2021/08/28 夕方
真城朔
ちょっとずついつもの感になってきた一人での調理風景。
夜高ミツル
ミツルがそれを見守ってちょっと後ろに立っているのも。
真城朔
ミツルの怪我はだいぶよくなってきたけど、一応まだ包帯を巻いているし……
夜高ミツル
なんでもかんでも二人でやってきただけあって、真城一人でもかなり色々できるようになってる。
真城朔
二人の間でのそこそこの定番メニューになってきている、揚げない鶏の唐揚げを作る。
真城朔
まな板を出してきて、パックから出した鶏肉を載せ……
夜高ミツル
作業に取り掛かる真城の後ろ姿を見ている。
真城朔
粉の袋を出してきてからスマホを確認しようとし……
真城朔
パックを取り、切った鶏もも肉を菜箸でボウルへと入れていく。
真城朔
頼んだはいいものの、10分時間があくので……
夜高ミツル
サラダは数食分まとめて作ってもらってる。
真城朔
みそ汁はいっぱい作っているので、そろそろいちいちはからなくてもできる。
真城朔
鍋に水を入れ、顆粒だしをなんとなく入れ、火にかけ……
真城朔
ミツルと二人で料理するときもみそ汁担当だったりが結構ある。
夜高ミツル
最初はミツルが味噌汁の具も決めてたけど、今はこうやって真城が考えてくれることが多い。
真城朔
豆腐を切ったまな板を鍋の上に持っていき……
真城朔
まな板と包丁を洗い直す頃には煮えてきているので……
夜高ミツル
ミツルも飲食でバイトしてたことがあるのでそう。
真城朔
いっぱい混ざったので、一度溶き卵の器を置き……
真城朔
2種類の粉を鶏肉のボウルに入れ、溶き卵を入れ……
真城朔
卵と違って固体との混ぜなので、あんまり軽やかではない。
真城朔
こういう混ぜの行程で力いっぱいやりすぎてふっとばしたことがある。
夜高ミツル
加減するの大変なんだろうな……と思う。
夜高ミツル
大変だろうから、失敗しても気にしないでいいとは言ってきたけど……
真城朔
失敗するともったいないし、泣くとミツが困るから……
真城朔
経験を重ねて力加減がかなりわかるようになってきた。
夜高ミツル
卵の色が強くて、やっぱり既に唐揚げっぽさが薄い。
夜高ミツル
油の容器を手にしたところでレシピを伝える。
真城朔
油が熱されたあたりで、黄色い鶏肉を並べていく。
真城朔
ひっくり返しはしないまでもちょこちょこ鶏肉をいじりつつ……
夜高ミツル
味噌汁はもう何も言わなくても大丈夫なので、見ている。
真城朔
強気に大さじですくうくらいが二人のみそ汁二食分のちょうどいい具合。
真城朔
一度火を止めて、お玉の上でみそを溶かしている。
夜高ミツル
肉の焼ける匂いに加えて、味噌汁の匂いも。
真城朔
うなずいて、鶏肉をひっくり返していきます。
夜高ミツル
実際の焼き加減の方が大事なので、タイマー使うほど厳密じゃなくてもいいだろ……となった。
夜高ミツル
二人でやってるとつい時間見忘れるけど、ミツルは今何もしてないし……
真城朔
卵多めの黄色い衣によさげな焼き色がついている。
真城朔
全部ひっくり返したら、フライパン用の蓋をして……
真城朔
それと鶏肉パックとかボウルとか色々を流し台に持っていき……
夜高ミツル
じゅわじゅわと油の弾ける音がしている。
真城朔
ひっくり返し終わったらキッチンペーパーをまた出して……
夜高ミツル
「あとは脂を拭き取りながら、表面がカリッとするまで3分くらい……」
真城朔
折り畳んだキッチンペーパーを菜箸で扱いながら、油を拭き取っていく。
真城朔
油でたっぷりになったキッチンペーパーを捨て……
夜高ミツル
あとは時間よりも実際の様子が大事なので、スマホは見てない。
夜高ミツル
真城がフライパンに向き合ってるのを見てる。
夜高ミツル
やけどしないように気をつけて咀嚼する。
真城朔
みそ汁はみそを溶いてから火がついてなかったので、軽く火を入れる。
真城朔
冷蔵庫から出したサラダにドレッシングもかける。
真城朔
ミツルが持ってきてくれたお盆に乗せるのは軽いやつだけだけど……
夜高ミツル
無理することでもないので、無理せず軽いものをお盆に乗せていく。
真城朔
おしぼりとフォークとスプーンとお箸とサラダ。
真城朔
もう一個大きめのお盆を出して、ご飯とみそ汁を盛っては載せていく。
真城朔
ミツルに軽いものを任せつつ、自分はそちらを持っていく。
真城朔
存在感のある主菜を前に、二人で並んで座る。
夜高ミツル
口元に持っていき、ふうふうと冷まして……
夜高ミツル
あちち……になりながらゆっくり味わう。
夜高ミツル
実際普通の唐揚げ作ろうと思ったら多分結構たいへんだし……
夜高ミツル
「真城が上手になったから、おいしくできてるよ」
夜高ミツル
真城に作ってもらった料理を、じっくり味わっていただく。
真城朔
ミツルのおかげで作れるようになった料理を、のんびりと食べている。
夜高ミツル
もうすぐここを出て、そうしたらしばらくは料理を作る機会もない。
真城朔
だからこそ、残された時間でゆっくりと料理をする。