メインフェイズ第三サイクル第三シーン
GM
「自分の持っているプライズを脱落者に押し付ける」ことを許可いたします。
GM
また、ちょっと誤解があるかもしれないところを一応再確認しておきます。
GM
>成人の儀は特殊な結界の中で行われる。
>その場に於いて天帝の眼を勝ち取った者は、その結界の中で行われた戦いに参加したものの生死を決定できる。
>これについては、死亡を選択した者のそれを覆すことも可能とする。
GM
こちらの「死亡を覆す」効果に関しましては、
・プライズ『天帝の眼』を所持した者が
・クライマックス戦闘の勝者になる
という2つの条件を満たす必要があります。
GM
一応再確認までにアナウンスだけさせていただきました。よろしくお願いいたします。
シーンプレイヤー:藻
藻
最近ひとりで出歩くことが増えた。
家の者に告げて、潺に告げて。
或いは誰にも言わず抜け出して。
藻
木々を必要以上に揺らさぬように。
虫や小鳥の眠りや食事を脅かさぬように。
花をひとつも踏まぬように。
藻
石と骨の下駄がかすかに触れるだけの音で。
必要とされる静寂のすべてを伴って。
藻
渓流に降り立って、見渡した。
水辺の獣を探してみる。
御祀 潺
水音を乱すことなく、ずぶ濡れの身体を岸にあげて。
藻
川のせせらぎに手を浸す。
呼びかけるようにそっとその流れを撫ぜて。
御祀 潺
地に手をついて歩み寄り、近い場所でまた伸び上がる。
藻
ずっとまわりに女の子がいなくて。
でも、あなたとおしゃべりできたら。
藻
ね。せせらぎとは……。
どういう……カンケイなの?
藻
代わりに髪が揺れてぱしゃりと水面に落ちる。
清流に漕ぎだすように身を浮かべて、身体を水の深いところへ滑らせた。
藻
一緒にいるとうれしくって。
わくわくして、どきどきして。
御祀 潺
光が強くなって、葉が落ちて、水が冷たくなって。
藻
空が昏くなって、星が瞬いて。
石に苔がむして、魚が跳ねて。
御祀 潺
せせらぎが、おやすみを言ってくれるように。
御祀 潺
それは、少し、笑いをこらえるような仕草にも見え。
藻
水流に生まれるあぶくを指先で撫でて。
ゆるやかな流れのところにそれを押しやって。
藻
小さな手に指先を繋いで。
鼻先をちょんと触れて。
藻
おともだちに、
おねだりしてみたら。
よかったなぁ。
御祀 潺
その音に獣は方向を変え、其方へと向かう。
御祀 潺
ET 感情表(6) >
狂信(プラス)/殺意(マイナス)
藻
ET 感情表(5) >
憧憬(プラス)/劣等感(マイナス)
御祀 潺
「彼女も、私以外と話すことは殆どないでしょうから」
藻
ぴょんと、月の下に踊るように跳ねて。
くるりと回って。
心のなかの堪えきれない気持ちの代わりに舞うように。
御祀 潺
「超えるといった言葉を、信じることにしたのです。」
御祀 潺
「焔郎が負ければ、その眼は再びあなたに宿りましょう。」
GM
了解しました。データ上『天帝の眼』は、藻から潺に譲渡されます。
GM
先程の潺さんの手番にて、藻さんの奥義情報が焔郎さんに譲渡されていたものとすることを認めます。このあとの焔郎のドラマシーンで登場と受け渡しをやってもらうこともできる以上、RP的に間延びするだけだから特例で認めました。