GM
高い方!こういうのはダイスで決めるのが一番後腐れなくていいよ。
御祀 潺
2d6 (2D6) >
10[5,5] > 10
葛火焔郎
2D6 (2D6) >
8[3,5] > 8
メインフェイズ第三サイクル第二シーン
シーンプレイヤー:潺
御祀 潺
山間で潰した妖魔の穢れを、いくら清浄な水で清めても。
御祀 潺
足元を茶色い獣がちょろちょろと走り回る。
御祀 潺
飛び込むさまを見送って、その場に座り込む。
御祀 潺
*兵糧丸忍具(いわゆるアイテム)の一種。いつでも使用できる。
自分の生命力1点か変調ひとつを回復できる。で体術を回復します
[ 御祀 潺 ] 体術 : 0 → 1
御祀 潺
里から離れるほど、疲労するようになった。
藻
もう寝間着に着替えているので、飛び込みはせず。
手で清流をゆるゆるとかき回す。
藻
「ラズベリーチップとナッツ、ドライフルーツ……」
御祀 潺
「あるひとは、手の内に月を捕えたのだといいます。」
御祀 潺
「『眼』を受け継ぐことで、私は自由を手にしました」
御祀 潺
「あの日まで私には、友はおろかこうして話ができる従者もおりませんでした。」
御祀 潺
*千里眼で藻のもう一つの秘密を調査します
御祀 潺
2D6>=5 (判定:千里眼の術) (2D6>=5) >
4[2,2] > 4 > 失敗
御祀 潺
2D6>=5 (判定:千里眼の術) (2D6>=5) > 7[2,5]
> 7 > 成功
藻
どんな世界があったんだろう。
どんな人たちが息づいているのだろう。
藻
聞かせてくれたレコードが歌う歌を。
口ずさむ人がいたのだろうか。
藻
あの箪笥にしまいきれないほどのお洋服が並んでいる街。
御祀 潺
彼女は、神になる為だけに生まれた依り代ではない。
御祀 潺
「辞書を引いて過激な単語に赤面する楽しみも、本屋で立ち読みする楽しみも」
御祀 潺
「ついでですから、テラスのあるカフェでお茶でもしましょうか。」
御祀 潺
「最近はカラーコンタクトやウィッグという便利なものがありまして……」
藻
知らないけれど、ちょっとだけ知っている。
雑誌のはしばしから知った世界のきらきら。
藻
お酒も飲んじゃった。
スモアもたくさん食べちゃった。
藻
夜更かしもしちゃうし。
変装して街にも行っちゃう。
御祀 潺
誰かにとっては当たり前のことが、我々にとっては悪い事だった。
御祀 潺
知ってはいけない事。
やってはいけない事。
御祀 潺
同じように、煙管から煙をくゆらせている。
御祀 潺
見ていなかったものだから。
見えていなかったものだから。
御祀 潺
当たり前のことができなくなると、不便だ。
葛火焔郎
藻に変化をみとめたあの日から。様子がおかしいことには気づいている。
葛火焔郎
境を越えた、ような。それが内へか、外へかは確信はないが。
御祀 潺
「貴方の姿が、見えなかったものですから」
葛火焔郎
布を取る気配に目を丸くしてそちらを振り返る。
葛火焔郎
ぽかんとその笑みを見る。……と、同時に。
葛火焔郎
その境が必要がなくなったのだということに思考が行きついて、止まる。
葛火焔郎
それはわかっていたことだけれど、口を以て問わねば気が済まなかった。
葛火焔郎
自分とは違う歩みで彼女を見てきた”神様”に。
御祀 潺
「カフェでパフェを食べたり、ウィンドウショッピングをしたり……と言っても、あまり物は買いませんでしたが」
御祀 潺
「まあ、それはそれとしてたいそう喜んでいただけましたが」
葛火焔郎
膝を抱えて、少しでも暖を取る体勢になる。
葛火焔郎
「……俺と行ったって楽しいことはなにも教えてやれません」
葛火焔郎
外へ出ればごく当たり前の全てのことを、あの子はあんなにも驚き、喜ぶ。
御祀 潺
「今の貴方に、彼女を連れ出すことは出来ません」
葛火焔郎
「……外に出られないのではなく、出ないのだと」
葛火焔郎
「だから、僕も手を引いたりはしなかった」
御祀 潺
「ほんの少しの時間でも……自由を、与えたい。彼女に。」
御祀 潺
「しかし……貴方なら、その心に触れられるかもしれません。」
御祀 潺
「以前、命は大切になさいといいましたね。」
御祀 潺
「貴方は、私にも大切にしてほしいと言いました」
御祀 潺
「私は、それを……世界の為に費やしたい。」
御祀 潺
「あの子が生きれば、貴方の命は長くない」
御祀 潺
「あの子の気持ちを歪めることになっても?」
御祀 潺
「それとも……そうではないと、思いますか?」
葛火焔郎
「藻が望むことを叶えてやりたいと思いました」
葛火焔郎
「藻はこの里で、この里のしきたりに従って」
葛火焔郎
「デートとか、そういうのでは……なくてですね……」
御祀 潺
「貴方を、困らせまいとしているのかも……しれませんね」
御祀 潺
*藻のもうひとつの秘密を葛火焔郎に譲渡します
【追加の秘密:藻】
あなたは神となって世界を救わなければならないと考えているが、同時に、葛火 焔郎とは完全に隔絶した存在になってしまうことに恐れを抱いている。
あなたは葛火
焔郎が自分と一緒に死んでくれるのならば、人間のまま死ぬのも悪くないと思っている。
御祀 潺
「貴方は、彼女の為に差し出す命があると言った」
葛火焔郎
「ついでに、という方がずっとひどい言い方です」
葛火焔郎
「……犠牲を強いられていいものなんて誰もいない」
御祀 潺
「私も彼女も、それが、生きる理由だった。」
御祀 潺
「人が天寿を全うするのと、何ら変わりやしない」
御祀 潺
「それが、17年か、80年か。それだけの違いです。」
葛火焔郎
「人間はそういうふうには思わないもんですよ」
御祀 潺
「私は人ではありません。初めから……ずっと」
御祀 潺
「だから、愛するもののために命を差し出せるなら、こんなに嬉しいことはない」
御祀 潺
「私の残すものはみな、彼女が知っています。」
葛火焔郎
「……藻と何処のどの店に行ったかあとでLINEしてください」
葛火焔郎
藻のそばにずっと控えていたこのひとから、
生きている人間の匂いはしなかった。
葛火焔郎
どんな食べ物が好きか。どんな音楽が好きか。
どんなひとが好きか。どんな世界を見たか。
葛火焔郎
愛されている。僕も、藻も、灰吏にいちゃんも。