2021/08/15 昼頃

真城朔
かくたこを作るとなった。
夜高ミツル
卵焼き器でたこ焼きを……作る!
真城朔
インターネットで見かけたレシピで……
真城朔
たこ焼き器なしで……簡単そうなので……
真城朔
作ろうとなり、昨日たこを買ってきた。
夜高ミツル
千葉のよりつやつやしてる。気がする。
夜高ミツル
千葉でたこを買ったことないから分からない……
真城朔
北海道の海鮮全部元気に見える。
真城朔
材料はシンプル。
真城朔
小麦粉、顆粒だし、水、卵、たこ。
真城朔
あと常備のネギを添えて。
真城朔
エプロンを着込み……
真城朔
ミツルを見ます。
真城朔
指示待ち人間
夜高ミツル
同じくエプロンを着込み。
夜高ミツル
「俺たこ切るから、生地の方任せる」
真城朔
「うん」
真城朔
頷きます。
真城朔
割と包丁仕事をミツルがやりがち。
夜高ミツル
頷き返す。
真城朔
スマホを取り上げてレシピを確認している。
真城朔
ボウルを出して……
真城朔
小麦粉と顆粒だしをえいやっ。
夜高ミツル
パックを開けて、ぶつ切りのたこをまな板の上に広げる。
真城朔
混ぜてます。
真城朔
混ぜたら水をちょっと入れる。混ぜる。
真城朔
粉ものなので、混ぜてます。
真城朔
まぜまぜ……
夜高ミツル
既に切ってはあるけど、これを更に細かくしていく。
真城朔
しっかり混ぜている。
真城朔
こういう作業が向いている。
夜高ミツル
ちま……ちま……とたこに包丁を入れていく。
真城朔
十分混ざったら卵も割り入れ……
夜高ミツル
ちまちま……
真城朔
割り……
真城朔
慎重に…………
真城朔
慎重……
真城朔
…………
真城朔
怖くなって別の器を出してきた。
夜高ミツル
切って切って……
真城朔
一旦それに卵を割り入れている。
夜高ミツル
合間に真城が離れたので様子を見たりしていた。
真城朔
新しい器を出してきて卵をそこに割り入れています。
真城朔
殻が入っていないかじっと確認している……
夜高ミツル
なるほど……になった。
真城朔
まじまじ……
真城朔
生地に直接入れちゃったらこわい……
夜高ミツル
大丈夫そうなので再びたこを切っている。
真城朔
こちらはこちらで、殻は混ざってないっぽいので安心して生地に卵を入れている。
真城朔
残りの水も入れた。
真城朔
あとは……混ぜる!!
夜高ミツル
混ぜてる横で切っている。
夜高ミツル
とすとす……
真城朔
無心に混ぜています。
夜高ミツル
最後のぶつ切りを切り分け終わったところで包丁を置く。
真城朔
まぜまぜ……
夜高ミツル
混ぜてるな……
真城朔
まぜ……
夜高ミツル
包丁を流しに置いて、卵焼き器を出しておく。
真城朔
ミツルが卵焼き器を出したのに気づいてそちらを見る。
真城朔
はた……になり……
真城朔
「もう」
真城朔
「焼く?」
夜高ミツル
「とりあえず出しとこうかなって」
夜高ミツル
「生地どう?」
夜高ミツル
覗き込む。
真城朔
「んー……」
真城朔
覗き込まれる。
真城朔
いっぱい混ぜたので、相応に混ざってます。
真城朔
混ぜ過ぎちゃだめとか書いてないし……
真城朔
スコーンはかげんがむずかしかった。
夜高ミツル
「良さそうな感じするな」
真城朔
「焼いちゃう?」
夜高ミツル
「焼くかー」
真城朔
「ん」
真城朔
こくこく……
夜高ミツル
火を点ける。
真城朔
コンロの近くに生地のボウルを置きます。
真城朔
託す姿勢。
真城朔
スマホを確認し……
夜高ミツル
あったまり具合を確認し……
真城朔
「とりあえず生地入れて」
真城朔
「それからたこ……」
夜高ミツル
油を敷き、キッチンペーパーを使って全体になじませる。
夜高ミツル
「ん」
真城朔
らしい、と頷き。
真城朔
スマホを置いて……
真城朔
あっ
真城朔
包丁出てる……
真城朔
「洗い物」
真城朔
「する」
真城朔
使った器もあるし……
夜高ミツル
「ん、ありがとう」
夜高ミツル
「頼む」
真城朔
「うん」
真城朔
頷いて器をまとめゆく。
真城朔
流し台に持っていき……
夜高ミツル
洗い物を任せて、卵焼き器に生地を流し込む。
真城朔
とりあえず包丁とまな板をささっと洗って戻し……
真城朔
器もじゃぶじゃぶ
夜高ミツル
レシピの倍つくるので半分。
夜高ミツル
レシピ通りだとさすがに二人で食べるには足りなそうだったので……
真城朔
真城があんまり食べられないとはいえ……
真城朔
そんなに量があるわけでもないので、さっさと洗い終わってコンロの方に戻ってくる。
夜高ミツル
流し込んだ生地の上にネギをぱらぱらと撒いている。
真城朔
ミツルの後ろから覗き込んでいる……
真城朔
邪魔にならない程度の距離で……
夜高ミツル
覗かれているなあ。
真城朔
じー……
真城朔
ひょこ……ひょこ……
夜高ミツル
とはいえ、たまに卵焼き器を傾けて火の通り具合を確認する程度しか動きがない。
真城朔
シンプルで簡単そうだからやろうとなったレシピだし……
真城朔
実際簡単……
夜高ミツル
簡単 シンプル
真城朔
焼けていくのを眺めている。
夜高ミツル
生地が程々に固まってきた辺りでたこを手前半分に散らし……
真城朔
たこが入ると……
夜高ミツル
たこがいっぱいある
真城朔
だいぶこう……
真城朔
たこ焼き感が増してきていい感じに……
夜高ミツル
豪勢な感じがする。
真城朔
そこらのお好み焼きとは一味違う感じが。
夜高ミツル
「このくらいで畳めるかな……?」
夜高ミツル
フライ返しを取る。
真城朔
「えっと」
真城朔
スマホを取り……
真城朔
「えいやっと……」
真城朔
「やると、いい」
真城朔
「らしい」
夜高ミツル
「えいやっと……」
夜高ミツル
なるほど……
真城朔
「多少崩れてもなんとかなります」
真城朔
読み上げている。
夜高ミツル
奥側の生地の端っこをフライ返しで剥がし……
真城朔
じー……
夜高ミツル
えいやっと……
夜高ミツル
えいや……っ
夜高ミツル
「…………」
真城朔
「…………」
夜高ミツル
崩れた……っていうか……
夜高ミツル
破れた…………
真城朔
えいやっと……?
真城朔
生地がフライ返しについてきてない……
真城朔
えいやっとやってもそれは……
真城朔
無理なのでは……?
夜高ミツル
端っこの方が残ってしまった……
真城朔
「…………」
真城朔
「多少崩れてもなんとかなりますって……」
真城朔
読み上げ直した。
夜高ミツル
「……うん…………」
夜高ミツル
残った端っこを粛々と折りたたむ。
夜高ミツル
折り……
真城朔
じ……
夜高ミツル
破れたところから生地が溢れてるのをせき止め……
真城朔
がんばれ……
夜高ミツル
寄せて寄せて……
真城朔
手に汗握っている。
夜高ミツル
まだ形は保っている……!
真城朔
多少形が崩れても……なんとかなる……!
夜高ミツル
なる……
真城朔
じっと見守っている。
真城朔
「あ」
真城朔
「2回くらい」
真城朔
「ひっくり返すって……」
真城朔
書いてある……
真城朔
んだけど……
夜高ミツル
「2回……」
真城朔
「2回くらい……」
夜高ミツル
やっていくしかないな……
真城朔
折りたたむのよりは簡単……
真城朔
なのか……?
真城朔
なにもわからない……
夜高ミツル
今度は手前側にフライ返しを入れる。
真城朔
緊張感が漂ってきた。
真城朔
ぐっ……
真城朔
レシピを表示したスマホを握りしめている。
夜高ミツル
見守られつつ……
夜高ミツル
えいやっ
真城朔
えいやっだ
夜高ミツル
「あっ」
真城朔
「あっ」
真城朔
つられて声が出ている。
夜高ミツル
またしてもフライ返しからはみ出た部分が破れる。
真城朔
ああっ……
真城朔
確認した上で改めてああっ……になっている。
夜高ミツル
「多少崩れても……なんとか……」
真城朔
「な」
真城朔
「なる……」
夜高ミツル
「なるなる……」
真城朔
こくこく頷いている。
夜高ミツル
再び崩れた部分を寄せている……
真城朔
「おいしそう」
真城朔
「だよ」
真城朔
「焼けてるし……」
夜高ミツル
「うん」
夜高ミツル
「たこ焼きだしな……」
夜高ミツル
「崩れても……そんな……味が変わるもんじゃないし……」
真城朔
こくこく……
真城朔
「焼けてれば」
真城朔
「だいじょうぶ」
真城朔
「たぶん……」
夜高ミツル
「うん……」
真城朔
今焼けている生地を見つめながら頷きあっている。
夜高ミツル
こくこく……
真城朔
じ……
夜高ミツル
生地を軽く持ち上げて焼け加減を見つつ……
夜高ミツル
「2回くらいひっくり返す……」
真城朔
「火」
真城朔
「通ってれば」
真城朔
「いいとは思う、けど」
真城朔
うーん……?
真城朔
けっこう分厚いので……
夜高ミツル
「生焼け怖いしな……」
真城朔
「うん……」
真城朔
真城はあんまりお腹壊さないけど……
夜高ミツル
ミツルもまあ多少生焼けくらいなら大丈夫とは、自分では思うけど……
夜高ミツル
真城に食べさせたくはないし……
夜高ミツル
自分の身体を大事にしないと真城が悲しむし……
真城朔
ちゃんと焼こう。
真城朔
そのためには……
真城朔
またひっくり返さなければならないが……
夜高ミツル
そうなる。
夜高ミツル
フライ返しを一度引いて、奥側に差し込んで……
真城朔
ごくり……
真城朔
緊張に身体を強張らせている。
真城朔
見ているだけ。
夜高ミツル
三度目のえいやっ
夜高ミツル
慣れてきたからか、生地に火が通ってきたからか
夜高ミツル
ちょっとヨレてはいるけど、さっきよりはまともにひっくり返せた。
真城朔
おお~…………
夜高ミツル
ふう……と息をつく。
夜高ミツル
レシピに簡単って書いてなかったっけ……
真城朔
よく見たら書いてない。
夜高ミツル
簡単ではなかったらしい。
真城朔
早くて美味いとはある。
夜高ミツル
早くはある……
真城朔
材料の準備も楽だったし……
真城朔
しかし緊張感はある。
夜高ミツル
美味いはまだわからないけど、美味そうにはなってる。
夜高ミツル
ひっくり返した生地にいい感じに焼き色がついてる。
真城朔
いい感じ……
真城朔
食欲がそそられる感じの見た目。
夜高ミツル
いい匂いもする。
真城朔
わくわく……
真城朔
はっ
真城朔
スマホを置き……
真城朔
平皿を取って戻ってきた。
夜高ミツル
爪楊枝を差して火の通りを確認している。
夜高ミツル
引き抜いた爪楊枝に生地がついてきてないのを見て、火を止める。
真城朔
「できた?」
夜高ミツル
「うん」
真城朔
そっと皿を差し出す。
夜高ミツル
「ありがと」
真城朔
「もう一個」
真城朔
「今焼いちゃう?」
真城朔
「これ食べてからにする?」
夜高ミツル
卵焼き器を持ち上げて、皿の上にかくたこをぽふっと乗せる。
真城朔
乗った。
夜高ミツル
「あー」
真城朔
まあまあしっかりした形になっている……
真城朔
すごい……
真城朔
むずかしそうだったのに……
夜高ミツル
「焼いてる間に冷めそうだし先に食うか」
真城朔
「ん」
真城朔
「じゃあ、これ」
真城朔
「切って……」
真城朔
「…………」
真城朔
ミツルの顔を見た。
真城朔
切れる……? みたいな目。
夜高ミツル
「ん」
夜高ミツル
「切るか」
真城朔
「うん」
真城朔
「あ、と」
真城朔
「ソースとか」
真城朔
「出す……」
夜高ミツル
「頼む」
夜高ミツル
真城が洗ってくれてた包丁を取る。
真城朔
頷き……
真城朔
冷蔵庫からソースを出し、マヨネーズを出し……
真城朔
ついでに
真城朔
「麦茶」
真城朔
「で、いい?」
夜高ミツル
出してくれてる間に切っていく。
夜高ミツル
「うん」
真城朔
「ん」
真城朔
麦茶も出してきた。
夜高ミツル
縦に切り横に切り……
真城朔
お盆にコップを並べて注ぐ。
真城朔
麦茶を戻し……
夜高ミツル
多少生地のやわらかい部分が包丁にくっついたりもしたけど、崩れるほどではなく。
真城朔
お箸を出して かつぶしも出して……
真城朔
おしぼり……
真城朔
こまごまとやっている。
真城朔
こまごまくるくる
夜高ミツル
やってもらっている。
夜高ミツル
間に切り終わったので、包丁を軽く水で流している。
夜高ミツル
ちゃんと洗うのは食べ終わってからでいいのでとりあえず……
真城朔
食卓の方を整えている。
真城朔
取り皿も用意し……
夜高ミツル
手を拭いて、整えてもらった食卓に平皿を持っていく。
真城朔
真ん中にかくたこの平皿待ち。
真城朔
待ってます。
夜高ミツル
待ちのスペースに置きます。
真城朔
どーんと。
真城朔
「おお……」
夜高ミツル
置いて、定位置に座る。
夜高ミツル
真城の隣。
真城朔
座り直している。
夜高ミツル
用意してもらったソースなどをかけていく。
真城朔
かけられていく……
真城朔
どんどんたこ焼きらしくなっていく。
真城朔
丸くないけど。
真城朔
四角いけど。
夜高ミツル
ソースかけマヨネーズかけかつぶし撒き……
夜高ミツル
「……なんかお好み焼きっぽい感じもあるな」
真城朔
「あ」
真城朔
「たしかに……」
真城朔
「…………」
夜高ミツル
「厚めの四角いお好み焼き……」
真城朔
「もとからけっこう」
真城朔
「そんなに」
真城朔
「差、ない……?」
真城朔
よく考えてみると……
夜高ミツル
「ないかも」
真城朔
「でも」
真城朔
「どっちもおいしい」
真城朔
「し」
真城朔
「…………」
真城朔
「食べよっ」
真城朔
「か」
夜高ミツル
「うん」
夜高ミツル
手を合わせる。
真城朔
合わせます。
夜高ミツル
「いただきます」
真城朔
「いただきます」
真城朔
唱和して箸を取る。
夜高ミツル
箸を取り、かくたこを一つ手元の皿に取る。
真城朔
つまみ……
夜高ミツル
口に運ぶ。
真城朔
こちらもとりあえず一個。
真城朔
ミツルを見ている……
真城朔
じ……
夜高ミツル
あちち……になりつつ……
夜高ミツル
ゆっくり咀嚼している。
真城朔
見ています。
夜高ミツル
もくもく……
真城朔
つい見ちゃう。
夜高ミツル
たこが入ってるのでちょっと長めにもぐもぐしている。
夜高ミツル
していたが、飲み込み……
夜高ミツル
「たこ焼きだ」
真城朔
「おいしい?」
夜高ミツル
「うん」
夜高ミツル
「うまいよ」
真城朔
「ん……」
真城朔
ミツルの言葉にそっと箸を伸ばし……
真城朔
ぱくりと食べる。
真城朔
小さめに切ってくれているので一切れそのまま食べられる。
夜高ミツル
ミツルも次に箸を伸ばしつつ……
真城朔
たこ焼きではこうはいかない……
真城朔
もぐもぐむぐむぐ
夜高ミツル
真城を見ている。
真城朔
見られながら咀嚼してます。
真城朔
ミツルが時間をかけたので、真城はもっと時間がかかる。
真城朔
顎を動かしている。
夜高ミツル
時間をかけているのをまじまじと眺めている。
真城朔
もぐむぐ……
真城朔
ごくん……
真城朔
「……ん」
真城朔
頷いた。
真城朔
「ほんとだ」
真城朔
「たこ焼きの味、する」
夜高ミツル
「な」
夜高ミツル
「たこいっぱい入ってるし」
真城朔
「たこ入ってる……」
夜高ミツル
「うまい」
真城朔
「おいしい」
真城朔
「生地が、こう」
真城朔
「たこ焼きの」
夜高ミツル
「うん」
真城朔
「とろとろの感じ……」
夜高ミツル
「あるある」
夜高ミツル
「思ったよりたこ焼きだよな」
真城朔
「うん」
真城朔
「お好み焼きだと、あんまり」
真城朔
「こういう……」
真城朔
「とろとろ? の感じ」
真城朔
「ない……」
真城朔
気がする……
夜高ミツル
「お好み焼きはもっとしっかりしてる感じだもんな」
真城朔
「具も多いし……」
真城朔
「こっちは」
真城朔
「シンプル」
真城朔
二切れ目を箸で取った。
夜高ミツル
箸で取ったままだった二切れ目を口に入れる。
真城朔
もぐもぐ……
夜高ミツル
もくもく……
真城朔
並んで静かに食べている。
真城朔
お互いを見ながら。
夜高ミツル
相手が美味しそうに食べてるところを見れるとうれしい。
真城朔
ふたりでつくったし……
夜高ミツル
つくった。
夜高ミツル
ちょっと形は不格好だけど……
真城朔
味と食感はかなり完全にたこ焼き。
真城朔
たこもいっぱい入ってる感じがしてお得感あり……
夜高ミツル
どこを食べてもたこがいっぱい入ってる。
夜高ミツル
お得。
真城朔
おいしい……
真城朔
もくもくと食べています。
夜高ミツル
二人並んで。
真城朔
かくたこを食べてる。
真城朔
「おいしい」
真城朔
素朴な感想を言う。
夜高ミツル
「うん」
夜高ミツル
ありきたりな言葉で、二人には十分。
真城朔
「ひっくり返すの」
真城朔
「大変そうだった」
真城朔
「ね」
真城朔
レシピでは簡単そうだったのに……
夜高ミツル
「もっと簡単にできると思ったんだけどな……」
夜高ミツル
「卵焼きは作れるから……」
夜高ミツル
「その感じで……」
真城朔
「強度? が」
真城朔
「足りないのかな……」
真城朔
「生地の……」
夜高ミツル
「柔らかいもんな……」
真城朔
「卵焼きは」
真城朔
「卵、いっぱい使う」
真城朔
「し……」
夜高ミツル
「うん」
夜高ミツル
「これ水めちゃめちゃ入れるもんな……」
真城朔
「けっこう入れた……」
真城朔
「いっぱい混ぜた」
夜高ミツル
「まあなんとか形は保ててよかった……」
真城朔
「うん」
真城朔
「すごい」
真城朔
「きれいになってる……」
真城朔
ちょっと崩れてるけど……
真城朔
ぜんぜんきれい。
夜高ミツル
「2個目はもうちょいマシにできる……と思う……」
真城朔
「こっちもきれい」
真城朔
「だよ」
真城朔
一切れつまみながら……
夜高ミツル
「……ん」
夜高ミツル
「きれいにできてるなら、よかった」
夜高ミツル
こちらももう一切れ。
夜高ミツル
ぱくり。
夜高ミツル
おいしい。
真城朔
おいしい。
真城朔
もぐもぐもごもご……
真城朔
ごくん……
真城朔
「……でも」
真城朔
「じゃあ」
夜高ミツル
「ん」
真城朔
「次」
真城朔
「楽しみにしてる」
真城朔
「ね」
夜高ミツル
「うん」
夜高ミツル
「任せろ」