。
葛火焔郎
幼いころは何かにつけてその理由を訊いたりもしたが、今は。

古き神の血を守るために幽世が運命づけられた子。

それ以上のことを知らない。
或いは本人すらそれ以上のことを知っているのかどうかすら。
葛火焔郎
”決まっていること”であれば、それを守るしかない。
葛火焔郎
ただこうして僅かばかり。彼女の見上げる窓になる。

焔郎を見る。
同じ色の瞳を瞬く。

「……あか、」

「……が、いいな……」
葛火焔郎
「赤」

「うん」
葛火焔郎
血の色。火の色。夕の色。

見上げた窓にはいつも夕陽の色。
葛火焔郎
「金とか銀とかの方が似合う……んじゃないか?」

「!」

目を瞬かせる。

「じゃ」

「じゃあ、」

「金……か」

「銀……」
葛火焔郎
雑誌のほうにちらと眼を遣る……遣り場に困るが。
葛火焔郎
そういう色が多いものだと思う。多分。
葛火焔郎
「探すよ」
葛火焔郎
探すのか?東京で?と自問したが、とりあえずそう言っておく。

言葉に詰まったように何度も頷く。
葛火焔郎
その表情から僅かばかり逃れるように、目を逸らして。
葛火焔郎
学校に通うと、里との情報量の違いに疲れる。
葛火焔郎
当然といえば、当然のこと。
葛火焔郎
学校で教わる”ふつう”のことは、焔郎には正直よくわからない。
葛火焔郎
友達はいいもんだとか、女を大事にしろだとか。人と人との関わり方。もろもろ。
葛火焔郎
里での常識とはあまりにかけ離れていて。
葛火焔郎
目の前の幼馴染は、忍の世界でしか生きられない生き物なのだということを嫌というほど思い知らされる。
葛火焔郎
「藻」

「?」
葛火焔郎
「他に欲しいものあるか」
葛火焔郎
いつも訊く。
葛火焔郎
外に行けることを、外を学べることを、それらを持ち込めることを。
葛火焔郎
この少女に勝っている点、とは、少しも思わない。

「ん……」

少し悩むふう。
何ならよくて何ならだめなのか。

決めるのは本人ではない。

焔郎が持ってきてくれたものが規定に弾かれると、藻は少し悲しそうな顔をする。

だからいつも真剣に吟味している。
いつも訊いてくれるこの問いの答えを。
葛火焔郎
【経済力】で判定します。”外”と繋がる力。人間社会を動かす力。
それが自分の力でなくても、それを許されているという証。
GM
なるほどね
GM
判定をどうぞ!
葛火焔郎
2D6>=5 (判定:経済力) (2D6>=5) > 8[3,5] > 8 > 成功
GM
いっぱいお金ある
葛火焔郎
ハアッハアッ
GM
おふたかたETを
葛火焔郎
ET 感情表(2) > 友情(プラス)/怒り(マイナス)

ET 感情表(5) > 憧憬(プラス)/劣等感(マイナス)
葛火焔郎
友情で……

憧憬
GM
了解しました。続けてどうぞ。
葛火焔郎
幼馴染。里の中で他に同年代の子供もない。
葛火焔郎
ずっと知っている。ずっと見てきた。ずっと勝てない。
葛火焔郎
それでも挑み続ける。挑めば挑むだけ、藻は真剣に返してくれる。
葛火焔郎
そう信じている。

「リップ、クリーム……」
葛火焔郎
「りっぷくりーむ」
葛火焔郎
「ドラッグストアに行けばいいか……?」

「どらっぐすとあ」
葛火焔郎
「いろいろ売ってる。薬とか」

「薬」
葛火焔郎
「東京のドラッグストアならでかいと思う……」

想像するのは、里の専門家が作っている薬草軟膏や薬丸がたくさん並んでいる図。

その端に憧れのリップクリームがある。

「大きい……ドラッグストア……」

夢見るように自身の唇に指を触れる。

どんな色なのかな、どんな香りなのかな。
葛火焔郎
夢見る顔に視線が泳ぐ。

泳いでる焔郎の視線をとらえることは、いつもはあまりない。

今日はとらえて、微笑んだ。

「楽しみに待ってる」
葛火焔郎
「……うん」
葛火焔郎
「……うん……」
葛火焔郎
藻といると暑い。
葛火焔郎
それは焦りのようでもある。
葛火焔郎
それでも、もう少し。あと少し。
葛火焔郎
「よし」
葛火焔郎
「走ってくる」

「うん」

「いってらっしゃい、ほむろ」
葛火焔郎
頷いて、屋敷を後にした。
葛火焔郎
忍の世界に生きる者にとって、走る、と一口にいっても凡人のそれではない。
葛火焔郎
幽霊歩き。影走。思考速度を越えて、音速。
葛火焔郎
繰り返し、繰り返し。道とも呼べぬ険しい山道を駆け上がっては降りる。
葛火焔郎
里の夜は早く、街の明かりは遠い。
葛火焔郎
『いまどき夜9時に灯りが落ちる家なんてそうないっての』
葛火焔郎
クラスメイトにそう言われた時、うちのまわりはみんなそうだと言い返せたのは小学校まで。
葛火焔郎
芋づる式に掘り起こされる雑念を振り払う。
葛火焔郎
大きな境。視えない境が、この山を取り巻いている。
葛火焔郎
その内側にいることを不幸に思ったことはない。
葛火焔郎
あるいはここが、外側だとしても。
葛火焔郎
藻の屋敷のほうへ目を遣る。
葛火焔郎
ここに藻がいれば、大丈夫。