マテンロウ計画様制作のシステム「Dead or AliCe」内のおまけルール、かけひきで遊んだものです。

2020/11/初旬 マンスリー入居翌日

夜高ミツル
腕の中にぬくもりを感じながら、ゆっくりと意識が浮かび上がる。
夜高ミツル
瞼を持ち上げる。
真城朔
目が合った。
真城朔
身を縮めるようにしながら涙を落としている。
夜高ミツル
「……おはよ」
真城朔
「…………」
夜高ミツル
まだやや眠気を引きずった声。
真城朔
「おはよう……」
真城朔
蚊の鳴くような細い声だった。
真城朔
居心地の悪そうに背を丸めて、視線を落とす。
夜高ミツル
腕を真城の頭に回して、ゆるゆると撫でる。
真城朔
撫でられて目を細め、
真城朔
「……昨日」
夜高ミツル
「……ん」
真城朔
「…………」
真城朔
「……先に」
真城朔
「寝て……」
真城朔
うつむく。
夜高ミツル
「気にすんなって」
真城朔
「一人で……」
真城朔
ぼそぼそ
夜高ミツル
わしわしと頭を撫でる。
真城朔
首を竦める。
真城朔
ぎゅ、と指先が胸の前でシーツを握りしめて、
夜高ミツル
「俺も疲れさすことしたし……」
真城朔
「それは」
真城朔
「どっちも、で」
真城朔
「…………」
真城朔
「……嬉しい、日、なのに」
真城朔
「だったのに……」
夜高ミツル
「どっちもって言うなら尚更気にするな」
真城朔
「…………」
夜高ミツル
「俺は楽しかったよ」
夜高ミツル
「真城と一緒に住む場所決めて」
夜高ミツル
「色々買ってきて」
夜高ミツル
「二人で祝って」
真城朔
ミツルの顔をちらと窺ってから、
真城朔
結局視線を逸らしてしまった。
GM
かけひき 行動順決定
真城朔
1d6
DiceBot : (1D6) > 3
夜高ミツル
1d6
DiceBot : (1D6) > 5
GM
ミツル→真城ですね……
GM
1R目のカード
夜高ミツル
*c3 c4 d9
真城朔
*h5 s8 sQ
夜高ミツル
*d9 距離を測る
夜高ミツル
*主行動はないのでパスしつつロールをしていきます
夜高ミツル
掌は変わらず真城の頭を撫でたまま、
夜高ミツル
「そもそも俺は」
夜高ミツル
「こうして真城といれるのが、それだけで嬉しいんだから」
夜高ミツル
「だから、いいんだよ」
真城朔
「…………」
夜高ミツル
「そりゃ、真城がなんの不安もなく楽しんでくれるならそれが一番だけど」
夜高ミツル
「でもそれって、すぐにどうにかできるもんじゃないだろ」
真城朔
「……でも」
真城朔
「ミツが、あんなに」
真城朔
「…………」
真城朔
「ちゃんと」
真城朔
枕に顔を押しつける。
真城朔
「もっと、ちゃんと、できたほうが」
真城朔
「楽しい、だろうに……」
夜高ミツル
「……楽しかったよ、ちゃんと」
夜高ミツル
「真城といるのが、俺は楽しいし幸せだ」
真城朔
「……最後に」
真城朔
「台無しに……」
真城朔
ミツルの顔を窺いながら涙を零す。
夜高ミツル
「なってない」
真城朔
「…………」
夜高ミツル
「それだけ幸せに思ってくれてたんだろ?」
夜高ミツル
「別に泣かせたいわけじゃもちろんないけどさ……」
夜高ミツル
「真城が楽しんでくれてたのも分かるから、だから」
夜高ミツル
「台無しになんてなってない」
真城朔
どうしても、視線が彷徨った。
真城朔
*アピールします h5
夜高ミツル
*誘い受け c3
夜高ミツル
更に割り込みしますか?
真城朔
いや このままどうぞ
夜高ミツル
はーい
夜高ミツル
2d6+1>=7 距離を測るが乗ります
DiceBot : (2D6+1>=7) > 8[6,2]+1 > 9 > 成功
真城朔
2d6>=9 たけ~
DiceBot : (2D6>=9) > 2[1,1] > 2 > 失敗
真城朔
ちょ・・・・・・・・・・・
夜高ミツル
真城………………
真城朔
は、ハプニング表を……
真城朔
1d6
DiceBot : (1D6) > 6
真城朔
6 はっと我にかえった奴がいる。ランダムな対象1人の情緒-1。
夜高ミツル
誰も我に返らなかった
真城朔
まだふたりとも0なので何もなしですね……
真城朔
アピール失敗による+1で……
[ 真城朔 ] 情緒 : 0 → 1
真城朔
ミツルに目を向けられないまま、なにがしか言いかけて、
真城朔
けれど言葉を見つけられないまま。
夜高ミツル
「俺が楽しくて、真城も楽しんでくれてたなら」
夜高ミツル
「それで成功だろ?」
真城朔
「で、も」
真城朔
口籠る。
真城朔
「でも……」
夜高ミツル
「……でも?」
真城朔
「……よくない、って」
真城朔
「思ってる」
真城朔
「……し」
夜高ミツル
「……幸せになるのが?」
真城朔
精一杯縮こまりながら小さく頷いた。
真城朔
「ミツが」
真城朔
「してくれてる」
真城朔
「のに」
真城朔
「…………」
真城朔
*捨てなしです
夜高ミツル
*c4破棄
夜高ミツル
*h2 d3 d4
真城朔
*hK (s8 sK)
夜高ミツル
*パスパスパス!!!
夜高ミツル
ロールはします
真城朔
はい……
夜高ミツル
「……幸せになるのが、不安だったり」
夜高ミツル
「よくないって思う気持ちは」
夜高ミツル
「……少しだけ、俺にも分かる」
夜高ミツル
「それで真城の気持ちが分かるって言うつもりはないけど」
真城朔
時折ミツルの顔を窺っては瞼を伏せている。
真城朔
「だめ」
真城朔
「……だから」
真城朔
「俺は」
真城朔
「ミツとは、違って……」
真城朔
「…………」
真城朔
「悪いこと……」
夜高ミツル
「……幸せになってほしいよ」
夜高ミツル
「それでも」
夜高ミツル
「したいと思ってる」
真城朔
「…………」
真城朔
*アピール sQ
夜高ミツル
*誘い受けh2………………
真城朔
hai どうぞ……
夜高ミツル
2d6>=7
DiceBot : (2D6>=7) > 12[6,6] > 12 > 成功
夜高ミツル
うっそ
真城朔
?????
真城朔
ハプニング表を……
夜高ミツル
1d6 ハプ
DiceBot : (1D6) > 2
夜高ミツル
2 もはやみんなまともじゃない。全員の情緒+1。
夜高ミツル
そうですね
真城朔
そうだな……
[ 夜高ミツル ] 情緒 : 0 → 1
[ 真城朔 ] 情緒 : 1 → 2
真城朔
はい……判定します……
真城朔
2d6>=12 アピールの判定
DiceBot : (2D6>=12) > 4[1,3] > 4 > 失敗
真城朔
無残過ぎる
夜高ミツル
5出ないねえ
[ 真城朔 ] 情緒 : 2 → 3
真城朔
「ミツが」
真城朔
「ミツが、どれだけ」
真城朔
「そういう風に、思って、も」
真城朔
「…………」
夜高ミツル
「……うん」
夜高ミツル
「簡単じゃないのは分かってる」
真城朔
「簡単じゃない」
真城朔
「とか、じゃ」
真城朔
「…………」
真城朔
「だめだ……」
夜高ミツル
「……真城が一生自分を許せなくても、」
夜高ミツル
「せめて少しでも楽になれるように」
真城朔
枕に顔を押しつけてから、思い直したように手のひらで涙を拭っている。
真城朔
それでも涙が溢れるのを止められないまま、
真城朔
濡れた瞳でミツルを見る。
夜高ミツル
「ハナから俺は真城に人生賭けるつもりでいるんだから」
真城朔
「う」
夜高ミツル
「今は無理でも、もっと先……」
真城朔
「…………」
夜高ミツル
「例えば十年、二十年先とか、」
夜高ミツル
「もしかしたら、少しは変わってるかもだろ?」
真城朔
「……そん、な」
真城朔
「そんなにかけて」
真城朔
「もしかしたら」
真城朔
「少し」
真城朔
「……かも、とか」
真城朔
「……そんなのじゃ……」
真城朔
*hK捨てます
夜高ミツル
*全部すてま~~~す!!
夜高ミツル
*h6 dQ sA
真城朔
*h7 hQ (s8)
夜高ミツル
「まあ、俺の目標はもっとあるんだけど」
夜高ミツル
「それを真城に言うのは押し付けだから」
真城朔
「?」
夜高ミツル
「まあ、つまり」
夜高ミツル
「まだ一緒にいるようになって1ヶ月と少しだろ?」
夜高ミツル
「これからこの部屋で半年」
真城朔
「…………」
夜高ミツル
「部屋を出てからも、もっとずっと」
夜高ミツル
「ずっと一緒にいるんだから」
夜高ミツル
「まだ始めの一歩二歩ってところだろ」
夜高ミツル
「祝い事だってたくさんできるし」
夜高ミツル
「だから、気に病まないでいいよ」
真城朔
「たくさん」
夜高ミツル
*一押し sA
夜高ミツル
*アピール h6
[ 夜高ミツル ] 情緒 : 1 → 2
[ 真城朔 ] 情緒 : 3 → 4
真城朔
*誘い受けします s8
夜高ミツル
どうぞ
真城朔
2d6>=7 誘い受け
DiceBot : (2D6>=7) > 9[4,5] > 9 > 成功
真城朔
出た!!!!!!
夜高ミツル
真城が判定に成功してる・・・
真城朔
そんな珍しいものを見たかのような
真城朔
珍しいが………………
夜高ミツル
2d6>=9
DiceBot : (2D6>=9) > 10[6,4] > 10 > 成功
夜高ミツル
はい(笑)
[ 真城朔 ] 情緒 : 4 → 5
夜高ミツル
これが攻めのダイスってワケ
真城朔
真城の情緒が爆発しました。
真城朔
がんばったんだけどな……???
真城朔
「……そんなに」
真城朔
「祝うこと、なんて」
真城朔
「…………」
夜高ミツル
「あるだろー」
夜高ミツル
「近いところだと、クリスマスもあるし」
夜高ミツル
「年が明けたら新しい年を祝ったり」
真城朔
「か」
真城朔
「狩りも、あるし」
夜高ミツル
「3月には真城の誕生日もあるだろ?」
真城朔
「う」
真城朔
おそるおそるに頷くけれど。
夜高ミツル
「狩りもあるけど」
夜高ミツル
「一緒にいたら、祝うことなんていくらでもある」
真城朔
「……満月、月末だから」
真城朔
「年越し」
真城朔
「大変に……」
夜高ミツル
「そこはな……」
真城朔
「…………」
真城朔
「俺」
真城朔
「だけ、で」
真城朔
「も」
真城朔
「別に」
夜高ミツル
「……それは、絶対いやだ」
真城朔
「大変、なら」
真城朔
「…………」
夜高ミツル
「真城一人では行かせない」
真城朔
「……面倒」
真城朔
「面倒、ばっかり」
真城朔
「いつも」
真城朔
「ずっと……」
夜高ミツル
「……やれることはなんでもしたいんだ」
夜高ミツル
「面倒なんて思ってない」
夜高ミツル
「俺が好きでしてるだけだよ」
真城朔
「……この先」
真城朔
「この先、ずっと?」
夜高ミツル
「ずっと」
夜高ミツル
「人生最後まで」
真城朔
「ずっと」
真城朔
「こんなこと、ばっかり」
真城朔
「俺に付き合って……」
真城朔
ぼろぼろと涙を落として俯いて、
夜高ミツル
「真城と一緒にいるためなら、俺は」
夜高ミツル
「なんでもする」
真城朔
喉の奥に辛うじて嗚咽を圧し殺し。
夜高ミツル
俯く真城の背中を優しく撫でる。
真城朔
「うけとれ、ない」
真城朔
「うけとれない、のに」
真城朔
「もったいない……」
夜高ミツル
「……いいよ」
真城朔
「ミツが」
真城朔
「もっと、ちゃんと」
真城朔
「ちゃんとした人と……」
真城朔
「普通に……」
真城朔
「俺、なんか」
真城朔
「じゃ」
夜高ミツル
「……俺が大事にしたい人は、真城だけだ」
真城朔
「……っ」
夜高ミツル
「普通とか、そんなのどうでもいいよ」
夜高ミツル
「俺には真城しかいない」
真城朔
「そんな」
真城朔
「こと、ない」
真城朔
「いくらでも……」
夜高ミツル
「いない」
夜高ミツル
「真城だけだ」
真城朔
「……う」
真城朔
「うぅ」
夜高ミツル
腕に力を込めて、抱き寄せる。
真城朔
身を強張らせた。
真城朔
強張らせて、それでも振り払えなくて、
夜高ミツル
両腕の中に、真城を閉じ込める。
真城朔
ミツルの胸元に顔を埋める。
真城朔
涙に乱れた呼気が荒い。
真城朔
「……いつ、でも」
夜高ミツル
それを整えるように、背中をやわらかく擦る。
真城朔
「いつでも、いいから……」
夜高ミツル
「手を離せって?」
夜高ミツル
「するわけないだろ」
真城朔
「いいから……」
真城朔
しゃくりあげた背が跳ねる。
夜高ミツル
「俺は真城を離す気なんかない」
真城朔
「……いつか」
夜高ミツル
「ずっと」
真城朔
「そう、なっても」
夜高ミツル
「ずっと一緒にいる」
真城朔
「俺は」
真城朔
「…………っ」
夜高ミツル
「……どうせ先のことを考えるなら」
夜高ミツル
「したいことの方を考えてみろよ」
夜高ミツル
「それで、教えてくれ」
真城朔
「…………」
夜高ミツル
「できる限り、それを叶えるよ」
真城朔
ゆっくりと瞼をあげる。
真城朔
涙に頬がぐしゃぐしゃに濡れて、
真城朔
うすい唇が震えた。
夜高ミツル
「したいこと、行きたい場所」
夜高ミツル
「食べたいもの」
夜高ミツル
「なんでもいい」
真城朔
「……そんな、の」
真城朔
「なにも……」
夜高ミツル
「すぐじゃなくてもいいよ」
真城朔
「……だって」
真城朔
「…………」
真城朔
「ミツ」
夜高ミツル
「ん」
真城朔
「……ミツ、と」
真城朔
「いるだけで」
真城朔
「俺は」
真城朔
「…………」
真城朔
「だから……」
夜高ミツル
「……」
真城朔
瞼を伏せた。
真城朔
「だから」
真城朔
「ダメなのに……」
夜高ミツル
「……ダメじゃないよ」
夜高ミツル
「もっと」
夜高ミツル
「この先もっと、俺は真城を幸せにしたい」
夜高ミツル
「……する、から!」
真城朔
「…………」
真城朔
「しあわせ」
夜高ミツル
「うん」
真城朔
「……よくない……」
夜高ミツル
「なっていい」
夜高ミツル
「真城が、他の誰が許さなくても」
夜高ミツル
「俺はそれを許すよ」
真城朔
「……う」
真城朔
「で、も」
真城朔
「ミツは、俺に」
真城朔
「甘いし」
真城朔
「甘いから……」
夜高ミツル
「うん」
真城朔
「……甘えてる……」
夜高ミツル
「甘えていいよ」
夜高ミツル
「昨夜もそう言った」
真城朔
口の中で小さく唸った。
真城朔
「もっと」
真城朔
「……もっと、ちゃんと、してたら」
真城朔
「面倒」
真城朔
「かけない、のに」
真城朔
「…………」
真城朔
「やだ……」
夜高ミツル
「……ここにいる真城が、俺の好きな真城だよ」
夜高ミツル
「もっとちゃんとしてたらとか」
夜高ミツル
「普通だったら、とかじゃなくて」
夜高ミツル
「お前が好きで、だから一緒にいるんだ」
真城朔
「でも」
真城朔
「ちゃんとしてた方が」
真城朔
「ミツも、楽しい、だろうし」
真城朔
「…………」
夜高ミツル
「……前の真城みたいに?」
真城朔
「…………」
真城朔
ぱち、と目を瞬いた。
真城朔
「……前」
真城朔
「…………」
真城朔
「の、ほうが」
真城朔
「いい……?」
夜高ミツル
「いや」
夜高ミツル
「あの頃は、多分無理してたんだろ」
夜高ミツル
「真城が無理してないほうが、俺はいい」
真城朔
「無理……」
真城朔
「…………」
真城朔
「俺も」
真城朔
「ミツに無理、させたく」
真城朔
「ない……」
夜高ミツル
「俺は無理してないし」
夜高ミツル
「やりたいことと、できることをしてる」
真城朔
「…………」
真城朔
「もっと」
真城朔
「喜んで、ほしくて……」
真城朔
「ちゃんと」
真城朔
「いっしょで、たのしい」
真城朔
「ように」
真城朔
「…………」
真城朔
「ちゃんと……」
夜高ミツル
「楽しいよ」
夜高ミツル
「楽しいし、真城が俺のことを気にして」
真城朔
「…………」
夜高ミツル
「色々しようとしてくれるのも嬉しいし」
真城朔
「……なんにも」
真城朔
「できてない……」
夜高ミツル
「してもらってるよ」
夜高ミツル
「俺だけだと結構適当にしちゃうこととかさ」
夜高ミツル
「真城が気にしてくれたり」
真城朔
首を傾げる。
夜高ミツル
「昨日も髪拭いてくれたろ」
夜高ミツル
「風呂上がり」
真城朔
「あれは」
真城朔
「……ミツは」
真城朔
「俺のことばっかり」
真城朔
「気にする、から」
真城朔
「…………」
真城朔
「それが、なければ」
真城朔
「もっと……」
夜高ミツル
「真城も俺のこと気にしてくれてる」
夜高ミツル
「俺一人だともっと適当になってるよ」
真城朔
「…………」
夜高ミツル
「なんにもできてないなんてことない」
真城朔
「……ミツの」
真城朔
「役に、立ってる?」
夜高ミツル
「真城がいてくれるから、ってことはたくさんあるよ」
夜高ミツル
「真城がいるから幸せで」
夜高ミツル
「楽しくて」
夜高ミツル
「嬉しくて」
夜高ミツル
「真城のために、生きようって思える」
真城朔
「…………」
夜高ミツル
「風邪引かないようにとか、怪我しないようにとか」
夜高ミツル
「真城を心配させないようにしないとって思う」
真城朔
「……俺が」
真城朔
「心配、しなくても」
真城朔
「それは……」
真城朔
「ちゃんと……」
真城朔
してほしい、と、消え入る声で。
夜高ミツル
「それは……そうだけど……」
夜高ミツル
「でもほら一人だと……どうしても……」
夜高ミツル
小声。
真城朔
じ……
夜高ミツル
「……今は真城がいてくれるから」
夜高ミツル
「ちゃんとするから!」
真城朔
「……ん」
真城朔
頷く。
真城朔
「…………」
真城朔
「朝……」
夜高ミツル
「ん?」
真城朔
「朝、だから」
真城朔
「…………」
夜高ミツル
「……朝飯?」
真城朔
こくこく。
夜高ミツル
「……ん、そうだな」
夜高ミツル
「真城は食えそう?」
真城朔
「…………」
真城朔
首を傾げます。
夜高ミツル
「昨日の残り冷蔵庫に入れてあるから」
夜高ミツル
「ローストビーフもまだちょっと残ってるけど」
真城朔
「…………」
真城朔
「……一枚、くらい」
真城朔
「試してみる……」
夜高ミツル
「ん」
夜高ミツル
「じゃあ、一緒に食べるか」
真城朔
「…………」
真城朔
「……ん」
夜高ミツル
真城の微笑んだのを見て、ミツルも笑顔で頷いた。